ホテル宿泊記　バンコク36
Siam@Siam Design Hotel & Spa 　サイアム アット サイアム デザイン ホテル アンド スパ
1	詳細情報のあるウェブサイト		当ホテル（英語）、トリップアドバイザー（口コミ）、agoda（くちコミ）、expedia（ゲストレビュー）
2	宿泊時期／部屋タイプ／番号		2014年7月／Leisure Class／1503号室
3	1泊料金／予約方法		9,867円（税サ込、朝食付）／エクスペディアの海外ツアー（航空券＋ホテル：ダイナミックツアー）で予約
4	ホテル概要		2007年1月1日ソフトオープン、3月グランドオープン、客室数203。ホテル名のとおり、独自のデザインを追及したスタイリッシュなブティックホテルです。外部、館内・客室共にオレンジ色とこげ茶色を基調とし、配管等を露呈させた高い天井、木材や金属、コンクリート壁などを組み合わせたインテリアが特徴的です。 当ホテルはタイで日産の自動車製造・販売等を手掛けるSiam Motors社が保有しており、ホテルのすぐ近くに同社の本社ビルがあります。また、同系列のホテルとして、Mode Sathorn Hotel Managed by Siam@Siam、Siam@Siam Design Hotel Pattayaがあります。
5	立地		バンコクの中心部、サイアムエリアの商業地区から少し外れたところに位置しています。最寄り駅はスカイトレインの始発駅となるナショナルスタジアム駅で、駅のエスカレーター・階段入口とホテルとの間は、徒歩で2～3分程度の距離です。サイアム・パラゴン等のショッピングエリアも徒歩圏内です。また、シーロム方面にも乗り換えなしで行けるので、便利な立地です。 ホテルの周辺にはカフェやファーストフード、コンビニはありません。駅と反対側に徒歩3分程度歩くとTesco Lotusのハイパーマーケットがあり、その中に地場系カフェ、ファーストフード、レストラン、フードコート等があります。この他では、ジムトンプソンの家もホテルから徒歩10分以内で行けると思います。 スワンナプーム国際空港→ホテルは、渋滞する平日の夕方の時間帯だったので電車を使ってみましたが、1時間程度かかりました。タクシーで当ホテルからスワンナプーム国際空港までの料金は、メーター約200バーツ＋高速道路75バーツでした。ホテル→空港の所要時間は25分程度（日曜の午前中で渋滞なし）でした。
6		概要	客室にはLeisure Class（28㎡、14～21階、142室）、Biz Class（28㎡、22～24階、42室、ラウンジ利用特典付）、Grand Biz Class（49㎡、14～24階、11室、ラウンジ利用特典付）、Youth Class（42㎡=3ベッドルーム、14～21階、8室）があります。 Leisure Class（及びBiz Class）はコンパクトな大きさで、ゆったりとした感じはありませんが、大きなソファが置かれているほか、家具等も効率的に配置されており、過ごしやすい印象でした。室内の装飾にはオレンジが多用されており、デザインも斬新な一方で、家具等は焦げ茶色、壁（コンクリート）はグレーなので、奇抜過ぎる感じはありません。開業から7年が経過していますが、清潔感は保たれており、古びた印象も受けませんでした。 ワークスペースの環境としては、横に長い引き出し付きのデスクがあり、ミニバー等が置かれている家具と一体化しているので、小物等を置くのには苦労しませんでした。ただし、椅子は背もたれがないので、長時間の仕事には不向きかもしれません。電源等はデスクの正面や周辺に多数の空きがあったので、複数の電子機器の充電が問題なくできました。 AV機器等については、ソニー製の液晶テレビが壁の高い位置に掛けられており、ベッドやソファ、バスタブから見るのにはちょうどよいと思いました。その他のAV機器は特にありませんでした。洋服等の収納については、引き出し付きのクローゼットに加え、スーツケースを広げたまま使用できる台（やや小さめ）もあり、ある程度のスペースが確保されていました。 なお、室内の照明が少し暗いように感じました（欧米仕様？）。
		ベッド	1ベッドルームのベッドはキングサイズ。格別な心地よさは感じられませんが、マット、ベッドともに標準的な仕様で、快適でした。ただし、掛布団はやや薄めでした。
		備品（あり）	無料ミネラルウォーター（中×2本、補充あり）、スリッパ（薄い）、冷蔵庫、湯沸し、セーフティボックス、ティッシュ、バスローブ、歯ブラシ、フルーツ、傘
		備品（なし）	iPhone／iPodドッキングステーション、DVDプレーヤー、体重計、アイロン
		エアコン	温度、風力を調整できるタイプでした。音は大きめでした。
		ドライヤー	Philips製で、温風のみ、強風・弱風の切り替えがあるタイプでした。壁や引き出しの中には固定されておらず、強風にすると十分な風力があったので、問題なく使えました。デスクの脇に収納されており、座ったままデスクの正面にある鏡を見ながら使えるので、便利でした。
		浴室	Leisure Classの浴室には、独立したシャワーブースはありません。バスタブは深めに造られており、中がタイルにになっているので、一昔前の日本のお風呂のような感じでした。ピカピカというわけにはいきませんが、清潔感も保たれており、ゆっくりできると思います。また、浴室と寝室の間の仕切りを開けると。バスタブの中から寝室にあるテレビが見えるようになっていました。 バスタブのシャワーはハンドシャワーで、湯量は問題のない水準でした。お湯の温度も安定していました。 トイレには、手動式（ホース式）の洗浄ハンドシャワーが付いていました。
		ネット接続	室内にLANケーブルはなく、恐らく使用不可。無線LANは利用可能で、無料でした。 インターネットに接続しIEを立ち上げると、ログインの画面が出てくるので、チェックインの時にもらったユーザーネームとパスワードを入力してログインすると、利用可能になります。通信速度は問題のないレベルでしたが、使用していないとすぐに切断され、近くにあるHoliday Inn Expressの電波に切り替わってしまう点はかなり面倒でした（再ログインするとまたすぐつながる）。
		窓・眺望	窓は大きく作られており、見晴らしは良好でした。自分が宿泊した15階の部屋からは、正面にHoliday Inn Expressのビル、左手にバイヨーク等、右手にマーブンクロンセンター等、右下にスカイトレインと国立競技場の一部が見えるという構図でした。
7	日本語／日本人		テレビは、NHK World （英語）が視聴できます。日本語放送は視聴できません。室内の案内もほとんど英語です。客層は圧倒的に欧米系の家族連れとカップルが多く、日本人はほとんど見かけませんでした。また、マナーの悪い中国本土からの旅行客もおらず、ホテル内は総じて静かでした。なお、1階に寿司レストランrainbow rolls sushiがありますが、こちらも欧米人を意識した店になっており、日本の伝統的な寿司屋とは全く異なっていました。
8	警備／鍵		鍵はカード式です。エレベーターは、高層階のみカードを差し込まないとボタンが作動しないようになっていました。その他には特に警備等は行われておらず、エレベーターでは1階（レストラン等がある）から客室まで、ロビー階を素通りして行くことができます（高層階を除く）。
9		朝食	レストランparty house oneの朝食ビュフェを利用しました。高級ホテルと比較すると限定的な内容で、メニューの入れ替えもわずかですが、一定水準の品揃えとクオリティは保たれていると感じました。メニューは充実した分野があるわけではなく、特に惣菜は少なめでしたが、贅沢を期待しなければ問題ないと思います。また、、品揃えは洋食中心で、卵料理を作ってくれるegg stationもあり、オムレツを頼んだら丁寧に作ってくれました。特筆すべきメニューとしては、Birthday Cakeと書かれた日替わりのケーキがありました。また、グアバジャム、バナナ・パッションフルーツジャム、パイナップル・ココナッツジャムといったユニークなジャムがあり、美味しかったです。一方、中華等は少なめで、日本食はありませんでした。
		ルームサービス	30分以内に持ってきてくれました。 Phad Thaiは 質、量ともに標準レベルでしたが、かなり大きめのプリプリ海老2匹がのっていたのが印象的でした。 Apple Caramel Delightは、甘く味付けしたリンゴの上に、ダークチョコレートムースとホワイトチョコレートピスタチオムースがのっているユニークなデザートでしたが、リンゴもムースもパッとせず、特に緑にコーティングされたホワイトムースは不味かったです。
		レストラン	利用しませんでした。
10		プール	屋外プールはロビー階のフロントの横にあります。いわゆるインフィニティプールになっており、プールの向こうにスタジアム等が見えました。雰囲気もよいので、プールの中で記念写真を取っているカップルを何組か見かけました。 プールは細長い長方形で、子供が水の中で遊びまわるような構造ではなく、水の透明度もある程度保たれているので、しっかり泳ぐことも可能です。また、プールの隣のスペースにはデッキチェア等が置かれていて、見晴らしもよいのでのんびりした雰囲気です。ただし、日除けの設備はほとんどありません。なお、当ホテルのプールは建物が日差しを遮るので、午前中は日当たりがあまりよくない点には注意が必要です。
		ジム	Spa Ten Gymという名称で、スパ（Spa 10）の隣にあります。プールとはつながっていません。有酸素運動のマシン5台（個別テレビはなし）、複合型を中心とした筋トレ用のマシン4台、スミスマシンとバーベル、ダンベル（20数kgまで）、角度調節可能なベンチ、ステップ台、バランスボール、マットがありました。本格的とまではいきませんが、ある程度のトレーニングができるレベルです。
		更衣室	あります。
		その他	ありません。更衣室の中に、ジャグジーとスチームサウナがあります。
11	サービス		チェックイン（午後6時頃）、チェックアウト（午前9時頃）は問題なく終わりました。チェックインの際、Spa 10のボディマッサージの30%割引クーポンと、bar elevenのウェルカムドリンクチケットをもらいました。 ターンダウンサービスがあります。その際、ベッドの両脇にクッキーを置いてくれるのですが、このクッキーがとても美味しかったです。ただし、カロリーは物凄く高いと思います。
12	その他		スカイトレインの音が室内に聞こえてくるので、気になる人は耳栓を用意したほうがよいかもしれません。自分はそれほど気になりませんでした。 エレベーターが2基しかないので、やや待ち時間が長い気がしました。
13	総括		開業当初はおしゃれなブティックホテルとしてかなり注目を集めましたが、（2014年7月時点で）開業から7年半が経過し、比較的手頃な価格になっていたので宿泊してみました。特に大きな不満もなく、意外に落ち着いた滞在ができたので、概ね満足しています。朝食付で1泊1万円を切る価格ならば、立地・設備・サービスの面から見て総合的にコストパフォーマンスも良好だと思いました。また、このホテルの隠れたの魅力は、マナーの悪い中国本土の旅行客がほとんどいない点かもしれません。日本人向けのサービスはほとんどありませんが、選択肢のひとつに入れてもよいホテルだと思いました。
バスタブはタイル貼りで深い ハンドシャワー トイレはホース式の洗浄シャワー付 無料飲料水、湯沸し等 ミニバー1 ミニバー2 クローゼット ユニークな照明とセーフティボックス 客室内のフルーツ ターンダウンサービスの際にベッドに置かれるクッキー 眺望1：右奥にバイヨーク・スカイ 眺望2：正面がHoliday Inn Express、右下にナショナルスタジアム駅 眺望3：プールから見た国立競技場1 眺望4：プールから見た国立競技場2 プール1 プール2 プール3 プール4 外観1 外観2 外観3：エントランス 敷地内にある祠 レストランparty house oneの朝食1 レストランparty house oneの朝食2 （左上、右上、左横） レストランparty house oneの朝食3,4, 5 左横の紫のケーキは日替わりのBirthday Cake （その他） ルームサービスのパッタイの写真はこちら ルームサービスのデザートの写真はこちら
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