ホテル宿泊記 マニラ35
  Novotel Manila Araneta Center
 ノボテル マニラ アラネタ センター
1 詳細情報のあるウェブサイト 当ホテル(一部日本語)トリップアドバイザー(口コミ)agoda(クチコミ)expedia(ゲストレビュー)楽天トラベル(お客様の声)
2 宿泊時期/部屋タイプ/番号 2017年6月/Superior /1916号室
3 1泊料金/予約方法 9,414円(+税サ25%、朝食付き)/agodaで即時予約
4 ホテル概要 2015年10月開業、客室数401。
ノボテルは、フランスの大手ホテル事業者アコーホテルズが創業時の1967年から展開しているフルサービスの中級ホテルです。アコーのブランドにはノボテルの他、ソフィテル、Mギャラリー、プルマン、メルキュール、イビス等があります。また、2016年には買収によりラッフルズ、フェアモント、スイスホテルの3ブランドもアコーの一員となりました。
5 立地 当ホテルはケソンシティ(Quezon City)のクバオ(Cubao)に位置しており、アラネタ家が開発した商業地「アラネタセンター」の中にあります。当ホテルの隣には、ドーム型のアラネタコロシアムがあり、様々なショーやスポーツの試合等が行われています。また、ホテルの周辺には「ゲートウェイモール(Gateway Mall)」、「SMストア」、「アリ・モール(Ali Mall)」、「ファーマーズプラザ(Farmers Plaza)」、「ショップワイズ(Shopwise)」等のモールや大型店があります。これらの中で日本人にとって最も利用価値が高いのはゲートウェイで、欧米系のカフェやフィリピンの有名レストラン、高級スーパー(Rustan’s)、デパート(Rustan’s)等が揃っています。その他のモールは庶民的な雰囲気でした。
また、クバオはLRT2とMRT3が交差する場所に位置しており、当ホテルからLRT2のMRT3のアラネタセンター-クバオ駅までは徒歩で移動可能です(ただし、両駅間はかなり離れており、改札を出て移動する必要あり)。LRT2はファーマーズプラザ、MRT3はゲートウェイと直結しているので、当ホテルからゲートウェイまで2分ほど屋外を歩いた後は、モールの中を進むと両駅に辿り着きます。両駅間の乗り換えの際も、ファーマーズプラザ⇔アタネタコロシアム⇔ゲートウェイを経由すると、距離はありますが、ほとんど直射日光や雨を避けて移動することが可能です。
ケソンシティはニノイアキノ国際空港からかなり離れており、平日の日中に空港のターミナル1から車(Grab Car)で当ホテルまで移動した際にはほとんどの区間でのろのろ運転となり、所要時間は1時間25分でした。
6 客室 概要 客室にはSuperior Room(29㎡)、Deluxe Room(同)、Executive Room(同)、Executive Suite(59㎡)があります。Executive Room以上のカテゴリーにはラウンジ利用特典が付きます。Executive Suite以外の客室は同じ広さなので、同じ構造と思われます。
自分が利用したSuperior roomは一番安い客室ですが、程よい大きさで、キングサイズのベッドに横長のソファと小さな台、ワーキングデスクが置かれてもスペースには余裕がありました。まだ開業してから2年未満で、清掃も概ねきちんと行われており、清潔感も保たれていました。家具等に高級感はないものの安っぽいというほどでもなく、室内は明るい雰囲気で、過ごしやすい印象でした。
デスクワークの環境面では、横長の引き出し付ワーキングデスクがあり、デスクの正面、横、下には5つのコンセント(いずれも日本の機器がそのまま使えるユニバーサルタイプ)があり、大変に使いやすい設備・構造でした。各種接続端子もデスクの正面にありました。ただし、椅子の高さは変えられず、かなり脚が長いタイプだったので、身長等によっては座り心地に影響があるかもしれません。なお、コンセントの空きはデスク周辺に加えて、ベッドの両脇に各1、その他2、計9カ所ありました。
AV機器としては、LG製の壁掛け型液晶テレビがあるだけでした。その他の機能面でも、エアコンや点灯・消灯等の調節は一カ所に集約されておらず、室内のスイッチがある場所を回る必要があり、やや面倒でした。洋服等の収納にはクローゼット、中型のスーツケースを広げたまま利用できる台(大型は不明)、棚があり、十分なスペースが確保されていました。
ベッド 1ベッドルームのベッドはキングサイズ。マットや枕は平均的な硬さで、敷布団も掛け布団も程よい厚みがありました。高級ホテルのようなフカフカとした感じではありませんでしたが、快適に眠れました。
備品(あり) 無料飲料水(中×2、補充あり)、歯ブラシ、スリッパ、冷蔵庫、湯沸し、セーフティボックス、バスローブ、ティッシュ、目覚まし時計
備品(なし) DVDプレーヤー、iPhone/iPodドッキングステーション、アイロン、フルーツ、傘、体重計
エアコン 温度、風力の調整が可能なタイプで、正常に機能していました。音は強風にしない限り、あまり気にならないレベルでした。温度設定をしてオートモードにすると、突然大きな音がして強風が出てきました。
ドライヤー ドイツのAliseo社製のPhenixというブランド(ホテル専用ドライヤー)で、風力のみ切替があるタイプでした(冷風なし)。浴室の壁に固定されており、コードは短めで少し使い難かったですが、風力は十分にあったので、大きな支障はありませんでした。
浴室 浴室と寝室は透明なガラスで仕切られており、シャワーブース側のボタンを操作すると寝室側のブラインドが下りてくるようになっていました。
浴室にバスタブはありません。シャワーブースは広々としていました。小さいですが、小物を置く棚もありました。ただし、ノボテルの共通仕様なのか、シャワーブースと洗面スペースを仕切るガラスが半分しかなく、シャワーを使うと洗面側の床が濡れてしまう点はやや面倒でした(洗面側に水が流れ出るようなレベルではないが、注意しても床は濡れてしまう)。シャワーブースのシャワーは、ハンドシャワーとレインシャワーでした。お湯の出はいずれも良好で、お湯の温度も安定していましたが、お湯が出るまでにかなりの時間がかかりました。なお、ハンドシャワーは、シャワーヘッドの部分でお湯の出し方を調整できないタイプでしたが、シャワーヘッドが大きいタイプだったので、快適でした。
トイレには、ハンドシャワー型(ホース式)の洗浄機能が付いていました。
ネット接続 室内にLANケーブルはなく、有線接続についての案内もありませんでした(詳細不明)。WiFiは無料で利用可能です。チェックインの際にネットワーク名(NOVOTEL)とパスワードが記載された紙が渡され、WiFiのネットワーク設定でNOVOTELを選択し、パスワードを入力するとすぐに繋がりました。通信速度は問題のないレベルでした。
窓・眺望 窓は大きく取られており、開放感があります。部屋の向きにより眺望は異なりますが、窓が面している側に視界を遮るものがないので、どの部屋からの眺めも悪くはないと思います。19Fの自分の部屋からは、正面前方と左側にコンドミニアム(一部は建設中)、眼下にはショップワイズやSM等の大型小売店の屋根、右奥には(多分)オルティガスの高層ビル群が見えました。
7 日本語/日本人 テレビはNHK World Premium(日本語)が視聴できましたが、室内の案内、スタッフとのコミュニケーション、部屋に配達される新聞等、その他はすべて英語でした。客層は現地の家族連れを中心とした富裕層が多く、あまり旅行者が訪れるエリアではないせいか、おじさんとフィリピン人女性のカップル、日本人、韓国人、中国人等はほとんど見かけませんでした。
8 警備/鍵 鍵はカード式です。エレベーターはカードをセンサーにタッチしないと客室階には行けないシステムになっていました。また、ホテルのエントランスでは入館する人の荷物をチェックしているほか、(マニラのホテルでよく見かけますが)犬も活躍していました。ホテルの敷地に入る車のトランクを開けて荷物の確認も行われていました。
9 食事 朝食 レストラン「Food Exchange Manila」の朝食ビュフェを利用しました。かなり個性的な内容で、新鮮な驚きがあって楽しめました。メニューの入れ替えも行われているようでした。
品揃えとしては、フィリピン人の利用者が多いせいかフィリピン料理のコーナーが充実していて、その他に定番のエッグステーションやヌードルステーション、インド料理?のコーナーもありましたが、一方で日本食や韓国料理はなく、中華系も限定的でした。また、惣菜類はとても充実しており、各種サラダや窯焼きのピザもありましたが、定番メニューの焼きトマトや点心はありませんでした。また、炒飯がない反面、お粥やガーリックライス等はありました。パン類・シリアル、ヨーグルト・ミューズリー、飲料もユニークで、ウベのエンサイマダやウベのミューズリー、搾りたての瓶入りフルーツジュース、各種アイスティーが用意されている反面、オレンジジュースやマンゴージュースはありませんでした。さらに特筆すべき点として、ケチャップ、ドレッシング、ジャム、パンケーキ・ワッフル用のソース等がとても充実しており、それらの見せ方・並べ方にもこだわりが感じられました。
ルームサービス 利用しませんでした。
レストラン 利用しませんでした。
10 スポーツ設備 プール 四角形の大人用プールと子供用のプールがありました。大人用のプールはある程度の大きさがあり、本格的に泳ぐことが可能です。ただし、水の透明度はあまり高くありませんでした。日当たりは場所と時間帯により異なると思いますが、プールサイドにはパラソルとデッキチェアやソファ等があるので、ゆっくりできると思います。ただし、子供連れが多く、子供用プールの他に遊び場も併設されているので、子供が走り回って遊ぶにはこの上ない環境になっており、閑静な雰囲気は期待しないほうがよいと思います。大人用プールの中でも子供が元気よく遊んでいました。
ジム ジムは6時から23時まで利用可能になっていました。設備としては、有酸素運動マシンが7台(個別テレビなし、大型テレビ2台)、全身用の複合マシン1台(現時点でフィリピンには2台しかない最新型とのこと)、1kgから22kgまでのダンベル、角度調節が可能なベンチ、腹筋用のベンチ、バランスボール、マット、その他に名前のわからない器具がありました。設備が充実しているというほどではありませんが、比較的重いダンベルと複合型のマシンがあるので、全身のトレーニングがひととおりできるレベルだと思います。
更衣室 あります。
その他 更衣室の中にドライサウナがありました。自分で電源を入れて温度設定をするようになっており、最高で49℃になっていました。
11 サービス チェックイン(15時過ぎ)は問題なく終わりました。
チェックアウト(11時半過ぎ)は、支払が完了していたためすぐに終わりました。
ターンダウンサービスはありません。
12 その他 特になし。
13 総括 特に問題もなく概ね快適に滞在できました。ケソンシティに宿泊したい人にはお勧めできるホテルだと思います。ただし、空港や他の地域に車で移動するのは渋滞等でかなり余計な時間がかかること、また、マカティやオルティガスと比較するとやはり食事等の選択肢は限られることには注意が必要です。
シャワーブース1:レインシャワー シャワーブース2:ハンドシャワーと小物置き場
シャワーブース3:洗面スペースとの間の仕切りは半分だけ クローゼット内1:バスローブ、スリッパ等
クローゼット内2:セーフティボックスと棚 スーツケース置き場
湯沸し、カップ等 冷蔵庫(ミニバー)
コンセントと各種接続端子 ベッド脇のコンセント、目覚まし時計等
眺望1 眺望2
眺望3:正面の大型店「ショップワイズ」の屋根 眺望4:右にSMデパート
外観1 外観2
外観3:エントランス1 外観4:エントランス2
エントランスの警備で活躍する犬
プール1:奥に子供用プール プール2
プール3 プール4
プール5:子供用プール プール6:子供用プールの隣にある遊び場
プールの奥にある結婚式用のガーデン
レストラン「Food Exchange Manila」の朝食1 レストラン「Food Exchange Manila」の朝食2
レストラン「Food Exchange Manila」の朝食3 レストラン「Food Exchange Manila」の朝食4
レストラン「Food Exchange Manila」の朝食5 レストラン「Food Exchange Manila」の朝食6
レストラン「Food Exchange Manila」の朝食7 レストラン「Food Exchange Manila」の朝食8
レストラン「Food Exchange Manila」の朝食9:ケチャップ類 レストラン「Food Exchange Manila」の朝食10:ドレッシング
 レストラン「Food Exchange Manila」の朝食11:ジャム  レストラン「Food Exchange Manila」の朝食12:ワッフル用ソース
(左上)
レストラン「Food Exchange Manila」の朝食13:アイスティー

(右上)
レストラン「Food Exchange Manila」の朝食14:フレッシュジュース

(左横)
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