| ホテル宿泊記 シンガポール17 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Hotel Clover The Arts ホテル クローバー ジ アーツ |
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| 1 | 詳細情報のあるウェブサイト | 当ホテル（英語）、トリップアドバイザー（口コミ）、agoda（くちコミ）、expedia（ゲストレビュー） | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 2 | 宿泊時期／部屋タイプ／番号 | 2016年2月／Executive Room／503号室 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 3 | 1泊料金／予約方法 | 12,515円（＋税サ17.7%、朝食付）／Expediaで予約 →福利厚生倶楽部で税金を除く部分のみ7%割引→実費は13,855円） |
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| 4 | ホテル概要 | 2014年4月開業、客室数44。ホテル・クローバーは現地資本のシンガ・グループ・オブ・カンパニーズ（Singa Group of Companies、CEOはTeo Kok Hwee氏）が運営するブティックホテルチェーンで、2012年から2014年にかけて4軒のホテルを開業しています。各ホテルはユニークなテーマに基づき建設されています。 当ホテルは同グループ3番目のホテルで、芸術をテーマにしており、ホテルの外壁をはじめとして、地元芸術家の奇抜な作品があちこちに描かれています。 |
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| 5 | 立地 | シンガポールの中心部、クラークキー・ボートキーの付近に位置しています。最寄り駅はクラークキーで、ホテルから駅までは徒歩4～5分程度です。ただし、駅の入口から改札までかなり歩く必要があります。 クラークキー駅にはThe Central というモールがあり、カフェやフードコート等が入店しています。また、駅までの途中にはキリニー・コピティアムもありました。セブンイレブンは、サウスブリッジロードを横切ったところにありました。 なお、同じホテル・クローバーの別ホテル（Hotel Clover 5 Hong Kong Street）が当ホテルから徒歩2分の場所にあります。 |
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概要 | 客室には狭いほうから順に、Superior Single（11㎡、窓なし）、Studio Single（12㎡）、Superior Queen（13㎡、窓なし）、Queen Deluxe（16㎡、窓なし）、Clover Executive Queen（17㎡）、Family Premier（18㎡）、The Arts KING（19㎡）、Twin Deluxe without Window（21㎡）があります。 自分が利用したClover Executive Queenは、当ホテルの客室の中では広いタイプで窓もあるため、閉塞感はありませんでした。それでも広さは17㎡しかないので、室内はかなり狭いです。また、建物自体は古く、窓枠等には昔の雰囲気が残っています。高級感もありませんが、開業からそれほど年数を経ていないので室内はきれいで、清掃もきちんと行われていました。床はフローリングでした。また、当ホテルでは客室毎に異なる様々なテーマの絵が壁に描かれており、自分の部屋はチューリップ畑のような絵だったので、明るい印象でした。各客室のドアには、室内と同じ絵が掛けられていました。 デスクワークの環境は良好とは言えません。デスクの上には様々な物が置かれており、これらを別の場所に移すと小さなスペースが確保できました。デスクには引き出しが1つありました。椅子は背もたれのないタイプでした。空きコンセントはデスク正面に3箇所、テレビの下とベッド脇に各1、計5箇所でした（ネスカフェドルチェグストを抜いた場合）。 AV機器関係では、Panasonic製の液晶テレビがあるだけでした。機能面では、ベッド脇のスイッチで照明を一気に点灯・消灯できるようになっていました。 収納面では、洋服をかけるスペースがあるだけで、クローゼット等はありません。スーツケース用のバゲッジラックもないので、スーツケースは床で広げる形となりました。Executiveの客室の場合、スーツケースを広げたままにしておくスペースはありました。 |
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| ベッド | ベッドの大きさは客室のタイプにより異なりますが、自分が利用したExecutiveのベッドはクイーンサイズ。枕は標準的な硬さでしたが、マットはフカフカした心地よい感じがあり、掛布団にも十分な厚みがあったので、快適でした。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 備品（あり） | 無料ミネラルウォーター（中×2本、補充あり）、無料ミニバー（コーラとセブンアップ）、歯ブラシ、スリッパ（サンダルのようなタイプ）、セーフティボックス、ティッシュ、バスローブ、ネスカフェドルチェグスト（湯沸し兼用？） | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 備品（なし） | 湯沸し、アイロン、目覚まし時計、体重計、傘、フルーツ、DVDプレーヤー、iPhone/iPodドッキングステーション | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| エアコン | 温度・風力の調整が可能なタイプで、よく冷えましたが、トラブルもありました（「12その他」参照）。音は静かでした。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ドライヤー | JVDというブランドで、冷風・弱、温風・弱、温風・強の切り替え付きでした。温風・強にすると十分な風力がありました。壁や引き出しの中に固定されてはいませんでしたが、鏡のある場所と電源のある場所との距離と比べてコードが短めだったので、少し使い難いと感じました。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 浴室 | 浴室にバスタブはありません。シャワーブースとトイレが一体になったタイプで、両者の間に仕切りはありませんでした。シャワーを使うとトイレまで濡れてしまうので、シャワーを使う際にはトイレットペーパーを外に出しておく必要があります。 シャワーブース自体は広々としており、小物を置くスペースもあったので、使いやすい構造でしたが、シャワー（ハンドシャワー）の機能が脆弱でした。水圧は弱めで、お湯の温度は安定しているもののお湯は最も温度を高くしても温いままで、ギリギリ許容範囲といったところでした（水圧が弱過ぎるとか、水のシャワーを浴びるといったことはないが、決して快適とは言えない水準）。 なお、トイレに温水洗浄便座機能はありませんでした。 |
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| ネット接続 | 室内にLANケーブルはありませんが、ケーブルの差込口はありました。有線LANの使用可否・接続状況は不明です。WiFiは無料で利用可能でした。 チェックイン時にIDとパスワードを書いた紙がもらえます。インターネットに接続してIE等を立ち上げると、それらを入力するページが出てきました。WiFiの通信速度は不安定かつ遅めで、特に夜間はあまり使い物にならない時間がありました。このレベルだと、自分でWiFiルーターを準備したほうがよいと思われます。 |
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| 窓・眺望 | 当ホテルには窓のない部屋も多いですが、自分が利用したExecutiveは横の壁一面に窓があり、最上階（5階）だったこともありシンガポールらしい眺望が楽しめました。正面奥には高層ビル群とマリーナベイサンズ（全体の2/3のみ見えました）、左手奥には観覧、手前には古くから残る低層の建物が見えました。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 7 | 日本語／日本人 | テレビはチャンネル数が全部で15しかなく、NHKは日本語、英語とも視聴できませんでした。室内には、ネスカフェドルチェグストの使用方法の案内（英語と中国語）があるだけで、その他の案内は一切なく、日本語環境はゼロでした。スタッフとのやり取りも英語になります。宿泊客は欧米系と東南アジア系が多く、日本人は見かけませんでした。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 8 | 警備／鍵 | 鍵は電子カード式です。エレベーターではカードをセンサーにあてないと、宿泊階のボタンが作動しないシステムになっています。小さなホテルで、入口のすぐ傍に受付があるせいか、入館者のチェックは特に行っていないようでした。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 9 | 食事（朝食のみ提供） | 一階受付の横に小さな朝食会場が設けられており、宿泊者は 無料でこの朝食ビュフェを利用できるようになっていました。料理の質は決して高くはありませんが、朝食として一通りのメニューが揃っており、このクラスのホテルとしては十分な水準だと思いました。ハム・チーズ・サラダ、目玉焼き・ポテト・スクランブルエッグ・ソーセージ等、惣菜（洋食系がメイン、和食はなし）、パン・シリアル、フルーツ、ジュース類がありました。シンガポールで無料の朝食が付くホテルは少ないので、この点では評価できると思いました。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 10 | スポーツ設備 | ありませんでした。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 11 | サービス | ホテル到着は午後1時過ぎでしたが、部屋の準備がまだできていないので、入室は（チェックイン時刻の）3時以降になると言われました。荷物だけ預かってもらい、3時以降に戻ってきたら部屋の準備は終わっていました。 チェックアウト（正午）はすぐに終わりました。 小さなホテルのため、ハウスキーピング専用の電話ダイヤルはなく、ハウスキーピングのスタッフも夜間には常駐していないようです。夜に備品の補充をお願いしようとして受付に電話しましたが誰も出ず、受付まで行ってスタッフに頼んだところ、そのスタッフが数分後に部屋まで直接持っていてくれました。 |
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| 12 | その他 | サウスブリッジロードに面しており、車の音が室内までかなり聞こえてきます。 夜10時過ぎに部屋に戻ったら冷房が作動せず、受付に申し出たら、20分程度で動くようになるから待ってほしいと言われ、いったん部屋に戻りました。変化がないのでもう1度受付に行ったら、エンジニアの到着が遅れているのでもう少し待ってほしいと言われ、さらに20分以上待ちました。依然として部屋に誰も修理に来ないので再び受付に行ったところ、既にエンジニアは到着しているのでもう少し待ってほしいと言われ、再び部屋に戻り20分待ちました。しかし、その後も変化がないので苦情を言いに行ったところ、別のスタッフが、自分の部屋だけでなく他の部屋でも同じ問題が発生しており、（各部屋ではなく）別の場所で修理をしているので各客室にエンジニアが行くわけではないとの説明が初めてありました。結局、エンジニアが部屋に来るのを待つためだけに1時間以上も時間を無駄にしてしまいました。 |
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| 13 | 総括 | シンガポールの中心部のホテルでは総じて、平日の宿泊料金が週末よりもかなり高めになっている中、当ホテルは平日も週末も同水準の料金になっていたので平日の宿泊には割安感があり、選んでみましたが、上記の通り妥協せざるを得ない点も多かったです。 良かった点としては、好立地のわりに安いこと、朝食が付いていること、ベッドが快適だったことが挙げられます。悪かった点としては、部屋の狭さ、シャワーの水圧と温度、WiFi、エアコンの故障がありました。強くお勧めできるホテルではありませんが、それなりの覚悟と対策をしたうえで、中心部にコストを抑えて宿泊することを最優先にする場合には、選択肢に入れてもよいホテルだと思いました。 |
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