ホテル宿泊記 桃園09
  桃園中壢花漾旅館 / ザ ヤング ホテル 桃園中壢
 The Young Hotel Zhongli
1 詳細情報のあるウェブサイト 当ホテル(中国語)トリップアドバイザー(口コミ)agoda(クチコミ)expedia(口コミ)
2 宿泊時期/部屋タイプ/番号 2019年11月/商務精緻房(ビジネスダブルルーム)/601号室
3 1泊料金/予約方法 4,032円(+税サ15%、朝食付)/Hotels.comで即時予約。(9%割引クーポンを利用し、実費は4,273円)
チェックアウト時間の延長は1時間あたりNT$100で可能。
4 ホテル概要 開業年不明、客室数50。台湾によくあるタイプの、ラブホテルを兼ねた小規模なビジネスホテルです。建物はかなり古く、エントランスや外観を見ると不安になりました。老朽化したエレベーターで受付のある5Fに行くとチェックインカウンター以外は工事中で、さらに不安が募りましたが、客室に入ると改装されていて安心しました。
同系列の花漾旅館(Young Hotel)が竹北(新竹縣)にあります。また、花漾旅館は雲端商務旅館グループの一員で、雲端商務旅館(Cloud Hotel)は中壢、台中と高雄にあります。
5 立地 当ホテルは、桃園市中壢(Zhongli:ジョンリー)区にあります。在来線の中壢駅からは徒歩2分程度です。また、ホテルの周辺にはバスターミナルが集まっていて、在来線やバスでの移動には便利です。コンビニは隣の建物にセブンイレブンがあります。さらに、中壢駅の周辺はちょっとした繁華街となっており(中正路、中平路、中山路周辺)、カフェやファーストフード、レストラン等があります。
桃園国際空港との往復で桃園MRTの環北駅を利用する場合、当ホテルと同駅間は車で10分程度かかります(桃園MRTの中壢駅への延伸は2026年以降の予定)。タクシーで深夜に桃園国際空港から当ホテルまで移動すると、所要時間は20分、料金はNT$570でした。
6 概要 ホテルの客室には、安いほうから順に、①商務標準房(7室)、②浪漫精緻房(14室)、③商務精緻房(24室)、④浪漫氣泡房(ジェットバス付、4室)、⑤全家福(1室)の2種類があります。
自分が利用した③は、決して広くはないものの、ベッド周辺のスペースには余裕があり、窮屈な感じはありませんでした。室内は改装されていて、清掃も問題なく行われていたので、清潔感は保たれていました。寝室内の雰囲気や設備等は環北駅の近くにある系列の雲端商務旅館と似ており、安っぽさは否めませんが、宿泊料金が安い割にはきちんと整備されていると感じました。
備品(あり) 無料飲料水(給湯及び給水設備、ボトルはなし)、歯ブラシ、使い捨てではないタイプのスリッパ、冷蔵庫(空)、ティッシュ、コンドーム
備品(なし) ハンドタオル(タオルはバスタオルとフェイスタオルが各2)、湯沸し、セーフティボックス、目覚まし、DVDプレーヤー、フルーツ、アイロン、傘、体重計、バスローブ
ベッド 自分が宿泊した1ベッドルームのベッドはクイーンサイズでした。枕やマットは標準的な仕様で、掛布団にも厚みがあり、高級感はないものの問題なく休むことができました。
浴室 601号室には、バスタブがあり、シャワーブースはありませんでした(当ホテルのウェブサイトを見ると、商務精緻房にはバスタブがあるようです。他のタイプの部屋のバスタブの有無は不明)。バスタブは長さ、深さ、幅とも十分にあり、清潔感も保たれているので、ゆっくりくつろぐことができると思います。シャワーはハンドシャワーで、水圧は極めて良好でした。お湯の温度も安定していました。ただし、シャワーヘッドはお湯の出し方を変えられないタイプでした。また、シャワーカーテンがないので、シャワーを使うと浴室の床やトイレが濡れてしまいます。
浴室には据付型のボディソープとシャンプーがありました。
トイレに洗浄便座機能はありませんでした。
デスクワークの環境 ライティングデスクはある程度の大きさがあり、デスクの周辺にコンセントもあるので、ノートPC等を使ったデスクワークは可能です。ただし、引き出し等はなく、小物を置く場所は限られます。椅子は雲端商務旅館よりもまともなタイプが導入されており、座り心地も悪くはありませんでした。
ネット接続 LANケーブルは室内にはありませんでした。有線でのサービスについては詳細不明。WiFiは無料で利用できます。ホテルのネットワークへの接続にパスワードは不要(セキュリティで保護されていない)で、ネットワークに接続するとすぐにつながりました。通信速度は特に支障のない水準でした。
電源、AV機器等 コンセントはデスクの前に2、ベッドの脇に3、計5の空きがありました(すべて日本と同じタイプ)。AV機器については、BENQというブランドの液晶テレビ(32インチ)があるだけでした。寝室の照明の電源はベッドの脇に集約されていて、その点は便利でした。
エアコン 風力と温度の調整ができるタイプでした。強風にしない限り音はそれほど気にならないレベルでした。
ドライヤー 達新牌というブランドのドライヤーで、温度のみ3段階の切替がありました。風力の切り替えはありませんでしたが、いずれもある程度の風力がありました。ドライヤーは寝室の壁に固定されていましたが、コードは十分な長さがあり、ドライヤーの横には大きな鏡が設置されていたので、快適に使用できました。
収納スペース 洋服等の収納には、バゲッジラックもクローゼットもなく、ハンガー(2つのみ)で服を掛けられる簡単な設備が取り付けられているだけでした。ただし、スーツケースを広げるスペースは十分にありました。収納用のスペースとしては、ベッドの両脇に台がありました。
窓・眺望 窓は部屋の向きやタイプにより異なると思われます。601号室には一応、小さな窓がありましたが、窓の正面には建物の壁が見えるだけで、窓から上を見上げると空の様子を見ることができました。開放感はないものの、窓なしの部屋ほどの閉塞感もない、といったところでした。
7 日本語/日本人 室内に置かれたテレビチャンネル案内を見ると、NHKは一切ありませんでした。日本の番組が放映されている「緯來日本台」はチャンネル案内には記載されていましたが、そのチャンネルを見るとアダルトビデオのチャンネルになっていました。
客層は台湾人の宿泊客が大半と思われますが、チャンネル案内にはフィリピンやベトナムのチャンネルが記載されていたので、両国出身の宿泊者も多いものと思われます。
深夜にチェックインした際のスタッフは英語が話せず、翻訳アプリを使ってやり取りしたため時間がかかりました。日中にチェックアウトした際のスタッフとは英語で話ができました。室内では非常口の案内のみ、日本語の記載がありました。日本人は見かけませんでした。
8 警備/鍵 鍵は旧式(カードキーではないタイプ。要返却)です。5Fに宿泊しない限り、チェックイン・チェックアウト以外で部屋の出入りの際にフロントの前は通らず、エレベーターにセキュリティ機能もないので、セキュリティはかなり甘いと思います。
9 朝食 チェックインの際に朝食の説明がありました。メニューはポークバーガー、サンドウィッチ、チャーハンの中から1品、時間は7:00、8:00、9:00のいずれかからひとつ選ぶよう言われました。食堂(朝食会場)はなく、選んだ時間に選んだメニューを部屋まで持ってきてくれるようになっていました。
自分はサンドウィッチを選びました。かなりボリュームはありました。たいして美味しいとは思いませんでしたが、なんとか全部食べました。これに紙パックの豆乳がついていました。
なお、チェックインカウンターの横のスペースが工事中でした。工事完成後にこのスペースが朝食会場になるとすると、上記のシステムは変わると思います。
ルームサービス ありません。
レストラン ありません。
10 スポーツ設備 ありません。
11 サービス 当ホテルのチェックイン時刻は17:00からとなります。自分のチェックイン(深夜0時30分過ぎ)は、翻訳アプリを使ってやり取りしたので時間はかかったものの、問題なく終わりました。
チェックアウト(午後2時前)も問題なく終わりました。なお、土日祝日のチェックアウト時刻は11:00(その他は12:00)で、10:30頃にチェックアウトの確認の電話がありました。その際、2時にチェックアウト時刻を変更(3時間延長)したい旨を伝えたところ、1時間当たりNT$100、計NT$300の支払いが必要で、今払うかチェックアウト時に払うか聞かれ、チェックアウト時に払うと伝えました。チェックアウトの際にはルームキーを返し、NT$300を渡しただけで、すぐに手続は終わりました。
12 その他 フロントの横や客室で工事を行っており、日中は工事の音がうるさかったです(いつまで続くのか不明)。また、建物にエレベーターが一基しかなく、そのエレベーターを工事の作業者も使っていました。
そのエレベーターがとにかく遅く、ストレスが溜まりました。また、必ずフロントのある5階のボタンを押さないと他のフロアに行けなくなっていました。さらに、6階のボタンは1回押しただけでは作動せず、何回か押したり他の階のボタンをしたりしているうちに作動するような状況でした。
13 総括 同じグループの雲端商旅と比較すると当ホテルのほうが安いのですが、室内の状況は当ホテルのほうがよかったです。当面は日中の工事の音がうるさい点に注意が必要ですが、寝るだけなら問題ないホテルだと思いました。
据付型のボディソープとシャンプー、ハンドシャワー 入口のドアの横にある大きな鏡とドライヤー
上段:お茶、コーヒー、紙コップ等、下段:給水機 空の冷蔵庫
デスクの前のコンセント等 ベッド脇に集約された照明のスイッチ
601号室の窓 601号室の窓の外。上を向くと空が見えるだけ
外観1 外観2
(左上)
外観3:1Fのエントランス

(右上)
1Fにはラブホのように客室が写真付きで紹介されている

(左横)
1F奥にある老朽化したエレベーター

(左下)
朝食のサンドウィッチと豆乳

(右下)
WiFiの速度計測結果
トップページに戻る          桃園・新竹のホテルリストに戻る