ホテル宿泊記　ソウル01
  Westin Chosun, Seoul
　ウェスティン朝鮮ソウル
1 詳細情報のあるウェブサイト 当ホテル（日本語）、ソウルナビ、コネスト、トリップアドバイザー（口コミ）、agoda（くちコミ）、expedia（ゲストレビュー）、楽天トラベル（お客さまの声）、4travel.jp（クチコミ）
2 宿泊時期／部屋タイプ／番号 2009年12月／ビジネスデラックスルーム／1118号室
3 1泊料金／予約方法 KRW245,000（＋税サ11%、朝食付）／出張で利用したため、訪問先の会社のコーポレートレートで予約
4 ホテル概要 1914年開業。韓国で最も長い歴史を誇り、韓国の激動の歴史とともに歩んできたホテルです。敷地内にはかつて大韓帝国・皇帝が豊作や雨を祈る儀式を行っていた史跡第157号の園丘壇（ウォングダン）があります。
1979年にはウェスティングループの出資を受け、現在の名称となっています。ウェスティンは2010年に創業80周年を迎える米系ブランドで、1998年からスターウッドホテルグループに属しています。ウェスティンは1999年から導入されているヘブンリーベッド（羽毛布団、5つの枕、ピロートップマットレスの組み合わせ）で有名です。なお、当ホテルは1995年に韓国の流通大手である新世界グループに買収されており、資本の面では100%韓国資本となっています。
当ホテルの客室数453。2006年に改装したようで、館内は古さを感じさせません。数々の受賞暦があり、当ホテルのウェブサイトによると、『コンデナストトラベラー』誌の「世界のベストホテル」ゴールドリストに選ばれているほか、『アジアマネー』誌では、3年連続で「ソウルのベストホテル」にも選出され、『インスティテューショナルインベスター』誌の「世界のトップホテル100」には2006年まで3年連続で選ばれています。
5 立地 ソウルの中心部、市庁と明洞の中間にあり、徒歩圏内に主要国際銀行各社の本社や行政機関、デパート等が揃う大変便利な立地です。最寄り駅は地下鉄2号線の乙支路入口。渋滞のない時間帯だと金浦空港までタクシーで約40分でした。
6 客室 概要 ソウルナビによると、スイート以外の部屋の広さは3.7坪（約35㎡）。それほど広々とした感じはありませんが、手狭な感じもしませんでした。室内は清潔で高級感もあり、古さは全く感じられません。また、当ホテルのウェブサイトによると、最高品質の抗アレルギーカーペットを使用しているそうです。
デスクは十分な大きさがありますが、デスクの引き出しはやや小さめで、その点はマイナスでした。椅子は高さが調節できる高機能タイプでした。このほかに、ソファがあります。ただし、テーブルはありません。
設備の面では、インターネットとインタラクティブサービス（ホテルの設備や会計、メッセージ等の情報が入手できる）が利用可能な大型の液晶テレビがありました。このほか、携帯電話とネスプレッソマシンがある点が特徴的です。また、ベッド脇の端末で照明、目覚まし、エアコン、オーディオの調整が可能です。
洋服等の収納は、クローゼットの中に引き出しがありました。
ベッド 2ベッドルームのベッドはセミダブルサイズ。最近は様々なホテルがベッドや枕の快適性を追求していますが、やはりWestinのHeavenly Bedには他のホテルと異なる快適さが感じられました。掛け布団の重さと敷き布団の弾力性のコンビネーションが抜群だと思います。
備品（あり） 無料飲料水（500mi×2、補充あり）、スリッパ、冷蔵庫、湯沸し、ネスプレッソコーヒーメーカーとカプセルコーヒー、セーフティボックス、バスローブ、目覚まし時計、体重計、ティッシュ、アイロン、傘、携帯電話
備品（なし） 歯ブラシ、フルーツ、FAX
エアコン 温度・風力の調整が可能な端末があります。音は風力を高にするとわりと大きな音がしました。
ドライヤー Philips製で、風力は2段階、温度は3段階の切り替えがありました。浴室等に固定されておらず、特に問題なく使えましたが、風力はやや弱めでした。
浴室 独立したシャワーブースはありません。バスタブは深め、長めにつくられており、清潔感も保たれているので、足を十分に伸ばしてリラックスできると思います。また、シャワーカーテンのかわりに、可動式のガラス扉がバスタブの半分程度の長さで設定されています。シャワーはハンドシャワーでした。シャワーブースの湯量及びお湯の温度の安定度は（改善の余地はあるものの）特に支障はありませんでした。なお、トイレは温水洗浄便座でした。
ネット接続 室内にLANケーブルがあります。料金はKRW22,000／24時間（税込）。
Docomo Intertouchが運営しています。LANケーブルを接続しIEを立ち上げると当ホテルの日本語のページが出てきます。「ここをクリックして接続」をクリック→料金案内のページ（選択肢なし）で「有料で利用する」をクリックすると繋がります。料金は高いものの、高速通信で快適に利用できました。
窓・眺望 窓は大きく取られており、開放感があります。ただ、自分が宿泊した部屋は、ロッテ百貨店とロッテホテルの裏側に面しており、あまり眺望が良いとはいえませんでした。
7 日本語／日本人 日本語環境は大変充実しています。テレビはNHK1、NHK2、NHK World Premium、WowWow、Fox Movieが視聴できます。室内には日本語の案内が完備されています。受付でも簡単な日本語が通じます。宿泊客の中にも日本人を数多く見かけました。ただし、客室に配られる新聞はWall Street Journal Asia版でした。
8 警備／鍵 鍵はカード・センサー式です。エレベーターはカードをセンサーに近づけないと動かないシステムになっています。ロビー周辺にスタッフはいますが、人の出入りが多いのであまり厳重な警備が行われている印象はありません。
9 食事 朝食 レストラン「Aria」でビュフェ形式の朝食を利用しました。エッグステーション、ヌードルステーションがあるほか、惣菜類も充実しており、高級ホテルにふさわしい品揃えでした。パン、フルーツ、サラダ、ジュース等は高級ホテルの一般的な水準でした。ただ、2日間続けて利用したところ、メニューの入れ替えはほとんどないように感じました。
ルームサービス 利用しませんでした。
レストラン デリカフェ「ヴェッキア･エ・ヌーボーVecchia e Nuovo」でコーヒーと菓子パン、レモンクッキーをテイクアウトしました。アメリカンコーヒーはKRW5500（＋税10%）でした。
10 スポーツ設備 プール 長方形の屋内温水プール（3レーン）があります。プールは本格的に泳ぐ人向けですが、プールサイドにジャグジーがあり、窓際にデッキチェアが置かれているので、のんびりすることは可能です。ただし、プールサイドはあまり優雅な雰囲気ではありません。
ジム 「シティアスレチッククラブ」というジムがあります。個別テレビが付いた有酸素運動用マシン、ベンチプレス、バーベル、ダンベル、スミスマシンがあるほか、筋トレ用のマシンも多くの種類があり、かなり本格的なトレーニングが可能な水準です。
更衣室 あります。
その他 プールの横に、エアロビクス等のスタジオがあります。更衣室の中にはサウナやジャクジーがありますが、有料（KRW22,000）だったので利用しませんでした。
11 サービス チェックイン、チェックアウトは問題なく終わりました。
ターンダウンサービスはありません。
12 その他 特になし。
13 総括 他のホテルとの比較はできませんが、高級ホテルとして十分な機能を備えており、全く問題なく滞在できました。ただ、ロビー周辺は人の出入りが激しく、スタッフの人数もあまり多くはないので、「最高級」クラスの決め細かなサービスや贅沢感を期待していくと、やや期待外れかもしれません。
ネスプレッソコーヒーメーカー、無料飲料水等 湯沸し等
ミニバー ベッド脇の端末
携帯電話 眺望：ロッテ百貨店等の裏側
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