搭乗記　格安航空会社（LCC） 22
香港エクスプレス / Hong Kong Express Airways 　UO647 成田→香港
1	搭乗年月		2018年9月
2	航空会社概要（搭乗時）		香港で唯一のLCC。日本－香港路線は充実しており、成田、羽田、名古屋、関西、高松、広島、福岡、熊本、鹿児島、石垣からの直行便があります。 1995年にマカオのカジノ王と呼ばれたスタンレー・ホー氏が立ち上げた香港・マカオ間のヘリコプター運航会社が当社の母体です。2004年には民間航空業務に参入するため港聯航空となり、後に中国の海南航空の傘下に入って現在の社名となりました。当初はFSC（Full Service Carrierでしたが、2013年からLCCとして運営されています。 また、香港航空も海南航空の傘下にあります。ちなみに、海南航空を有する中国の海航集団は、欧米企業の買収による負債拡大から経営難に陥っていると報じられています。一方で海航集団の後ろ盾として習近平国家主席の腹心である王岐山氏の名前が挙がっており、経営や資本構成が不透明とも指摘されています。 保有機体数23、平均機体年齢3.9年 　エアバスA320-200(8)、A320neo (5)、A321-200 (10)
3	運賃		航空券 4,380円＋ 成田／旅客サービス施設使用料2,090円＋ 成田／旅客保安料 520円＋ 燃油サーチャージ等 1,000円＋ 受託手荷物（20kgまで） 3,500円＋ 座席指定（スタンダードシート） 700円＋ 予約管理 680円 合計12,870円（片道） 運賃タイプ：ファン＝ほぼすべて別料金（上記参照）
4	機種／機体番号／年齢（引渡し）		エアバスA321-200／B-LEE（Siu Loong / 小龍） ／1.2年（2017年8月）
5	座席配列／数／シートピッチ／幅		エコノミーのみ：3-3／230席／N.A.／N.A. （足元の空間が広いスイートシート20席） （数値は非公表ですが、シートピッチは29インチ程度と推測されます）
6		オンラインチェックイン	可（出発予定時刻の48時間前～75分前まで）。詳細はこちら。
		空港	成田空港第2ターミナル
		チェックインカウンター	チェックインカウンターはFで、通常のカウンターとは違う場所にポツンとありました。チェックインカウンターには出発時刻の1時間40分前に到着。行列はほとんどなく、1分ほどの待ち時間で対応してもらえました。今回はオンラインチェックインを済ませて搭乗券も印刷していましたが、意味はありませんでした。成田のチェックインカウンターは優先搭乗とオンラインチェックインの列しかなく、成田ではオンラインチェックイを事前に行ってもあまり意味がないと思いました。
		機内持込手荷物検査	閑散としており（平日18時頃）、待ち時間は1分程度でした。
		出国審査	待ち時間0分（自動化ゲート）。通常の審査カウンターも審査担当者は3人だけでしたが、各列に5人程度の人が待っているだけでした。
		搭乗ゲート	88：LCCで利用することが多い、サテライトビルの一番奥にあるゲートでした。出国審査場からの所要時間は7~8分程度でした。
7		搭乗率／乗客	80%程度／正確にはわかりませんが、香港人の比率が9割以上のように感じました。
		快適度	2017年8月にデビューした新しい機材で、座席周辺はとても快適かつ清潔でした。また、今回のA321の機材は、LCC御用達のA320よりも、気のせいか足元のスペースが若干広いように感じました。また、マナーの悪い乗客もいませんでした。ただし、トイレは一般的な機材より狭い気がしました
		座席の材質	革製
		モニター／充電／WiFi等	モニターなし。USBポートなし。電源なし。機内有料WiFiサービスなし。
		シートポケット（収納）	座席下部：横幅は標準よりやや狭く、奥行きにも余裕はなく、収納能力は低めでした。薄型PC、文庫本、収納ケースを入れたらパンパンに膨らんで、大きめのデジカメを入れることができなくなりました。
		機内食	今回食べた機内食はこちらをご覧ください。 メニューを見ると、やはり価格はかなり高めに設定されていました。3月時点から大きな変化はなく、点心セット、ベークドポークライス、豚煮込みご飯の味噌ソースがけ、タイのレッド・チキン・カレー・ライス、牛肉弁当、バジル・クリーム入りペンネ・パスタ、キノコと中華風ソーセージ入り蒸しチキンライス、揚州風チャーハンがいずれもHK$65、蕎麦弁当（冷）がHK$105、フレンチトースト、パイナップルデニッシュ等がHK$45、カップヌードルが6種でHK$30~35、スナック菓子、飲料等がHK$15~40、酒類がHK$35~45でした。 クレジットカードの利用は可能で、外貨での支払いは紙幣のみ可能（硬貨は不可）で、お釣りはHK$で戻ってくるとのことでした。
8		搭乗開始予定時刻／開始時刻	18:55／19:05
		出発予定時刻／出発時刻	19:25／19:39
		離陸／着陸時刻（飛行時間）	20:08／23:13（4時間5分）
		到着予定時刻／到着時刻	23:10／23:16
9		到着空港	香港国際空港
		到着ゲート	209：出入国審査場から一番遠い場所にあるミッドフィールドコンコース（Midfield Concourse/ 中場客運廊）にありましたが、その中では電車に乗るためのエスカレーターに一番近いゲートでした。入国審査場までは急ぎ足＋電車の利用で約7分かかりましたが、歩く距離は短かったです。
		入国審査	到着が平日の夜11時過ぎだったせいか、行列はほとんどなく、待ち時間も含めた所要時間は3分程度でした。
		手荷物引取り	入国審査を終えてターンテーブルに到着してからしばらくして、また「延誤 Bags delayed」の表示が出てきました。以前は何かの作業ミスなのかと思っていましたが、ミッドフィールドコンコースに到着したフライトでは毎回この表示が出てくるので、ミッドフィールドコンコースを利用する航空会社の場合、荷物が出てくるまでに時間がかかることを覚悟しなければならないと思います。今回はターンテーブルに到着してから自分のスーツケースをピックアップするまで38分もかかりました。ちなみに、過去の搭乗記を見てみると、「延誤」が表示された場合に荷物ピックアップに要した時間は、2018年3月が21分、1月が31分、2017年5月と2月がいずれも37分となっており、30分以上待たされる可能性が高いようでした。
		税関チェック等	なし（特に呼び止められなかったのでそのまま通過）
		一般エリアまでの所要時間	着陸から58分、到着（機体停止）から55分。
10	総括		今回も2018年3月の香港エクスプレス搭乗時とほぼ同じで、香港国際空港に着くまでは概ね順調かつ快適でしたが、手荷物の引取りで長時間待たされ、最後の最後でどっと疲れました。航空券が安いのであまり文句を言ってはいけないのかもしれませんが、少しでも改善してもらいたいものです。
チェックインカウンターは出発の3時間前から1時間前まで受付可 チェックインカウンター「F」。出発時刻の1時間40分前 出国審査場から一番遠い88番ゲートより搭乗 今回の機材：エアバスA321-200、機体年齢1.2年の新しい機材 （左上） 今回の機材：別名は小龍（Siu Loong） （右上） 足元はA320より若干広め？ （左横） ミッドフィールドコンコースに到着したフライトで毎回出てくる「延誤 Bags delayed」の表示。今回は荷物をピックアップするまで38」分も待たされました。
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