ホテル宿泊記 香港37
  香港西九龍絲麗酒店 / シルカ ウェスト カオルーン ホテル
 Silka West Kowloon Hotel
1 詳細情報のあるウェブサイト 当ホテル(日本語)香港ナビトリップアドバイザー(口コミ)agoda(くちコミ)expedia(ゲストレビュー)楽天トラベル(お客さまの声)H.I.S.(口コミ)
2 宿泊時期/部屋タイプ/番号 2012年1月/スーペリア/1309号室
3 1泊料金/予約方法 7,600円(税サ込、朝食なし)。H.I.S.で即時予約。
4 ホテル概要 2005年5月にDorsett Olympic Hotel (帝豪奥運酒店)として開業しましたが、その後、Dorsett Kowloon Hotel(帝豪九龍酒店)に名前が変わり、さらに2011年7月8日より現在のホテル名に名称が変更されました。客室数は141。日本からの格安ツアーでよく利用されるホテルで、正月の繁忙期にもかかわらずH.I.S.経由で安く予約できました。
当ホテルは、Far East Consortium International Limited(遠東発展有限公司)という香港のホテル・不動産会社の傘下にあり、低コストの「Silka (シルカ・絲麗)」ブランドのほか、「Dorsett(ドーセット・帝盛)」等の名称で3~4星クラスのホテルを香港、マレーシア、中国、シンガポール等で運営しています。香港では、Lan Kwai Fong Hotel @ Kau U Fong、The Mercer(ともに上環)、Cosmopolitan、Cosmo(ともに湾仔)も当グループが運営しています。なお、当ホテルをはじめとして、当グループのホテル名は頻繁に変更されるので、注意が必要です。
5 立地 旺角から少し西に入った西九龍エリアの大角咀にあり、MTRの最寄り駅は奥運(Olympic)駅になります。ホテルから同駅までは徒歩5~6分程度です。また、旺角駅へも10分程度で着きます。
ホテルの周辺は典型的な九龍の下町で、工場や古い建物が混在していますが、奥運駅周辺まで行くと新しい高級マンションが林立しています。また、当ホテルの近隣にはドーセットモンコック香港ローズデールホテルカオルーンがあり、中級クラスのホテルが密集しています。
大角咀道を挟んでドーセットモンコック香港の向かいには24時間営業のマクドナルド、そのすぐ近くにセブンイレブンとドラッグストアのワトソンズ/マニングス、スーパーのパークンショップ/ウェルカムがあります。このほか、駅までの途中に新九龍廣場という小さなモールがあり、この中にスターバックスが進出していました。奥運駅まで行くとOlympian City(奥海城)という大きなショッピングモールと繋がっています。このほか、ホテルから徒歩数分の杉樹街と埃華街の角にPark Summit(奥柏・御峯)という小奇麗なモールがあり、759阿信屋というコンビニやスーパー、サイゼリヤ等が入店しています。
中心部への移動には、ホテルのシャトルバス(11「サービス参照」)やMTRに加え、バスも利用可能です。新九龍廣場前のバス停(櫸樹街, 大角咀道)から、914のバスで上環、中環、銅羅湾方面に乗り換えなしで行けるほか、18のバスは旺角、2Eは佐敦を経由します。また、旺角から当ホテルに戻る場合は、緑のミニバス12A12Bも便利です。
空港とホテルの往復には、①空港⇔エアポートエクスプレス(九龍駅)⇔無料シャトルバスK5(ドーセットモンコック香港の前にバス停)/タクシー、②空港⇔S1のバス(MTR東涌線東涌駅)⇔MTR東涌線(東涌駅-奥運駅)⇔徒歩(ホテル)、③(ホテル→空港のみ)徒歩7分のバス停(銘基書院,櫻桃街)まで歩きA21のバスを利用(空港→ホテルの場合、A21のバスは別のルートを通るので利用しないほうが無難)、等の選択肢があります。一番楽で早いのは①、一番安いのは②です。(2016年3月加筆)
6 客室 概要 当ホテルのウェブサイトを見ると、客室には、スタンダード(低層階)、スーペリア(9~13階)、デラックス(高層階・少しだけ広め)、スイートがあります。
自分が利用したスーペリアは物凄く狭かったです。ベッド、デスク、棚と通路以外に無駄なスペースは全くなく、スーツケースを通路で開くと動きがとれなくなるので、スーツケースはベッドの上で広げることになりました。家具等の設備がややくたびれてきている印象はありますが、清掃等はきちんと行われており、清潔感は保たれていました(浴室のシャワーカーテンを除く、後述)。
室内にはデスクがありますが、上に置いてあるカップやリモコン等を移動させないと机上に十分なスペースは確保できません。また、デスク用の椅子はなく(椅子を後ろに引くスペースがない)、ベッドをずらして椅子代わりにしました(おそらくそういう設計)。機能面では、壁掛けタイプの薄型テレビがあるほかは、目新しい設備等はありませんでした。収納については、ハンガーに洋服を掛けられる棚があるだけで、引き出し等はありませんでした。
ベッド 2ベッドルームのベッドは180弱×90cm。他のクチコミでも書かれていますが、当ホテルのベッドはとにかく小さいので、身長170cm以上の人は足が外にはみ出すと思います。マットは硬めで、枕は平均的な硬さでした。眠れないというわけではないものの、やはり窮屈な感じは否めず、あまり快適ではありませんでした。
備品(あり) セーフティボックス、冷蔵庫、湯沸し、スリッパ、歯ブラシ
備品(なし) 無料ミネラルウォーター(フロント脇に自動販売機あり)、ティッシュ、時計、ハンドタオル(タオルは大中が各2で小はなし)、アイロン、DVDプレーヤー、iPodドッキングステーション、フルーツ、バスローブ、体重計、傘、FAX
エアコン 風力、温度とも調整可能なタイプ。エアコンの音は大きく、中・強風にするとうるさく感じました。
ドライヤー スイス製のValeraというブランドで、温風(強・弱)、冷風(弱)の切り替えがありました。温風・強にすると十分な風力がありました。浴室の壁に固定されていましたが、コードが長めだったので、特に問題なく使えました。
浴室 浴室もとにかく狭いです。バスタブはなく、シャワーブースのみですが、シャワーブースもかなり狭く、使い難さは否めません。また、シャワーを使うとシャワーカーテンの隙間からお湯が外に出てしまい、洗面スペースの床がびしょ濡れになりました。
シャワーはハンドシャワーで、お湯の出は良好でした。お湯の温度も概ね安定していました。
なお、浴室自体が汚いわけではありませんが、シャワーカーテンから雑菌臭が漂っていました。
ネット接続 室内にLANケーブルはなく、無線LANのみ利用可能です。料金はHK$30/1時間、HK$100/24時間(2回のレストランにあるインターネットは無料で利用可能)。今回は使用しませんでしたが、室内の案内によると、フロントでユーザーIDとパスワードを取得し利用するタイプでした。
窓・眺望 窓は大きく、室内の狭さによる圧迫感を緩和しているようにも感じました。眺望が美しいわけではありませんが、自分の部屋からは、手前に古い工場のような建物があり、奥には新しい高層マンションが見えました。
7 日本語/日本人 テレビはNHK World(英語)が視聴できましたが、日本語放送は視聴できませんでした。室内等の一部には日本語の表示がありました。また、なぜか引き出しの中に、フレッシュネスバーガーの案内(香港の店舗)がありました。客層は中国大陸からの旅行客が大半ですが、意外に欧米系の宿泊客も多く、日本人も少し見かけました。
8 警備/鍵 警備等は特に行われていません。鍵はカード式です(チェックアウト時に回収されます)。
9 食事 朝食 Maroon Caféのビュフェを利用しました。料金はHK$55(+サービス料10%)でした。品揃えは限定的で、味もそれほど美味しいとは思いませんでしたが、料金が安いこと、利用客は欧米の年配の人と日本人が中心で中国人がおらず静かだったこと、周辺にマクドナルド以外のカフェがないこと、等を踏まえると、利用価値はあると思いました。
ルームサービス 利用しませんでした。
レストラン 利用しませんでした。
10 スポーツ設備 なし
11 サービス 午後4時チェックイン、正午チェックアウトでしたが、問題なく終わりました。
8時から22時まで(15時を除く)、無料のシャトルバスを運行しており、当ホテル→旺角→香港海景絲麗酒店→九龍駅→当ホテルの順で巡回してます。
12 その他 たまたまなのか、中国系の宿泊客が通路や室内で騒いでうるさいといったことはありませんでした。
13 総括 とにかく料金重視で、狭さには耐えられる、細かいことは気にしない、という人なら、選択肢に入ってくるホテルだと思います。香港のホテル料金が跳ね上がる年始の時期に安く利用できたので、今回の滞在には満足していますが、通常の時期に連泊する場合はもう少し広くてベッドの大きい別のホテルを選ぶと思います。
↑↓:狭すぎて部屋全体をうまく写せない ベッドと窓の間に洋服を掛けられる小さな棚とセーフティボックス
湯沸し、カップ等 ミニバー
眺望1 眺望2
外観1 外観2:エントランス
レストランMaroon Caféの朝食1 レストランMaroon Caféの朝食2

(左上)
レストランMaroon Caféの朝食3


(右横)
シャトルバスの時刻表
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