ホテル宿泊記　シンガポール12
  St. Regis Singapore
　セントレジス シンガポール
1 詳細情報のあるウェブサイト 当ホテル（日本語）、トリップアドバイザー（みんなの口コミ）、agoda（最新のお客様コメント）、Expedia（ゲストレビュー）
2 宿泊時期／部屋タイプ／番号 2008年11月／エグゼクティブデラックスルーム／1616号室
3 1泊料金／予約方法 SG$525（＋税サ17.7%、朝食付）／会社の出張で利用したため、会社が当ホテルに直接予約。
4 ホテル概要 2007年12月22日にソフトオープンし、2008年4月20日にグランドオープンした新しいホテル。客室数は299。セントレジスは、スターウッド・ホテルグループの最高級ブランドで、徹底したオーダーメイドのサービスを掲げています。シンガポールに国際的ラグジュアリーホテルが誕生するのは11年ぶりとのことで、東南アジアでは初のセントレジスホテルになります。実際、エントランス周辺にはスタッフが待機しており、場所を探したり荷物を運んだりしているとすぐに声をかけてくれます。ハード面でも、ホテルの入口やロビー付近には彫刻があり、高級感が漂っています。ウェブサイトによれば、コロンビアの有名芸術家フェルナンド・ボテロの彫刻（Reclining Woman）、スペインの芸術家ジョアン・ミロによるスケッチ、人間国宝の陳文希の絵画など、アジアでも最高級の美術品のプライベートコレクションを所蔵しているとのこと。
5 立地 オーチャードロードの西に続くタングリンロードにあります。MRTのオーチャード駅には徒歩で約10分程度かかります。ホテルの両隣に目ぼしいものはありませんが、徒歩3分ほどでオーチャードロードまで出ると、スターバックス等のカフェやショッピングモールが多数あります。ATMは隣のビルにあります。
6 客室 概要 一番安いエグゼクティブデラックスルームでも50〜52平米の広さがあり、大変ゆったりとした構造になっています。ベッドのすぐ前にソファとテーブルがあり、さらにその前方の壁には42インチのプラズマテレビがありました。また、窓側にも横長に作り付けられたソファ（デザイナーファブリックの椅子）があり、ジム・トンプソンのシルククッションが置かれています。デスクのスペースも広めで、引き出しに加えて横や後ろにモノを置くスペースがあるので便利です。洋服等の収納には、ウォークインクローゼットがありました。
室内は高級かつ落ち着いた印象があり、家具やシャンデリア、カーペット等が上品にまとめられています。その一方で、最新の機器も導入されており、iPodやMP3用の接続コネクタが揃えられています。AV設備としては、42インチテレビのほか、DVD及びCDプレーヤー、部屋の4隅の天井部分にBOSEのスピーカーが設置されています。照明については、ベッド脇のパネルにREADING、MOVIE、COSY、NIGHTといったボタンがあり、いろいろな明るさを選択できるようになっています。このパネルでは、全照明を同時に消すことができるほか、カーテン（二重）の上げ下げ、Privacy（=Don't Disturb：入室しないでください）の表示が行えるようになっています。
カードキーを部屋の入口に入れないと電源が入らないシステムが導入されていますが、カードキーを抜いてもエアコンは切れないので、外から帰ってきた直後に部屋が暑くなっているということがありません。また、部屋に戻ってきてカードキーを入れると、自動的にCDプレーヤーの音楽がスタートします。
ベッド 1ベッドルームのベッドはキングサイズ。掛け布団、敷布団、枕のいずれも羽毛製で重厚感があり、とても快適でした。
備品（あり） 無料ミネラルウォーター（500ml×1日2本、ターンダウン時に補充）、歯ブラシ、スリッパ、ミニバー（モエ・エ・シャンドンのシャンパンやワインあり）、フルーツ（毎日交換）、チョコレート（毎日差入）、セーフティボックス、ティッシュ、バスローブ、目覚まし時計、接続コネクタ（MP3、iPod用）、体重計、傘
備品（なし） 湯沸し、アイロン（リクエストベース）、FAX
エアコン 温度・風力の調整が可能なタイプです。音は大変静かでした。
ドライヤー 温風・冷風、風力の切り替えがありました。洗面台の引き出しに固定されていましたが、コードが長く風力も強かったので、問題なく使えました。
浴室 浴室にはフランス産大理石が使用されており、バスアメニティは当ホテルに入店しているスパLaboratoire Remedeの製品でした。
浴室内も大変広々としています。入口から見た構造は、右側手前から奥にウォークインクローゼット、トイレ、シャワーブースが並び、左側の手前と奥には洗面台が（2つ）あります。洗面台の間にはシャワー付の独立型バスタブがあります。
シャワーブースも広めに作られており、レインシャワー、ハンドシャワー、ボディシャワーがありました。レインシャワーとハンドシャワーの水勢は弱めで、ボディシャワーの水勢は大変強かったです。お湯の温度は安定していました。
バスタブも十分な長さがあり、足をゆったりと伸ばせます。また、バスタブの横の壁に小型のテレビ（ADノートンの最新型）が壁の鏡の一部として埋め込まれており、お湯に浸かりながらテレビを見ることができます。バスタブのお湯は物凄い勢いで出てくるので、あっという間にお湯が溜まりました。
浴室の照明には、READING、WAKE UP、WELCOMEという3つの設定があり、ボタンにより明るさを調整できるようになっていました。
ネット接続 室内にLANケーブルがあります。無線LANにも対応しています。料金は1時間SG$16（+税7%）、1日SG$32（同）、1週間SG$125（同）でした。LANケーブルを接続後、IEを立ち上げると当ホテルの接続サイト（日本語）が出てきます（Maginetが運営）。利用規約を読んで「承諾する」をクリックすると、料金選択のページになります。料金を選択して「有料で利用する」をクリックすると、再度確認の画面が出てくるので、「了承する」をクリックすると接続します。通信速度は良好でした。
窓・眺望 窓は部屋の横一面に広がっており、圧迫感はありません。ただし、タングリンロード側の部屋からは、道路の反対側の高層ビルが見えるだけでした。
7 日本語／日本人 テレビはNHKが視聴できます。室内には日本語の案内（Directory）がありました。部屋に配られる新聞は現地の英字新聞でしたが、ビジネスセンターには日本の新聞（多分、朝日？）がありました。宿泊客は欧米人が多かったですが、日本人のビジネスマンもちらほら見かけました。
8 警備／鍵 鍵はカード式です。エレベーターはこのカードを挿入しないと動かないシステムですが、カードを入れると他の階にも行けるのであまり厳密ではありません。ただ、ホテルの入口やフロント周辺には多数のスタッフがいて、来館者をチェックしています。
9 食事 朝食 朝食（LES SAVEURSレ・サブール）はコンチネンタルブレックファーストのみがビュフェとなっており、卵料理等のホットミールは別料金で注文する形式でした。ビュフェには、ハム・チーズ類、パン・シリアル類、フルーツ類、ヨーグルト等しかなく、メニューの入れ替えもあまりありません。軽めの朝食で済ませたい人には問題のない水準ですが、高級ホテルの豪華朝食を期待していくと、（別料金を払わない限り）期待外れになります。
ルームサービス 利用しませんでした。
レストラン 利用しませんでした。
10 スポーツ設備 プール プールはあまり大きくありませんが、雰囲気は洗練されており、デッキチェアも多数あります（パラソルはあまりない）。子供が騒ぐような造りにもなっておらず、のんびりするにはよいと思います。細長いので、ある程度泳ぐこともできます。
ジム ウェブサイトには、「エリプティカルマシン、トレッドミル、サイクリングマシン、ステアクライマーなどのテクノジムマシンを完備。各マシンにはTVと高度な心肺機能モニターが搭載」とあります。ただし、筋トレに関してはそれほどマシンの種類は多くなく、バーベルやスミスマシンもないので、基本的なトレーニングができる程度です。24時間営業です。
更衣室 SPAの中にあります（宿泊者は無料）。
その他 空調完備の室内テニスコート（宿泊者は無料）があります。更衣室の奥に、ジャグジー、ドライサウナ、スチームサウナがあります（同）。特にジャグジーは優雅な雰囲気で、リラックスできます。
11 サービス チェックイン、チェックアウトは問題なく終わりました。また、チェックイン時にはバトラーが室内の設備について説明してくれます（英語）。当ホテルは、こうした24時間のバトラーサービスを特徴として掲げており、ウェブサイトでは「伝説的」と自ら表現しています。
ターンダウンサービスがあります。日中にチョコレートの差し入れもあります。
毎日夕方5:30〜6:30まで、ワインバーDecanterで無料試飲サービスがあります。
インターネットの使用料金が一部、課金されていませんでした。
12 その他 ビジネスセンターでA4を2枚コピーしたら、SG$6（+税7%）もかかりました。
13 総括 朝食、プール、ジム設備は最高級ホテルにしてはやや物足りない気もしますが、その他については至れり尽くせりの感があります。ただ、自分には贅沢過ぎる部分があり、立地もやや不便なので、自費で宿泊することはないと思います。
（↑：バスタブ） （↑：バスタブ横の鏡の中に小さなテレビ=黒い部分）
（↑：シャワーブース内のシャワーは3種類） （↑：浴室左半分）
（↑：浴室右半分。一番奥がシャワーブース、その手前がトイレ） （↑：浴室右手前のウォークインクローゼット）
（↑：有料のワイン、お菓子等） （↑：高級感溢れるミニバー）
（↑：ターンダウンサービス時の氷とミネラルウォーター） （↑：ベッド脇のミネラルウォーターと照明調整パネル）
（↑：ウォークインクローゼット内のセイフティボックス等） （↑：リモコン等)
（↑：iPodやMP3用の接続コネクタ） （↑：AV機器）
（↑：プール1） （↑：プール2）
（↑：フェルナンド・ボテロの彫刻） （↑：ウィリアム・ゾラックの彫刻）
（↑：眺望） （↑：外観）
（↑：日替わりフルーツ1） （↑：日替わりフルーツ2）
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