ホテル宿泊記　ウランバートル02
  Kempinski Hotel Khan Palace
　ケンピンスキー ホテル ハーン パレス
1 詳細情報のあるウェブサイト 当ホテル（英語）、トリップアドバイザー（口コミ）、agoda（くちコミ）、expedia（ゲストレビュー）
2 宿泊時期／部屋タイプ／番号 2010年5月／Superior Room／601号室
3 1泊料金／予約方法 MNT169,000（税込、朝食付）／JTBで予約（当ホテルウェブサイトの料金と同一）
4 ホテル概要 開業2005年、客室数102。ウランバートルのホテルの中では、Corporate Hotelと当ホテルが比較的新しく安心して泊まれるホテルとされています。ただし、「地球の歩き方」でも紹介されているとおり、当ホテルのランクは4つ星程度で、ハード、ソフトとも欧米の高級ホテルのレベルには達していません。
Kempinskiはドイツ系のホテルチェーンで、創業1897年の老舗ですが、現在はタイの王室財産管理局（Crown Property Bureau）が過半数を出資しています。
5 立地 ウランバートルの中心部から東側に少し外れた地区に位置しています。地図で見るとホテルから中心部（スフバートル広場）までは2km未満で距離は近いのですが、中心部とホテルを結ぶエンフタイヴァン（平和）大通りは時間帯によっては渋滞するので、移動にはやや不便です。空港からウランバートルの中心部までは30分程度、中心部からホテルまでは10～30分程度だと思います。
ホテルの周辺には飲食店やバーがあり、人通りも比較的多いです。また、ホテルから徒歩1～2分の距離（エンフタイヴァン大通り沿いを中心部に向かって進むとすぐ）にスーパーがあります。
6 客室 概要 Superior Roomは下から2番目のランクの部屋ですが、44㎡の広さがあり、大き目のベッドやソファを置いてもまだ相当のスペースが余っています。一番安いStandard Roomの広さは31㎡で料金はSuperior Roomとあまりかわらないので、Superior Roomのほうがかなりお得な印象です。室内にあまり高級感は感じられませんが、清潔で落ち着いた雰囲気です。
デスクは一定の大きさがあり引き出しもあるので、仕事はやりやすいと思います。ただし、自分の部屋では、デスク下にある3個口の電源タップのうちの1つが故障しており、別の電源コードを抜かないとPCが使えない状態になっていました。また、テレビはブラウン管タイプで、最新のAV設備等はありません。収納はクローゼットのほか、スーツケース置き場の下やベッド脇にスペースがあり、問題のない水準だと思います。
ベッド Superior Roomの1ベッドルームのベッドはキングサイズ。マットも枕も標準的な硬さで、快適に眠れました。
備品（あり） 無料ミネラルウォーター（330ml×2、補充あり）、歯ブラシ、スリッパ、冷蔵庫、ティッシュ、浴衣、目覚まし時計、傘
備品（なし） 湯沸し、セーフティボックス、バスローブ、フルーツ、アイロン、体重計、FAX
エアコン 冷暖房の切り替え、温度・風力（強・中・弱）の調整が可能な端末がありますが、自分の宿泊した部屋の場合、強風以外は作動せず、強風にしてもそれほど風力は強くありませんでした。また、温度調整も機能していないようで、あまり冷えませんでした。ただ、窓を開けると涼しい風が入ってきたのでそれほど支障はありませんでした。また、室内は外と比べてかなり暖かかったです。
なお、風力が弱かったため、音は気になりませんでした。
ドライヤー 温風のみで、風力の切り替えはないタイプでした。浴室の壁に固定されていましたが、風力は強くコードも長めだったので問題なく利用できました。
浴室 浴室にはバスタブと独立型のシャワーブースがあり、双方にハンドシャワーがついていました。バスタブは深めで、足を伸ばせる長さもあり、とても綺麗なので、ゆっくり温まることができると思います。シャワーブースは少し狭く感じました。シャワーの湯量はバスタブが平均並み、シャワーブースはやや弱めで、双方ともお湯の温度は若干不安定でしたが、特に支障はありませんでした。なお、バスタブにはシャワーカーテンがついていますが、大きさが不十分なせいか、シャワーを利用した後はバスタブの外が水浸しの状態になりました。
ネット接続 室内にLANケーブルがあります。無線LANも利用可能です。無料で利用できます。有線・無線とも接続するのみで繋がるので、IDやパスワードの入力は不要です。接続速度はやや不安定で、一時的に遅くなることがありました。
窓・眺望 窓は2箇所にあり、ホテルの周辺に視界を遮る建物も無いので、開放感がありました。特に有名な建物等が見えるわけではありませんが、自分の部屋からは住宅の向こうに山並みが見えました。
7 日本語／日本人 テレビはNHK（日本語）が視聴できますが、画像があまり綺麗ではありませんでした。チャンネルにより映りがかなり異なっていました。室内に日本語案内等はほとんどありませんが、日本語を話すスタッフはいました。当ホテルの2階に現地でも有名な日本料理レストランがあります。客層としては欧米からの観光ツアー客が多数宿泊していましたが、日本人も見かけました。
8 警備／鍵 鍵はカード式です。警備等は特に行われていません。
9 食事 朝食 レストランOASISで、ビュフェ形式の朝食を利用しました。お惣菜、サラダ、フルーツ、ハム、チーズ、ヨーグルト、パン、シリアル等の一般的な朝食のメニューが揃っており、特にジュースの種類が豊富でした。卵料理のコーナーもあり、オムレツ等を作ってもらえます。高級ホテルのような豪華さはありませんが、Corporate Hotelと比較するとかなり充実していました。
ルームサービス 利用しませんでした。
レストラン 日本料理レストラン「サクラ」を利用しました。どの料理も日本と同じ味付けで、安心して食べられました。価格も手頃でした。
10 スポーツ設備 プール ありません。
ジム 有酸素運動マシン（一部は個別テレビ付）が何台かありますが、その他には筋トレ用のマシンが2台あるだけでした。スタッフはおらず、ジムエリアの中にテレビとソファが置いてあって、学生風の二人組がテレビを見ていました。また、地下にあるので窓がなく、あまりトレーニングをする気にならない雰囲気でした。
更衣室 ありません。
その他 ウェブサイトにサウナがあると記載されており、ジムの中にサウナの入口がありましたが、ドアに鍵がかかっていました。利用する際にはフロントに届出が必要なのかもしれません。
11 サービス チェックイン、チェックアウトは問題なく終わりました。
ターンダウンサービスはある日とない日がありました。
12 その他 自分の部屋の場合、エアコンの調整不能、電源タップの故障等がありましたが、他の部屋に宿泊した同僚も、洗面部分の蛇口が壊れていたとか、他の宿泊客に自分の部屋の鍵を二重に割り当てた等、様々な問題があったようでした。
13 総括 当ホテルには壊れている部分が少なからずあり、Corporate Hotelと比較すると部屋による当たり外れが大きい気がします。また、立地の面でもCorporate Hotelのほうが利便性は高いです。一方で、ベッドの大きさや食事の充実度等では当ホテルのほうが勝っており、好みが分かれるかもしれません。実際、個人的には当ホテルのほうが好きですが、現地駐在の日本人はCorporate Hotelを推奨していました。
トイレ クローゼットの中
ミニバー 無料飲料水等
眺望1 眺望2
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