ホテル宿泊記　桃園08
  中興商旅 ／ ジョン シン ホテル
　Jhong-Sing Hotel
1 詳細情報のあるウェブサイト 当ホテル（中国語）、トリップアドバイザー（口コミ）、agoda（クチコミ）、expedia（口コミ）
2 宿泊時期／部屋タイプ／番号 2019年4月／ スタンダードダブルルームで予約→超值滿意雙人房（バジェット2人部屋）／D111号室
3 1泊料金／予約方法 3,091円（+税サ15%、朝食なし）／expediaで即時予約。
4 ホテル概要 2018年2月開業、客室数24。古い雑居ビルのワンフロア（4階）をホテルとして営業しています。台湾によくあるタイプの、（短時間利用の「休息」も可能な）ラブホテルを兼ねた小規模・低価格ホテルです。
5 立地 当ホテルは、桃園市中壢（Zhongli：ジョンリー）区にあります。在来線の中壢駅からは歩けなくもない距離で、桃園MRTの環北駅からは車で5分程度です。日本人旅行者にとっては、桃園MRTを利用するとかなりコストを抑えてトランジット等に利用できる点が最大の特徴です。中壢での短期滞在の場合、雲端商旅が環北駅に近く好立地で料金も手頃ですが、当ホテルは移動のタクシー料金を含めてもさらに低コストでの滞在が可能です（ただし制約も多い）。
ホテルは大通りに面していますが、繁華街からは少し距離があり、人通りは多くありません。コンビニは、すぐ近くにセブンイレブンがありました。
6 概要 ホテルの客室には、超值滿意雙人房（＝バジェット2人部屋）、高級圓滿雙人房（＝スーペリア2人部屋、10㎡）、元氣滿滿三人房（3人部屋、13.5㎡）、溫馨和樂四人房（4人部屋、15㎡）、全家福五人房（5人部屋）の5種類があります。
自分が利用したのは最も安い超值滿意雙人房で、とにかく狭かったです。寝室は大きなベッドと冷蔵庫のあるスペースを除くと通路しかない状態でした。まだ開業してから約1年しか経過しておらず、清掃もきちんと行われていましたが、建物自体はかなり古く、内装も安普請なため、あまり清潔な印象はありませんでした。汚いというわけではないものの、こだわりのある人には厳しいかもしれません。また、他のカテゴリーの部屋も定員のわりに狭いので、人数や荷物が多い場合は注意が必要です。
備品（あり） 無料飲料水、歯ブラシ、使い捨てではないタイプのスリッパ、冷蔵庫（空）、湯沸かし、ティッシュ、コンドーム
備品（なし） ハンドタオル、フェイスタオル（タオルはバスタオル×2のみ）、セーフティボックス、目覚まし、DVDプレーヤー、フルーツ、アイロン、傘、体重計、バスローブ
ベッド 1ベッドルームのベッドはキングサイズ。ただし、縦の長さが短めで、身長の高い人だと足が外に出てしまうかもしれません。自分の場合、ギリギリ足が収まるか、足首が少しはみ出すかといったところでした。枕やマット、掛布団は標準的な仕様で、高級感はないものの問題なく休むことができました。
浴室 浴室にバスタブはありませんでした。シャワーブースは十分な広さがありましたが、洗面スペースとの間に仕切り等は一切なく、シャワーを使うと洗面台やトイレ近くの床まで濡れてしまう構造でした。小物は洗面台の正面の棚に置いて使うことができました。
シャワーはハンドシャワーで、水圧は極めて良好、お湯の温度も安定していましたが、水圧と温度を心地よいレベルに調整するのに少し手間取りました。シャワーヘッドはお湯の出し方を変えられないタイプでした。シャワーブースには据付型のボディソープとシャンプーがありました。
トイレに洗浄便座機能はありませんでした。
デスクワークの環境 ライティングデスクや椅子はありませんでした。ノートPC等を使った作業は、ベッドの上で行うことになります。
ネット接続 有線でのサービスはありません。WiFiは無料で利用できます。ホテルのネットワークへの接続にパスワードは不要（セキュリティで保護されていない）で、ネットワークに接続するとすぐにつながりました。通信速度は計測するとかなりの高水準で、快適に使用できました。
電源、AV機器等 コンセントはテレビの横に1、ベッドの上に2、計3の空きがありました（すべて日本と同じタイプ）。AV機器については、SAMPOというブランドの液晶テレビがあるだけでした。寝室の照明の電源はベッドの上に集約されていました。
エアコン 温度も風力も調整できるタイプでした。よく冷えました。家庭用のエアコンだったせいか、音は静かでした。
ドライヤー Panasonicのタイ製ドライヤーで、風力のみ切替がありました。強風にするとある程度の風力がありました。ドライヤーは浴室の壁等には固定されておらず、コードも十分な長さがありましたが、コンセントの位置が浴室の鏡の場所からギリギリ届く状態で、鏡の場所も低め（少し前かがみにならないと顔が鏡に映らない状況）だったので、その点では使い難かったです。
収納スペース 洋服等の収納は、洋服をかけるハンガーが3つあるだけでした。スーツケースを床に広げることは可能ですが、そうすると足の踏み場がなくなるので、ベッドの上で出し入れすることになると思います。その他には引き出しがひとつあるだけなので、荷物が多い場合は不便です。小物については、ベッドの上に置くことができました。
窓・眺望 窓は有無も含め、部屋により状況が異なります。D111号室には小さめの窓がありましたが、すりガラスになっているほか、窓を開けてもビルの隙間が見えるだけで、閉塞感がありました。
7 日本語／日本人 テレビは、NHKの日本語放送と、日本の番組が放映されている「緯來日本台」が視聴できました。チェックイン時のスタッフは日本語で対応してくれましたが、話が長くなると、音声用の翻訳アプリを使って対応してくれました。
室内に日本語の記載はありませんでした。ラブホ兼用の小規模なホテルなので、客層の大半は台湾人と思われます。食堂等はないので、宿泊客に会うことはほとんどありませんでした。
8 警備／鍵 鍵は旧式（カードキーではないタイプ。要返却）です。金曜日と土曜日のみ、1階の建物の入り口の鍵がかかっていて（当ホテルは建物の4階）、ホテルのブザーを押して開けてもらわないと建物の中に入れないようになっていました。
9 朝食 ありません。コーヒーは24時間、飲めるようになっていました。電子レンジも利用可能です。
ルームサービス ありません。
レストラン ありません。
10 スポーツ設備 ありません。
11 サービス チェックイン（深夜0時30分頃）は問題なく終わりました。
チェックアウト（午前9時頃）も鍵を返すだけで終わりました。
確認できませんでしたが、当ホテルのウェブサイトや口コミを見ると、無料の洗濯機と乾燥機（各1台）、洗剤が利用可能なようです。
12 その他 チェックインは18時からなので、注意が必要です。
13 総括 1泊3,000円程度にもかかわらず、口コミの評価が比較的高かったので、利用してみましたが、値段相応だと思いました。荷物が少ない1人旅の人が費用を抑えたい場合には利用価値がありますが、とにかく狭いので色々と使い勝手が悪い点には覚悟する必要があります。自分は雲端商旅が5,000円以下で予約できるなら雲端商旅を選ぶと思います。
冷蔵庫の上に置かれた備品一式：無料飲料水、ドライヤー等 冷蔵庫の上の引き出し：これ以外に収納スペースなし
空の冷蔵庫、使い捨てでないスリッパ ベッド脇：電話、ティッシュ、バスタオル
浴室：手前にトイレ、中央に洗面台、奥にシャワー（仕切りなし） 洗面台
トイレ：温水洗浄機能なし 歯ブラシ（右）、コーヒー・茶（奥）、コンドーム（左）等
シャワーヘッド、据付型のボディソープ等 シャワーの水が洗面台側まで流れる構造
エアコンと窓 眺望1
眺望2 眺望3
Wifiの速度計測結果 ホテル（4F）の平面図
外観1：中央の建物の4階が当ホテル 外観2：同
外観3：エントランス ラブホも兼ねる「休息」の看板
トップページに戻る　　 　　　　　　 桃園・新竹のホテルリストに戻る