ホテル宿泊記 台北43
  馥都飯店グランド フォワード ホテル
 Grand Forward Hotel
1 詳細情報のあるウェブサイト 当ホテル(日本語)トリップアドバイザー(口コミ)agoda(クチコミ)expedia(口コミ)
2 宿泊時期/部屋タイプ/番号 2019年4月/スタンダードダブルで予約/1210号室
3 1泊料金/予約方法 8,323円(+税サ15%、朝食付)/Hotels.comで即時予約。
(9%割引クーポンを利用し、実費は約8,800円)
4 ホテル概要 2004年開業(?)、客室数111。
当ホテルのウェブサイトには会社情報がないので詳細はわかりませんが、台湾地場資本の独立系ホテルだと思います。それほど規模は大きくありませんが、会議室、ビジネスセンター、フィットネス、バー等の設備が一通り揃った、正統派のホテルです。
5 立地 住所は台北市の南西側に位置する新北市板橋区で、最寄り駅はMRT板南線の府中駅となります。同駅の1番出口から当ホテルまでは徒歩1分程度の距離で、同出口から地上に出て正面を見上げると当ホテルが見えます。また、隣の板橋駅から歩いても10分程度です。板南線を使うと台北の中心部まで乗り換えなしで行けるので、郊外にありながら立地面の利便性は高いと思います。
府中駅1番出口の右側にファミリーマートがあります。また、ホテル前の大通り(縣民大道)を渡って少し歩くとスターバックスもありました。ホテル横の東門街を進むとマクドナルドがありました。隣の板橋駅まで行くと、大型デパートやモールもあるので、何でも揃います。
ホテルの周辺は、高層ビルが立ち並ぶ板橋駅周辺とは対照的で、少し奥に入ると下町の雰囲気がまだ残っています。徒歩圏内には観光名所の林本源園邸や板橋慈惠宮があります。
桃園国際空港との往復には色々な行き方があると思います。時間、経路、料金がわかりやすいのは、空港⇔高速鉄道桃園駅⇔同板橋駅・MRT板橋駅⇔MRT府中駅⇔ホテルだと思います。今回はホテルを午前7時前にチェックアウトして、板橋駅から高速鉄道に乗り(板橋発7:19、桃園着7:32)、そこから空港MRTを使いましたが、空港に着いたのは8時頃でした。
この他、板橋駅と空港間は大有バスの1962も利用可能です。ウェブサイトを見ると板橋・空港間の所要時間は70-80分となっています。乗り換えもなく料金も安いので、時間に余裕がある人は利用価値があるかもしれません。なお、1962の最寄りのバス停は板橋の次(手前)の「郷雲里」ですが、ホテルからは少し距離があるので、始発・終点で乗降するほうが無難かもしれません(利用していないので詳細不明)。
6 概要 当ホテルのウェブサイトを見ると(言語により説明が異なる)、客室には、価格の安いほうから順に、①バジェットルーム(25.7㎡)、②スタンダードルーム(29.7㎡)、③コーナールーム(37㎡、90°の窓)、④デラックスルーム(39.6㎡)、⑤フォワードルーム(46.9㎡)、⑥パノラマルーム(45.6㎡、180°の窓)、⑦エグゼクティブルーム(52.2㎡、エアロバイク、サウナ付)、⑧デラックスファミリールーム(39.6㎡)、⑨フォワードスイート(92.5㎡)があります。
自分が利用した②は約30㎡で、程よい空きスペースが確保されており、過ごしやすい大きさでした。室内の構造は昔ながらのオーソドックスなタイプで、新しさはありませんでしたが、手入れがよく行き届いている印象を受けました。清掃も問題なく行われていました。家具やカーペット等は落ち着いた色合いで、所々に大理石も使われていて、どことなく高級感も漂っていました。
備品(あり) 無料飲料水(中2、補充あり)、セーフティボックス、冷蔵庫(空)、湯沸し、スリッパ、歯ブラシ、ティッシュ(寝室と浴室)、体重計、目覚まし時計、DVDプレーヤー、アイロン
備品(なし) ハンドタオル(タオルはバスタオルとフェイスタオルが各2)、フルーツ、傘、バスローブ
ベッド 当ホテルのウェブサイトを見ると(言語により説明が異なる)、ベッドは、上記①②がクイーンサイズ(165cm×200cm)×1(またはシングル2?)、④がキングサイズ(180cm×200cm)×1(またはダブル2)、③⑤⑥⑦がキングサイズ1、⑧が150cm×200cm×2、⑨が200cm×200cm×1となります。
ウェブサイトを見ると、シモンズ製の高級羽毛寝具を導入していると記載されています。実際に使用してみると、全般的に標準的な仕様で、高級感はそれほどありませんでしたが、快適に休むことができました。
浴室 ウェブサイトの写真を見ると、上記①の客室はシャワーブースのみのように見えますが、その他の客室にはバスタブがあると思います。自分が利用したスタンダードルームは、バスタブがある一方、独立したシャワーブースはありませんでした。また、浴室と寝室の間はすりガラス(一番上の部分だけ透明なガラス)で区切られていて(意味不明)、寝室側からブラインドを下せるようになっていました。
バスタブは幅、深さ、長さとも十分にあり、清潔感も保たれていたので、ゆっくりとくつろげると思います。また、シャワーカーテンの代わりに扉を開閉するタイプだったので、とても快適に利用できました。
シャワーはハンドシャワーで、シャワーヘッドはお湯の出し方を変えられるタイプでした。水圧は極めて良好な水準で、最大にすると体が痛いほどのお湯が出てきました。お湯の温度も概ね安定していました。また、浴室には据付型のシャンプーとボディソープがありました。
一方、トイレに洗浄便座機能はありませんでした。
デスクワークの環境 ライティングデスクは大きく、十分なスペースがありました。電源もデスクの正面にあったほか、3つの引き出しが付いた袖机があり、とても快適な環境でした。椅子も高さを変えられるタイプでした。
ネット接続 室内にLANケーブルがあり、優先接続が可能でした(料金等の詳細不明)。WiFiは無料で利用できました。部屋毎にネットワークが割り振られており、自分の客室のネットワークを選択するとパスワード不要ですぐにつながりました。通信速度は快適な水準でした。
電源、AV機器等 空きコンセントはデスクの正面に2、ベッドの横の壁に1、その他寝室内1、浴室1、計5箇所でした。AV機器としては、パナソニック製の液晶テレビとDVDプレーヤーがありました。機能面では、ベッド脇の端末で、エアコンの温度・風力調整と一部の照明の点灯・消灯ができました。
エアコン 冷房は温度、風力とも調整可能で、正常に機能していました。よく冷えました。音は比較的静かでした。
ドライヤー Panasonicのタイ製ドライヤーで、冷風弱・温風弱・温風強の3段階の切替がありました。ただ、強風にしてもかなり風力は弱めで、ストレスが溜まるドライヤーでした。浴室の壁には固定されておらずコードも十分な長さがあり、その点は問題ありませんでした。
収納スペース 洋服等の収納には、クローゼット(中に引き出しの付いた棚あり)、テレビの下の棚、ベッドの両脇の台が使用できるほか、大きめのスーツケースを(なんとか)広げたまま使用できるバゲッジラックもあり、十分なスペースが確保されていました。
窓・眺望 当ホテルに窓なしの部屋はないと思います。自分が宿泊した1210号室は13階建ての12階、ホテル正面の縣民大道と反対側に面しており、正面には少し離れた所に壁の汚れた古い建物、眼下には低層の住宅の傷んだ屋根が見えました。というわけで、あまりよい眺望ではありませんでしたが、一方で、左側の遠くには山並みが見え、隣の壁しか見えないといった状況ではなかったので、閉塞感はありませんでした。
7 日本語/日本人 テレビはNHKの日本語放送、及び日本の番組を放映している「緯來日本台」が視聴できました。また、室内の案内等の一部には日本語の案内がありました。また、1階のラウンジ・バーには朝日新聞が置いてありました。一方で、受付のスタッフとのやり取りは英語でした(日本語を話すスタッフの存在は不明)。客層は中華圏の人が大半で、朝食会場では欧米系、南アジア系の人を少しだけ見かけました。日本人や、マナーの悪い団体旅行客は見かけませんでした。
8 警備/鍵 鍵は電子カードキーでした。エレベーターにセキュリティシステムはありませんでした。客室に行く際にはフロントの前を通りますが、警備等は行われていないようでした。
9 朝食 レストラン「四季」の朝食ビュフェを利用しました。今回は朝食付きの宿泊プランだったので無料でしたが、有料の場合、ウェブサイトでは380NT$(+サービス料10%)となっています。
内容は、高級ホテル並みとまではいかないまでも、宿泊料金を踏まえると十分な水準でした。セルフ式の麺コーナーがあったほか、惣菜、冷菜、ハム、チーズ、スクランブルエッグ、サラダ、フルーツ、パン、シリアル、粥、台湾式朝食、デザート等がありました。オレンジジュースも(果汁100%かどうかはわかりませんが)台湾の低価格のホテルでよくあるタイプのものとは味が違いました。また、惣菜等のメニューは2日目にはかなり入れ替わっていました。一方で、日本食やヨーグルトはありませんでした。8時30分頃に行ったら点心はもう品切れとなっていて、その後の補充はありませんでした。
ルームサービス 利用しませんでした。
レストラン 利用しませんでした。
10    プール ありません。
ジム ジムは24時間利用可能(夜10時から朝6時まではフロントに登録する必要があり)でした。設備としては、有酸素運動のマシンが5台(個別テレビなし、大型テレビ2台)、筋トレ用のマシン4台、ストレッチ用のマシン1台、5~25kgのダンベルと角度調節が可能なベンチが1台ありました。ホテルの規模のわりには充実しており、全身の基本的な筋トレができるレベルだと思います。
更衣室 ありません。
その他 ありません。
11 サービス ホテルには正午頃に到着しましたが、チェックインはできませんでした。その際、チェックイン時刻は15:00からだが、14:00頃には準備ができていると言われました。荷物を預かってもらい、14:30に戻ってきたら、今度はすぐにチェックインできました。その際、朝食とWiFiの説明がありました。
チェックアウト(午前7時前)は、部屋番号を確認しただけですぐに終わりました。
セルフ式の洗濯機・乾燥機(各2台)がB1Fの駐車場の片隅にありました。洗剤は置いてありました(無料)。洗濯機は10NT$×3、乾燥機は10NT$=30分(追加可能)となっていました。また、コインランドリーの片隅に靴乾燥機も置いてありました。
12 その他 室内にいると突然、隣室かエアコンか何かの影響でカタカタと音がするときが何度もありました。数秒後に音は消えるので特に問題はありませんでしたが、音がするたびに少し驚きました。
13 総括 台北市内からは少し離れていますが、1泊約8,800円でこのクオリティは素晴らしいと思いました。立地の利便性が高く台北へのアクセスも良好なうえ、客室をはじめとするホテルの基本的な設備、サービスがとてもしっかりとしていて、台北近郊の穴場的なホテルだと思いました。
バスタブにはガラス戸の仕切り バスタブ
シャワー、シャンプー、ボディソープ 歯ブラシ、ボディローション等
ドライヤー クローゼット1:アイロン、セーフティボックス
クローゼット2:色違いのスリッパ、体重計、引き出し等 湯沸し、無料飲料水、カップ等
コーヒー、お茶のサービス 冷蔵庫(空)
ライティングデスクの正面:電源、LANケーブル、ペン等 デスクの引き出し
DVDプレーヤー ベッド脇の端末
目覚まし時計等 眺望1
眺望2 眺望3
眺望4 Wifiの速度計測結果
駐車場の片隅にあるセルフ式のランドリー1  駐車場の片隅にあるセルフ式のランドリー2:洗剤は無料
駐車場の片隅にあるセルフ式のランドリー3:靴の乾燥機と電子レンジ  駐車場の片隅にあるセルフ式のランドリー4:飲料のサービス
外観1 外観2:エントランス
ジム1 ジム2
ジム3 ジム4
(左上、右上、左横)
レストラン「四季」の朝食ビュフェ1~5
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