ホテル宿泊記　香港38
香港旺角帝盛酒店 ／ ドーセットモンコック香港 　Dorsett Mongkok, Hong Kong
1	詳細情報のあるウェブサイト		当ホテル（日本語）、香港ナビ、トリップアドバイザー（口コミ）、expedia（ゲストレビュー）、agoda（くちコミ）、4travel.jp（クチコミ）
2	宿泊時期／部屋タイプ／番号		2014年1月／ルーム・コンフォート／1616号室
3	1泊料金／予約方法		HK$872（+サービス料10%、朝食別）。当ホテルのサイトで即時予約。
4	ホテル概要		2010年7月にCosmo Kowloon Hotelとして開業。その後、2011年5月にCosmo Mongkok Hotelとなり、さらに2013年10月に現在のホテル名に変更されています。客室数は285。 当ホテルは、Far East Consortium International Limited（遠東発展有限公司）という香港のホテル・不動産会社の傘下にあり、「Dorsett （ドーセット・帝盛）」ブランドのほか、Silka等の名称で3～4星クラスのホテルを香港、マレーシア、中国、シンガポール等で運営しています。香港では、Lan Kwai Fong Hotel @ Kau U Fong、The Mercer（ともに上環）、Cosmopolitan、Cosmo（ともに湾仔）も当グループが運営しています。 なお、当ホテルをはじめとして、当グループのホテル名は頻繁に変更されるので、注意が必要です。
5	立地		旺角から少し西に入った西九龍エリアの大角咀にあり、MTRの最寄り駅は奥運（Olympic）駅になります。ホテルから同駅までは徒歩6～7分程度です。また、旺角駅へも10数分で着きます。 ホテルの周辺は典型的な九龍の下町で、工場や古い建物が混在していますが、奥運駅周辺まで行くと新しい高級マンションが林立しています。また、当ホテルの隣にはローズデールホテルカオルーン、近隣にはシルカウェストカオルーンホテルがあり、中級クラスのホテルが密集しています。 大角咀道を挟んで当ホテルの向かいには24時間営業のマクドナルド、そのすぐ近くにセブンイレブンとドラッグストアのワトソンズ／マニングス、スーパーのパークンショップ／ウェルカムがあります。このほか、駅までの途中に新九龍廣場という小さなモールがあり、この中にスターバックスが進出していました。奥運駅まで行くとOlympian City（奥海城）という大きなショッピングモールと繋がっています。このほか、ホテルから徒歩数分の杉樹街と埃華街の角にPark Summit（奥柏・御峯）という小奇麗なモールがあり、759阿信屋というコンビニやスーパー、サイゼリヤ等が入店しています。 中心部への移動には、ホテルのシャトルバス（11「サービス参照」）やMTRに加え、バスも利用可能です。新九龍廣場前のバス停（櫸樹街, 大角咀道）から、914のバスで上環、中環、銅羅湾方面に乗り換えなしで行けるほか、18のバスは旺角、2Eは佐敦を経由します。また、旺角から当ホテルに戻る場合は、緑のミニバス12A・12Bも便利です。 空港とホテルの往復には、①空港⇔エアポートエクスプレス（九龍駅）⇔無料シャトルバスK5（当ホテルの前にバス停）／タクシー、②空港⇔S1のバス（MTR東涌線東涌駅）⇔MTR東涌線（東涌駅－奥運駅）⇔徒歩（ホテル）、③（ホテル→空港のみ）徒歩7分のバス停（銘基書院,櫻桃街）まで歩きA21のバスを利用（空港→ホテルの場合、A21のバスは別のルートを通るので利用しないほうが無難）、等の選択肢があります。一番楽で早いのは①、一番安いのは②です。（2016年3月加筆）
6		概要	当ホテルのウェブサイトを見ると、客室には、ルーム・コンフォート（18㎡）、ルーム・スーペリア（20㎡）、ルーム・エグゼクティブ（20㎡）、ルーム・ファミリークオード（42㎡）、スイートプレミア（42㎡）があります。 自分が利用したルーム・コンフォートは、かなり狭かったです。ベッド、デスク、棚と通路以外に無駄なスペースは全くなく、スーツケースを通路で開くと動きがとれなくなるので、スーツケースはベッドの上で広げることになりました。清掃等はきちんと行われており、清潔感は保たれていました。 室内にはわりと大きめのデスクと椅子がありました。また、デスクの横には棚と引き出しがあり、小物等を置くスペースを確保できたので、使い勝手はよかったです。デスクの正面にある電源の空きは1箇所だけでしたが、他の空きも含めると、複数の機器の充電も問題なくできると思います。機能面では、壁掛けタイプの薄型テレビ（ブランド名OLEVIA）とIPodドッキングステーションがありました。収納については、洋服を掛けられる棚（ハンガー4本付）があり、その棚に深めの引き出しも付いていたので、スーツケースの中から必要なものを出して、収納することができました。
		ベッド	1ベッドルームのベッドはクイーンサイズ。ベッドは縦が180cmあまりしかないので、長身の人は注意が必要ですが、一人で使用する場合、体を少し斜めにすれば窮屈な感じはしませんでした。マットや枕は平均的な硬さで、掛け布団にも厚みがあり、概ね快適に眠ることができました。
		備品（あり）	無料ミネラルウォーター（中×2、補充あり）、ティッシュ、セーフティボックス、冷蔵庫、湯沸し、スリッパ（薄い）、歯ブラシ、アラー向き機能付きiPodドッキングステーション
		備品（なし）	アイロン、DVDプレーヤー、フルーツ、バスローブ、体重計、傘
		エアコン	風力、温度とも調整可能なタイプ。エアコンの音は大きめで、中・強風にするとうるさく感じました。
		ドライヤー	Vidal Sassoon のブランドで、温風（強・弱）、冷風（中）の切り替えがありました。温風・弱以外は十分な風力があり、浴室の壁等には固定されておらず、特に問題なく使えました。
		浴室	浴室・洗面スペースも狭いです。浴室にバスタブはなく、シャワーブースのみですが、シャワーブースもかなり狭く、少し使い難いです。洗面スペースは小物を置く場所がほとんどないので、さらに使い難いです。 シャワーには巨大ヘッドのレインシャワーとハンドシャワーがありました。お湯の出は双方とも良好で、お湯の温度も概ね安定しており、その点はとても快適でした。
		ネット接続	室内にLANケーブルがあります。WiFiも利用可能で、WiFiは無料です。有線は不明ですが、室内の案内にはHK$30／1時間、HK$60／3時間、HK$120／24時間（いずれも＋サービス料10%）と記載があるので、有線の場合には上記が課金される可能性があります（要確認）。 チェックイン時に無料の無線LANのIDとパスワードを教えてくれるので、インターネット接続時にパスワード等を入力すると、あとはIE等を立ち上げてすぐに利用することができました。通信速度は快適なレベルでした。
		窓・眺望	窓は大きく、高層階だと見晴らしは良好です。16階の自分の部屋からは、正面に高級・高層マンション、及びその隙間から海が少し見えました。一方で、眼下には古い住宅群が広がっており、古い下町と新興開発地域が隣接している様子がよくわかります。なお、窓の遮光は電動式のブラインドで行うようになっています。
7	日本語／日本人		テレビはNHK World Premium（日本語）及びWorld（英語）の双方が視聴できました。室内の一部には日本語の表示がありました。客層は中国大陸からの旅行客のほか、東南アジア系、欧米系等、多国籍な印象でしたが、日本人はほとんど見かけませんでした。
8	警備／鍵		警備等は特に行われていません。鍵はカード式です（チェックアウト時に回収されます）。
9		朝食	レストランThai Pad（泰屋）のビュフェを利用しました。料金はインターネットで予約すると20%割引のHK$80（＋サービス料10%）ですが、チェックイン時に（本当に2回も）利用するのか確認されました。実際、品揃えは限定的で高級感はなく、中身だけを見るとわざわざ別料金を払って食べるほどのものとは思えません。一方で、周辺にマクドナルド以外のカフェがないこと、利用者は個人旅行の家族連れが多くマナー悪い中国人団体客はいなかったこと、等を踏まえると、朝食をしっかり、ゆっくり取りたい人にとって利用価値はあると思いました。 内容としては、卵料理を作ってくれるコーナーがあるほか、惣菜、点心、ハム・ソーセージ・ポテト、パン、シリアル、野菜、フルーツ、ヨーグルト、ジュース等が一通り揃っており、メニューの入れ替えも多少は行われていました。珍しいところでは、毎日ではありませんが（もともとタイ料理レストランなので）タイのデザートがありました。
		ルームサービス	利用しませんでした。
		レストラン	利用しませんでした。
10		プール	ありません。
		ジム	フィットネスルームはありますが、極めて小規模で、有酸素運動のマシン3台（うち2台は個別テレビ付き）、3～25ポンド（約1.4～11.3kg）のダンベル、角度調節が可能なベンチが1台あるだけでした。運動不足解消の目的以外には使えないと思います。
		更衣室	ありません。
		その他	ありません。
11	サービス		午後2時チェックイン、午前10時チェックアウトは問題なく終わりました。 8時から23時まで（ほぼ1時間に1本）、無料のシャトルバスを運行しており、当ホテル→旺角（ランガムプレイス）→尖沙咀（マカオ行きフェリー乗り場／中港城）→九龍駅（22時以降はなし）→当ホテルの順で巡回しています。
12	その他		たまたまなのか、中国系の宿泊客が室内で騒ぐといったことはありませんでした。 エレベーターが2基しかなく、時間帯によってはかなり待つことがありました。
13	総括		前回宿泊した同じグループのシルカウェストカオルーンホテルと比較すると、立地はほぼ同じですが、当ホテルのほうがすべてにおいてワンランク上の印象を受けました。部屋は狭いながらもそれほど不便さは感じられず、1人で利用するなら連泊しても問題ないと思いました。シルカウェストカオルーンホテルと比較して料金に大差がなければ断然、当ホテルのほうをお勧めします。
室内奥から見た入口側：部屋が狭くて全体を写せない 入口ドアのすぐ脇にある冷蔵庫 ← 　奥：シャワー 　左：トイレ 　右：洗面 とにかく狭い セーフティボックスと深い引き出し ベッド脇の窮屈な引き出し 湯沸し、無料飲料水等 ミニバー アラー向き機能付きiPodドッキングステーション等 デスク脇の引き出しに入っているドライヤー、LANケーブル等 眺望1 眺望2 眺望3 眺望4：左の写真の中央部分の拡大：ビルの隙間に少し海が見える 外観1 外観2：エントランス （上6枚） レストランThai Pad（泰屋）の朝食 （左横） シャトルバスの時刻表
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