ホテル宿泊記　台北39
  台北君悅酒店 ／ グランド ハイアット 台北
　Grand Hyatt Taipei
1 詳細情報のあるウェブサイト 当ホテル（日本語）、旅々台北、トリップアドバイザー（口コミ）、agoda（くちコミ）、expedia（ゲストレビュー）、4travel.jp（クチコミ）、H.I.S.（口コミ）
2 宿泊時期／部屋タイプ／番号 2015年11月／グランドルーム／813号室
3 1泊料金／予約方法 NT$8,300（＋税サ15.5%、朝食付）。出張のため現地協力先のコーポレートレートでホテルに直接予約
4 ホテル概要 開業1990年、客室数853。台湾で最大規模の客室数を有するホテルです。
ハイアットは米系の大手ホテル運営会社です。創立は1957年で、ジェイ・プリツカー（Jay Pritzker）がロサンゼルス国際空港に隣接するハイアット・ハウス・モーテルを購入したのが同社の起源となります。現在もプリツカー家がグループを運営しており、同家はアメリカを代表する富豪です。
グランドハイアットは、ハイアットの最高級ブランドの一角を占め、あらゆる設備を備えた大規模なホテルを世界中に展開しています。
5 立地 当ホテルは台北市の南東側に位置する信義区の中心にあります。当ホテルの周辺は新しく開発されたエリアで、景観に配慮した街づくりが進められており、「台北のマンハッタン」とも呼ばれているそうです。
当ホテルは台北世界貿易センター（World Trade Centre Complex）や台北101に隣接（台北101とは通路で直結）しているほか、少し歩くと新光三越やATT 4 FUN等のショッピングスポットが多くあり、大変便利な立地です。最寄り駅は淡水信義線の台北101／世貿駅で、ホテルの入口から駅の入口までは徒歩2分程度です。近隣のコンビニ等は確認していませんが、台北101に行けば大体のものは揃うと思います。
6 客室 概要 客室には安いほうから順にグランド（33㎡）、グランド・デラックス（40㎡）、グランド・プレミアム（50㎡）、グランド・クラブ（33㎡）、グランド・クラブ・デラックス（40㎡）、グランド・クラブ・プレミアム（50㎡）、及び5種類のスイート（60～221㎡）があります。
自分が利用したグランドルームは十分な広さがあり、キングサイズのベッド、大きめのソファ・テーブル・ライティングデスクが置かれてもなおスペースには若干の余裕がありました。改装も継続的に行われているようで、創業から25年が経過しても古さは感じられず、清潔感、高級感が保たれていました。ただし、建物の構造上、天井が低くなっている部分がある点、寝室と浴室側が普通の壁で仕切られている（最近のホテルはガラス張りのものが多い）点を見ると、やはり時の流れは感じました。
デスクワークの面でも総じて快適な環境が整備されていました。まず、ライティングデスクは十分な大きさがあり、両サイドには引き出しが付いていました。デスクの正面にはコンセント（空き2）と各種の差込口も揃っていました。コンセントはその他の部分にも7箇所あったので、充電も問題なくできました。
AV機器としては、47インチの大型液晶テレビ（LG製）がありましたが、それ以外のAV機器は特に何もありませんでした。一方で、テレビ画面で会計やメッセージ等が確認できるほか、ベッド脇のスイッチで照明を調整できるようになっていました。
洋服等の収納面ではクローゼットがあるほか、2カ所の引き出しやベッド脇の棚があり、ある程度のスペースが確保されていました。ただし、バゲッジラックはなかったので、スーツケースを広げたまま使用する場合、ソファか床の上になると思います（小型のスーツケースはクローゼット内で広げることが可能かも）。
ベッド 1ベッドルームのベッドはキングサイズでした。マットも枕もややフカフカとした快適さがありました。掛け布団も薄っぺらではなく、高級ホテルに相応しい環境でした。
備品（あり） 無料ミネラルウォーター（中×2本、補充あり）、セーフティボックス、湯沸し、冷蔵庫、スリッパ、歯ブラシ、ティッシュ、厚手のバスローブ、体重計、目覚まし時計、フルーツ、アイロン
備品（なし） DVDプレーヤー、iPod/iPhoneドッキングステーション、傘
エアコン 風力、温度が調整できるタイプ。音は静かでした。
ドライヤー Philips製。冷風弱、温風弱、温風強の3段階の切り替えがありました。強風にすると十分な風力があり、壁等には固定されておらず、問題なく利用できました。
浴室 浴室は十分な広さがあり、バスタブと独立したシャワーブースがありました。大理石製で高級感もありました。
バスタブにシャワーはありませんが、十分な長さ、深さがあり、清潔感も保たれているので足を伸ばしてくつろげます。また、浴室でテレビの音声を聞くことができるスピーカーがありました。
シャワーブースのシャワーはハンドシャワーで、シャワーヘッドはお湯の出し方を調整できるタイプでした。また、ブース内に腰かけるスペースや小物を置くスペースが確保されていました。唯一の難点は水圧が弱かったことで、著しい支障はありませんでしたが、このクラスのホテルに求められる快適な水準には達していませんでした。お湯の温度は安定していました。
トイレに洗浄便座機能はありませんでした。
ネット接続 室内にLANケーブルがあります。無線も利用可能です。有線、無線とも無料でした。インターネットに接続しIE等を立ち上げると、日本語の案内があり、4桁の部屋番号と名字を英語で入力するとすぐに繋がりました。通信は快適な速度でした。
窓・眺望 窓は大きく、周囲に視界を遮る建物がないので、開放感がありました。当ホテルの建物はU字型になっており、部屋の向きによっては台北101がよく見える（U字の右外側）と思いますが、自分の利用した823号室（同左外側）からは残念ながら見えず、台北世界貿易センターの入り口前のユニークなデザインの通路、その向こうに大通り（基隆路）と古い家並みが見えました。
7 日本語／日本人 テレビはNHKワールドプレミアム（日本語）が視聴できました。室内の一部に日本語の案内がありました。また、ホテルに日本人女性のスタッフがいて、頼み事に迅速に対応していただきました。このほか、ホテル内に日本食レストラン「彩」がありました。客層はグローバルで、日本人もかなり見かけました。
8 警備／鍵 鍵はカード式です。特に警備等は行われていません。
9 食事 朝食 レストランCAFEの朝食ビュフェを利用しました（写真なし）。最高級クラスのホテルにふさわしい充実した品揃えでした。卵料理や麺を作ってくれるコーナーあったほか、点心、惣菜、野菜、フルーツ、ヨーグルト、ハム類・チーズ、パン・ワッフル・パンケーキ、ジュース等がありました。ただし、日本食はなく、メニューの入れ替えも限定的でした。
ルームサービス 利用しませんでした。
レストラン 日本食レストラン「彩」のランチビュフェを利用しました（写真なし）。天ぷら、寿司、ステーキからデザートまで様々な品目があり、総じて美味しくいただきました。
10 スポーツ設備 プール 5階に屋外温水プールがあります。プールはロープで仕切られたコースが設けられていることに加え、水の透明度も保たれており、しっかりと泳ぐことが可能です。また、プールの周りにデッキチェアやテーブル等も多数あり、広々としているので、雰囲気は良好でした。小さな子供用のエリアもありました。ただし、午前10時頃に行った際には、当ホテルの建物に遮られて日当たりはあまりよくりませんでした（その他の時間は不明）。
ジム ホテルの宿泊者以外にも有料会員が利用できるClub Oasisというジムがあり、24時間利用可能になっていました。通路を挟んで2つのスペースに分かれており、深夜はルームキーを使ってアクセスする仕組みになっています。設備は一般のジムと同様の水準にまでは達していませんが、ホテル内のジムとしてはかなり高水準でした。特にマシン類が充実しており、個別テレビ付の有酸素運動のマシンのほか、最新の筋トレ用マシンが揃っていました。一方、フリーウェイトでは、ベンチプレスとスクワットの設備がない反面、スミスマシンとバーベル、20kgまでのダンベル、角度調節が可能なベンチ等があり、かなりのトレーニングが可能なレベルでした。また、後述のスタジオの中に、ヨガマットやバランスボールもありました。
更衣室 あります。
その他 ジムの隣に大きなスタジオがあり、エアロビクス、ヨガ、ピラティス等のレッスンも開催されています。更衣室の中には、ドライサウナ、ミストサウナ、ジャグジーが揃っています。サウナやジャグジーはゆったりとしており高級感がありますが、ジャグジーーはお湯の温度が43℃に設定されており、個人的には熱過ぎました。
11 サービス チェックインは16時、チェックアウトは正午前でしたが、問題なく終わりました。
ターンダウンサービスがありました。
鍵を部屋に置いたままうっかり外に出てしまった際、フロントに申し出たらすぐに追加のカードキーを発行してくれました。また、複数の部屋の宿泊料の清算をチェックインの前日にまとめてお願いした際も、テキパキと対応してくれました。最高級ホテルにふさわしいサービスだと感じました。
12 その他 宿泊後にアンケートが来たので回答したら、翌日には日本人スタッフから連絡がありました。
13 総括 シャワーの水圧がやや弱い点とウォシュレットがない点を除くと、ほぼ完璧な設備・サービスで、最高級クラスのホテルに相応しい水準だと感じました。
　　　　　　　　　　　（左）シャワーブース内：左に座るスペース
　　　　　　　　　　　（右）シャワーブース内のハンドシャワー：ヘッドは大きいが湯量は物足りない
歯ブラシ、綿棒、髭剃り等 セーフティボックス
クローゼット内1：バスローブ、アイロン等 クローゼット内2：スリッパ、スーツケー置き場等等
湯沸し、カップ、お茶等 ミニバー1
ミニバー2 客室内のフルーツ
デスク前にある各種差込口とコンセント ←の利用ガイド（英語）
眺望1：大通り（基隆路）と古い家並み 眺望2：台北世界貿易センターの入口前通路
外観1：奥に台北101 外観2：エントランス
プール1 プール2
プール3 プール4
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