ホテル宿泊記　シンガポール14
Village Hotel Albert Court 　ビレッジ ホテル アルバート コート
1	詳細情報のあるウェブサイト		当ホテル（英語）、トリップアドバイザー（口コミ）、agoda（くちコミ）、expedia（ゲストレビュー）、4travel.jp（クチコミ）
2	宿泊時期／部屋タイプ／番号		2013年3月／Club Room／1232号室（2階）
3	1泊料金／予約方法		15,312円（＋税サ17.7%、Easter PromoでSuperior→Club Roomへアップグレード、クラブラウンジ利用特典及び朝食・無料インターネット付） ／Expediaで即時予約（福利厚生倶楽部で税金を除く部分のみ8%引き→実費は15,496円+税1,170円）
4	ホテル概要		開業1994年、客室数210。ショップハウスを改築した趣のある建物が特徴のホテルです。ホテルの正面中央に小さな時計台、その奥に中庭があり、その両側に2階建てのショップハウスがあります（中庭に面した1階はレストラン等の店舗になっており、2階は客室）。時計台に向かって右側はメインの建物で、ショップハウスの奥に高層の建物があります。左側はショップハウスのみで、クラブラウンジ及び同ラウンジ利用特典の付く客室があります。 当ホテルはシンガポールと香港、中国を中心に不動産、ホテル業を幅広く展開するSINO Group（信和集団）に属しています。同グループは華人実業家、黄廷芳（Ng Teng Fong）氏（1929-2010）が創設し、現在は長男の黃志祥（Robert Ng Chee Siong）氏が後を継いでいます。当ホテルは、シンガポールで中級ホテルを運営するFar East Hospitalityに属しており、同グループには“Village”ブランドの4ホテルの他、Oasia、Quincy、AMOY、Rendezvous、Orchard Parade、Elizabethの計10ホテルがあります（2014年4月現在）。このほか、フラトンホテルや香港の中級ホテルを運営するSINO Hotelグループも同系列です。 2009年のグループの上記ブランド再構築に伴い、当ホテルはAlbert Court Hotelから現在の名称に変わりました。
5	立地		ホテル横の大通り（Rochor Canal Road, Sungei Road）を渡るとリトルインディアという場所にあり、MRTリトルインディア駅の地上入口までは徒歩4～5分程度です。駅とホテルの間にはテッカマーケットというインド人向けのモール・フードコートがあり、ディープな世界を垣間見ることができます。ホテルの周辺はローカル色が強く、欧米系のカフェやファーストフードはありません。スーパーは、Rochor Canal Road, Sungei Roadを渡ったところにあるThe Vergeの地下にあります。セブンイレブンはセレギーロード（Selegie Road）を渡ったところ（フレグランスホテル・セレギーの1階）にあります。 タクシーで空港→ホテルは、深夜の時間帯で20分弱、料金は26S$でした。ホテル→空港は早朝の時間帯で15分、料金はS$21でした。
6		概要	客室にはSuperior Room（19–25㎡）、Deluxe Room（21–25㎡）、Premier Room（29-32㎡）、 Club Room（32–41㎡）、Club Suite（42㎡）の5種類があります。 自分が利用したClub Roomは上から2番目のクラスで、最近になって改装されたとウェブサイトに記載があり、綺麗でした。広さは32-42㎡とありますが、自分が利用した部屋は32㎡のほうと思われ、程よい大きさでした。また、床はフローリング、天井には天井扇があり、家具のデザイン等には少しレトロな雰囲気が漂っていました。 デスクワークの環境は、引き出し付きの大きなライティングデスクがあり、使いやすいです。ただし、椅子は（高さが調整できず）デスクの下にはいらないので、深く腰掛けて作業をすることができませんでした。 機能面で特筆すべき点はありません。AV関係はLG製の大型液晶テレビがある以外、特にありません。 収納面では、スーツケース用の台の上でスーツケースを広げたまま利用できます。また、クローゼットの中とスーツケース置き場、テレビ台の下に洋服等を収納できる棚もあり、ある程度のスペースは確保されています。
		ベッド	1ベッドルームのベッドはキングサイズ。掛け布団と枕は標準的なタイプで、マットはやや硬めでした。高級ホテルのような贅沢な感覚はありませんが、特に問題なく眠れました。
		備品（あり）	無料ミネラルウォーター（600ml×2本、補充あり）、歯ブラシ、スリッパ、湯沸し、セーフティボックス、ティッシュ、バスローブ、アイロン
		備品（なし）	目覚まし時計、フルーツ、体重計、傘、DVDプレーヤー、Ipodドッキングステーション、FAX
		エアコン	温度・風力の調整が可能なタイプです。音はやや大きめでした。
		ドライヤー	Philips製で、冷風・弱、温風・弱、温風・強の切り替えがありました。浴室の壁等には固定されておらず、温風・強にすると十分な風力もあり、問題なく使用できました。
		浴室	浴室は狭く、独立したシャワーブースはありません。バスタブは大理石製で、ある程度の深さ、長さ、幅はあり、清潔感も保たれているので、足を伸ばしてくつろげると思います。バスタブのシャワーはハンドシャワーで、シャワーの水勢は問題のない水準でした。お湯の温度はやや不安定なときもありましたが、特に利用に支障を来たすほどではありませんでした。
		ネット接続	室内にLANケーブルはありません。無線LAN接続になります。料金はClub room以上の部屋だと無料。 インターネットに接続後、IEを立ち上げると部屋番号と自分の姓を入力するページが出てきます。これらの情報を入力してregisterをクリックするとつながります。通信速度は特に問題のない水準でした。
		窓・眺望	窓はあまり大きくありません。また、Club roomの建物はショップハウスを改造した2階建てなので、眺望は期待できません。自分の部屋からは中庭をはさんで本館の建物が見えるだけでした。
7	日本語／日本人		テレビはNHK（日本語）が視聴できます。室内に日本語の案内はほとんどありません。部屋に配られる新聞も現地の英字新聞でした。宿泊客は欧米系と場所柄かインド系が多く、日本人及び中華系はほとんど見かけませんでした。
8	警備／鍵		鍵はカード式です。Club roomのある建物、及びジムエリア等へはこのカードを挿入しないとドアが開かないシステムになっています。ただし、ホテルの入口やフロント周辺の入館者チェックは行われていません。
9		朝食	Albert Caféのビュフェを利用しました。惣菜、ソーセージ、野菜、フルーツ、パン、ヨーグルト、点心、麺類等、一通りのメニューが揃っていますが、品揃えはかなり限られます。高級感は全くなく、総じてあまり美味しいとは思いませんでした。特に、点心等はパサパサに乾いていました。唯一、卵料理専門のスタッフが作ってくれたオムレツはとても美味しかったです。メニューの入れ替えはあるので、朝食は軽く食べればよい人には問題ないと思いますが、ホテルの朝食で贅沢をしたい人の場合、別料金（S$18＋税サ17.7%）を払ってまで食べる価値はないと思います。 なお、Club room以上のカテゴリーの宿泊者の場合、ラウンジでの朝食も可能ですが、あまりにもメニューの種類が少ないのでほとんど利用している人はおらず、チェックインの時のスタッフからも朝食はAlbert Caféで取るようにとの説明がありました。
		ルームサービス	利用しませんでした。
		レストラン	利用しませんでした。
10		プール	ありません。
		ジム	ジムは24時間営業ですが、設備が充実しているとはいえません。有酸素運動のマシンが4台と、筋トレ用のマシンが3台、それに1~10kgのダンベルがあるだけなので、運動不足の解消程度にしかならない水準です。また、室内には窓もなく閉塞感があり、トレーニングをする気にはなりませんでした。
		更衣室	ありません。
		その他	サウナの設備がありましたが、稼動していませんでした。ジャグジーがジムの横にありますが、（ジャグジーの他には何もないので）わざわざジャグジーに入るためだけに水着に着替える人はほとんどいないと思われ、意味がない設備だと思いました。
11	サービス		チェックイン（深夜1時過ぎ）、チェックアウト（早朝4時40分）とも、問題なく終わりました。 掃除がやや大雑把な部分がありました。 クラブラウンジは今まで利用したラウンジの中で最もお粗末でした。まず、ラウンジは建物1階の入り口のすぐそばにあり、座席数も少なく落ち着かない感じがします。また、コーヒーはいつでも飲めるようになっていますが、他の飲料はソフトドリンクも含め朝食時とカクテルアワー（1時間）のみでした。朝食もカクテルアワーも食事・飲み物のメニューは極めて限定的です。ラウンジ特典付のプランの料金は通常のプランと2,000円程度しか違わないので、2,000円程度で朝食が付くこと、インターネットが無料になること、コーヒーがいつでも飲めること、部屋が広くなることといったメリットが実現するのであればまあ悪くはないと思います。 当ホテルがTrishawのツアーを運営しています（30分のコース=大人1人S$39、45分のコース=同S$49）。
12	その他		土曜日に中庭でパーティーが行われており、日中は大音量の音楽が部屋の中まで響いてうるさかったです（夜には終了）。防音もあまりしっかりしておらず、隣室や廊下の物音、中庭での話し声等がよく聞こえました。
13	総括		シンガポールはホテル料金が高いので、東南アジアの他の都市と比較することはできませんが、利便性と一定のクオリティ（寝るだけのホテルよりはワンランク上のレベル）は確保されており、コストパフォーマンスはそれほど悪くないと感じました。過度の期待をしなければ、料金次第で選択肢のひとつに入れてもよいホテルだと思います。
クローゼットの中 湯沸し、無料飲料水等 ミニバー1 ミニバー2 天井扇 眺望 ジャグジー 観光用のトライショー 外観1 外観2 外観3：Club roomのあるショップハウス Club roomのあるショップハウスの中     時計台 中庭 メインエントランス セレギーロード側の入口 レストランAlbert Caféの朝食1 レストランAlbert Caféの朝食2 レストランAlbert Caféの朝食3 レストランAlbert Caféの朝食4 レストランAlbert Caféの朝食5 クラブラウンジのカクテルタイムの食事
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