ホテル宿泊記 バンコク38
  VIE Hotel Bangkok - Mgallery
 ヴィ ホテル バンコク - Mギャラリー
1 詳細情報のあるウェブサイト 当ホテル(英語1)(英語2)(日本語)、トリップアドバイザー(口コミ)expedia(ゲストレビュー)agoda(くちコミ)楽天トラベル(お客様の声)4travel.jp(クチコミ)バンコクナビ泊まりタイ.com(2014.3宿泊記)
2 宿泊時期/部屋タイプ/番号 2015年10月/Deluxe/2011号室
3 1泊料金/予約方法 13,400円(税サ込、朝食付)/JHCで即時予約(福利厚生倶楽部で10%引き→実費は12,060円)
4 ホテル概要 2008年12月開業、客室数154。Mギャラリーは、フランスの大手ホテルチェーンであるアコーが2008年から展開している高級ブティックホテルのブランドで、アコーの紹介によると、「旅行者が建築、インテリアやサービスを通じて体感できるユニークな個性やストーリーがセンスよく演出されている」とのことです。
また、Mギャラリーの各ホテルは、(1)歴史の重みを感じさせる、由緒あるヒストリーを醸し出す「ヘリテージ」、(2)コンセプトまたはインテリアを手がけたデザイナーのスタイル、美の世界を反映する「シグニチャー」、(3)静寂の「セレニティー」、という3つのムードのうちの1つからインスピレーションを受けているそうです。当ホテルは建築家J.H. Boiffils氏がデザインしたと紹介されており、(2)に該当するものと思われます。なお、バンコクのMギャラリーには当ホテルのほか、Hotel Muse Bangkok Langsuanがあります。
当ホテルは、トリップアドバイザーの2012~2013年の「Excellence」、エクスペディアの2013年の「Insiders' Select List」、2012~2013年の「Now Travel Award」など、数々の賞を受賞しています。
5 立地 バンコクの中心部、サイアムエリアの商業地区から少し北側に位置しています。最寄り駅はBTSスカイトレインのラチャテウィ駅で、駅の階段入口とホテルとの間は、徒歩で1分程度の距離です。ただし、同駅には階段しかありません。ホテルの周辺は下町の雰囲気で、近くにマッサージや屋台はありますが、カフェやファーストフード店はありませんでした。コンビニはパヤータイ通りの反対側にセブンイレブンがありますが、通りを横切ることは困難なので駅を経由する等、回り道をする必要があります。一方、サイアムパラゴン等のショッピングエリアまで出れば何でも揃います。サイアムエリアへはスカイトレインが最も早いですが、当ホテルのトゥクトゥク(後述)または徒歩でも移動可能です。
ホテル→ドンムアン空港は、タクシーを利用するとメーター約200バーツで、所要時間は45分程度(月曜の午前中で渋滞あり)でした。
6 客室 概要 客室には、デラックス(38~41㎡)、デラックススイート(76~81m²)、メゾネットスイート(125m²)、グランドメゾネットスイート(145m²)、ヴィペントハウススイート3(90m²)、ヴィペントハウススイート2(114m²)、プレジデンシャルペントハウススイート1(420m²)があります。
自分が利用したデラックスは当ホテルでは最も狭いタイプですが、38-41㎡もあり、窓も大きく見晴らしもよい(後述)のでかなりゆったりとした印象でした。室内のデザインにあまり斬新なところはなく、家具とフローリングは焦げ茶色の木目で統一された落ち着きのある雰囲気で、使い込まれているうちにいい味が出てきている感じがしました。開業から7年が経過していますが、清潔感は保たれており、古びた印象も受けませんでした。
ワークスペースの環境としては、横に長いデスクがあり、ミニバー等が置かれている家具と一体化しているので、PC等のほかに小物等を置くのも苦労しませんでした。空きコンセントはデスクの正面2、浴室1、ベッド脇の棚の後ろ1の計4カ所。ただし、デスクの正面以外は使い難い場所でした。
AV機器等については、パナソニック製の液晶テレビがあるほかは、特にありませんでした。機能面では、ベッド脇のスイッチである程度の照明が調節可能になっていました。
洋服等の収納については、クローゼット、大きな引き出し、棚に加え、窓のそばにある長いソファ(ベッド)の上でスーツケースを広げたまま使用もできるので、全く問題ありませんでした。
なお、室内の照明が少し暗いように感じました。
ベッド 1ベッドルームのベッドはキングサイズ。枕は標準レベル、マットはやや硬めで、格別な心地よさは感じられませんでしたが、快適に休めました。掛布団は薄めでした。
備品(あり) 無料ミネラルウォーター(中×2本、補充あり)、スリッパとサンダル、冷蔵庫、湯沸し、セーフティボックス、ティッシュ、バスローブ、目覚まし時計、体重計、アイロン、傘
備品(なし) iPhone/iPodドッキングステーション、DVDプレーヤー、歯ブラシ、フルーツ、(歯ブラシ、髭剃り、櫛、ソーイングセット等は申告制で、頼めば持ってきてくれるシステム)
エアコン 温度、風力を調整できるタイプでした。音は大きめでした。
ドライヤー 米国のBabylissというブランド(中国製)で、温度は3段階、風力は2段階の切替がありました。音が大きいわりに風力は弱めでしたが、強風にするとある程度の風力がありました。
なお、ドライヤーは壁や引き出しの中には固定されていませんでしたが、浴室のコンセントはかなり低い位置にあり、浴室では使い難かったです。デスク正面のコンセントを使うと、座ったまま鏡を見ながら使うことができました。
浴室 浴室も広々としており、バスタブと独立したシャワーブースがあります。バスタブは幅も深さも十分にあり、頭の部分には枕のようなものが取り付けられていて、ゆっくりくつろげると思います。 清潔感も保たれていました。
バスタブにはハンドシャワーがありました。シャワーブースにはレインシャワーとハンドシャワーがありました。シャワーブースも十分なスペースがあり、小物を置くスペースも確保されていて、その点は使いやすかったです。一方で、シャワーブースを使うと、水がブースの外に出てしまう構造になっていました。
なお、当ホテルのシャワーは温度調整が難しいとの口コミを見かけましたが、確かに最初はわかりませんでした。お湯の量を最大にすると水を最大にしても熱すぎるので、水の量を最大にしてからお湯の量を微調整していく必要がありました(ほんの少しお湯の蛇口を動かしただけでお湯の温度がかなり変わりました)。また、ハンドシャワーとレインシャワーの切替をすると温度が変わる点も初めは苦労しました。湯量自体はもう少し強いほうが望ましく(熱すぎてお湯を最大限に出せないため)、お湯の温度もやや不安定でしたが、慣れてくるとそれほどストレスなく使えるようになりました。
トイレには、手動式(ホース式)の洗浄ハンドシャワーが付いていました。
ネット接続 室内にLANケーブルはありません。有線接続はデータソケットへの接続により可能とのことです(料金等の詳細は不明)。WiFiは無料で利用可能でした。WiFiに接続しブラウザを立ち上げると、ログインの画面が出てくるので、必要な情報を入力してログインすると、利用可能になります。通信速度は快適な水準で、問題なく利用できました。
窓・眺望 窓は床から天井までのサイズで幅も広めに作られており、視界を遮る建物もないので、見晴らしは良好でした。自分が宿泊した20階の部屋からは、左にバイヨークホテルのビル、正面に高層ビル群、右にサイアムパラゴンの建物、眼下には下町の古い住宅が見えるという構図でした。
7 日本語/日本人 テレビは、NHK World (日本語)が視聴できました。また、読売新聞の客室への配達がありました。一方、室内の案内は英語です。客層は中華系の家族連れとカップル、次いで欧米系が多く、日本人は少ししか見かけませんでした。一方で、マナーの悪い中国本土からの団体旅行客はおらず、ホテルやレストラン内は総じて静かでした。なお、別館に寿司バーYTSBがありますが、写真を見ると日本の伝統的な寿司屋とは異なっていました。
8 警備/鍵 鍵はカード式です。エレベーターは、カードを差し込まないとボタンが作動しないようになっていました。その他には特に警備等は行われていません。
9 食事 朝食 レストランLa VIEの朝食ビュフェを利用しました。高級ホテルの朝食の標準的なレベルで、メニューの入れ替えもありました。惣菜、生野菜、ハム・ソーセージ・チーズ、点心、パン・シリアル、パンケーキ/ワッフル、お粥、サラダ、フルーツ、ヨーグルト、ジュース等がバランスよく揃っており、長期滞在でなければ飽きずに利用できると思います。卵料理を作ってくれるコーナーもあり、オムレツや目玉焼きを頼んだら丁寧に作ってくれました。特筆すべきメニューとしては、朝から洋食系のスープがありました。一方で、日本食はありませんでした。コーヒーを頼んでから持ってきてくれるまでに時間がかかり、しかも少し冷めていた点を除くと、満足できました。
ルームサービス シーフード炒飯の目玉焼きのせを頼みました。約20分で持ってきてくれました。写真等はこちら
レストラン 利用しませんでした。
10 スポーツ設備 プール 屋外プールはパヤータイ通りに面した別館のような建物の屋上にあり、ジムと渡り廊下で結ばれています。プールは小さな長方形で、あまり本格的に泳ぐ感じではありません。また、水の透明度もそれほど高くありませんでした(汚いというほどではない)。
パヤータイ通りに面した(長方形の短い)側がガラス張りになっていました。長方形の長い側がガラス張りになっているとインフィニティプールらしくなるのですが、当ホテルの映像で見るほどの感動はありませんでした。
一方、プール脇にはパラソル付きのデッキチェア等が置かれていて、のんびりくつろぐにはよいと思います。また、プールの片隅に下から泡がボコボコと出てくるジャグジー機能が付いていました。
ジム ジム(VIE Signature Club)はホテルの規模に見合わず本格的で、宿泊者以外の人も利用していました(宿泊者は無料で利用可能)。ベンチプレス、スミスマシン、バーベル(40kgまで)、ダンベル、筋トレ用のマシン、有酸素運動のマシン(個別テレビ付)、角度調節可能なベンチ、バランスボール、マット等、一般のジムにある設備がほぼすべて揃っていました。また、スタジオもあり、有料のヨガクラス等がほぼ毎日開催されていました(ホテル宿泊者のヨガクラス参加費用は700バーツ~、要事前予約)。
更衣室 あります。
その他 更衣室の中に、ジャグジーとスチームサウナがありました。ジャグジーは大きく雰囲気もよいのですが、お湯の温度が高めなので、あまり長時間くつろぐ感じではありませんでした。
11 サービス チェックイン(午後1時頃)、チェックアウト(午前8時頃)は問題なく終わりました。チェックインの際は、館内に入るとフロントではなくロビーラウンジに案内され、座ってチェックインしました。待っている間、まずジュースが出てきて、その後、スタッフがパスポートやクレジットカード等のやり取りをしてくれました。所定のチェックイン時刻より早く到着したので少し時間がかかりましたが、ソファに座ってのんびりしながら30分程度で手続が終わり、部屋に入ることができました。
ターンダウンサービスがあります。その際、ベッド脇にクッキーを置いてくれていました。
トゥクトゥク:特に時間は決まっておらず、空いていればサイアムパラゴンあたりまですぐに連れて行ってくれます。自分はサイアムパラゴンまで2回利用しましたが、1回目は渋滞がなくすぐに着きましたが、もう1回は道路が渋滞し結構な時間がかかりました。
12 その他 浴室の洗面台にある栓が動かなくなり水が流れなくなったのでハウスキーピングに連絡したら、すぐに直してくれました。
13 総括 立地、客室、朝食、ジム・プール等を総合的に見ると、料金と比べて大変充実した内容で、これまで滞在したタイのホテル中でもトップクラスの満足度でした。唯一の難点はシャワーでしたが、水しか出ないとか、温度が不安定過ぎるといったレベルではないので、許容範囲ないでした。中国本土の団体旅行客がいない点もプラスです。日本人向けのサービスはほとんどありませんが、多くの人に推奨できる素晴らしいホテルだと思いました。
左=バスタブ、正面奥=洗面台、右=トイレとシャワーブース 洗面台、無料飲料水あり
トイレはホース式の洗浄シャワー付 バスタブは頭の部分に枕のようなクッション付
シャワーブース内1:レインシャワーとハンドシャワー シャワーブース内2:シャンプー等は棚のボトルに入っている
クローゼット内:傘、アイロン、スリッパ等 クローゼットとは別の棚
セーフティボックスと引き出し イ草のサンダル
湯沸し、コーヒー、グラス等 ミニバー1
ミニバー2 鳴らなかった目覚まし時計等
眺望1:中央奥にバイヨーク 眺望2
眺望3:中央にサイアムパラゴン 眺望4:ホテル裏の下町
外観1:客室は奥の高層ビル内、プールは手前の建物の屋上 外観2:プールと宿泊棟は渡り廊下のような通路で繋がる
外観3:エントランス1 外観4:エントランス2
プール1 プール2
プール3:大通り(パヤータイ通り)側はガラス張り プール4:片隅にジャグジー
プール5 プール6
レストランLa VIEの朝食1 レストランLa VIEの朝食2
レストランLa VIEの朝食3:朝から濃厚なスープ(左) レストランLa VIEの朝食4
レストランLa VIEの朝食5 レストランLa VIEの朝食6
ターンダウンサービスの際に配られる美味しいクッキー WiFiの速度計測結果
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