| ホテル宿泊記 香港47 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 華逸酒店 ／ ランブラー ガーデン ホテル Rambler Garden Hotel |
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| 1 | 詳細情報のあるウェブサイト | 当ホテル（日本語）、トリップアドバイザー（口コミ）、agoda（クチコミ）、expedia（ゲストレビュー）、4travel.jp（クチコミ） | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 2 | 宿泊時期／部屋タイプ／番号 | 2017年3月／スーペリア／(9)2517号室 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 3 | 1泊料金／予約方法 | 5,201円（朝食なし）／Hotels.comで即時予約 （サービス料10%をアンドロイドアプリの利用による10%割引で相殺） |
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| 4 | ホテル概要 | 2005年2月開業、客室数800。当ホテルは、李嘉誠氏が率いる香港最大の財閥である長江実業グループが保有・運営するホテルです。同グループのホテル事業は上位ブランドの「ハーバープラザ」が主力で、「ランブラー」は低価格ブランドと位置付けられています。 なお、当ホテル（華逸酒店）の隣にはメクサンハーバーホテル（盛逸酒店、2005年開業・客室数800）が、その隣にはランブラーオアシスホテル（青逸酒店、2006年開業・客室数822）があります。この3ホテルを合わせると客室数は2,422にのぼり、いずれも中国本土からの観光客をターゲットにした低価格ホテルとなっています。なお、盛逸酒店のみ、長江実業グループとは異なる会社、茂盛控股Mexan Limited）が運営しています。 この3ホテルは、複合施設Rambler Crest（藍澄灣）の中にあり、建物自体は一体となっています。Rambler Crestを入口方面から見ると、手前には、5棟の高層マンションが横に並び、奥の横長の建物がホテル（左から当ホテル、盛逸酒店、青逸酒店の順）になっていて、高層マンションとホテルに挟まれた中央部分に横長のプールがあります。各ホテル間はL6の空中花園を通ると自由に行き来することができます。なお、3ホテルを比較すると、奥の中央にある盛逸酒店は、高層マンション側にあるバス停との行き来に敷地をぐるっと一回りする必要があり、不便です。また、青逸酒店は敷地内のモール（後述）から最も離れています。このため、3ホテルの中では、バス停にもモールにも近い当ホテルの利便性が最も高いと思います。 |
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| 5 | 立地 | エアポートエクスプレスで空港から一駅、MTR東涌線も停車する青衣に位置しています。ただし、青衣駅から当ホテルまではかなり離れているため、タクシーかミニバスを利用する必要があります。ミニバスの場合、88Fの路線で、当ホテルから徒歩2分のバス停「藍澄灣Rambler Crest」と青衣駅が始発と終点になっています（所要時間は約15分）。また、88Gの路線では、バス停「藍澄灣」とMTR荃湾線の葵芳駅が始発と終点になっています（所要時間は10分弱）。 当ホテルの地下には、Rambler Plaza（藍澄灣商場）という小さな地元向けのモールがあり、セブンイレブン、スーパーのパークンショップ、ドラッグストアのワトソンズ、地場のファーストフードチェーン等があります。また、青衣駅には青衣城（Maritime Square）、葵芳駅には新都會廣場（Metroplaza）という小奇麗なモールがあり、これらのモールの中にはスタバ等のカフェやレストランがあります。 時間に余裕がある人は、移動手段として大型バスの利用も可能です。最寄りのバス停は「長青邨青桃樓Ching Tao Hse. Cheung Ching Est.」で、当ホテルからバス停までは（上り坂がありますが）徒歩5～6分程度です。主な路線としては、42（茘景駅方面）、42A（美孚、太子、旺角、油麻地、佐敦方面）、43（荃湾西駅方面）、43A（葵興駅方面）、43M（葵芳駅方面）、N241（深夜バス：尖沙咀、油麻地、旺角、太子方面）等があります。 ホテル・空港間の往復は、エアポートエクスプレス（空港⇔青衣駅）とタクシーまたは88Fのミニバスを利用するのが効率的です。また、A32のバス（早朝から深夜まで20分間隔で運行）も利用可能です。バス停は前述の「長青邨青桃樓」です。平日夕方の時間帯でバス停→空港までのバス乗車時間は25分でした（空港行きのバス停は、Rambler Crest前の坂を上って大通り（青衣路）に出て右に進んだ所。青衣路の横断歩道は横切りません）。なお、空港→ホテルは公共交通機関が利用できない深夜到着便だったのでタクシーを利用しましたが、所要時間は20分強、料金はHK$197でした。 |
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概要 | 客室には安いほうから順にスーペリア（Hotels.com のサイトでは18㎡と記載あり）、デラックス（7F）、ビジネス（30F）があります。 自分が利用したスーペリアの客室は狭いですが、香港の中心部にある低価格帯のホテルと比較すると広いと思います。部屋が狭いため、テーブルやソファ等はなく、必要最低限のものしか置かれていませんでした。室内はもともと安普請なうえに経年劣化がかなり進んでいるほか、清掃等にも雑な部分が散見され、あまり清潔な印象は残りませんでした。特に、床が白くて安っぽいタイル張りのような感じだったので、裸足では歩きたくない感じでした。 デスクワークでは、クローゼットの下の台を手前に引き出せるようになっていて、ワーキングデスクとして使うことが可能です。一方で、椅子は硬く背もたれもなく、長時間の作業には向いていないと思います。小物等はベッドの周辺に置くスペースがありました。コンセントの空きは窓の脇に1、クローゼットの中に1、計2カ所しかなく、日本とは異なる形状なので、変換プラグ等の準備が必要です。 AV機器では、今時珍しいブラウン管の小さなテレビ（Fortressというブランド）があるだけでした。照明は浴室と寝室に1カ所ずつあるだけで、寝室の照明の点灯、消灯はベッドの傍でできるようになっていました。 収納面では、クローゼットの中に安っぽいハンガーがありましたが、ハンガーが少しベタっとしている気がして利用しませんでした。一方で、窓のそばのスペースでスーツケースを広げたまま使用することができました。 |
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| ベッド | ワンベッドルームのベッドは、香港の低価格帯のホテルにしては珍しくキングサイズでした。マットはやや硬めでしたが、枕と掛布団は標準的な仕様で、まずまず快適でした。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 備品（あり） | 冷蔵庫（空）、湯沸し。備品はほとんど何もないと考えて準備をしておいたほうが無難です。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 備品（なし） | 無料飲料水、セーフティボックス、スリッパ、歯ブラシ、ティッシュ、アイロン、バスローブ、傘、体重計、フルーツ、DVDプレーヤー、iPhone／iPodドッキングステーション、フェイスタオル・ハンドタオル（タオルはバスタオル2枚のみで、バスマットもなし） | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| エアコン | 温度、風力が調節できるタイプで、音は強風にしない限り、気にならない水準でした。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ドライヤー | Xin Daというブランドで、温風のみ、風力の調整もできませんでした。ある程度の風力は確保されていて、特に支障なく使用できました。浴室の壁に固定されていましたが、コードの長さは十分にあり、その点でも問題ありませんでした。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 浴室 | 浴室には洗面台、トイレ、シャワーブースがあり、バスタブはありませんでした。シャワーブースは香港のホテルとしては標準的な広さで、小物を置く小さな棚も設置されていました。シャワーはハンドシャワーでしたが、シャワーヘッドはお湯の出し方を変えられないタイプでした。ハンドシャワーの水圧は良好な水準で、お湯が出てくるまでに数十秒かかりましたが、お湯の温度は安定していました。ただし、お湯の温度を最高レベルにしても少し熱く感じる程度だったので、寒い時期には厳しいかもしれません。 なお、浴室には、据付型のシャンプー兼コンディショナー兼ボディソープがありました。また、トイレに温水洗浄便座機能等はありませんでした。 |
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| ネット接続 | 当ホテルのウェブサイトを見ると、7Fのデラックスルームと30FのビジネスルームではWiFiの利用が可能となっていますが、客室の大半を占めるスーペリアルームでWiFiは利用できません。チェックイン時にも、ロビーでのみ利用可能なWiFiのネットワークとパスワードが手渡されます。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 窓・眺望 | 客室にはわりと大きな窓があります。当ホテルの大半の客室からは、世界有数のコンテナターミナルと港が大迫力で見えると思います。コンテナターミナルは夜景もとてもきれいです。また、遠くに尖沙咀や香港島の高層ビル群もうっすらと見えました。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 7 | 日本語／日本人 | 室内等の一部に（やや怪しげな）日本語の表示があります。テレビのチャンネル数は極めて少なく、NHKは日本語も英語も視聴できませんでした。スタッフとのやり取りは英語（または中国語?）になります。客層は中国本土からとみられる中華系が大半とみられますが、フィリピン人の団体もロビーで見かけました。日本人には会いませんでした。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 8 | 警備／鍵 | 鍵は電子カードキーです（要回収）。警備等は特に行われていません。地下のモールから当ホテルの客室階にエレベーターで直接行くことが可能で、エレベーターにセキュリティ機能はありませんでした。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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朝食 | 食事のサービスはありません。朝食は、地下のモールにあるセブンイレブンで何か買うかファーストフードで済ませる、またはミニバスで青衣や葵芳等に行くことになると思います。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ルームサービス | ありません。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| レストラン | ありません。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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プール | 当ホテルのウェブサイトを見ると、東南アジア最長の屋外プールがあると紹介されていて、他のサイトを見ると長さは200mとなっています。このプールは前述のとおり、5棟の高層マンションと3つのホテルに挟まれた中央部分に設けられており、一直線ではなくジグザグになっています。プールは当ホテルを含む3ホテルの宿泊者が利用可能で、Rambler Crest（マンション）の居住者にも開放されているかもしれません（詳細不明）。なお、自分が宿泊した時にはまだ閉鎖されており、ウェブサイトでは2017年は5月1日から利用可能となっていました。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ジム | 当ホテルのウェブサイトを見ると、ジムがあると写真付きで紹介されています。ただ、室内や当ホテル内にジムの案内は一切なく、当ホテル内にもそれらしきものはありませんでした。一方で、Rambler Crestの敷地内を一回りしてみると、ランブラーオアシスホテルの隣に、ランブラークラブという設備がありました。プールと同様、これも3ホテルの宿泊者は利用可能なようですが、エントランスを見る限り3ホテルには不似合いなかなり立派な雰囲気で、恐らくマンションの居住者も対象とした会員制の設備となっていると思われます。ホテルの宿泊者が利用する場合には、宿泊料金とは別に利用料が必要になるのではないかという気がしました（詳細不明）。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 更衣室 | ランブラークラブの中にあると思われます。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| その他 | 詳細不明。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 11 | サービス | チェックイン（深夜2時半頃）、チェックアウト（午後6時頃）は問題なく終わりました。チェックアウトの際には、部屋の状況をハウスキーピングがチェックするため、数分間ロビーで待たされました。備品がほとんどない客室でいったい何をチェックするのか、不思議です。 無料のシャトルバスは本数が少なくあまり利用価値はありませんが、青衣駅（1日6本）、尖沙咀（同3本）、ディズニーランド（同1本）行きがあります。 |
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| 12 | その他 | 他の口コミを見ると、コンテナターミナルの音がうるさく眠れない、カーテン（ブラインド）の遮光性が低く目が覚めてしまう、といったコメントがありましたが、自分はそれほど気になりませんでした。コンテナターミナルは確かに時々音が聞こえてきましたが、ひっきりなしに轟音が響くといった感じではありませんでした。また、ブラインドの遮光性は確かに低そうだったので、天気等によって睡眠環境は変わってくるかもしれません。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 13 | 総括 | 当ホテルは、価格が安い、空港とディズニーランドに比較的近い、という利点に対して、その他の数々のマイナス部分をどこまで妥協（我慢）できるのかにより、満足度が違ってくると思います。香港のリピーターでトランジットのコストをとにかく抑えたい人、ホテルはベッドとシャワーがまともなら他のことには妥協できる人は選択肢に入れてもいいと思いますが、神経質な人、備品を何から何まで自分で用意するのは面倒だと思う人、香港中心部に用事のある人、ホテルに快適性を求める人は避けたほうが無難だと思います。個人的には、当ホテル及び交通機関の状況もよくわかったので、深夜到着便のトランジットの際には、また利用してもよいと感じました。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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（左）外観3（ランブラークレストを正面から撮影）：手前の5棟がマンション、奥の横長の建物に3ホテル
