搭乗記　格安航空会社（LCC） 26
ノックスクート / NokScoot Airlines 　XW101 成田→バンコク（ドンムアン）
1	搭乗年月		2019年2月
2	航空会社概要（搭乗時）		2014年に設立され、2015年に運航を開始したタイの中距離LCC。タイ国際航空系列のLCCであるノックエアと、シンガポール航空系列のLCCであるスクートが各々49%を出資しています。バンコクのドンムアン空港を拠点として、インド（デリー）、中国（5都市）、台湾（台北）及び日本（成田・関西）の路線に就航しています。 保有機体数5、平均機体年齢17.5年（機材はいずれもシンガポール航空が2001～2002年から利用していたもの） 　ボーイング777-200 (5)
3	運賃		航空券 23,700円＋ 成田／旅客サービス施設使用料2,090円＋ 成田／旅客保安料 520円＋ 日本／国際観光旅客税 1,000円＋ タイ／Advance Passenger Processing User Charge (E7) 120円＋ タイ／International Arrival And Departure Fees（G8）51円＋ 座席指定料（エコノミー）1,300円＋ クレジットカード支払い手数料 1,200円（復路と共通） 合計29,981円（片道） 運賃タイプ：Flybag（20kg受託手荷物を含む）
4	機種／機体番号／年齢（引渡し）		ボーイング777-200／HS-XBC／17.7年（2001年5月）
5	座席配列／数／シートピッチ／幅 ／リクライニング		スクートビズ：2-4-2／24席／38インチ／21.7インチ／8インチ エコノミー：3-4-3／ 　スタンダード・シート298席／31インチ／N.A.／6インチ 　スーパー・シート63席／35インチ／N.A.／6インチ 　ストレッチ・シート30席／36インチ／N.A.／6インチ （会社公表数値）
6		オンラインチェックイン	不可
		空港	成田空港第2ターミナル
		チェックインカウンター	チェックインカウンターには出発時刻の2時間15分前に到着。この時点では隣のカウンターの先までの物凄い列ができていたので、いったん食事に出かけ、45分後に戻ってくると、列はある程度、短くなっていました。カウンターでは8人のスタッフがチェックインの業務を行っていたので、わりと順調に処理は進んでいき、15分ほどの待ち時間で手続が完了しました。（機内持込荷物検査の混雑状況にもよりますが）出発時刻の2時間前頃を避けて並ぶのが賢明だと思いました。
		機内持込手荷物検査	こちらもわりと混雑しており、（平日13時前）、待ち時間を含めた所要時間は15分程度でした。
		出国審査	待ち時間0分（パスポートの顔写真による事前登録不要の自動化ゲート）
		搭乗ゲート	88：LCCで利用することが多い、サテライトビルの一番奥にあるゲートでした。出国審査場からの所要時間は7~8分程度でした。
7		搭乗率／乗客	ほぼ満席／正確にはわかりませんが、海外のLCCにしては日本人の比率が高めでした（最多数はタイ人）。
		快適度	前述のとおり、ノックスクートの機材はいずれもシンガポール航空が長年使ってきたもので、今回の機材も機体年齢約18年のかなり古い機材でした。一見そこまでの古さは感じられませんでしたが、布製のシートやトイレ等、経年劣化が否めない部分もありました。また、自分の座席は読書灯が点灯せず、コールボタンも作動しなかったのでキャビンアテンダントに確認したところ、読書灯は調整可能（ただし付けっ放しの状態）だが、コールボタンは中央の座席（3-4-3の座席配列の4の部分）が作動しない状態になっているとのことでした。読書灯が使えるようになるまでかなり時間がかかり、点灯後も自分ではコントロールできなかったうえ、コールボタンの不具合で食事のオーダー等もこちらから声をかける必要があり、かなり不便でした。古い機材は可能なら避けたほうがよいと改めて実感しました、 足元は、大型機だったので短距離路線で使われるエアバスA320、321、ボーイング737-800等と比較すると余裕がありました。騒がしい乗客もいませんでしたが、到着2時間前あたりから隣の日本人に話しかけられ、旅の自慢話をずっと聞かされる羽目になりました。
		座席の材質	布製
		モニター／充電／WiFi等	モニターなし。USBポートなし。機内有料WiFiサービスなし。スクートビズには電源あり。
		シートポケット（収納）	座席下部：横幅は標準よりやや狭く、収納能力はやや低めでした。薄型PC、文庫本、収納ケース、大きめのデジカメをギリギリ入れることができました。
		機内食	今回食べた機内食はこちらをご覧ください。 メニューを見ると、価格はやや高めの水準でしたが、一部のバカ高いLCCほどではなく、まあ許容範囲だと思いました。温かい食事が200バーツ（チキンのパネンライス、ビーフシチューパスタ、照り焼きチキンご飯、ベジタブルスパイシーご飯）、軽食が150バーツ（チキンハムとチーズのクロワッサン、豆腐サラダ、炊き込みご飯おにぎり、チキングリルマヨネーズラップ）、カップヌードルが100バーツ（4種）、スナック菓子が60～90バーツ、飲料が70バーツ、ビールが120バーツ、ワインが200バーツでした。 クレジットカードの利用は不可、外貨での支払いは紙幣のみ可能（硬貨は不可）で、お釣りはタイバーツで戻ってくるとのことでした。
8		搭乗開始予定時刻／開始時刻	13:10／詳細は不明ですが、ほぼ定刻に搭乗開始（13:15にゲートに到着したときには既に搭乗が始まっており、13:20には最終搭乗の案内がありました。スクートを利用した時と同様、定時運航に対する意識の高さが感じられました。
		出発予定時刻／出発時刻	13:55／13:57
		離陸／着陸時刻（飛行時間）	14:24／18:59（6時間35分）
		到着予定時刻／到着時刻	19:10／19:06
9		到着空港	バンコク・ドンムアン国際空港
		到着ゲート	26：出入国審査場から（多分）最も遠い場所にあるゲートで、入国審査場までは普通に歩いて約5分かかりました。
		入国審査	到着が平日の夜7時過ぎで、Foreign passport（中国人を除く外国人）のカウンターには十数人の列ができていました（中国人はChinese passportのカウンターが別にありました）。待ち時間も含めた所要時間は8分程度でした。なお、自分が並んで待っている最中、人が急に増えてきていたので、この時間帯はできるだけ早くカウンターに向かったほうがよいと思いました。
		手荷物引取り	入国審査を終えてターンテーブルに到着したときには既に荷物の運び出しが始まっており、自分のスーツケースは約9分後に出てきました。
		税関チェック等	なし（特に呼び止められなかったのでそのまま通過）
		一般エリアまでの所要時間	着陸から38分、到着（機体停止）から31分。
10	総括		ノックスクートは初めての利用でしたが、定時運航の面では予定時刻より前に到着してよかった半面、機材の古さの影響をまともに受けたので、バンコクとの往復ではタイエアアジアXのほうが無難な気もしました。また、ノックスクートとは関係ないこととして、ドンムアン空港から市内に向かうためタクシーに乗ろうとしたら（旧正月の季節的な要因か？）150人以上の人が待っている状況（カウンターで対応中の番号が800番、自分の番号が950番）で、タクシーも全然来ていない印象でした。係員は1時間以上待つかも、と言っていたので、空港のInformation Deskに聞いて、A1のバスを利用して市内に向かいました（3番目のバス停Mo Chit駅でスカイトレインに乗り換え、バス料金30バーツ、所要時間30分）。
チェックインカウンター（出発時刻の2時間15分前＝物凄い長蛇の列） 同（出発時刻の1時間30分前＝列はかなり短くなりました） 今回の機材：ボーイング777-200、機体年齢17.72年の古い機材 足元には余裕あり テーブルにはカップホルダーあり（シンガポール航空の名残か？）
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