ホテル宿泊記 台北41
  成旅晶贊飯店 - 台北蘆洲 / パークシティホテル - 台北蘆洲
 Park City Hotel - Luzhou Taipei
1 詳細情報のあるウェブサイト 当ホテル(日本語)トリップアドバイザー(口コミ)agoda(クチコミ)expedia(ゲストレビュー)
2 宿泊時期/部屋タイプ/番号 2017年8月/スタンダードツインで予約→ダブルに変更/1421号室
3 1泊料金/予約方法 12,353円(+税サ込、朝食付)/agodaで即時予約。
予約が直前になってしまい、少し割高になってしまいました。
4 ホテル概要 2012年開業。客室数140。2010年より台湾で新しいスタイルの都市型ホテルチェーン「パークシティホテル」を展開する成旅觀光グループの2番目のホテルです。同ブランドは自然、快適、活力、便利の理念の下、「附加多一點、負擔少一點(価値をさらにプラス、負担を少しマイナス)」のサービスを提供していくことを目指しており、ホテルは小規模ながらレストラン、セルフサービス式のランドリー、ジム等を揃えているのが特徴です。また、ホテルのロゴマークは木と都市を表したもので、客室の内装もこの2色の組み合わせをベースにしています。
なお、パークシティホテルは、台北(当ホテル)の他、淡水、台中、花蓮、中国の厦門にあります(2017年8月時点)。
5 立地 当ホテルは台北市に隣接する新北市の蘆洲区にあり、最寄り駅はMRT中和新蘆線の徐匯中學駅になります。当ホテルの最大のメリットは、同駅及び同駅と直結するショッピングモール「徐匯廣場」と同じ建物内にある点です。屋外に出ることなくMRTを利用できるのは、暑い夏場や雨の時にとても快適です。また、中和新蘆線等のMRTを使えば、台北市内の主要な場所にもそれほど時間をかけずに行くことができます。
ホテルの周辺及び蘆洲は古くからの住宅街のようですが、当ホテルの周辺には一通りのものがそろっています。徐匯廣場は小さいながらも小奇麗なモールで、ちょっとした食事等は可能です(日系が多い)。また、同じ建物にセブンイレブンがあるほか、通りを挟んだ向かいにドラッグストアのWatsonsがあります。そこから少し歩くとモスバーガー、さらに2分歩くとマクドナルド、スターバックス、吉野家、KFC等が通り(三民路)を挟んで集中しているところに出ます。
台湾桃園国際空港と当ホテル間の移動では、新しく開業した桃園MRTを利用し、台北駅には行かず新北産業園区駅で乗降し(料金は片道NT$115)、同駅と当ホテル間でタクシーに乗りました。タクシーの乗車時間は10〜12分程度、料金はNT$195(深夜)、NT$145(日中)でした。
6 客室 概要 客室には、スタンダード・ダブル(8坪)、スタンダード・ツイン/コンバイン・ツイン(9坪)、パーク・デラックス(ベランダ付、11坪)、パーク・ダブル(10坪)、ファミリー・ダブル(11坪)、スーペリア・スイート(16坪)があります。
自分が利用したスタンダード・ダブルの広さは、当ホテルのウェブサイトを見ると8坪となっていますが、もっと広いような気がしました。ベッド、オットマン、丸い小テーブル、ワーキングデスクからクローゼットまで横長につながった家具類等が置かれていても、スペースにはまだ余裕がありました。
ホテルはまだ開業してから5年しか経過しておらず、清潔です。清掃もきちんと行われていました。室内に高級感はそれほどありませんが、安っぽさも感じられませんでした。家具等は薄い色の木目調または薄緑色でまとめられており、落ち着いた印象でした。
ワーキングデスクは横に長く、引き出しもついており使いやすかったです。椅子も高さは変えられませんが、座り心地はソフトでよかったです。コンセントの空きはデスク正面1、デスク周辺1、ベッド脇1(家具を動かす必要あり)、その他1の計4カ所でした。AV機器としては、パナソニック製の大型液晶壁掛けテレビがありましたが、その他は何もありませんでした。機能面では、(一部を除く)照明がベッド脇のスイッチで全部消灯できるようになっていました。洋服等の収納にはクローゼットや棚、引き出しがあるほか、横長の台の上でスーツケースを広げたまま利用できるようになっており、十分なスペースがありました。
ベッド 1ベッドルームのベッドはキングサイズ(通常のキングサイズより少しだけ小さい)。マットや枕は標準的な硬さで、掛布団もしっかりとした厚みがあり、快適な寝心地でした。
備品(あり) 無料飲料水(中×2本、補充あり)、セーフティボックス、冷蔵庫(空)、湯沸し、スリッパ、歯ブラシ、ティッシュ、懐中電灯
備品(なし) 目覚まし時計、フルーツ、体重計、DVDプレーヤー、iPod/iPhoneドッキングステーション、アイロン(室内にはなし。ランドリールームにあります)、傘、バスローブ
エアコン 冷暖房、風力、温度の調整が可能なパネルがありましたが、風速は強にしても弱にしても風力は変わらず、温度調節もどこまできちんと機能しているのかよくわからない状態でした。ただ、スイッチをオンにすると、よく冷えました。音は大きめでした。
ドライヤー パナソニック製でした。冷風弱、温風弱、温風強の3段階の切替がありましたが、温風強にしても風力は弱めでした。洗面台の下の引き出しに固定されていましたが、コードの長さは十分にあり、その点では問題なく使えました。
浴室 浴室にはバスタブと独立したシャワーブースがありました。浴室と寝室の間はガラスで仕切られていて、浴室側からブラインドで視界を遮ることができるようになっていました。
バスタブはしっかりとした造り(中がポコポコしたりしない)で、清潔でした。また、それほど大きくはないものの一定の深さ、長さはあり、ゆっくりできると思います。ただし、バスタブの中からガラス越しに寝室のテレビを見るのは難しい状況でした(バスタブが逆向きで蛇口が邪魔になる)。
シャワーブースは少し狭く感じましたが、小物を置く場所もあり、特に問題なく利用できました。シャワーはハンドシャワーで、水圧は標準的なレベルでした。シャワーヘッドは大きく、お湯の出し方を変えられるタイプでした。お湯の温度も安定していました。
また、トイレにはパナソニック製の温水洗浄便座機能が付いていました(当ホテルの日本語ウェブサイトには、TOTOのウオシュレットを「一部」客室に設置と記載。中国語、英語サイトには「一部」の記載なし。詳細不明)。
ネット接続 室内にLANケーブルはありませんが、有線接続の設備はあるようでした(詳細不明)。WiFiは無料で利用可能です。接続時のパスワードは不要で、ホテル名のネットワークを選択するとすぐにつながりました。通信速度は問題のない水準でした。
窓・眺望 窓は大きく、当ホテルの周囲に視界を遮る高層の建物はないので、どの部屋からも見晴らしは良好と思われます。自分が利用した1421号室からは、正面に新北市の高層ビル群が、右手奥には山並みが、手前に蘆洲の古い家並みとMRTの駅名にもなっている徐匯中學が見えました。
7 日本語/日本人 テレビはNHKの日本語放送が視聴できます。また、「緯來日本台」というチャンネルで日本の番組が放映されていました。チェックインの際の受付のスタッフは流暢な日本語を話してくれましたが、日中に質問した際及びチェックアウト時のスタッフは英語でした。館内・室内には(全部ではないものの)日本語の表記がありました。客層は台湾国内の利用者が多いようで、中国本土からの団体ツアー客は見かけませんでした。日本人はほとんどいないようでしたが、朝食会場に1組だけ、日本人の家族連れを見かけました。
8 警備/鍵 鍵は電子カードキーでした。警備等は特に行われていませんが、客室に行くにはエレベーターを6階で降りてフロントの横を通過し、客室に行くエレベーターに乗り換える必要があります。このエレベーターはカードキーをセンサーに当てないと客室階のボタンが作動しない仕組みになっていました。
9 食事 朝食 朝食会場は6階の柏克菲(パーク・カフェ)と8階の晶饌廳(デリカシー・ルーム)に分かれていて、日本人は8階になるようです。双方のメニューの違いはよくわかりませんが、8階のほうが会場が小さいので、静かに利用できると思います。
デリカシールームの朝食ビュフェは、普通に朝食を済ませる分には申し分のない内容でした。特に、冷菜と惣菜が充実していると思いました。また、ソーセージや卵料理、サラダ、フルーツ、ヨーグルト、パン、シリアル、台湾式朝食等が一通り揃っており、丁寧に盛り付けられていました。また、2日続けて利用しましたが、メニューはかなり入れ替わっていて、飽きずに食べられました。ただし、ホテルの豪華な朝食を楽しむ感じではありません。卵料理や麺をオーダーできるようなコーナーや日本食はなく、オレンジジュースも果汁100%ではないタイプでした。
ルームサービス 利用しませんでした。
レストラン 利用しませんでした。
10 スポーツ設備 プール なし。
ジム 同じ建物内に「ビバリー・シティ・クラブ」という一般向けのスポーツクラブがあり、ホテルの宿泊客は無料で利用できます。営業時間は7時から23時(日曜のみ20時)までです。利用する場合は、クラブの受付に行き、ホテルのルームキーを見せて、名前等を記入します。ロッカーを使う場合はキーを貸してくれますが、タオル等の貸し出しはないので、タオルと水はホテルから持参したほうが快適です。筋トレの設備は日本の一般的なスポーツクラブより充実していました。スタジオもありました。ただし、マシンはやや古いタイプのものが多かったです。また、日本と異なり、無料で機械の使い方等について教えてくれるスタッフは常駐しておらず、自分で勝手にやるスタイルでした。
更衣室 あります。
その他 更衣室の中に、ドライサウナがありました。
11 サービス チェックイン(深夜23時過ぎ)は、すぐに完了しました。予約時点では1ベッドルームの空室がなく、ツインを予約していたのですが、チェックインの際にダメ元で1ベッドルームに変更できないか聞いてみたところ、空室状況を調べてくれ、1ベッドルームに変更してもらえました。その際、本来はツインルームのほうが料金が高いので、1ベッドルームに変更しても差額は返金できないと、丁寧な説明がありました。
チェックアウト(正午)は、前日に1時間の延長ができないかフロントで確認したところ、状況を調べてくれ、13時チェックアウトを快諾してもらえました。チェックアウト自体はスムーズでした。客室をチェックするため1分ほど待つように言われましたが、1分後にはOKが出て完了しました。
セルフ式のランドリーが8階にあり、無料の洗剤も置いてありました。洗濯機と乾燥機が4台ずつあり、アイロンの設備も用意されていました。
12 その他 特になし。
13 総括 部屋の変更やチェックアウト時間の延長等、こちらのリクエストに対応してもらったほか、ジムも充実していて、とても快適な滞在でした。台北市内中心部と比較すると安くて広い部屋に宿泊できるうえ、交通の利便性も優れているので、宿泊者の口コミ等でも高い評価を得ているホテルですが、今後も台北滞在時の穴場的なホテルとして、ますます人気が高まるのではないかと感じました。
浴室 洗面スペース
パナソニック製の温水洗浄便座
歯磨き、髭剃り、アロエローション等 バスタブ
シャワーブース1 シャワーブース2:少し狭い
クローゼット内:ランドリー利用時に使えるかごがありました 棚の中にセーフティボックス
湯沸し、無料飲料水、お茶等 空の冷蔵庫
ワーキングデスクは横長で引き出し付 デスク正面にあるコンセントと各種差込口等
眺望1 眺望2
眺望3 眺望4:徐匯中學
外観1 外観2:1Fのエントランス
セルフ式のランドリー(アイロンの設備もあります) 6Fのロビーの外にある「空中庭園」
晶饌廳(デリカシー・ルーム)の朝食1 晶饌廳(デリカシー・ルーム)の朝食2
晶饌廳(デリカシー・ルーム)の朝食3 晶饌廳(デリカシー・ルーム)の朝食4
晶饌廳(デリカシー・ルーム)の朝食5 晶饌廳(デリカシー・ルーム)の朝食6
晶饌廳(デリカシー・ルーム)の朝食7 晶饌廳(デリカシー・ルーム)の朝食8
晶饌廳(デリカシー・ルーム)の朝食9 晶饌廳(デリカシー・ルーム)の朝食10
WiFiの速度計測結果 MRTの駅名になっている徐匯中學は当ホテルの向かいにあります
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