ホテル宿泊記 ウランバートル04
  Mika Hotel
 ミカ ホテル
1 詳細情報のあるウェブサイト 当ホテル(英語)トリップアドバイザー(口コミ)
2 宿泊時期/部屋タイプ/番号 2011年7月/Deluxe room/204号室
3 1泊料金/予約方法 US$60(税込、朝食付)/現地協力先が予約
4 ホテル概要 客室数22の小規模ホテル。ウランバートルでは中級クラス(☆☆☆)とされています。外観は一軒家風で、入口やフロントもそれほどオンボロな印象はありませんが、奥に入ると建物自体はかなり古く、老朽化が進んでいます。また、4階建てなのにエレベーターはありません。安宿と思って宿泊したほうが無難です。
5 立地 ウランバートルの中心部にありますが、ホテルの周辺には日本大使館をはじめとしていくつかの大使館があるなど、大変静かな環境です。その分、スーパーやコンビニ、カフェ等は見当たらず、徒歩10分弱でエンフタイヴァン(平和)大通りやチョイジンラマ寺院博物館方面まで出る必要があります。車で空港からウランバートルの中心部までは30分程度ですが、中心部からホテルまでは渋滞の状況によりかなり時間が変わってきます。
6 客室 概要 当ホテルのウェブサイトの写真とは異なりますが、自分が宿泊した部屋は多分、Deluxe roomだと思います。室内は寝室とリビングが分かれており、十分な広さがありました。一方、特に汚いということはありませんでしたが、滞在中に掃除機をかけた気配はありませんでした。また、壊れたまま放置されているところ(ドレッサーの椅子や壁の下にある木の枠、等)もあり、荒んだ感じがしました。
リビングには、ソファ、テーブル、テレビ、冷蔵庫等(ミニバー)に加え、ライティングデスクとしても使える小さめのダイニングテーブルと2脚の椅子があり、デスクワークは普通にできると思います。テレビはPanasonicのブラウン管テレビでした。寝室には巨大なクローゼットとドレッサーがあり、十分な収納スペースが確保されていました。
ベッド 1ベッドルームのベッドはセミダブルサイズ。マットはかなり硬め、枕は標準的な硬さで、個人的には問題なく眠れました。
備品(あり) 歯ブラシ、スリッパ(薄い)、冷蔵庫、湯沸し、バスローブ
備品(なし) 無料ミネラルウォーター(有料でUS$1)、セーフティボックス、ティッシュ、フルーツ、アイロン、ハンドタオル(バスタオルとフェイスタオルは1枚ずつあり)、浴衣、目覚まし時計、傘、体重計、FAX
エアコン エアコンはありません。寝室にファンが、リビングに扇風機がありました。双方とも変換プラグを持参しないとコンセントを差込口に差し込めません。そのせいでほとんど使われていなかったためか、扇風機はスイッチを入れてから1〜2分待っていると、ようやく動き始める有様でしたが、3日目くらいから普通に動き出しました。
ドライヤー ありませんでした。
浴室 バスタブはありません。シャワーブースの下の部分がミニバスタブのようになっており、お湯をためることは可能ですが、体全体を暖められるほどの大きさはありません。シャワーブースは狭く、シャワーの湯量はかなり弱めでした。時間帯によってはチョロチョロとしかお湯が出ず、苦労しました。お湯の温度は概ね安定していましたが、熱いと感じるほどのお湯はでてきません。
ネット接続 室内にLANケーブルがあります(ただし自分の部屋のケーブルは作動せず)。無料で利用できます。無線LANで接続するだけで繋がるので、IDやパスワードの入力は不要でした。無線の場合、通信速度は遅めでした。
窓・眺望 寝室とリビングの双方に大きめの窓があり、閉塞感はありません。ただし、自分の部屋からは向かいのアパートが見えるだけでした。
7 日本語/日本人 テレビはNHK(日本語)が視聴できます(室内の案内とは異なるチャンネル12)。NHKの画像は比較的綺麗でした。室内に日本語案内等はありません。客層は幅広く、欧米やアジアのツアー観光客を見かけましたが、日本人はいませんでした。
8 警備/鍵 鍵は旧式です。鍵を持ったまま外出しても特に何も言われません。警備等も特に行われていません。また、窓の鍵がグラグラしていて、今にも壊れそうな状況でした。加えて、掃除のおばさんが勝手に部屋の窓を開けていくこともあり、セキュリティ面ではかなり不安が残りました。
9 食事 朝食 簡単なビュフェ形式の朝食があります。基本的に毎日同じメニューで、パン2種、目玉焼き、ゆで卵、ソーセージ、野菜(コールスローのようなもの1種)、チーズ、シリアル、菓子、インスタントコーヒー、オレンジジュース、牛乳がありました。
利用時間は8時から10時までのわずか2時間ですが、8時に行くとまだ半分準備中でした。また、料理や食器等の補充もきちんと行われていません。宿泊料金を考慮すればこんなものかもしれませんが、サービス面で不満が残りました。
ルームサービス 室内に飲料のメニューがありましたが、利用の可否は不明。
レストラン 利用しませんでした。また、309号室で持ち帰り用の各種コーヒーがあるとの掲示がホテルのあちこちにありましたが、実際に行ってみると鍵がかかっていたり、グループが部屋を利用したりしていて、本当にサービスが行われているのかわかりませんでした。
10 スポーツ設備 ありません。
11 サービス チェックインは問題なく終わりました。チェックアウトの際、ミニバーの確認が行われ、ミネラルウォーターを合計で4本利用したのに、5本と言われました。こちらが4本と言うとすぐに修正してくれましたが、管理に問題があります。
「サービス」という概念がないのではないかと思うほど、あらゆる点がいい加減でした。特に、アメニティの補充が日によって全然異なり、バスマットがない日、石鹸がない日等がありました。スリッパは薄いのですぐにボロボロになりますが、数日経ってからようやく補充されました。また、ミニバーのチェックもきちんと行われておらず、利用したことをかなり目立つように示さないと補充されませんでした。こちらからフロントに出向いて頼まないといけないことが多すぎて、うんざりしました。
12 その他 特になし。
13 総括 安宿に泊まり慣れていて、多少のことでは驚かない人なら平気かもしれませんが、避けたほうが無難です。上記のとおり、利点は部屋が広いことくらいで、とにかく問題が多すぎました。個人的には今まで利用したホテルの中で一番レベルが低いと感じました。
湯沸し等 ミニバー
ベッドルームの送風機 リビングルームの扇風機等
リビングルームの棚と鏡 眺望
外観1 外観2:エントランス
(左上)
同一建物内にある別施設の標識

(右上)
同一敷地内にあるゲル

(左横)
朝食
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