ホテル宿泊記　香港26
  港麗酒店 ／ コンラッド 香港
　Conrad Hong Kong
1 詳細情報のあるウェブサイト 当ホテル（日本語）、香港ナビ、アップルワールド（クチコミ広場）、トリップアドバイザー（クチコミ情報）
2 宿泊時期／部屋タイプ／番号 2009年6月／Superior room／4417号室
3 1泊料金／予約方法 HK$1,800（＋10%、朝食付）／当ホテルで直接予約（出張のため、コーポレートディスカウント適用）
4 ホテル概要 コンラッドはヒルトンホテルグループの高級ブランドで、コンラッドの名称はヒルトンの創始者Conrad Hilton氏のファーストネームに由来しています。コンラッドはかつて、ヒルトングループの最上級ブランドに位置付けられていましたが、現在はウォルドルフ・アストリア（The Waldorf-Astoria）が最上級となっており、コンラッドはこれに次ぐ高級ブランドとされています。
香港のコンラッドは1990年の開業で、客室数は513。金鐘のパシフィック・プレイスに直結している最高級クラス3ホテルの一角で、英語のウェブサイトによると数多くの賞も受賞しています。なお、香港のコンラッドでは、ベッドに「コンラッドベア」（ぬいぐるみ）、バスタブにアヒルの玩具がお土産として置かれます。
5 立地 パシフィックプレイスと直結している3ホテルの中央に位置しています。MTRの金鐘駅まで雨に濡れずに行くことができますが、パシフィックプレイスは広いので、駅に辿り着くまで5分程度歩きます。パシフィックプレイスの中にコーヒーショップ、ドラッグストア、スーパー等が揃っているので、とても便利です。
空港との往復は、エアポートエクスプレス香港駅からの無料シャトルバス（H1）が当ホテルの正面入口前に停車します。なお、車で当ホテルに行く際には、通行規制の都合上、隣のアイランドシャングリラの前まで行って戻るような構造になっており、そこが混雑して時間がかかる（ホテルが目の前にあるのに数分かかる）ことがあるなど、少し不便に感じるかもしれません。
6 客室 概要 客室は40階から61階にあります。一番安いSuperiorの客室でも42㎡の広さがあり、ゆったりしています。室内は落ち着いた雰囲気で、絵画や調度品、家具等には高級感があります。また、古いホテルですが清掃等は問題なく行われており、清潔感も保たれています。一般的なホテルのレイアウトと比較すると、通常テーブルが置かれる所に小物置き場のようなスペースが設けられていました（そのかわり、テーブルはなし）。事務机はとても大きく、引き出しもあるので使いやすいです。また、机上の一部分に電源やLANケーブルの差込口（マルチプラグソケット）が設けられており、中に110V対応の差込口もありました。椅子も革製でゆったりしています。収納スペースとしては、クローゼットに加え、引き出しがテレビの下、スーツケース置き場の下、セーフティボックスの下にありました。
ベッド脇では照明の調節が可能です。時計が複数あるのは大変便利でした（「備品」の欄参照）。一方、テレビは古く、DVDプレーヤーを利用した際のスピーカーの音質にやや難がありました（浴室内にもスピーカーがありますが、こちらの音質も悪かった）。CDプレーヤーはポータブルタイプが事務机の上にありました。
ベッド ワンベッドルームのベッドはキングサイズ、高さもかなりありました。マットは平均的な硬さで心地よい感覚があり、快適でした。枕は100%羽毛枕が用意されていますが、羽毛の比率を落とした硬めの枕（羽毛比率30%及び50%の2種）やノンアレルギー枕（ラテックス入り、ロフトファイバー入り、スプリング入りの3種）があり、希望により準備してくれるとの案内がありました。
備品（あり） 無料ミネラルウォーター（770ml×2、補充あり）、セーフティボックス、冷蔵庫、コーヒーメーカー（＋コーヒー）、スリッパ（大小各1）、歯ブラシ、ティッシュ、ラジオ及びアラーム機能付CDプレーヤー、DVDプレーヤー、目覚まし時計×2（ベッド脇と浴室）、厚手のバスローブ、浴衣（?）、フルーツ、アイロン、体重計、傘
備品（なし） FAX
エアコン 風力、温度とも調整可能なタイプ。音はやや大きめでした。
ドライヤー 浴室の壁に固定されているものとポータブル型の2種類がありました。双方とも温風のみですが、風力の切り替えはありました。特に問題なく使えました。
浴室 浴室は大理石製で高級感があります。バスタブは深めでゆったりしており、十分に足が伸ばせます。バスタブにはハンドシャワーが付いていました。バスタブの他に独立したシャワーブースもありますが、やや狭く、シャワーは固定式（向きとお湯の出方は変更可能なタイプ）でした。お湯の出は十分で、温度も安定していました。
浴室内の化粧台には、2つのシンクがあります。また、浴室の奥には独立したトイレがあります。ただし、トイレ内は横幅が狭く便座も小さいので、あまり使い勝手がよくありません。
ネット接続 室内にLANケーブルがあります。料金はHk$40／1時間、HK$120／24時間、HK$600／7日、HK$1,200／30日（税不明）。マジネットが運営しており、LANケーブルの接続後IEを立ち上げると、料金選択の画面が出てきます。料金を選択し、指示に従ってクリックしていくと繋がります。通信速度も問題のない水準でした。
窓・眺望 部屋の正面全体に窓があり、大変開放的です。自分の部屋の場合、正面に香港島の山側の緑が広がり、両サイドに高層住宅群が見えるという眺望でした。
7 日本語／日本人 室内には、日本語の案内が完備されています。テレビはNHKワールドが視聴できます。客層は欧米系がメインですが、日本人も見かけました。中国本土の騒がしい団体客はいませんでした。
8 警備／鍵 鍵はカード式です（要回収）。正面の入口には常にドアマンがいますが、パシフィックプレイスに通じる通路からの出入りは自由なので、万全の警備体制という感じではありません。
9 食事 朝食 Garden Cafeのビュッフェを利用しました。高級ホテルとしては標準的なレベルで、一通りの品揃えがあり、卵料理専門のスタッフもいました。ただ、レストラン内が狭い、メニューの入れ替えがほとんど無い、朝6時30分に行ったらまだ準備中のものが多かった、2種類のスムージーはあったが温かった等、サービスのきめ細かさにかける部分があり、最高級ホテルの朝食という感じはしません。自分の場合は宿泊料金に朝食が含まれていたので問題はありませんが、別料金を出してまで食べる価値はないと思います。
ルームサービス 利用しませんでした。
レストラン 利用しませんでした。
10 スポーツ設備 プール 屋外温水プールとジャグジーがあります。ただしプールは小さめで、場所がレストランGarden Caf?の真横にあるので、落ち着かないかもしれません。
ジム ウェブサイトには、「最新の液晶テレビ付きの有酸素運動マシン、ウェイトトレーニング機器、ストレッチ機器を完備」とあります。実際、ウェイトトレーニングではベンチプレス、スミスマシン、バーベル、ダンベル、筋トレ用マシンが揃っており、かなりのトレーニングができる水準です。なお、スペースはそれほど広くなく、地下のような場所にあるので、開放感はありません。
更衣室 あります。
その他 更衣室の中にドライサウナ、スチームサウナがあります。
11 サービス 初日にはターンダウンサービスがありましたが、2日目はありませんでした。
チェックイン、チェックアウトは問題なく終わりました。
12 その他 夏真だったのでエレベーターの中が暑かったです。
13 総括 コーポレートディスカウントを利用して比較的安く宿泊できたので不満は全くありませんが、設備、サービスとも最高級クラスよりやや下、という印象を受けました。自己負担で宿泊するなら料金相応の満足度が得られない気もするので、別のホテルを選ぶと思います。
（↑：かなり高さのあるキングサイズのベッド） （↑：左側に小物置き場）
（↑：シャワーブース内のシャワーは固定式。向きは変更可能） （↑：トイレは個室になっているが、幅が狭く便座も小さい）
（↑：アイロン、スリッパ、浴衣、傘等。厚手のバスローブは別にあり） （↑：セイフティボックス、収納スペース等）
（↑：ミニバー1） （↑：ミニバー2）
（↑：コーヒーメーカー、無料飲料水等） （↑：ラジオと目覚まし機能つきのCDプレーヤー）
（↑：コンラッドベア） （↑：ウェルカムフルーツ）
（↑：眺望1） （↑：眺望2）
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