香港（九龍城）：九龍寨城公園
九龍寨城（九龍城砦）と呼ばれる城塞の跡地にできたスラム街を取り壊し、再開発して誕生した公園で、1996年に開園しました。九龍城砦は、戦前に歴史的な経緯から英国と中国の双方の管轄を外れた無法地帯となり、戦後も香港政庁の力が及ばない状況の中、中国大陸からの流民がなだれ込み、スラム化した場所です。1993年に取り壊されるまで、狭い敷地に建物がひしめき合い、「一度迷い込んだら二度と出て来られない場所」、「東洋の魔窟」などと呼ばれていました。また、当時は人口密度が世界一高く、売春や薬物売買、賭博、その他違法行為も行われていたそうです。現在は、そんな危険な雰囲気が全く感じられないのどかな公園になっています。 リーガルオリエンタルホテルに宿泊した際、近かったので行ってみました。わざわざこの公園を見に行くために遠出するほどものではないと思いますが、昔のスラム街に関する展示もあり、個人的にはのんびりと楽しめました。（撮影：2015年1月）
↑：スラム化した当時の九龍城砦に関する展示1	↑：スラム化した当時の九龍城砦に関する展示2
↑：結婚式用の写真撮影スポットとして利用されている	↑：入口付近の案内図。園内はかなり広い
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