ホテル宿泊記　香港28
  港島香格里拉大酒店 ／ アイランド シャングリラ 香港
　Island Shangri-La Hong Kong
1 詳細情報のあるウェブサイト 当ホテル（日本語）、香港ナビ、アップルワールド（クチコミ広場）、トリップアドバイザー（口コミ情報）
2 宿泊時期／部屋タイプ／番号 2009年9月／デラックス ピークビュー ルーム／4522号室
3 1泊料金／予約方法 HK$3,000（＋10%、朝食なし）／当ホテルで直接予約（国際会議参加者用に当ホテルが設定した価格）
4 ホテル概要 開業1991年、改装2005年、客室数は565。金鐘のパシフィック・プレイスに直結している最高級クラス3ホテルの一角で、ウェブサイトによると数多くの賞も受賞しています。吹き抜けとなった客室フロア16階分を飾る、高さ51メートルの世界最大のシルク画「The Great Motherland of China（母なる大地－中国）」で有名です。また、ホテル内には771のシャンデリアがあります。
5 立地 パシフィックプレイスと直結している3ホテルの中で一番奥に位置しています。MTRの金鐘駅まで雨に濡れずに行くことができますが、パシフィックプレイスは広いので、駅に辿り着くまで5分程度歩きます。パシフィックプレイスの中にコーヒーショップ、ドラッグストア、スーパー等が揃っているので、とても便利です。
空港との往復は、エアポートエクスプレス香港駅からの無料シャトルバス（H1）が当ホテルの正面入口前に停車します。タクシー等を利用する場合、当ホテルのほうが隣のコンラッドよりも利便性は高いです（コンラッド「5.立地」参照）。
6 客室 概要 客室は39階から55階にあります。一番安いデラックスピークビュールームの客室でも41㎡の広さがあり、ゆったりしています。室内は落ち着いた雰囲気で、絵画や調度品、アジアンテイストを取り入れたヨーロッパ家具に高級感があります。また、古いホテルですが清掃等は問題なく行われており、清潔感も保たれています。コンラッドのレイアウトと比較すると、当ホテルのほうがオーソドックスな構造でした。
事務机はとても大きく、引き出しもあるので使いやすいです。机上に電源やLANケーブルの差込口（マルチプラグソケット）が設けられており、中に110V対応の差込口もありました。椅子も革製でゆったりしています。このほか、ファックス・コピー・プリンターの複合機が設置されており、室内で仕事をするには最適な環境です。
利便性の面では、ベッド脇で照明の調節が可能です。また、カーテンの開閉は電動式でした。AV機器としては、DVDプレーヤーとフラットスクリーンテレビがありました。収納面では、クローゼットに加え、引き出しがスーツケース置場の下にありました。
ベッド ツインルームのベッドでもセミダブル程度のサイズがあり、窮屈な感じはありませんでした。マットは平均的な硬さで心地よい感覚があり、快適でした。
備品（あり） 無料ミネラルウォーター（770ml×2、補充あり）、セーフティボックス、冷蔵庫、湯沸かし、スリッパ、歯ブラシ、ティッシュ、DVDプレーヤー、ファックス・コピー・プリンターの複合機、目覚まし時計、厚手のバスローブ、浴衣、フルーツ（補充あり）、アイロン、体重計、傘
備品（なし） 必要なものは全て揃っている印象です。
エアコン 風力、温度とも調整可能なタイプ。音はやや大きめでした。
ドライヤー 温度、風力とも2段階の切替ができる高性能タイプでした。デスクの引き出しに固定されていますが、特に問題なく使えました。
浴室 大理石張りのバスルームには、小型の液晶テレビ、ビデとバスタブがあります。ただし、独立型のシャワーブースはありません。バスタブは浅めですがゆったりしており、十分に足が伸ばせます。バスタブにはハンドシャワーと固定シャワーが付いていました。お湯の出はやや弱めで、利用に支障があるほどではありませんが最高級クラスのホテルとしてはやや不十分な気がしました。お湯の温度は安定していました。石鹸等はすべて「ロクシタン」でした。
なお、液晶テレビはバスタブの正面ではなく、トイレ・ビデの真横にあるので、バスタブからテレビを見たい場合、あまり使い勝手はよくありません。
ネット接続 室内にLANケーブルがあります。料金は無料。LANケーブルの接続後IEを立ち上げ、日本語のサイトに変更し、指示に従って進むと簡単に繋がります。通信速度も問題のない水準でした。なお、今回の出張中、ホテルが最初に用意していたLANケーブルでは繋がらず、ケーブルを変えたらすぐに繋がりました（同僚4人のうち3人が同じ現象）。
窓・眺望 部屋の正面全体に窓があり、大変開放的です。自分の部屋の場合、正面に香港島の山側の緑が広がり、ビクトリアピークが見えました。右サイドには高層住宅群や中国銀行タワーも見えました。
7 日本語／日本人 室内には、日本語の案内がある程度揃っています。毎朝、日本経済新聞とSouth China Morning Postの配達がありました。テレビはNHKワールドプレミアムとNHK衛星放送第一が視聴できます。客層は欧米系がメインですが、日本人も見かけました。日本人スタッフが常勤しており、親切にサポートしていただきました。
8 警備／鍵 鍵はカード式ではありませんが、小さいので外出時の携帯の際に邪魔になることはありません（要回収）。むしろ、紛失に注意が必要です。正面の入口には常にドアマンがいますが、パシフィックプレイスに通じる通路からの出入りは自由なので、万全の警備体制という感じではありません。
9 食事 朝食 56FのフレンチレストランPetrusと、7FのカフェTOOを利用しました。Petrusは落ち着いた雰囲気で眺望も楽しめますが、メニュー数はかなり限られます。カフェTOOのビュッフェは隣のコンラッドと比較するとかなり豪華な印象があり、メニュー数も豊富でヌードルステーションやお粥のステーションもありました。
ルームサービス 利用しませんでした。
レストラン 利用しませんでした。
10 スポーツ設備 プール 6～22時。大きさは11×28.5m、深さは1～2メートルで、冬季は温水になります。レジャー用レーンとトレーニング用レーンがありますが、レジャーという感じはなく、しっかり泳ぎたい人向けの構造です。ただし、水が濁っていたのは残念でした。プールは高層ビルに囲まれていますが圧迫感があるわけではなく、開放的な雰囲気です。また、デッキチェアやパラソルが多数あり、子供が騒ぐスペースもないので、のんびりできると思います。
ジム 24時間利用可能です。液晶テレビ付きの有酸素運動マシンのほか、スミスマシン（及びバーベル）、ダンベル、筋力トレーニング用マシンがあり、かなりのトレーニングができる水準です。コンラッドと比較すると、トレーニング機器の充実度ではコンラッドのほうが少し上ですが、シャングリラのジムは地上8Fにあるので、コンラッドのような閉塞感はありません。
更衣室 あります。
その他 屋外にジャグジーがあります。更衣室の中にドライサウナ、スチームサウナ、ジャグジーがあります。室内ジャグジーは小さいですが、枕付で横になれるので、快適でした。
11 サービス ターンダウンサービスがあります。
チェックイン、チェックアウトは問題なく終わりました。
12 その他 車の手配、レストランの予約等、日本からメールでお願いしましたが、完璧とは言えないものの概ね対応は迅速でした。
13 総括 隣のコンラッドと料金はあまり変わらないと思いますが、当ホテルのほうが設備等のレベルは総じて高いと感じました。ただ、コンラッドも当ホテルも宿泊料金は相当高いので、それほどコストパフォーマンスが高いとは思いません。
（↑：スーツケース置き場等） （↑：ウェルカムティーセットと冷たいおしぼり=到着時）
（↑：便座の横にある小型テレビ。アメニティはロクシタン） （↑：バスタブ）
（↑：バスタブのハンドシャワー） （↑：バスタブの固定シャワー）
（↑：クローゼット） （↑：ベッド脇のぬいぐるみは有料）
（↑：ミニバー1） （↑：ミニバー2、湯沸し等）
（↑：ファックス・コピー・プリンターの複合機） （↑：DVDプレーヤー）
（↑：プール） （↑：屋外ジャグジー）
（↑：眺望1） （↑：眺望2）
（↑：ウェルカムフルーツ1） （↑：ウェルカムフルーツ2：様々なフルーツが補充されます）
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