| ホテル宿泊記 クアラルンプール13 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Majestic Hotel Kuala Lumpur マジェスティック ホテル クアラルンプール |
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| 1 | 詳細情報のあるウェブサイト | 当ホテル（英語）、LHW（日本語）、トリップアドバイザー（口コミ）、agoda（クチコミ）、expedia（ゲストレビュー）、楽天トラベル（お客様の声）、4travel.jp（クチコミ）、マレーシア政府観光局オフィシャルブログ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 2 | 宿泊時期／部屋タイプ／番号 | 2015年12月／Standard（＝Deluxe Room）／1407号室 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 3 | 1泊料金／予約方法 | 14,500円（税サ込、朝食付）／アップルワールドで即時予約。 （福利厚生倶楽部で2,000円割引を適用し、実費は12,500円） |
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| 4 | ホテル概要 | 2012年12月1日開業。客室数300。 当ホテルの前身は、オランダの建築会社の設計により1932年に建設されたHotel Majesticです。同ホテルはクアラルンプール最大級かつ最高級の豪華ホテルとして名を馳せ、迎賓館や社交場としての機能も提供してきましたが、1970年代までには新興勢力との競争に敗れてその輝きを失い、1983年末をもって閉鎖されました。この歴史的建造物は、1984年から1998年までNational Art Galleryとして利用された後に復興計画が進められ、2012年12月に現在のホテル名で再スタートを切りました。 現在、当ホテルはクアラルンプールでは唯一、Leading Hotels of the World luxury hotel collection（LHW）に加盟しており、クアラルンプールを代表する高級ホテルとなっています。 当ホテルはマジェスティック・ウィングとタワー・ウィングの2棟の建物で構成されており、両棟はガラス張りの通路で結ばれています。マジェスティック・ウィングは当ホテルの起源である歴史的な建造物を改装したもので、伝統的な要素を残しているのに対し、タワー・ウィングはより近代的で洗練された雰囲気になっています。 当ホテルは、上記の歴史的建造物の再開発を担当したYTL Hotels社が保有、運営しています。YTLはマレーシアの華人実業家、Yeoh Tiong Lay（楊忠禮）氏が創業した同国有数のコングロマリットで、東京証券取引所にも上場しています。ホテル事業では、クアラルンプールのJWマリオットとリッツカールトン、マラッカのマジェスティック、北海道ニセコのヒルトン等を保有しています。 |
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| 5 | 立地 | 当ホテルはクアラルンプールの現在の中心部から少し外れた、歴史的な建造物が残る地区にあります。最寄り駅は、KTMコミューターのクアラルンプール駅で、当ホテルから同駅までは大通りを横切って徒歩2～3分程度です。また、同駅の1番プラットフォームの一番端にある階段から、ラピドKL・クラナジャヤ線のパサールセニ駅までは屋根付きの連絡通路があり、同駅も徒歩圏内です。（クアラルンプール駅の自動改札は機能しておらず、1番ホームは切符不要で入場可能です。KTMコミューターを利用する場合は2・3番ホームの入口で切符を購入します。） ただし、ホテルの周辺には旅行者が利用できるようなスーパー、コンビニ、カフェ、ファーストフード等は何もありません。なお、飲料を買う場合、クアラルンプール駅に小さな店が1軒、駅の外に飲料の販売も行っているレストランが1軒ありました。また、KTMコミューターは運行本数が少なめなので、当ホテルの立地は便利ではありません。 その分、当ホテルが運行する無料シャトルバス（後述）が充実しており、これを利用すると立地の悪さは十分にカバーできると思います。 なお、クアラルンプール国際空港T2から当ホテルまではクーポンタクシーを利用しましたが、所要時間は渋滞なしで約50分、料金はRM75.1でした（ただし、T2のクーポンタクシーはT1と異なり、チケット購入と乗車に時間がかかりました）。ホテルから空港に行くのは、KLセントラル駅までシャトルバスで行き、そこからKLIAエクスプレスを使うのが無難です。 |
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概要 | ホテルの客室には、①Deluxe Room（40㎡）、②Junior Suite（56㎡）③Grand Suite（77㎡）、④Premier Suite（92㎡）、⑤Colonial Suite（40㎡）、⑥Governor Suite（53㎡）、⑦Majestic Suite（100㎡、同）があります。①～④（合計253室）はタワー・ウィングにあり、⑤～⑦（合計47室）はマジェスティック・ウィングにあります。後者には24時間のバトラーサービスが付きます。 自分が利用したデラックスは一番下のカテゴリーですが、40㎡の広さがあるので大変ゆったりとしており、キングサイズのベッド、大きなソファベッドと丸テーブル、横長のライティングデスク等が余裕をもって配置されていました。家具等はクラシックなデザインで、特に四柱式のベッドが独特の上品な雰囲気を醸し出している一方で、寝室と浴室の間は大きなガラス戸で仕切られており、新しさも感じられました。また、室内は清潔に保たれており、清掃も問題なく行われていました。 デスクワークの面でも十分な環境が整備されていました。ライティングデスクは十分な大きさがあり、引き出しもありました。椅子は高さの調節ができるタイプでした。コンセントはデスクの正面に3、戸棚内に1、浴室に1、計5の空きがありました。一方、AV機器については、液晶テレビ（SonyのBRAVIA）があるだけでした。照明がベッド脇で調整できない点もやや不便でした。 洋服等の収納スペースはクローゼットや引き出し、棚等が多数あるほか、スーツケースを広げたまま使用できる大きめのバゲッジラックもありました。また、ベッド脇の台にも引き出しが付いていました。 |
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| ベッド | 1ベッドルームのベッドは四柱式のキングサイズで、贅沢な気分になれました。また、枕やマット、掛布団等も高級ホテルの標準的な水準で、十分に快適でした。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 備品（あり） | 無料ミネラルウォーター（中、補充あり）、歯ブラシ、スリッパ、冷蔵庫、湯沸し、セーフティボックス、バスローブ、ティッシュ、目覚まし時計、アイロン、体重計、傘、懐中電灯 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 備品（なし） | DVDプレーヤー、iPhone/iPodドッキングステーション、フルーツ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| エアコン | 温度・風力の調整ができるタイプでした。音はやや大きめで、よく冷えました。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ドライヤー | Vidal Sassoonのブランド（中国製）で、温風のみですが強風･弱風の切替があり、強風にすると十分な風力がありました。壁等には固定されておらず、コードの長さも十分にあったので、特に支障なく使用できました。なお、ドライヤーは安全上の問題のため浴室では使わない（デスクの前で使う）ように注意書きがありました。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 浴室 | 浴室にはバスタブと独立したシャワーブースがあります。バスタブは浴室の中央にあり、バスタブを挟んで洗面台が2つありました。浴室と寝室の間やトイレ、シャワーブースはすべて透明なガラス戸で仕切られており、（必要な場合には）寝室側からカーテンで隠すようになっていました。 バスタブの深さと長さは十分にあり、清潔感も保たれているので、足を伸ばしてくつろげます。また、バスタブの中から浴室の壁に設置されたテレビを視聴できるようになっていました。バスタブにはハンドシャワーがありました。 シャワーブースにはレインシャワーとハンドシャワーがあり、（バスタブのハンドシャワーも含め）いずれもお湯の出は良好、快適なレベルでした。お湯の温度も安定していました。また、シャワーブースには小物を置ける小さな台がありました。 トイレには東南アジアのホテルでは定番のホース式の洗浄便座機能がありました。 |
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| ネット接続 | 室内にLANケーブルはありません。有線でのサービスは行っていないようでした（詳細不明）。 WIFiは速度により、無料、有料2種類（50MYR／1日=1Mbps、100MYR／1日=2Mbps）の計3種類がありました。 WiFiは、ユーザーネーム（部屋番号）とパスワード（客室番号＋名字）を入力し、規約の欄にチェックを入れ、上記3種の速度（料金）のいずれかをクリック（タップ）するとネットに接続します。無料のWiFiを試してみましたが、残念ながら不安定で、通信が頻繁に途切れました。 |
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| 窓・眺望 | 窓は大きく取られています。14階の自分の部屋からはクアラルンプールらしい眺望が堪能できました。右側奥にはKLタワーやペトロナスツインタワー（片側だけ）をはじめとする高層ビル群、その手前にはパサールセニ駅やクアラルンプール駅（歴史的建造物）、正面にはマスジットネガラ（国立モスク）、眼下には当ホテルのマジェスティック・ウィングの屋根とスパ専用のプールやKTM（鉄道公社）の本社ビル（歴史的建造物）が見えました。このほか、旧連邦事務局ビルやセントラルマーケットも小さいですが目視できました。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 7 | 日本語／日本人 | 少なくとも2人の日本人スタッフがいました。チェックインの際、日本語のホテル案内が配布され、これを見ると大方のことは理解できました。また、2日目の夜に日本人スタッフの男性から「お困りのことはありませんか？」との丁寧な電話がありました。 NHKは日本語放送が視聴できました。日本経済新聞は有料（MYR17）、前日までの要予約で当日の午後に配達されるシステムでした。 客層は欧米系を中心に、マレー系、インド系、中華系など多様でしたが、日本人もかなり見かけました。なお、当ホテルでは、中国本土からの団体観光客は見かけませんでした。 |
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| 8 | 警備／鍵 | 鍵は電子カードキー式です。エレベーターはカードを挿入口に入れないと宿泊階には行けない仕組みになっていました。ホテルのエントランスにはスタッフがいますが、警備等は特に行われていません。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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朝食 | レストラン「コンタンゴ」の朝食ビュフェを利用しました。高級ホテルの中でもかなりメニューは充実しているほうだと思いました。メニューの入れ替えはあまり行われていないようでしたが、3日程度なら飽きないくらいの品数がありました。 ハム・チーズ類、各種惣菜（マレー系、インド系、中東系、中華系＝焼きそば・炒飯・点心等、西洋系）、パン・デニッシュ類、パンケーキ・ワッフル、野菜、フルーツ類、ヨーグルト等が一通りありました。また、卵料理のステーションがあり、オムレツを頼んだら丁寧に美味しく作ってくれました。麺のステーションはセルフサービス方式になっていました。日本食としては、寿司（巻物）と味噌汁がありました。寿司は普通の味でした。 |
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| ルームサービス | ルームサービスのメニューは少なめでしたが、高級ホテルにしては比較的良心的な価格となっているほか、税・サービス料込みの表示でわかりやすい点もよかったです。今回の滞在では2回利用しましたが、1回目（ピザ）の所要時間は20分程度でしたが、2回目（ミーゴレンママックとサラダ）には40分程度かかりました。 ピザは生地の薄いタイプで食べやすく、ルームサービスにしては良心的な価格でした。ミックスサラダはフェタチーズ、チェリートマト等の具が色々と入っていてボリュームもあり、満足できました。ドレッシング（バニラシトラス）もマイルドな食べやすい味でした。 ミーゴレンママックはこちら。 |
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| レストラン | 利用しませんでした。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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プール | プールは五角形のような変わった形で、直線距離が短いので泳ぎにくい印象でしたが、水の透明感は保たれていました。プールサイドにはパラソル付きのデッキチェアがあり、ゆっくりくつろぐにはいい雰囲気でした。ただし、午前中の日当たりがよい時間に行ったら、チェアは欧米人に占拠されていて、空きがありませんでした。また、午後は当ホテルのビルに日差しが遮られる可能性があります（要確認）。なお、当ホテルにはマジェスティック・ウィングの脇にもプール（ウェブサイト等で写真が掲載されている四角形のプール）がありますが、こちらはスパ利用者専用のプールでした。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ジム | ジムは24時間利用可能で、日中も深夜もルームキーで出入りするようになっていました。設備としては、有酸素運動用マシン（個別テレビ付）7台、4～14kgのダンベルと角度調節が可能なベンチ、筋トレ用マシン5台と腹筋用ベンチ1台、バランスボール、ヨガマットが置かれていました。全身の基本的なトレーニングができるレベルだと思います。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 更衣室 | ありませんでした。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| その他 | ありませんでした。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 11 | サービス | チェックイン（20時）は問題なく終わりました。 チェックアウトの前日、日本人スタッフに可能な範囲でレイトチェックアウトをさせてほしいと相談したところ、14時までならOKとの回答がありました。当日のチェックアウト（14時）は問題なく終わりました。 ターンダウンサービスがあります。 シャトルバスが早朝から夜遅くまで運行されています。路線は①KLセントラル（30分毎）、②スターヒル（パビリオンの向かい、1時間毎）、③ミッドバレー（1時間毎）の3ルートで、KLセントラルまでは5分足らず、スターヒルまでは15分程度でした。ホテルに戻る際も定時運行となっているので、利用価値が高かったです。 |
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| 12 | その他 | 隣の部屋の水の音が聞こえました。また、モスクがあるせいか、時々お経を唱えるような音も聞こえてきました（個人的には許容範囲内）。 ホテル内に世界最古（1805年創業）とされる理髪店TRUEFITT & HILLがありました。 |
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| 13 | 総括 | クアラルンプールのホテルはアジアの他都市と比較してかなり割安感がありますが、当ホテルは特にお得な気分になれるホテルだと感じました。また、シャトルバスが予想以上に充実していたので立地の悪さも気になりませんでした。プール・ジムエリアは今一つでしたが、その分スパは充実しているようで（安くはない）、手頃な価格で贅沢な気分を味わいたい人にはお勧めできるホテルだと思います。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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