ホテル宿泊記 台中21
  寶島53行館 / 宝島53行館 (53ホテル)
 53 Hotel
1 詳細情報のあるウェブサイト 当ホテル(日本語)トリップアドバイザー(口コミ)楽天トラベル(お客様の声)expedia(ゲストレビュー)agoda(くちコミ)
2 宿泊時期/部屋タイプ/番号 2016年1月/スタンダード・ダブルルーム/503号室
3 1泊料金/予約方法 NT$2,100(+税サ込、朝食付)/楽天トラベルで予約
4 ホテル概要 2013年開業。客室数70。
寶島53行館は、昭盛52行館の姉妹ホテルで、当ホテルのウェブサイトには「信頼、確かなサービス、オリジナリティー、楽しさ」という経営理念を受け継ぎ、「お客様第一の精神で最上の宿泊環境、最良のリゾート品質、最高の宿泊体験」を提供すると記載されています。また、「台中市中区で最もセンスのあるホテル」を自負しているそうです。確かに、台中駅周辺には安宿が集中しているため、当ホテルはそうしたホテルとは一線を画している印象を受けました。
ただし、当ホテルの建物自体はかなり古く、改装により小奇麗なホテルに衣替えされたようです。また、当ホテルは雑居ビルの一部を利用した形になっており、奥に細長い複雑な形の建物のうち、道路に面した側の2階以上のフロアには当ホテルと関係のないテナントが入居しています(当ホテルと入口は別)。一方、当ホテルは1階と地階を除くと、道路から離れた奥側を客室として利用しています。
5 立地 ローカル線の台中駅から至近距離に位置しています。ホテルからローカル線の台中駅までは徒歩3分未満、「宮原眼科」は通りを挟んで向かい側になります。ホテルの周辺には複数のコンビニがあり、また駅周辺にはマクドナルドやサブウェイ、KFC等のファーストフードもがありますが、駅周辺は全般的に寂れており(廃屋等が目立つ)、スタバ等の欧米系カフェはありません。
台中では2014年7月27日から専用レーンを走るバスBRTの運行が開始され、台北のEasycard(悠遊カード)が無料(2016年1月時点)で使えるので、台中駅のBRT乗り場まで行けばSOGO、大遠百、新光三越等の大手百貨店へは気軽に行くことができます。
高速鉄道台中駅とホテルとの間はタクシーで約15分、料金はNT$240でした。また、在来線を利用することも可能で、高速鉄道台中駅と隣接する在来線の新烏日駅と台中駅間は各駅停車でNT$15でした。
6 客室 概要 客室には、@標準雙人房(スタンダードルーム=6坪)、A精緻雙人房(スーペリアルーム、7坪)、B豪華雙人房(デラックスルーム=6坪)、C精緻家庭房(ファミリールーム=8坪)、D豪華家庭房(デラックスファミリールーム=10坪)があります。@Bは1ベッドルーム、CDは2ベッドルーム、Aは1べッドルームと2ベッドルームの両方があります。
自分が利用した部屋は一番狭いスタンダードルームでしたが、広々とした印象で、無用の空きスペースが広がっている感じがしました(もっとクローゼット等が設置できるはず)。ホテルはまだ新しいので、清潔感は保たれていました。高級感はないものの、床はフローリング、家具等は落ち着いた色合い・デザインで、安っぽい感じもしませんでした。
デスクワークの環境としては、大きなワーキングデスク(引き出し付き)、背もたれのない椅子、デスク横の壁の外側に空きコンセント3箇所がありました。椅子の背もたれがないので、長時間のデスクワークには不向きかもしれません。この他の空きコンセントは、壁2、ベッド脇1、浴室2、計8箇所でした。これらを使えば充電は問題なくできると思います。AV機器としては、SAMPO製の大型液晶壁掛けテレビがありましたが、その他は何もありませんでした。機能面では、ベッド脇に照明のスイッチがありましたが、これで全部を点灯・消灯することはできませんでした。洋服等の収納にクローゼットはなく、ハンガーで洋服をかけるスペースと、使い難い荷物台があるだけでした(小サイズのスーツケースをぎりぎり広げられる程度)。室内のスペースには余裕があるので、床の上にスーツケースを広げて利用する分には支障のない状況でした。
なお、自分の部屋は救急用の避難器具が設置されていました。
ベッド ベッドサイズは、上記@CDが150×200cm(クイーンベッド)、A(1ベッドルーム)とBが220×200cm(キングベッド)となります。Aの2ベッドルームは110×200cm(シングルベッド)となります。
上記のとおり、自分が宿泊した部屋のベッドはクイーンサイズ。マットや枕はやや硬めで、掛布団にはしっかりとした厚みがありました。高級感はありませんが、快適でした。
備品(あり) 無料飲料水(中×2本、補充あり)、セーフティボックス、冷蔵庫(空)、湯沸し、スリッパ(薄い)、歯ブラシ、ティッシュ、目覚まし時計
備品(なし) フルーツ、体重計、DVDプレーヤー、iPod/iPhoneドッキングステーション、アイロン、傘(ホテル入口にあり)、バスローブ、ハンドタオル
エアコン 冷房のみで、風力、温度の調整が可能なパネルがありました。1月だったのでほとんど使いませんでしたが、音は静かでした。
ドライヤー 中国製の達新牌というブランドでした。温風のみで風力の切替もありませんでした。音が大きいわりに風力は弱めでしたが、必要最低限の風は出てきていたので、特に支障なく使えました。浴室の壁に固定されていましたが、コードの長さが足りないということもありませんでした。
浴室 自分が利用したスタンダードルームの浴室にはバスタブがある一方、独立したシャワーブースはありません。バスタブは深さ、幅、長さとも問題のないサイズで、清潔感も保たれており、ゆっくりできると思います。シャワーはハンドシャワーで、お湯の出は良好でした。また、お湯の温度も安定していました。
また、トイレは温水洗浄便座機能付でした。ただ、トイレットペーパーはとても使い難い場所に設置されていました(体をかなり捻る必要あり)。
なお、スタンダードルームより広いスーペリアルームにはバスタブがなく(シャワーブースのみ)、トイレの温水洗浄便座機能もないので、スタンダードルームのほうが快適かもしれません。また、スタンダードルームでもバスタブがない部屋があるようなので、バスタブが必須の人は注意が必要です。
ネット接続 有線・無線とも無料で利用可能です。室内にLANケーブルもありました。
チェックインの際に渡される部屋のカードキーを入れる紙の裏側に、WiFiのパスワードが記入されていました。通信速度は問題のない水準でした。
窓・眺望 窓はあまり大きくはありません。また、部屋は向かいのビルに(少し距離はありますが)面しており、眺望はどの部屋もあまり期待できないと思われます。また、窓の左側では、メリディアン台中ホテル(2018年1月開業予定、元はデパートだった建物を再開発により改装中)の工事が進められていました。
7 日本語/日本人 テレビはNHKの日本語放送が放映されていましたが、「緯來日本台」は視聴できませんでした。受付のスタッフは英語が中心でした。室内の一部には日本語の案内があり、チェックイン時には日本語情報誌「な〜るほど・ザ・台湾」の配布がありました。客層は、台湾人が多いものの、中国人と思われる人たちもいました。また、少数派ですが日本人も見かけました。
8 警備/鍵 鍵は電子カードキーでした(要返却)。エレベーターはカードキーをセンサーにあてないと動かないシステムになっていました。警備等は特に行われていませんが、客室に行くには必ずフロントの前を通る必要があります。
9 食事 朝食 寶島53カフェの朝食ビュフェを利用しました。ビュフェのメニューとしては、惣菜・ハム・ソーセージ、野菜、果物、トースト・パン類、シリアル、粥、コーヒー、ジュース等があり、それほどクオリティが高いわけではありませんが、ホテルの規模と料金を踏まえると、よく頑張っていると思いました。また、2回利用しましたが、2日目には惣菜6種類のプレートのほとんどが入れ替わっており、飽きずに食べられました。ユニークなメニューとしては、日替わりのスープがあったほか、殻付きゆで卵・大阪焼(お好み焼、初日)、ガーリックトースト・チキンナゲット(2日目)等がありました。また、料理の補充や空いた皿の片づけ等が迅速に行われていて、好感が持てました。
ルームサービス ありません。
レストラン (朝食以外は)ありません。
10 スポーツ設備 プール ありません。
ジム 有酸素運動のマシン3台と(個別テレビはなく、大型のテレビを1台設置)1〜10kgまでのダンベルがあるだけでした。設備も少なく地下1階の窓のない部屋にあるので、とにかく有酸素運動を毎日欠かさないような人以外は、あまり利用する気にならないのではないかと思いました。
更衣室 ありません。
その他 ありません。
11 サービス チェックイン(午後5時)、チェックアウト(正午頃)は、問題なく終わりました。宿泊料は、楽天トラベルで予約の際に使用したクレジットカードでチェックイン時に支払いました。また、最終日の11時45分にはチェックアウトの確認のための電話がありました。
セルフ式のランドリーがあります。洗濯機と乾燥機が2台ずつありました。洗剤はありませんでした。
当ホテルの絵葉書2枚を無料で郵送してくれるサービスがありました。
12 その他 建物が古いせいか、浴室内の換気扇を止めておくと、下水の臭いがこもってくるような気がしました。神経質な人でない限り、換気扇を常時使用していれば問題ないレベルだと思います。
13 総括 日本人でも安心して利用できるサービスを手頃な価格で提供しており、このエリア・この価格帯では、おすすめできるホテルだと感じました。ただ、細かい点まで見ると物足りないところもあるので、こだわりのある人はワンランク上のホテルを選んだほうがよいと思われます。
トイレは温水洗浄機能付き 日本人好みのバスタブ
ハンドシャワーと据付型のリンスインシャンプ、ボディソープ セーフティボックス
無料飲料水、お茶、湯沸し等 空の冷蔵庫、スリッパ
眺望1:向かいの古いビルが見えるだけ 眺望2:左は現在建設中のメリディアン台中
救急用の避難器具 セルフ式のランドリー:洗濯機と乾燥機が各2台
1Fの休憩スペース B1Fの休憩スペース「瞑想園」
寶島53カフェの入口近くに置かれたバイク 寶島53カフェの外のテーブル
外観1:左がホテルのエントランス 外観2:(←の拡大)左がホテル、右が他のテナントのエントランス
外観3:中央の建物が当ホテル(正面側は他のテナントが利用) 外観4:中央奥の建物が当ホテル
寶島53カフェの朝食1 寶島53カフェの朝食2
寶島53カフェの朝食3 寶島53カフェの朝食4
当ホテルの絵葉書2枚(無料で郵送してくれるサービスあり) WiFiの速度計測結果
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