搭乗記　ビジネスクラス 14
マレーシア航空 / Malaysia Airlines 　MH70 クアラルンプール→成田
1	搭乗年月		2019年7月
2	航空会社概要（搭乗時）		マレーシアのフラッグシップキャリア。「ワンワールド」メンバー。 前身のマラヤ航空は1947年設立。国有化され経営再建中。 スカイトラックス社の「ワールド・トップ100エアラインズ・2019」では第36位。 日本との直行便は、成田－クアラルンプール、関西－クアラルンプールの2路線。 保有機体数84、平均機体年齢7.0年 　エアバスA330-200 (9)、A330-300 (15)、A350-900 (6)、A380-800 (6) 　ボーイング737-800 (48)
3	運賃		航空券（エコノミークラス） MYR1,284 ＋ 燃油サーチャージ (YQ) MYR24 ＋ マレーシア・旅客サービス料 (EB) MYR73 ＋ マレーシア・規定サービス料 (H8) MYR1 ＋ 座席指定 MYR35＋ ビジネスクラス・アップグレード MYR 1,280 合計 MYR2,697（72,158円）（片道） 今回はマレーシア航空のウェブサイトで片道のエコノミークラスのチケットを購入したら、3日後にビジネスクラスへの有料アップグレード申込みの案内メールが来ました。自分で追加支払額を指定して申し込む方式で、申込みのサイトに行くと、どの程度の額にするとアップグレードの確率が高まるか、指標のようなものが示されていました。それを参考に、アップグレードされる確率がかなり低めのMYR1,400で申し込んでみました。その5日後、もう一度案内が来た（その時点ではまだ結果不明）ので、指標を再確認し、申込価格をMYR1,280に引き下げました。その2日後（出発の3日前）にアップグレードされたとの連絡がメールでありました。指標を見てかなり低めに設定したつもりだったので（それでもエコノミー・クラスの2倍程度の料金ですが）、驚きました。
4	機種／機体番号／年齢（引渡し）		エアバスA350-900／9M-MAF／1.3年（2018年5月）
5	座席配列／座席数／ シートピッチ／シート幅		ファースト（ビジネススイート）：1-2-1／4席／83インチ／23インチ ビジネス：1-2-1or2／35席／44インチ／22インチ エコノミープラス：3-3-3／27席／36インチ／18インチ エコノミー：3-3-3／220席／31-32インチ／18インチ （会社公表数値）
6		オンラインチェックイン	可（出発予定時刻の48時間前～90分前まで）。詳細はこちら
		空港	クアラルンプール国際空港（ターミナル1：klia1）
		チェックインカウンター	出発時刻の2時間前（午前7時50分）にKLセントラル駅のチェックインカウンターに到着。この時間にチェックインを行っていたのはマレーシア航空のみで、ビジネスクラスとエコノミークラスのカウンターが1つずつありましたが、自分以外の乗客は誰もおらず、すぐに対応してもらえました。このとき、優先レーンの利用券をもらいました。空港到着後、8時30分頃にチェックインカウンターを見てみると、エコノミークラスに少しだけ列ができていました。
		出国審査	優先レーンだったので、待ち時間は1~2分でした。 ただし、一般の審査カウンターは物凄い列ができていて、1時間程度待たされるのではないかというほどでした。これまで、klia1での出国の際にこれほどの列は見たことがなく、出国審査での待ち時間を見込まずに空港に向かっていたので、この時ばかりはビジネスクラスになってよかったと思いました。
		機内持込手荷物検査（1回目）	kliaでは出国審査直後と搭乗直前の2回、手荷物検査があり、出国審査直後の1回目は手荷物のみの簡単な検査になります。衣類等の検査でブザーが鳴ってもここでは何も行われず、手荷物もあまり丁寧に審査をしている様子はありません。ほとんど列もできておらず、すぐに終わりました。
		ラウンジ	サテライトビルのエアロトレインの乗降口付近にありました。中に入ると正面に受付があり、ファーストクラスは右側（前回）、ビジネスクラスは左側（今回）に進むよう案内されます。 ビジネスクラスのラウンジはかなり広々としており、人も少なかったので、ゆっくりくつろげる雰囲気でした。料理の種類は標準レベルだと思いますが、ローカルフードが充実していました。麺コーナーにはラクサ（Penang Asam Laksa）とワンタン麺がありました。また、カヤトーストとワッフルを作ってくれるコーナーがありました。この他、ナシレマもありました。ラクサとカヤトーストは美味しかったです。
		搭乗ゲート	C36：エアロトレインで移動するサテライトビルでは4方向（C1~C6、C11~C17、C21~C27、C31~37）にゲートが分かれ、C11以上は下一桁5~7が中心から離れた場所になります。C36は一番奥にあるゲートですが、それほど長く歩く必要はなく、エアロトレインを下車後、ラウンジから約4分で到着しました。
		機内持込手荷物検査（2回目）	ゲートの入口のところで、2回目の荷物検査と身体検査がありました（ここで1回目よりも丁寧に行います）。自分が到着した時（出発予定時刻の30分前）には列はほとんどなく、スムーズに終了しました。
7		搭乗率／乗客	ビジネスクラスは、トイレ等があるスペースを挟んで前側22席、後側13席に分かれています。自分の座席は前側で、22席中の空席は1席のみでした。乗客の大半は日本人（ビジネスマンが多い）で、その他は欧米系と中華系のようでした。マレー系の乗客はビジネスクラスの前側では見かけませんでした（その他は不明）。
		座席の快適度	機体年齢1.3年の新しい機材でした。マレーシア航空のA350-900機のビジネスクラスの座席構成は、独立性の高い1人用と、隣と並ぶ形の2人用があり、残念ながら自分の座席は後者でしたが、通路に面していたので特に支障はありませんでした。ベッドはフルフラットになり、収納やモニター等の設備も充実していたので、とても快適に過ごすことができました。
		座席の材質	布製
		モニター／充電／WiFi等	モニター（16インチ）あり／USBポートあり／電源あり（ユニバーサルタイプ）／機内有料WiFiサービスあり（US$2：10MB/64kbps、 US$10：50MB/200kbps、 US$25：200MB/512kbps)。 日本語の機内エンタテインメントサービスは、邦画が6本（マスカレード・ホテル、ねことじいちゃん、旅猫レポート、スマホを落としただけなのに、人魚の眠る家、世界で一番長い写真）、旅番組（北海道）が１本ありました。また、ビジネスクラスだったので、歯ブラシ、口腔洗浄液、リップクリーム、ボディローション、ヘアブラシ、アイマスク、ソックスが入ったセットがもらえました。
		シートポケット（収納）	A350のビジネスクラスの収納は、機内誌の収納スペースに薄型のPCを収納できたほか、小物等を収納できる鏡・ドア付きのボックス等があり、使いやすい構造でした。
		機内食	こちらをご覧ください。
8		搭乗開始予定時刻／搭乗時刻	08:50（搭乗券に記載）9:10（ゲートのボードに記載）／09:28 マレーシア航空では搭乗券に記載される搭乗開始予定時刻が出発時刻の1時間前になっていますが、あまり意味がないと思われます。ただし、上記の機内持込手荷物検査があるため、出発時刻の30分前だとギリギリになることもあり、注意が必要です。
		出発予定時刻／出発時刻	09:50／09:49
		離陸／着陸時刻（飛行時間）	10:07／17:49（6時間42分）
		到着予定時刻／到着時刻	18:05／17:59
9		到着空港	成田空港（第2ターミナル）
		到着ゲート	85：サテライトビルの奥のほうにあり、入国審査場までの所要時間は急ぎ足で歩いて8分程度でした（近いほうの審査場は閑散期のため？閉鎖されていました）。前回利用した際もマレーシア航空のゲートはサテライトビルの一番奥（96と98）だったことも踏まえると、マレーシア航空の成田空港でのゲートは一番遠い場所が定位置のようでした。
		入国審査	待ち時間なし。パスポートの顔写真による自動化ゲートは少しだけ列ができていたので、今回は事前の指紋登録が必要な昔ながらの自動化ゲートを利用しました。
		手荷物引取り	ターンテーブルに到着してから自分のスーツケースを回収するまでに11分を要しました。今回はビジネスクラスを利用したにもかかわらず、エコノミークラスの乗客の荷物と一緒に出てきたようで、この点には不満が残りました。
		税関チェック等	待ち時間は1分程度。混雑していたせいか、特に質問されることもなく、審査はすぐに終了しました。
		一般エリアまでの所要時間	着陸から37分、到着（機体停止）から27分。
10	総括		前述のとおり、ビジネスクラスへの有料アップグレードに申し込んではいたものの、正直、アップグレードされたのは想定外で、オファー価格の設定に失敗したと感じました。まあ、ちょっとした贅沢が楽しめ、出国の際の長蛇の列に並ばずにすみ、機内でもゆっくり休めたので、損をしたわけではないと自分を納得させました。次回、機会があれば、最低価格でオファーを出してみようと思いました。なお、フライト自体は、予定よりも早く到着するなど概ね快適でした。
KLセントラル駅のチェックインカウンター（午前7時50分） チェックインの際に渡された優先レーン（出国審査）の利用券 マレーシア航空のラウンジ入口 マレーシア航空のビジネスクラス・ラウンジ1 マレーシア航空のビジネスクラス・ラウンジ2 マレーシア航空のビジネスクラス・ラウンジ3 ラウンジの食事1：麺コーナー ラウンジの食事2：ナシレマ ラウンジの食事3 ラウンジの食事4 ラウンジの食事5 ラウンジの食事6 ラウンジの食事7：Penang Asam Laksa ラウンジの食事8：KAYA TOAST 搭乗時刻の案内：搭乗券に記載された搭乗時刻とは異なる ビジネスクラスの座席1 ビジネスクラスの座席2：収納スペース ビジネスクラスの座席3：読書灯、シート調整パネル等 ビジネスクラスの座席4：16インチのスクリーン 搭乗時の飲料サービス：グアバジュース ビジネスクラスのアメニティポーチ（右はその中身）
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