ホテル宿泊記　香港42
  紅茶館酒店 - 大角咀晏架街店
　ブライダル ティー ハウス ホテル - 大角咀アンカーストリート
　Bridal Tea House Hotel - Tai Kok Tsui Anchor Street
1 詳細情報のあるウェブサイト 当ホテル（日本語）、香港ナビ、トリップアドバイザー（口コミ）、agoda（くちコミ）、expedia（ゲストレビュー）
2 宿泊時期／部屋タイプ／番号 2016年3月／Classic Twin Room／706号室
3 1泊料金／予約方法 6,000円（税サ込、朝食付）／Apple Worldで予約（Single room部屋指定なし）
福利厚生倶楽部で9%割引→実費は5,460円
4 ホテル概要 2008年開業、客室数49。3☆のブティックホテルで、階段を使って2階に上がると、小さなフロントがあります。大きな荷物がある場合、1階と2階の間には業務用のようなエレベーターもありますが、日本では見かけない古い形のものであまりにも動きが遅いので、使うのには勇気が要ると思います。
紅茶館酒店は2003年に創業した地場の低価格ホテルチェーンです。香港の中心部から少し離れた住宅地で、築後数十年の古い建物を改装してホテルを開業しており、2016年3月時点では、香港島の西環・香港仔・鴨脷洲、九龍の油麻地・紅磡・大角咀・土瓜灣で10軒のホテルを運営しています。大角咀では当ホテル（晏架街）の他に利得街にも紅茶館ブランドのホテルがあります。
各ホテルには西洋風のレストランがあり、様々な宴会やパーティなどにも利用されています。サービス面の特徴としては、各階に電子レンジを設置しているほか、携帯電話用SIMカードの販売も行っているそうです。
5 立地 ホテル名の通り、旺角から少し西に入った西九龍エリアの大角咀にあり、ホテル周辺は学校や古い住宅、町工場が並ぶ典型的な香港の下町の雰囲気です。最寄り駅は、MTR荃湾線の旺角駅（徒歩約15分）、MTR東湧線の奥運駅（徒歩約10分）で、双方の中間あたりに位置するため、不便な立地です。
ホテルの周辺にカフェやファーストフードはありませんが、徒歩2分程度の距離（福全街）に比較的大きなセブンイレブンがありました。
詳細については、当ホテルと同じ晏架街にあり当ホテルから徒歩数分のシルカ ウェスト カオルーンホテルの「5立地」を参照。
6 客室 概要 客室のタイプとしては、Classic Twin Room、Classic Family Room、Modern Twin Room、Modern Family Room、Damier Twin Room、Damier Family Roomがあります。
室内はかなり狭く、自分が宿泊したツインルームの寝室側にはベッド2台、ベッド間の小さな棚、細長い棚、その脇のデスク風の小さな台があるだけでした。スペースの余裕はほとんどありません。床はフローリング、家具は木目ですが、総じて安っぽい感じでした。清掃がやや甘い部分も見られましたが、清潔感は保たれていました。
デスクワークにはかなり厳しい環境です。デスクとして使える狭いスペースには大きな固定電話が置かれており、これの電源等を抜いて別の場所に移動させるとノートブックPC等を置くスペースが何とか確保できます。椅子は小さく、背もたれはありません。コンセントの空きは上記のデスク1（固定電話の電源を抜くと2）、ベッド脇の棚の裏の壁1、計2箇所でした。AV機器としてはLG製、壁掛け型の小型液晶テレビがありました。収納スペースもかなり限定的で、棚の中に洋服を掛けるスペースとハンガー、引き出しがあるほかは何もありません。床にスーツケースを広げられるスペースはないので、ベッドの上で広げることになると思います。
ベッド ツインルームにあるシングルベッドの大きさは170cm×80cm程度で、身長の高い人にはかなり窮屈です。マットはやや硬め、枕は標準的な硬さで、掛け布団にはある程度の厚みがあり、ベッドの長さを除くと問題ありませんでした。
備品（あり） 無料ミネラルウォーター（中サイズ2）、空の冷蔵庫、湯沸し、スリッパ（薄い）、ティッシュ（低品質）
備品（なし） セーフティボックス、歯ブラシ、ハンドソープ、ハンドタオル（バスタオルとフェイスタオルは各2枚あり）、フルーツ、DVDプレーヤー、iPhoneドッキングステーション、バスローブ、体重計、傘、アイロン
エアコン SANYO製で、温度、風力が調節できるタイプでした。音は静かでした。
ドライヤー ブランドの記載はなく、温風のみで風力は2段階の切替ができるタイプでした。風力は強風にすると問題のない水準でした。寝室の鏡の前に固定されていましたが、コードは十分な長さがあり、特に支障はありませんでしたが、ドライヤーを使うには、数少ないコンセントから使用中の機器を抜いて電源を確保する必要があり、その点は面倒でした。
浴室 浴室にバスタブはなく、シャワーのみでしたが、水回りはとても清潔な印象を受けました。シャワーブースはある程度の広さが確保されていて、シャワーはハンドシャワーでした。お湯の出は良好、快適な水準で、お湯の温度も安定していました。ブース内には据付型のボディソープとシャンプーがありましたが、その他に備品は何もありませんでした。シャワーブース内に小物を置くスペースがほとんどなかった点のみ、やや不便でした。
ネット接続 室内にLANケーブルはなく、有線LAN接続のサービスはないと思われます。WiFiは無料で利用できます。客室内にユーザーIDとパスワードが貼り付け付けられていました。通信速度は極めて快適な水準でした。
窓・眺望 部屋は狭いですが、わりと大きな窓がありました。7階の自分の部屋からは、左側に、正面奥に高層マンション、手前に学校とグラウンド、眼下に小さな公園、右手には古い団地が見えました。綺麗な景色ではありませんが、香港らしい眺望が楽しめました。
7 日本語／日本人 室内に日本語の表記は（トイレの使用に関する怪しげな日本語を除くと）何もなく、日本人向けの対応は行われていません。テレビのチャンネルは13しかなく、NHKは日本語、英語放送とも視聴できませんでした。また、一部のチャンネルを除くと映像も乱れていました。スタッフの英語は片言程度しか通じませんでした（特に用事はなかったので問題なし）。客層は、中国本土からの観光客が多いようでした。欧米人は見かけましたが、日本人は見かけませんでした。
8 警備／鍵 鍵は電子カードキーです（要返却）。警備等は特に行われていませんでした。
9 食事 朝食 朝食ビュフェを利用しました。ビュフェといっても品揃えは物凄く限定的で、野菜（レタスとプチトマト）、ソーセージとゆで卵、お粥、パン（1種類のみでトースターなし）、コーヒー／紅茶／オレンジジュースで全部でした。なお、宿泊料に朝食が含まれていない場合、HK$48で利用できるようでしたが、金額に見合ったレベルではないと感じました。コーヒーマシンを使ったコーヒーは普通に美味しかったですが、パンは美味しくありませんでした。
ルームサービス ありません。
レストラン ありません。
10 スポーツ設備 ありません。
11 サービス 深夜便だったため深夜2時過ぎにホテルに到着したところ、受付前のドアに鍵がかかっており、隣の食堂から中に入ろうとしたら、スタッフが出てきてくれました。宿泊料は前払いしており、追加で発生する費用はないにもかかわらず、HK$500のデポジットを要求されました（クレジットカード可能）。中国本土の利用者が多いため、備品の盗難等に備えているようでした。
チェックアウト（午前11時30分）はすぐに終わりました。
12 その他 特になし
13 総括 当ホテルを使うメリットは①価格が安い、②清潔感が保たれている、の2点で、デメリットは③場所がやや不便、④部屋が極端に狭くベッドが短い、に集約される気がします。ホテル利用者の口コミを見るとあまり評価は高くありませんが、デメリットに納得したうえで利用する分には問題ない気がしました。自分も連泊する気にはなりませんが、香港到着が深夜になる場合等にはまた利用してもいいと思いました。
部屋が狭くてベッド全体を写せない ベッドと壁の間の空間：スーツケースは広げられない
デスクスペース：物を移動させないとPCは置けない デスクスペース（拡大）
窓とテレビ 入口周辺：右は浴室、左は↑のデスクスペース
トイレ ハンドシャワー、ボディソープ、シャンプー
シャワーブースは狭くない 収納スペース、無料飲料水、湯沸し等
空の冷蔵庫 エアコン
眺望1 眺望2
眺望3 眺望4：眼下に見える小さな公園
通路にある椅子とテーブル 通路にある電子レンジ
外観1：角の黒い部分が当ホテル 外観2：建物の両側にエントランス
外観3：エントランス1 外観4：エントランス2
1Fにある業務用のようなエレベータ：動きは物凄く遅い WiFiの速度計測結果
朝食1 朝食2
朝食3：これで全部 朝食が含まれていない場合もHK$48で利用可能だが、かなり割高
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