ホテル宿泊記　マニラ37
  Belmont Hotel Manila
　ベルモント ホテル マニラ
1 詳細情報のあるウェブサイト 当ホテル（英語）、トリップアドバイザー（口コミ）、agoda（クチコミ）、expedia（ゲストレビュー）、楽天トラベル（お客様の声）
2 宿泊時期／部屋タイプ／番号 2018年1月／スーペリア／6055号室（6階）
3 1泊料金／予約方法 3,750ペソ（税サ込、朝食付。為替手数料を含めた実費は約8,620円）／ネモトトラベルで予約
4 ホテル概要 2015年10月開業、客室数480。フィリピンの大手不動産開発業者Megaworldが開発、運営するホテルです。Megaworldは当ホテルの他、RichmondeやSavoyといったブランドのホテルをマニラ首都圏やボラカイ島等に展開しています。
5 立地 当ホテルはニノイアキノ国際空港のターミナル3に最も近いホテルで、歩いて空港・ホテル間を移動できる点が当ホテルの最大の強みとなっています。当ホテルがあるNewport Cityと空港のターミナル3の間には、屋根付きの歩道橋Runway Manilaが設置されており、5分程度で空港との間を行き来できます。空港では4Fに出入口があり、レストラン街（Food Hall）を進んで行くよう案内が出ています。Newport City側の出入口は当ホテルの隣にあり、Runway Manilaを出た正面に当ホテルの建物が見えます。当ホテルのエントランスまでは、Runway Manilaを出て当ホテルの建物まで直進→左折→直進→右折で到着します（1分程度は屋外を歩くことになります）。
当ホテルはNew Port Cityにあり、カジノを含む複合レジャー施設Resorts Worldの一角を占めるホテルです。ただし、カジノやモールがあるのはMaxim’s Hotelのある建物で、当ホテルは空港に近い分、カジノやモールからは少し離れています。
ホテルからカジノまでは4～5分、レストラン等があるNewport Mallまではそこからさらに1～2分歩きます。
ホテルと同じ建物内には、比較的遅くまで営業しているスターバックスと24時間営業のローソンがあります。また、ホテルの隣にはマクドナルドがあります。Newport Mallまで行くと、比較的高級なレストランやカフェ等が多数あります。また、カジュアルなレストラン等はニノイアキノ国際空港のターミナル内に多数あり、食事をするには全く困らないと思います。
6 概要 客室にはスーペリア、デラックス、コーナーデラックス、トランキリティデラックス、ファミリースーペリア、ファミリーデラックスがあります。当ホテルのウェブサイトには各客室の詳細についての記載はありませんが、agodaやHotels.comを見ると、スーペリアもデラックスも広さは23㎡となっています。
自分が利用したスーペリアは一番安い客室で、浴室が特に狭く感じます。寝室の床面のスペースには余裕がありますが、家具等が少なく物を置く場所が限られるため、使い勝手はあまりよくないかもしれません。清掃は概ねきちんと行われており、清潔感は保たれていました。家具等にあまり高級感はないものの安っぽいというほどでもなく、落ち着いた雰囲気でした。ただし、寝室の照明が暗いので、本を読んだりするのには向いていないかもしれません。
備品（あり） 無料飲料水（小×2、補充あり）、歯ブラシ、スリッパ、冷蔵庫、湯沸し、セーフティボックス、バスローブ、ティッシュ
備品（なし） アイロン、目覚まし時計、DVDプレーヤー、フルーツ、傘、体重計
ベッド 1ベッドルームのベッドはクイーンサイズ。マットや枕は平均的な硬さで、敷布団も掛け布団も程よい厚みがありました。高級ホテルのようなフカフカとした感じではありませんでしたが、リネン類の肌触りもよく快適に眠れました。ただし、ベッドのギシギシという音が少し気になりました。
浴室 スーペリアの浴室にバスタブはありません。寝室とシャワーブースは透明なガラスで仕切られており、シャワーブース側からブラインドを下すことができるようになっていました。
シャワーブースは広くはないものの、窮屈で使い難いということもありませんでした。小物を置く棚もありました。洗面台側とはシャワーカーテン一枚で仕切られており、シャワーを使うと洗面台側の床が水浸しになるのではないかと懸念していたのですが、全くそのようなことはありませんでした。シャワーは、ハンドシャワーでした。お湯の出は良好な水準で、お湯の温度も概ね安定していました。ハンドシャワーは、シャワーヘッドの部分でお湯の出し方を調整できないタイプでしたが、シャワーヘッドが大きいタイプだったので、とても快適でした。
トイレには、ハンドシャワー型の洗浄機能が付いていました。
デスクワークの環境 横長のワーキングデスクがありますが、デスク上には既にかなりの物が置かれており、これらを別の所に移動させないとPC等を置くスペースが確保できない状態でした。また、椅子には背もたれがなく、デスクの高さと椅子の高さのバランスもあまり良いとはいえず、本格的なデスクワークをするには向いていないと思いました。
ネット接続 室内にLANケーブルはなく、有線接続についての案内もありませんでした（詳細不明）。WiFiは無料で利用可能です。チェックインの際にユーザーネームとパスワードを教えてくれました。Belmont Hotel WiFiのネットワーク（オープンネットワーク）を選択すると、ログインの画面に進むよう英語の表示があり、Hereをタップすると、ユーザーネームとパスワードを入力する画面が出てきました。通信速度は問題のないレベルでした。
電源、AV機器等 コンセントの空きは、デスク内1、ベッドの両脇各1、浴室1（日本の機器がそのまま使えるユニバーサルタイプ3、他の1も日本と同タイプ）がありました。また、デスクにはUSB接続端子もありました。
AV機器としては、シャープ製の壁掛け型液晶テレビ（32インチ）があるだけでした。その他の機能面でも、エアコンや点灯・消灯等の調節は一カ所に集約されておらず、室内のスイッチがある場所を回る必要があり、やや面倒でした。
エアコン 温度、風力の調整が可能なタイプで、正常に機能していました。音は強風にしない限り、あまり気にならないレベルでした。
ドライヤー ブランドの記載がないドライヤーで、温風のみ、風力の切替もないタイプでした。浴室等の壁には固定されていませんでしたが、コードは短めで、ドライヤーを動かすとコンセントがすぐに抜けてしまうので、片手（または足）でコンセントが抜けないように押さえながら使う必要があり、物凄く使い難かったです。風力はある程度あったので、その点では問題ありませんでした。
収納スペース 洋服等の収納にはクローゼット、スーツケースを広げたまま利用できるバゲッジラック、棚があり、ある程度のスペースが確保されていました。
窓・眺望 窓は大きく取られていますが、部屋の向きにより眺望は異なります。一部の部屋は当ホテル中央の吹き抜けに面しているので、カーテンを開けると吹き抜けを挟んで向かいの部屋が見えるだけとなり、窓の意味があまりありません。一方、空港に面した側の高層階は飛行機等がよく見えると思います。
6Fの自分の部屋からは、目の前に隣のキリスト教寺院の屋根があり、その奥や右手には比較的新しいコンドミニアムが見えました。なお、窓が汚れている点は残念でした。
7 日本語／日本人 テレビはNHK の日本語放送が視聴できましたが、室内の案内、スタッフとのコミュニケーション等、その他はすべて英語でした。客層は現地の家族連れを中心とした富裕層が多く、それに欧米系の人が少し混ざる程度で、おじさんとフィリピン人女性のカップル、日本人、韓国人、中国人等はほとんど見かけませんでした。
8 警備／鍵 鍵はカード式です。エレベーターはカードをセンサーにタッチしないと客室階には行けないシステムになっていました。また、ホテルのエントランスでは入館する人の荷物をチェックしているほか、（マニラのホテルでよく見かけますが）犬も活躍していました。
9 朝食 レストラン「Café Belmont」の朝食ビュフェを利用しました。
4☆レベルとしては標準的な質・量で、フィリピン人の利用者が多いせいかフィリピン料理があるほか、スイーツ類がやたらと充実している点が特徴だと感じました。メニューとしては、惣菜、生野菜、ハム・チーズ・スモークサーモン、スープ、パン・デニッシュ・シリアル、フレンチトースト・ワッフル／パンケーキ、デザート、フルーツ、オートミール、ヨーグルト、ミューズリー、ジュース等がありました。定番のエッグステーションョンのコーナーもあり、小さいながらも具だくさんのオムレツを作ってくれました。ユニークなものとしては、Chocolate Rice Porridgeがありました（小豆のような味がしました）。メニューの入れ替えも行われており、2～3日であれば飽きずに食べられると思います。ただし、日本食や韓国料理はなく、中華も点心があるくらいでした。
なお、レストランの入口に時間帯別の混雑状況について案内があり、6:00～7:30は最も静か（Quietest）、7:30～8:30は混雑（busier）、8:30～9:30がピーク（Peak dining）と表示されていました。
ルームサービス 利用しませんでした。
レストラン 利用しませんでした。
10 プール プールは日当たりのよい最上階にあり、6時から22時まで利用可能と記載されていました。長方形で、ある程度の長さがありました。その他に、ジャグジーや、チェア・パラソル等も用意されていて、設備としては悪くないと思います。ただし、自分が行った際には、プールの中も外も、とにかく大勢の子供たちの遊び場と化していて、泳ぐこともくつろぐこともできない状況でした。お国柄を考えると、いつ行っても同じような状態かもしれません。当ホテルのウェブサイトにある写真を見るととても雰囲気がよさそうに見えますが、あまり期待しないほうがよいと思います。
ジム ジムは6時から22時まで利用可能になっていました。設備としては、有酸素運動マシンが8台（個別テレビなし、大型テレビ3台）、スミスマシン、バーベル、全身用の複合マシン1台、1kgから25kgまでのダンベル、角度調節が可能なベンチ、バランスボール、メディシンボール、マット等がありました。設備が充実しているというほどではありませんが、比較的重いダンベルとスミスマシン、複合型のマシンがあるので、全身のトレーニングがある程度はできるレベルだと思います。
更衣室 かなり狭いですが、あります。
その他 更衣室の中にドライサウナとスチームサウナがありました。
11 サービス チェックイン（23時頃）は手続開始まで1～2分待ちましたが、問題なく終わりました。
チェックアウト（11:35）では、3～4人の列ができており、3～4分待ちましたが、チェックアウトの手続自体は部屋番号を伝えただけですぐに終わりました。
スーペリアルームにはターンダウンサービスはありません。デラックス以上のカテゴリーの部屋では、ターンダウンサービスがあるようです。
12 その他 特になし。
13 総括 今回はトランジットに近い2日程度の滞在だったので、1泊1万円未満で宿泊できる当ホテルを選んで正解でした。ベッドやシャワー、食事等の基本的な部分がきちんと整備されており、快適な滞在となりました。部屋が狭いので長期滞在やビジネス用には向いていないと思いますが、トランジットや1～2日程度の短期滞在にはちょうどよいホテルだと思います。
トイレはハンドシャワータイプの洗浄機能付き シャワーブース1：ハンドシャワー
シャワーブース2：小物置き場 シャワーブース3：床面積は狭い
クローゼットとバゲッジラック クローゼット内：セーフティボックス、棚、バスローブ、スリッパ
冷蔵庫内のミニバー 湯沸し、無料飲料水、カップ等
ワーキングデスク 6055室からの眺望1：窓が汚い
6055室からの眺望2：隣の基キリスト教寺院 6055室からの眺望3
空港が見える客室もある（ただし確率は低い）  外観1：エントランス
外観2 外観3：ホテルのエントランスと反対側にスタバとローソンがある
プール1 プール2
プール3 プール4
レストラン「Café Belmont」の朝食ビュフェ1 レストラン「Café Belmont」の朝食ビュフェ2
レストラン「Café Belmont」の朝食ビュフェ3  レストラン「Café Belmont」の朝食ビュフェ4
レストラン「Café Belmont」の朝食ビュフェ5 レストラン「Café Belmont」の朝食ビュフェ6
レストラン「Café Belmont」の朝食ビュフェ7 レストラン「Café Belmont」の朝食ビュフェ8
「Café Belmont」の朝食ビュフェの時間帯別混雑状況を示す案内 Wifiの速度計測結果
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