シンガポール（発）の中華料理レストラン
Hong Kong Sheng Kee Dessert （香港盛記甜品）
シンガポールの大手食品サービス会社Select Groupが2010年から展開するレストラン。店名にもなっている香港スタイルのデザートに加え、点心、麺類、ライス等が揃っています。シンガポールのほか、マレーシア、インドネシア、ベトナムに出店しています。なお、Select Groupは、1991年に食事のデリバリーサービス会社として創業し、その後は各種外食店の展開、フードコートの運営等を幅広く手掛けています。
（↓：2019/7：マレーシア・クアラルンプール／Sunway Velocity Mall）雲吞麺と春巻、カスタード饅頭という香港の定番メニューを食べてみました。雲吞麺は香港で食べるものとスープの味が少し違っていて、不味くはないけど香港のほうが美味しいと思いました。春巻にはチリソースが付いていて、これはこれで悪くはないと思いましたが、やはり香港で食べる春巻のほうが個人的には好きでした。カスタード饅頭は香港で食べるものとほぼ同じでしたが、饅頭をカットして中の写真を撮ろうとしたらカスタードが飛び出してきて服を汚してしまうという失態をおかしてしまいました。全体的な印象としては、価格が安い分、味もそれなり、といったところでした。なお、モール内では、当店の隣にあるGO Noodle House（有間麵館）という店があり、いつ見てもとても流行っていて、行列ができていることもあり入りにくかったので、比較的空いていた当店を選びましたが、後になってGO Noodle Houseにすればよかったかな、と少し後悔しました。

HK WANTON NOODLE MYR13.9＋税サ16%	DEEP FRIED SPRING ROLL MYR5.9＋税サ16%

YOLKY CUSTARD PAU MYR5.9＋税サ16%	クアラルンプール・Sunway Velocity Mallの店
Tresures Yi Dian Xin （寶一点心）
2004年に創業した御寶飲食集団（Imperial Treasure Group）が展開する点心専門店。2019年6月時点では、シンガポール国内に4店舗あります（パラゴン、ラッフルズシティ、パークウェイパレード、チャンギ国際空港T4）。また、同集団は「御寶」の名称を含む様々な中華料理店を運営しており、ミシュラン等で多数の受賞歴があります。2019年6月時点では、中国（上海、広州、香港）、韓国（仁川）、ロンドンにも進出しています。
（↓：2019/5：シンガポール／Raffles City） Noodles with Shrimp Roeは、蛯子（エビの卵を乾燥させた食材）がトッピングされた汁なしの麺で、よくわからないままオーダーしましたが、食べてみると独特の香ばしさがあってとても美味しかったです。また、一緒に出てきたスープは雲吞麺に使われる定番の味で、麺と一緒に飲むと食が進む感じでした。野菜が付いてきた点もよかったです。Deep Fried Porcupine Bun with Red Bean Pasteは、見た目がPorcupine（ヤマアラシ）のようになっている面白い一品でした。中には小豆餡が入り、それを油で揚げているのですが、サクサクとした食感で、腹に溜まるような感じはそれほどなく、普通に美味しかったです。マンゴーカスタード餅は、ひんやりとした白い餅の中にマンゴーカスタードが入っていて、こちらは口に入れると冷たさと甘さがうまくミックスされて、とても美味しいと思いました。決して安くはなく、ピーク時には少し待ち時間も発生していましたが、ピーク時を外してまた来たいと思う店でした。

Noodles with Shrimp Roe S$7.5＋税サ17.7%	Mango Custard Mochi（3個） S$6.5＋サ17.7%

Deep Fried Porcupine Bun with Red Bean Paste（3個） S$6.3＋税サ17.7%。この他にCoke Light S$4＋17.7%、 Paper Towel S$0.3＋17.7%

ラッフルズシティ店の店内	ラッフルズシティ店のエントランス
Paradise Dynasty （樂天皇朝）
2002年に創業したシンガポールの大手中華料理チェーン店、パラダイスグループ（Paradise Group／樂天餐飲集團）が展開する中華レストラン。中国の北部から南部までの伝統料理に革新を起こした創作料理を取り揃え、特に8色（オリジナル、カニの卵、チーズ、ガーリック、高麗人参、四川風、フォアグラ、ブラックトリュフ）の小籠包で有名です。樂天皇朝は、パラダイスグループが展開する10以上の中華料理店のブランドのひとつで、1号店は2010年に開業したION Orchard店です。現在はシンガポールに加え、日本（銀座）、香港、台湾、マレーシア、タイ、インドネシア、フィリピン等に出店しています。
（↓：2019/3：香港=旺角・雅蘭中心／Grand Plaza）名物の8色小籠包の中では、個人的にニンニクと蟹、次いでチーズが気に入りました。オリジナルは鼎泰豊のほうがおいしいと思いました。エビワンタン入り豚骨ラーメンは、豚骨の風味がしっかり感じられ、エビワンタンもしっかりと入っていました。ただ、格別美味しいというほどのものではなく、エビワンタンの味も他店と比べてそれほど印象に残るようなものではなかったので、価格に見合った価値があるとは思いませんでした。また、頼まなくても前菜HK$15とお茶H$8がでてきて、特に前菜は美味しくなかったので、思った以上に出費が嵩んでしまい、全体的な満足度は低下しました。なお、日本の銀座店の8色小籠包の価格をチェックしてみたら1790円＋消費税となっており、香港よりもさらに高めに設定されていました。

オーダーはメニュー表（英語・中国語）に書いて渡す方式	小食 HK$15、茶 HK$8＋サービス料10%（注文しなくても出てくる）

（左）Speciality Dynasty Xiao Long Bao HK$108 ＋サービス料10% 　　　　　　　　（右）La Mian with Prawn Wanton in Signature Pork Bone Soup HK$68＋サービス料10%

香港・旺角の雅蘭中心／Grand Plaza内の店1	香港・旺角の雅蘭中心／Grand Plaza内の店2

香港・旺角の雅蘭中心／Grand Plaza内の店3	香港・旺角の雅蘭中心／Grand Plaza内の店4
Crystal Jade （翡翠）
「クリスタル・ジェイド（翡翠）」は、1990年にシンガポールで設立された中華料理レストランチェーン。現在はシンガポールの他、アジア各国と米国に100店舗以上を展開しています。2014年にはフランスのLVMHモエヘネシー・ルイヴィトン系列の投資ファンドが同社を買収しました。
（↓：2019/10：翡翠拉麺小籠包＝HKIA）桜海老と卵の炒飯は、どこで食べてもハズレがなく、この店のものもエビが香ばしくライスはあっさりとした味付けで、普通に美味しかったです。リュウガン、クコの実、梨のお茶はさっぱりした味を想像していましたが、中途半端に甘くて全然美味しくありませんでした。

Fried Rice with Sakura Shrimp and Eggs HK$118＋サービス料10%	Longan, Wolfberry and Pear Drink 冷 HK$24 +サービス料10%
（↓：2018/1：翡翠拉麺小籠包＝HKIA）クリスタル・ジェイドには様々なブランドがあります。今回は香港国際空港で、カジュアルな雰囲気の「クリスタル・ジェイド・ラーメン・ショウロンポウ（翡翠拉麺小籠包）」を利用してみました。「ラーメン葱油仕立て」の葱油とは、後で調べたら、ネギを低温で揚げ、香りをつけた油だそうです。このときはよくわからずに食べたのですが、とても美味しかったです。葱油が美味しかったのかどうかは定かではないのですが、小さな干しエビがスープの中に入っていて、これがいい味を出しているような気がしました。一方、上海風小籠包は、どこがどう違うのかはよくわかりませんが、鼎泰豊のほうが断然美味しいと思いました。また、翡翠拉麺小籠包は価格も少し高い気がしました。香港国際空港ターミナル1の一般エリアできちんと食事をしたい場合、ここと何洪記のどちらにするか悩ましいところですが、個人的には何洪記のほうが香港らしく、食べたいメニューが多い気がしました。まあ、両方とも行列が出きていることがあるので、翡翠拉麺小籠包もまた利用する機会はあると思います。

	（左上）ラーメン葱油仕立て HK$52 +サービス料10% （右上）上海風小籠包 HK$39 +サービス料10% （左横）レモンティー（アイス）HK$24 +サービス料10%
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