ホテル宿泊記　バンコク31
Pullman Bangkok King Power 　プルマン バンコク キングパワー
1	詳細情報のあるウェブサイト		当ホテル（日本語）、トリップアドバイザー（口コミ）、agoda（くちコミ）、expedia（ゲストレビュー）、4travel.jp（クチコミ）
2	宿泊時期／部屋タイプ／番号		2012年2月／エグゼクティブ／2033号室
3	1泊料金／予約方法		3,186.35バーツ（＋税サ17.7%、朝食を含むクラブラウンジ利用特典付）／Accorのサイトにて即時予約。 Lunar New Year Stay 3 Pay 2という、2連泊すると3泊目が無料になるパッケージ。 クラブラウンジには、朝食、夕方のカクテルアワーに加え、常時ノンアルコール飲料・果物・クッキーが用意されています。また、エグゼクティブの宿泊者には、ホテルのラウンジ利用に加え、スーツのプレス（1滞在に1回）、洗濯（1日1枚）、市内通話無料、国際空港内のキングパワー・エグゼクティブ・ラウンジの利用等の特典が付きます。その他に、デラックス以上のカテゴリーを対象とした特典（11「サービス」参照）も利用可能です。
4	ホテル概要		2007年10月15日開業。客室数366。タイの免税店最大手キングパワー・グループが保有し、フランスの大手ホテルチェーンであるアコーが運営するホテルです。 ホテルは免税店を核とするキングパワーコンプレックスと同一の広大な敷地内にあり、高層のグラスタワーと低層のガーデンウィングの2棟で構成されています。また、この2棟に囲まれた中庭では、鯉が泳いでいます。 プルマンはアコーが展開しているアップスケール（デラックス）クラスのホテルで、最上級「ソフィテル」とシティホテル「ノボテル」の中間に位置付けられています。プルマンの世界第1号となったのが当ホテルです。
5	立地		ラチャテウィ区のランナム通り沿いにあります。最寄り駅はBTSのヴィクトリー・モニュメント。ホテルと同駅の間を無料のトゥクトゥクが頻繁に往復しており（11「サービス」参照）、これを使うと3～5分で到着します。隣接する免税店の建物・敷地が広いので、通りに出るまでに数分かかりますが、通りに出てから駅までの距離は短く、歩いても5～6分程度だと思います。 （自分は歩いていませんが）エアポートリンクの終点、パヤタイ駅からも徒歩約10分とのこと。ただし、同駅はエレベーターやエスカレーターの数がとても少なく、荷物が多い場合はかなりの体力が必要になります。 ホテルの周辺は下町の雰囲気で、ランナム通り沿いには地場向けのレストランや屋台等があります。コンビニはランナム通りに出ると正面にセブンイレブンがあります。ヴィクトリー・モニュメント駅に直結する複合施設センチュリーの中には、スーパーマーケットのTopsやドラッグストアのBoots、各種ファーストフード店があります。ただし、スターバックス等のカフェはありません。なお、当ホテルはキングパワー免税店に隣接しており、免税店とホテルの敷地内のみ別世界のような雰囲気です。 タクシーでスワンナプーム国際空港から当ホテルまでは、深夜の時間帯で約25分（渋滞なし）、料金はメーター200バーツ＋高速道路70バーツ＋空港からの特別料金50バーツでした。
6		概要	客室にはスーペリア（32㎡）、デラックス（32㎡）、エグゼクティブ（32㎡）、エグゼクティブスイート（60㎡以上）の4タイプがあります。スイート以外の部屋の造り・広さに違いはなく、特典やアメニティ、高層階／低層階等が異なっています。 エグゼクティブの室内は32㎡なので、使いやすい大きさでした。家具等にあまり高級感はありませんでしたが、清掃はきちんと行われており、清潔感は保たれていました。また、家具やカーペット等は落ち着いた色合いでまとめられている一方で、室内の構造面では、クローゼットの扉がエントランス側と浴室側からも開くようになっているなど、凝った部分もありました。 ワークスペースの環境としては、デスク部分にある程度の広さが確保されているほか、小物を入れる引き出しや電源等もデスク周辺にまとまっているので、使いやすい構造だと思います。また、椅子は高さの調節ができる高機能タイプでした。 機能面では、Samsung製薄型テレビがあり、テレビ画面で課金情報の表示、目覚まし及びスリープタイマーの設定、ルームサービスの注文等が可能になっていました。 洋服等の収納では、クローゼットや引き出し等に加え、スーツケースを広げたまま使用できる台もありました。
		ベッド	スイートはキングサイズのベッド1台、その他の客室はキングサイズのベッド1台またはシングルベッド2台のいずれかになります。エグゼクティブとスイートでは、ピローメニューがあり、6種類からの選択が可能になっていました。ベッドは高級ホテル仕様で、非常に快適でした。掛布団、敷布団ともしっかりとした厚みがあり、程よい弾力が感じられました。
		備品（あり）	（エグゼクティブ）無料ミネラルウォーター（500ml×2本以上、補充あり）、歯ブラシ、スリッパ、冷蔵庫、湯沸し、セーフティボックス、ティッシュ、バスローブ・浴衣、目覚まし時計、アイロン、カットフルーツ（初日）、体重計、iPodドッキングステーション（エグゼクティブ以上のみ）、傘、ヨガマット
		備品（なし）	DVDプレーヤー、FAX
		エアコン	温度、風力を調整できるタイプでした。音は比較的大きめでした。
		ドライヤー	温度も風力も切替のないタイプで、バスルームの壁に固定されていましたが、風力もコードの長さも十分にあったので、問題なく使えました。
		浴室	バスルームは十分な広さがあり、独立したバスタブとシャワーブースがあります。浴室と寝室の間に（行き来はできない）扉があり、これを開けるとバスタブからテレビを見ることができます（ただしトイレまで丸見え）。 バスタブは長さ、深さ、幅とも十分にあり、清潔感も保たれているので、足を伸ばしてくつろげます。バスソルトもありました。ただし、バスタブにシャワーはありません。 シャワーブースの広さは平均レベルで、ハンドシャワーとレインシャワーがありました。シャワーの湯量は問題のない水準で、お湯の温度も概ね安定していました。
		ネット接続	室内にLANケーブルがあります。無線LANも可能です。公共エリアでも無料で無線LANを利用できます。 料金は無料（部屋のタイプにより時間制限等が異なります）。 チェックインの際、IDとパスワードを教えてくれます。インターネットに接続しIEを立ち上げると、それらの入力画面が出てくるので、情報を入力しLog Inをクリックすると、当ホテルのウェブサイトに繋がり、利用可能になります。通信速度は平均的な水準でした。
		窓・眺望	窓は床から天井まで大きく作られており、高層階は周囲に眺望を遮るものはないので、見晴らしは良好でした。ホテルの周囲は下町なので、美しい風景が広がっているわけではありませんが、自分が宿泊した20階の部屋からは、戦勝記念塔とBTSが中央に見えました。また、眼下には当ホテルのプールとガーデンがよく見えました。
7	日本語／日本人		テレビは、NHK World Premium（日本語）が視聴できます。室内には一部に日本語の案内があるほか、テレビ画面でも日本語の案内を見ることができます。クラブラウンジには日本経済新聞がありました。また、フロントに言えば読売、毎日、スポニチ、沖縄タイムスを見ることもできるとの案内がありました（全客室対象かどうかは不明）。客層は欧米系と中華系が中心でしたが、日本人もよく見かけました。
8	警備／鍵		鍵はカード式です。エレベーターはカードキーを差し込んで階数を押さないと動かないシステムです。また、ロビー周辺には多数のスタッフが待機しており、警備は比較的しっかりしています。
9		朝食	クラブラウンジの朝食とレストランCuisineの朝食ビュフェ（エグゼクティブの宿泊者は選択可能）を利用しました。 クラブラウンジは、10種類のホットメニュー（オムレツ、パンケーキ、サンドウィッチ、飲茶、炒飯等から選択）のうちの1品と、コールドメニュー（スモークサーモン、フルーツ、ヨーグルト、チーズ、パン、寿司等）の簡単なビュフェになります。ビュフェの品数は少なく代わり映えしませんが、ホットメニューの選択肢が豊富なので、大量に食べたい人でなければ、飽きずに利用できると思います。また、静かなので落ち着いて食事ができます。 Cuisineのビュフェは、5星の最高級ホテルと比較すると見劣りがするものの、料金を踏まえれば十分なレベルだと思いました。品揃えは、あらゆるものが一通り揃っている感じで、一日では食べきれない種類があります。また、卵料理、麺類、パンケーキを作ってくれるコーナーがありました。ただし、高級感のあるメニューや珍しいメニューは見当たらず、オムレツとパンケーキは利用者が少なかったせいか作り置きのものを出され、残念でした。
		ルームサービス	グリーンカレーとシーザーサラダを頼みました。約30分でもってきてくれました。グリーンカレーはマイルドな食べやすい味で、チキンや野菜も大量に入っており、満足の一品でした。シーザーサラダも量が多く、パンが付いてくるのでメインディッシュに近い感覚で食べることができました。味は普通に美味しかったです。
		レストラン	GLEN Barでアフタヌーンティーが350バーツというキャンペーンをやっていたので、利用してみました。自分が利用した時間には奥のスペースで記者会見のようなものをやっていたのでサービスが行き届いておらず、また、紅茶の種類が選べない、スコーンがない、といった点は残念でしたが、料金を踏まえれば食事の中身は充実していたと思います。
10		プール	プールは4階にあり、大変広々としています。プールの一番長い部分はおそらく25m以上あり、幅も広いので他の人とぶつかる心配もなく、しっかり泳ぐことが可能です。また、水も透明感が保たれていました。ただし、水温がかなり低く感じられ、慣れるまでに時間がかかりました。中央の広い部分はインフィニティプールのようになっていて、端に子供用の浅いプールとジャグジーがありました。 また、プールの周りにはデッキチェア（パラソル付）やソファ、テーブル等が用意されており、のんびりくつろぐこともできます。
		ジム	ジムは24時間利用可能です。個別テレビ付きの有酸素運動用機器（エアロバイクやジョギングマシン等）が6台、筋トレ用のマシンが6台、バーベル（5lb=約2.3kg～50lb=約23kgまで）及び角度調整可能なベンチがありました。、バーベルやスミスマシンはなく、全身の基本的なトレーニングが一通りできるレベルです。
		更衣室	あります（シャワーとロッカー、トイレのみ）。
		その他	サウナ等の設備はありません（ジャグジーはプール内）。
11	サービス		チェックインは深夜2時過ぎでしたが、問題なく終わりました。 ターンダウンサービスがあります。初日は（部屋に入った際に）カットフルーツと日経新聞がおかれており、2日目以降はチョコレートが置かれていました。 ホテルとヴィクトリー・モニュメント駅の間を往復する無料トゥクトゥク（ホテル玄関を出て左手の免税店前⇔駅と直結する複合施設センチュリーの裏口。不定期だが多頻度）が早朝から深夜11時まで利用可能です。 デラックス以上の客室では、冷蔵庫内のソフトドリンクが１日2本まで無料、キングパワー免税店の割引券（品目数制限なしの15%割引＋1品のみ20%割引）の特典があります。
12	その他		特になし。
13	総括		様々な特典が付くエグゼクティブルームに1泊1万円以下で問題もなく宿泊できたので、大変満足しています。最高級の5星ホテルと比較すると見劣りがする部分もありますが、手頃な料金でちょっとした贅沢をするのに適した好パフォーマンスのホテルだと思います。
バスタブ バスタブ内から寝室のテレビ視聴が可能 トイレと体重計 バスソルトと玩具 クローゼット内：浴室側からも開閉可能 湯沸し、コーヒー等 ミニバー1 ミニバー2 iPodドッキングステーションと電源等 初日にセットされていたテーブルの上 眺望1 眺望2：←の右奥部分拡大：中央に戦勝記念塔、右にBTS 眺望3 眺望4 プール1：手前の浅い部分1 プール2：手前の浅い部分2：左奥にジャグジーあり プール3：中央部分1 プール4：中央部分2 プール5：中央部分3 プール6：奥の浅い部分 ガーデン1 ガーデン2 ガーデン3 無料トゥクトゥク 外観1：左がグラスタワー、中央がガーデンウィング エントランス部分 （↑：キングパワーコンプレックス：当ホテルは左奥の建物） （↑：ルームサービス：Traditional Ceaser Salad 350バーツ、Gaeng kiew wan Gai（Green curry with chicken） 250バーツ、Steamed rice 50バーツ） クラブラウンジの朝食1 クラブラウンジの朝食2 クラブラウンジの朝食3：ホットメニュー1：Fitness Omelet クラブラウンジの朝食4：ホットメニュー2：Pancake Stack （↑：レストランCuisineの朝食1） （↑：レストランCuisineの朝食2） レストランCuisineの朝食3 クラブラウンジのカクテルアワー カットフルーツ＝初日 チョコレート＝2日目以降 （GLEN Barのアフタヌーンティーの写真はこちら） （ルームサービスのグリーンカレーの拡大写真はこちら）
トップページに戻る　　　　　　　　　 バンコクのホテルリストに戻る