ホテル宿泊記　ウランバートル03
  Chinggis Khaan Hotel
　チンギス ハーン ホテル
1 詳細情報のあるウェブサイト 当ホテル（英語）、トリップアドバイザー（口コミ）
2 宿泊時期／部屋タイプ／番号 2010年8月／Standard Room／529号室
3 1泊料金／予約方法 料金不明（朝食付）／Ask Hotelsで予約
4 ホテル概要 開業1995年、客室数196。ウランバートルの高級ホテルの中では、Corporate HotelとKempinski Hotel Khan Palaceに次ぐレベルのホテルです。新しいホテルができる前は当ホテルが最新・最高級だったため、日本の要人が宿泊したこともあるようで、「地球の歩き方」では「超高級ホテル」と紹介されています。ただ、実際に高級に見えるのは外観だけで、館内の雰囲気等は上記の2ホテルよりも劣ります。一方、ウランバートルの中では規模の大きいホテルなので客室以外の設備が比較的揃っている点が特徴です。なお、当ホテルは2009年に首相に就任したバトボルド氏が所有しています（実業家時代に建設したもの）。また、当ホテルは2010年9月にPreferred Hotel Group（その中のSummit Hotelグループ）に加盟しました。これに伴い、ウェブサイトも更新されました。
5 立地 ウランバートルの中心部東側にあり、スフバートル広場とKempinski Hotelの中間あたりに位置しています。中心部との移動にはエンフタイヴァン（平和）大通りを利用することが多く、時間帯によっては渋滞するので、短距離でも時間がかかることがあります。空港からウランバートルの中心部までは30分程度、中心部からホテルまでは10〜20分程度だと思います。
ホテルと同一の建物内にSky Department Storeがあり、飲料や軽食の購入が可能です。ただし、自分が宿泊した際には、館内の通路が閉鎖されており、外を歩いて大回りすることになりました。このほか、館内にATMがありました。
6 客室 概要 Standard Roomは一番下のランクの部屋で、広々とした感じはありませんが、窮屈なところもなく、スーツケースを広げるスペースも十分に確保されていました。
室内に高級感はありません。かなり老朽化してきており、安っぽい家具には傷みが目立ちました。また、メンテナンスもあまりされておらず、点灯しない電球がいくつかあったほか、セーフティボックスも機能していませんでした。清掃も大雑把で、細部に目をやると小さなゴミが残っていました。
デスクは一定の大きさがあり引き出しもあるので、仕事はやりやすいと思います。また、デスク上に4個口の電源タップがあり、便利でした。なお、新しい設備も一部に導入されており、テレビはSamsungの液晶テレビでした。収納はクローゼットのほか、ベッドの壁に沿ってモノを置くスペースがありました。
ベッド 2ベッドルームのベッドはクイーンサイズ。マットも枕も標準的な硬さで、快適に眠れました。
備品（あり） 歯ブラシ、スリッパ、冷蔵庫、ティッシュ、湯沸し、セーフティボックス（うまく作動せず）、バスローブ
備品（なし） 無料ミネラルウォーター（有料でUS$1.5）フルーツ、アイロン、ハンドタオル（バスタオルとフェイスタオルはあり）、浴衣、目覚まし時計、傘、体重計、FAX
エアコン 冷房については、温度・風力（強・中・弱）の調整が可能な端末がありますが、「強」は作動せず、「中」ではそれほど風力は強くありませんでした。音はかなり大きめでした。（温風は不明）
ドライヤー 温風のみで、風力には2段階の切り替えがありました。浴室の壁等には固定されていませんでしたが、風力は弱めでした。また、洗面スペース付近にコンセントがなく、鏡の前で利用するには電気スタンドのプラグを抜いて使う必要があり、不便でした。
浴室 独立型のシャワーブースはありませんでした。バスタブは細長い形で一定の深さがあり、清潔感も保たれているので、ゆっくり温まることができると思います。シャワーの湯量は十分な水準で、お湯の温度も概ね安定していました。
ネット接続 室内にLANケーブルがあります。無料で利用できます。有線・無線とも接続するのみで繋がるので、IDやパスワードの入力は不要です。通信速度は特に問題ありませんでした。
窓・眺望 窓は大きめで、閉塞感はありません。自分の部屋からは、正面に当ホテルの建物があり視界を遮られましたが、左側の奥にはウランバートルの中心部が見えました。
7 日本語／日本人 テレビはNHK（日本語）が視聴できます。Corporate Hotel、Kempinskiの両ホテルと比較すると、テレビが新しいせいか、NHKの画像は比較的綺麗でした。室内に日本語案内等はありません。客層は幅広く、日本人のツアー観光客も見かけました。
8 警備／鍵 鍵はカード式（要返却）で、ドアにカードキーを当てると開錠されるシステムになっています。警備等は特に行われていません。
9 食事 朝食 ビュフェ形式の朝食を利用しました。サラダ、フルーツ、ハム、チーズ、ヨーグルト、パン、シリアル等の一般的な朝食のメニューが一通り揃っています。また、卵料理のコーナーがあり、オムレツ等を作ってもらえます。ただ、高級ホテルのような豪華さはなく、あまり種類が豊富なわけではありません。個人的には、Kempinski、当ホテル、Corporate Hotelの順だと感じました。
なお、朝食会場は宴会用ホールの奥のような部分にあり、変な構造になっています。また、一日だけ朝食会場がそのホールに移動され（理由不明）、その日は人手も座席も足りない状態で、サービスのレベルが著しく低下していました。
ルームサービス 利用しませんでした。
レストラン 上記のホール等で昼食を利用しましたが、可もなく不可もなく、といった感じでした。
10 スポーツ設備 プール 屋内プールがあります（詳細不明）。
ジム ベンチプレス（フラットとインクライン）のほか、ダンベル（少数）、有酸素運動マシン、筋トレ用マシンが何台かありますが、全体で見ると機器のバランスが悪く、きちんとトレーニングができる感じではありません。また、使い終わったバーベルやダンベルが床に放置されており、まともな管理は行われていないようでした。窓もなく、あまりトレーニングをする気にならない雰囲気でした。
更衣室 不明。
その他 サウナとスパがあります。上記のプールも含め、受付にいる従業員の態度が悪く、英語も通じないようだったので、詳細はわかりませんでした。
11 サービス チェックイン、チェックアウトは問題なく終わりました。
ウランバートルではこのホテルに限ったことではありませんが、サービスの質は総じて低いです。
12 その他 特になし。
13 総括 ベッド、シャワー、リネン類、インターネット等に問題はないので、出張等で寝るだけのホテルとして利用する場合、特に支障のないホテルだと思いますが、新しいホテルのほうが全般的に快適な気がします。
クローゼットの中1 クローゼットの中2
セーフティボックス 無料飲料水等
（左上）
眺望

（右上）
外観：ホテルは右奥の部分。左手前はSky Deaprtment Store

（左横）
Sky Deaprtment Storeの正面入口
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