ホテル宿泊記　台北38
  東京国際飯店 ／ 東京 インターナショナル ホテル
　Tokyo International Hotel
1 詳細情報のあるウェブサイト 当ホテル（日本語）、楽天トラベル（お客さまの声）、agoda（くちコミ）、expedia（ゲストレビュー）、トリップアドバイザー（口コミ）
2 宿泊時期／部屋タイプ／番号 2015年2月／ビジネスシングル（窓なし）／303号室
3 1泊料金／予約方法 11,629円（＋税5%、朝食付）／agodaで即時予約
（福利厚生倶楽部で税を除く部分のみ5%引き→実費は11,629円）
4 ホテル概要 2010年9月末開業、客室数44。「弘宮大飯店」というホテルを全面改装して新規開業したホテルです。建物の外観は古ぼけた雰囲気ですが、館内は綺麗に改装されています。また、当ホテルの近辺には、当ホテルと同様に日本の地名の付いた「京都商務旅館」「銀座飯店」がありますが、いずれも当ホテルと同系列のホテルです。
5 立地 台北の中心部、林森北路と長春路の交差点からすぐの場所にあり、日本人をターゲットにした歓楽街のど真ん中に位置しています。ホテルの周辺には観光客向けの足裏マッサージ店が多数あるほか、小龍包の「京鼎楼」や鶏料理の「鶏家荘 」といった有名店もすぐ隣に並び、歩いているだけで日本人を多数見かけます。ホテルの向かいには大戸屋もありました。このほか、コンビニはホテルの向かいにファミリーマート、少し歩くとセブンイレブンがあります。また、ファーストフードでは24時間営業のバーガーキングがあり、カフェは1ブロック先にある欣欣百貨（シンシンデパート）の中にスターバックスがあります。また、このデパートの地下にフードコートやスーパーマーケットもありました。
MRTの最寄り駅は中山駅になりますが、徒歩で10分程度かかるので、MRTを頻繁に利用して移動するには不便な立地です。なお、ホテル前の長春路を右にまっすぐ進むと9番の出口があり、そこからは書店が並ぶ地下街を通って駅まで行くことができます。
台北駅からホテルまではタクシーで5分、料金はNT$100程度です。
当ホテルと桃園国際空港の往復には、あまり便利なバス停が近くになく、空港⇔台北駅は國光客運のバスか高速鉄道、台北駅⇔当ホテル間はタクシーが無難だと思います。
6 客室 概要 客室にはビジネスシングル、デラックスシングル、ツイン、デラックスダブル、VIPスイート、ラグジュアリーVIPスイート、ファミリースイート、東京スイートがあります。
自分が利用したビジネスシングルは窓なしの部屋で、インテリアとして障子のようなものがありましたが、動かせませんでした。窓がないうえにあまり広くもないので、やはり閉塞感はありました。一方で、室内は大変きれいに清掃されており、家具は明るめの木目調で照明も多く、雰囲気は悪くないと思いました。また、必要なものが使いやすくまとまっている印象でした。
デスクワークの環境としては、標準的な大きさのデスクと椅子がありましたが、椅子の高さが調節できず個人的には少し低いと感じました。デスクの周辺には引き出しや小物を置くスペースがあり、使い勝手は悪くありませんでした。また、コンセントはデスクの正面に2個、その他に5個、計7個の空きがあり、充電は問題なくできると思います。AV機器としては、Panasonic製の液晶テレビとDVDプレーヤーがありました。洋服等の収納には、クローゼットと引き出しがあるほか、中程度のスーツケースを広げておくスペースが確保されていました。
ベッド 1ベッドルームのベッドはクイーンサイズ（160×200）。マットはやや硬め、枕は平均的な硬さで、掛け布団にはある程度の厚みがありました。贅沢な感じはないものの、問題なく眠れました。
備品（あり） 無料飲料水（中×2本、補充あり）、セーフティボックス、冷蔵庫（空）、湯沸し、スリッパ、歯ブラシ、ティッシュ、目覚まし時計、DVDプレーヤー、空気清浄機、バスタオル、フェイスタオル
備品（なし） バスローブ、フルーツ、体重計、アイロン、傘、ハンドタオル
エアコン 冷暖房の切り替えがあり、風力、温度とも調整可能なタイプでした。音は強風にしなければそれほど気にならない水準でした。ただし、暖房にしても温風が出てくる感じはしなかったので、暖房はおそらく機能していないと思われます。
ドライヤー 方華という中国製で、温風のみでしたが、強・弱の切替がありました。浴室の壁に固定されており、コードも短めでやや使い難い面はありましたが、強風にするとある程度の風力はあり、特に支障なく使えました。
浴室 ビジネスシングルの浴室はコンパクトながらも機能的な造りでした。独立したシャワーブースはなく、バスタブが付いていました。バスタブのシャワーカーテンは清潔でした。シャワーはハンドシャワーでした。洗面スペースとバスタブの周囲に小物を置くスペースが確保されていたので、使いやすいと思いました。
バスタブはあまり大きくはありませんが、ある程度の深さ、長さがあり、ジャグジー機能が付いているので、ボコボコとした泡に体を委ねてゆっくりくつろげると思います。
ハンドシャワーのお湯の出は平均的なレベルで、お湯の温度も安定していました。シャワーヘッドはお湯の出方を調整できるタイプでした。
このほか、トイレには日本と同様の温水洗浄便座機能（TOTO製）が付いていました。総じて浴室、トイレは快適な環境でした。
ネット接続 チェックイン時に朝食券がもらえますが、その裏にWiFiのIDとパスワードが記入されています。WiFIはすぐに繋がる時と繋がらない時がありましたが（原因不明）、繋がった時の通信速度は快適な水準でした。
窓・眺望 今回は窓なしの部屋だったので、電気を消すと部屋の中が日中でも真っ暗になりました。なお、当ホテルは周辺の環境も踏まえると、窓がある部屋でも眺望は向かいの建物が見える程度でほとんど期待できないと思われます。
7 日本語／日本人 テレビの日本語放送は、NHKの日本語放送が3チャンネル（地上波1＋BS2）視聴できます。「緯來日本」という日本の番組を放映しているチャンネルも視聴できます。スタッフは、受付だけでなく、食堂、ハウスクリーニングでもある程度の日本語を話す人が多く、特に受付のスタッフの日本語能力は高いと思います。また、室内には日本語の表記があります。客層も日本人が多かったです。小さなホテルということもあり、中国本土からの団体ツアー客は見かけませんでした。
8 警備／鍵 鍵はセンサーのカード式でした（要返却）。警備等は特に行われていませんが、小さなホテルなので、館内への人の出入りは受付のスタッフが確認しています。
9 食事 朝食 7階で朝食ビュフェを利用しました。ビュフェの品揃えは限定的で、特に美味しいとは思いませんでしたが、不味いわけでもなく、ホテルの規模からすると納得できる水準だと思います。メニューとしては、惣菜、ハム・スクランブルエッグ、サラダ、フルーツ、台湾風朝食、パン、シリアル、ジュース等が一通り揃っていました。ただし、オレンジジュースは果汁100%ではないタイプで、チーズやヨーグルト、卵料理を調理してくれるコーナーはありませんでした。一方で、日本人への配慮は感じられ、ご飯とふりかけ、味噌汁、納豆、アイスコーヒーやヤクルトがありました。
朝食は7時から10時までですが、日曜日は9時30分頃に行ったら、空になっていて補充されない料理が結構ありました。
なお、朝食会場から屋外に出られるようになっており、小さな喫煙コーナーが設けられていました。
ルームサービス ありません。
レストラン ありません。
10 スポーツ設備 朝食会場の中にある階段を上っていくと、小さなジムがあります。有酸素運動のマシンが2台（個別のテレビは付いていない、マシンの正面にテレビがある）と腹筋用のベンチ、2〜10kgのダンベルがあるだけなので、運動不足の解消以外の目的では、あまり利用価値がないと思います。更衣室、プール、サウナ、ジャグジー等はありません。
11 サービス チェックイン（午後9時）、チェックアウト（午前11時）は問題なく終わりました。
他の口コミでもあるように、スタッフの配慮が非常に行き届いていると感じました。チェックインが終わると、男性スタッフが荷物を持って部屋まで同行してくれました。また、チェックアウトが終わるとタクシーが必要かどうか確認し、必要と伝えると通りに出て一緒にタクシーを捕まえてくれました。
12 その他 朝食会場の中の階段を上がっていったところ（ジムと同じフロア）に、洗濯機等が置かれていました。洗剤は1階の受付に申し出ると準備してくれるそうです（有料か無料かは不明）
部屋のタオルは、バスタオルとフェイスタオルが1枚ずつあるだけだったので、追加のバスタオルをお願いしたら、NT$50が必要とのことでした。
防音はあまりできておらず、隣の部屋や上の部屋の物音がよく聞こえました。
13 総括 ワンランク上のビジネスホテルで、特に林森北路周辺で日本語環境を重視した快適な滞在をしたい人には、料金次第でお勧めできるホテルだと感じました。一方、英語もしくは中国語に問題がなく、MRT等を使って移動したい人は、決して格安な料金のホテルではないので、他にもっとコストパフォーマンスよいホテルがあると思います。
日本と同様の温水洗浄便座機能が付いたTOTO製のトイレ クローゼット、セーフティボックス等
無料飲料水、湯沸し等 空の冷蔵庫
空気清浄機 DVDプレーヤー
デスク周辺 洗濯機等
外観1：中央の白い建物が当ホテル 外観2：エントランス
朝食1 朝食2
朝食3 ジム
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