ホテル宿泊記　バンコク21
  Conrad Bangkok
　コンラッド バンコク
1 詳細情報のあるウェブサイト 当ホテル（日本語）、バンコクナビ、トリップアドバイザー（みんなのクチコミ）、agoda（最新のお客様コメント）、Expedia（ゲストレビュー）、H.I.S.（口コミ）
2 宿泊時期／部屋タイプ／番号 2009年1月／クラシックキングベッドルーム／1901号室
3 1泊料金／予約方法 3,250バーツ（＋税サ17.7%、朝食付）／当ホテルのサイトで即時予約。
JANUARY SALEという料金プランでした。
4 ホテル概要 コンラッドはヒルトンホテルグループの高級ブランドで、コンラッドの名称はヒルトンの創始者Conrad Hilton氏のファーストネームに由来しています。コンラッドはかつて、ヒルトングループの最上級ブランドに位置付けられていましたが、現在はウォルドルフ・アストリア（The Waldorf-Astoria）が最上級となっており、コンラッドはこれに次ぐ高級ブランドとされています。バンコクのコンラッドは2003年の開業で、392の客室がある大型ホテルです。特にビジネスホテルとして評価が高いようで、英語のウェブサイトによると数多くの賞を受賞しています。なお、コンラッドに宿泊すると、ベッドとバスタブに持ち帰りができる「コンラッドベア」（ぬいぐるみ&押すと音が出る玩具）が置かれていますが、バンコクはベア（熊）ではなく象になっています。ただし、自分の宿泊した部屋にはぬいぐるみは置かれておらず、玩具だけでした。
5 立地 バンコクの中心部パトムワン地区、ウィッタユー通り（ワイヤレスロード）に位置しています。ホテルの近隣には各国の大使館等が集まっており、比較的静かな環境ですが、ホテルの建物は、複合施設All Seasons Placeと繋がっており、外に出なくても一通りのものは揃います。All Seasons Place内には小さなモールがあり、スーパーのTOPSやドラッグストアのBoots、Starbuck、Burger King、Sizzler等が入店しています。また、隣のビル（M Thai Tower）にはサンドウィッチショップのau bon pain、ウィッタユー通りに出るとすぐにセブンイレブンもあります。
最寄り駅はBTSのプルンチット駅で、駅までは徒歩で10分程度かかりますが、同駅までの無料シャトルバスサービスが7時～21時まで（平日は15分の頻度、休日の頻度は不明）あります。
当ホテルのウェブサイトには国際空港まで30分と記載されています。タクシーで国際空港→ホテルは、平日夕方の渋滞がある時刻で所要時間約50分（渋滞を避けて大回り）、料金431バーツ（メーター311、高速道路料金70、手数料50）、ホテル→空港は渋滞のない朝7時前で約25分、料金311バーツ（メーター241、高速道路料金70）でした。
6 客室 概要 一番安いクラシックルームでも40.5㎡の広さがあります。大きめの家具や設備が余裕を持って配置されており、ソファとテーブルが置かれているわりに窮屈な感じはしませんでした。ウェブサイトには、「シルクと木材を用いたコンテンポラリーなタイ・スタイル」と記載されており、実際に、新しさと伝統がうまく調和して落ち着いた中にも洗練された雰囲気が感じられました。掃除もきちんとされており、清潔感も保たれています。
機能面では、デスクが大きいうえ、椅子も高さの調節ができるタイプのものが置かれています。さらに、デスクには引き出しが3つあり、デスクの横には雑誌入れもあるので机の周囲の整理もしやすく、快適に仕事ができると思います。また、洋服等の収納についても、クローゼットと引き出しがあり、十分なスペースが確保されています。なお、テレビはSonyのBraviaが設置されており、画面もクリアでした。
ベッド 1ベッドルームのベッドはキングサイズ。掛け布団は厚め、敷布団は体にピタッとなじむ感じで、快適でした。
備品（あり） 無料ミネラルウォーター（500ml×2本、ターンダウン時等に補充）、無料牛乳、歯ブラシ、スリッパ、冷蔵庫、湯沸し、セーフティボックス、ティッシュ、バスローブ、目覚まし時計、DVDプレーヤー、体重計、アイロン、傘
備品（なし） FAX
エアコン 温度・風力の調整が可能なタイプです。音は静かでした。
ドライヤー 温風のみで、風力は2段階の切替がありました。壁等には固定されておらず、風力も強かったので問題なく使えました。
浴室 バスルームは、寝室とガラスパネルで仕切られたデザインで、電動式のカーテンにより（スイッチはバスルームと寝室の両方にあり、カーテンは寝室側にあります）、バスルーム内を隠すことも可能です。バスルーム内には、バスタブと独立型のシャワーブースがあります。バスタブは深めかつ長めで、思い切り足を伸ばせます。バスタブにはハンドシャワーがあり、シャワーの湯量は問題のない水準でした。また、バスタブから寝室にあるテレビを見ることが可能で、音量を調節する端末がバスルーム内にあります（「12 その他」参照）。シャワーブースは平均的な大きさで、レインシャワーとハンドシャワーがありました。お湯の温度は安定していましたが、温度調節に少し手こずりました。レインシャワーの湯量は十分でしたが、ハンドシャワーはやや弱めで、特に支障はありませんでしたがもう少し強いほうが快適だと思います。
ネット接続 室内にLANケーブルがあります。料金は350バーツ／1時間、750バーツ／1日、5,250バーツ／1週間（税込）
マジネット（Maginet）が運営しています。LANケーブルを接続しIEを立ち上げると、ホテルのウェブサイトが出てくる（日本語に変更可能）ので、料金等について「了承する」→利用規約「承諾する」→料金を選択し「有料で利用する」→返金等の規定「了承する」の順で繋がります。通信速度は問題ありませんでした。
窓・眺望 窓は大きく、周囲に遮るものが何もないので、見晴らしは良好です。正面にはビル群が、眼下には庭園の緑が広がっていました。
7 日本語／日本人 テレビはNHKワールドプレミアムが視聴できます。室内等に日本語の表示がありました。電話機に「日本語ホットライン」というボタンがあり、押すと日本人スタッフが対応してくれました（「12 その他」参照）。客層は欧米人が多かったですが、日本人も見かけました。部屋に配達されるのは現地の英字新聞です。
8 警備／鍵 鍵はカード式です。エレベーターはこのカードを挿入しないと動かないシステムですが、カードを入れると宿泊している階以外にも行くことはできます。警備は厳重というほどではありませんが、ロビー周辺に多数のスタッフが待機しています。
9 食事 朝食 高級ホテルとしては平均的な水準だと思います。品揃えはあらゆるものが一通り揃っている感じで、一日では食べきれません。卵料理専門のスタッフもいました。よかった点としては、惣菜の種類が比較的多く美味しかったこと、コーヒー（薄め）をポットで持ってきてくれたこと、ジュースの種類が多く、スムージーがあったことが挙げられ、残念だった点としては、野菜の品数が少なめだったこと、約半分の果物はカットしていないで丸ごと置かれていたことが挙げられます。なお、惣菜類はメニューの入替えがありましたが、パンは毎日同じでした。
ルームサービス ホテル内のレストランとほぼ同じメニューがあり、CAFE@2の場合はルームサービスのほうが約20～30バーツ割高でした。25分で持ってきてくれました。カニのカレーソース炒めは◎、バナナの春巻きは△でした。
レストラン CAFE@2では、(1)鶏肉のレッドカレー、(2)海老のニンニク胡椒炒め、(3)アップルクランブルを頼みました。(1)は鶏肉がゴロゴロ入っていて、カレーの味も◎でした。(2)はちょっと薄味で△、(3)はボリュームがあり、温かいアップルクランブルにアイスクリームをかけて食べると○でした。Diplomat BarではAfternoon Tea Setを頼みましたが、ティラミスも付いていて◎でした。
10 スポーツ設備 プール プールはお薦めです。変形ですが十分な広さがあり、水もタイルもきれいなので、快適かつ本格的に泳ぐことができます。高層ビルに囲まれていますが、木や花が配置され、デッキチェアやパラソル、テーブル等が多数用意されているので、のんびりするにも最適です。プールの奥に日当たりのよい場所があり、多数のデッキチェアが並べられていて、欧米人が日光浴をしていました。
ジム ボディワークス・フィットネスセンターというジムがあります。テレビ付の有酸素運動マシンのほか、ベンチプレスやスクワット等もできるバーベル・ダンベル等のフリーウェイトの設備、スミスマシンをはじめとする筋トレ用のマシンがバランスよく揃えられており、ジムとほぼ同様のトレーニングが可能です。飲料水のボトルももらえます。
更衣室 あります。
その他 更衣室の中に、スチームサウナとドライサウナがあります。ジムの中にエアロビクスのスタジオがあります。プールの手前にジャグジーがあります。プールの奥には夜間照明付きテニスコートが2面あります。なお、ウェブサイトには「見晴らしのよい屋上のジョギングコース」があると記載されていますが、実際には、プールの奥に小さな庭園のようなスペースがあるだけで、本格的に走ることはできません。
11 サービス チェックイン、チェックアウトは問題なく終わりました。
ターンダウンサービスがあります。
12 その他 バスルーム内のスピーカーシステムが故障しており、テレビの音声が聞こえなかったため修理を依頼したところ、すぐにスタッフが来てくれました。ただ、簡単に修理できるものではなかったので結局そのままになり、日本人スタッフから、部屋を変更しましょうか、というお詫びの電話がありました。
ハウスキーピングに頼みごとをしたときも、対応は迅速でした。
通路の冷房が弱く、蒸し暑く感じました。
室内にはいませんでしたが、ロビーやレストラン等で、何度か蚊が出てきました。
13 総括 100点満点というわけではありませんが、料金が安かったので大変満足度の高い滞在となりました。ウィッタユー通り沿いの他の高級ホテル（プラザアテネ、スイスホテルナイラートパーク）と比較すると、利便性、室内設備およびスポーツ関連施設の充実度から判断して、当ホテルの総合点が最も高いと感じました。当ホテルは料金が時期によってかなり異なるので、料金が安い時期に利用することをお薦めします。
（↑：バスタブから見えるベッドルーム） （↑：シャワーブース内のハンドシャワーとレインシャワー）
（↑：バスタブの上にある象の玩具） （↑：セイフティボックスと収納スペース）
（↑：ロゴ入りバスローブとアイロン） （↑：スーツケース置き場と引き出し）
（↑：ミニバー1） （↑：ミニバー2）
（↑：湯沸し、無料インスタントコーヒー等） （↑：DVDプレーヤー）
（↑：プール1） （↑：プール2）
（↑：プール3） （↑：プール手前のジャグジー）
（↑：テニスコート） （↑：「ジョギングコース」と紹介されている小さな庭園)
（↑：眺望1） （↑：眺望2）
（↑外観1） （↑：外観2：All Seasons Placeの正面。ホテルはその右斜め奥）
（↑：ウェルカムフルーツ：補充あり） （↑：レストランCAFE@2：MPC＝スムージー
　　　180バーツ→宿泊者向け15%割引＋サービス料18バーツ＋税7%）
（↑：レストランCAFE@2：Pa Naeng Gai=鶏肉入りレッドカレー
　　　320バーツ→宿泊者向け15%割引＋サービス料32バーツ＋税7%）		 （↑：レストランCAFE@2：Goong Tod Kra Tiem=海老のにんにく胡椒炒め
　　　320バーツ→宿泊者向け15%割引＋サービス料32バーツ＋税7%）
（↑：レストランCAFE@2：アップル・クランブル レモングラスアイスクリーム添え
　　　230バーツ→宿泊者向け15%割引＋サービス料23バーツ＋税7%）		 （↑：バーDiplomat Bar ：Afternoon Tea Set (1人用)
　　　410バーツ→宿泊者向け15%割引＋サービス料41バーツ＋税7%）
（↑：Room Service：以下の料金＋税サ17.7%
　右手前：Nua Poo Pad Pong Garee カニのカレーソース炒め 350バーツ
　中央奥：バナナの春巻き パッションフルーツソース添え 180バーツ
　右奥　 ：マンゴースムージー 190バーツ）		 （↑：朝食1）
（↑：朝食2） （↑：朝食3）
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