ホテル宿泊記 マニラ36
  Holiday Inn & Suites Makati
 ホリデイ イン & スイーツ マカティ
1 詳細情報のあるウェブサイト 当ホテル(日本語)トリップアドバイザー(口コミ)agoda(クチコミ)expedia(ゲストレビュー)
2 宿泊時期/部屋タイプ/番号 2017年6月/デラックス(King Leisure Nonsmoking)/1106号室
3 1泊料金/予約方法 4,764.25ペソ(+税サ19.6%、朝食なし)/IHGのサイトで即時予約
4 ホテル概要 開業2013年、客室数348(全室禁煙)。
ホリデイインは1952年に米国で誕生したホテルで、1988年にインターコンチネンタル ホテルズ グループ(IHG)の前身となる英国のBass社に買収され、今日までIHGの一員となっています。IHGが展開するホテルブランドの中で、ホリデイインはフルサービスの中級ホテルと位置付けられていますが、当ホテルは一般的なホリデイインよりも高級感があるように感じられました。
また、当ホテルは、マカティを開発したことで知られるスペイン系の現地有力財閥アヤラ(Ayala)グループが保有しています。当ホテルの他、マカティのフェアモントホテルやラッフルズレジデンス、ボニファシオ グローバル シティのセダホテル等もアヤラグループの所有物件です。
5 立地 当ホテルはマカティの中心部に位置しており、ホテルの入口はアヤラグループが開発した大規模ショッピングモール「グロリエッタ(Glorietta)」(2)の入口に隣接しています。また、グロリエッタからランドマーク(中級デパート)の建物内を経由して高級モールのグリーンベルト(Greenbelt)まで、日差しや雨を気にせず徒歩で移動することができます。マカティの中心部にはブランド品、日用品、レストラン、カフェ、スーパー、ドラッグストア等が揃っているので、日中は徒歩圏内であらゆる用事を済ませることができ、当ホテルは近隣のホテルの中でも屈指の便利な立地だと思います。
ニノイアキノ国際空港までは日曜日の昼間、渋滞のない時間だと車で約20分でした。空港のターミナル1のすぐ傍まで新しい高速道路が開通していて、極めて快適なドライブでした。ただし、日曜日は一般道でもそれほどの渋滞はなく、所要時間はあまり変わらない可能性もあります。グラブカーを利用すると、料金は177ペソでした(これに加えて高速道路料金20+45=65ペソを支払い)。
6 客室 概要 客室にはデラックスルーム(32㎡)、プレミアルーム(同、高層階)、エグゼクティブルーム(同、ラウンジ利用特典付)、コーナースイート(48㎡、ラウンジ利用特典付)があります。
自分が利用したデラックスルームは一番安い客室ですが、(後述の通りバスタブがないせいか)寝室側には十分なスペースがあり、キングサイズのベッドにオットマンと小テーブル、ワーキングデスク、スーツケース用の台が置かれてもまだスペースには余裕がありました。また、開業から4年程度しか経過しておらず、清掃もきちんと行われており、清潔感も保たれていました。室内は落ち着いた雰囲気で、家具等には高級感があり、これまで利用したホリデーインよりはワンランク上の印象を受けました。
デスクワークの環境面では、大きなワーキングデスク(引き出し付)と高さの調節が可能な椅子がありました。また、デスクの脇には棚のようなスペースがあるほか、空きコンセント(×2)や各種接続端子があり、大変に使いやすい設備・構造でした。なお、コンセントの空きは上記の他にデスク下1、ベッドの両脇各1、その他寝室内3、浴室内1、計9カ所ありました。形状はユニバーサルタイプまたは日本と同じタイプで、変換プラグはいずれも不要でした。AV機器としては、Samsung製の液晶テレビに加え、iPhone/iPodドッキングステーション(Philips製)や、ラジオが聞ける目覚まし時計がありました。一方で、エアコンや照明の調節を一カ所で集中管理できるような設備はありませんでした。
洋服等の収納にはクローゼット、棚、引き出し、スーツケースを広げたまま利用できる台があり、十分なスペースが確保されていました。
ベッド 1ベッドルームのベッドはキングサイズ。マットは平均的な硬さで、敷布団も掛け布団も程よい厚みがありました。枕には「Soft」「Firm」の2種類があり、枕カバーに表示されていました。高級ホテルのベッドのようなフカフカとした感じはありませんでしたが、快適に眠ることができました。
備品(あり) 無料飲料水(中×2、補充あり)、歯ブラシ、スリッパ、冷蔵庫、湯沸し、セーフティボックス、厚手のバスローブ、ティッシュ、アイロン、多機能型目覚まし時計、iPhone/iPodドッキングステーション
備品(なし) DVDプレーヤー、フルーツ、傘、体重計
エアコン 温度、風力の調整が可能なタイプで、正常に機能していました。音は強風にしない限り、あまり気にならないレベルでした。
ドライヤー Philips製で、温風弱、冷風弱、温風強の切替があるタイプでした。浴室の壁等には固定されておらず、温風強にするとある程度の風力があったので、特に問題なく使えました。
浴室 浴室にバスタブはありませんでした(スイート以外は同じ)。シャワーブースは広々としており、小物を置く場所も確保されていて、使いやすい構造でした。また、ブースのドアはブースの内側に開くようになっていて、シャワーの使用後にドアを外側に開けて外の床が濡れてしまうといったこともありませんでした。
シャワーはハンドシャワーのみ(レインシャワーはなし)でした。水圧は標準的なレベルで、お湯の温度は安定していました。また、シャワーヘッドはお湯の出し方を調節できるタイプでした。総じて浴室の環境は良好で快適に使用できました。
トイレには、ハンドシャワー型の洗浄機能が付いていました。
ネット接続 室内にLANケーブルはありませんでしたが、有線接続は可能です。WiFiも利用可能です。
有線、WiFiとも、IHGリワーズクラブ会員は、スタンダードタイプの接続(最大512KBPS)を無料で利用できます。より高速な接続は有料となります。Holiday innのネットワークに接続すると、YOUR BROWSER SECURITY CHECK IS COMPLETED, PLEASE CLICK HERE TO LOG INのメッセージが出てくるので、HEREをクリックするとHoliday Innの英語ページが現れ、姓と部屋番号の入力を求められます。入力してNextをクリックすると繋がりました。無料接続の通信速度は夜間でも問題のない水準でした。
窓・眺望 窓は大きく取られています。眺望は部屋の階層や向きにより異なると思いますが、11階の自分の部屋の正面には、緑に囲まれた低層の住宅、その向こうに高速道路(Skyway)が見えました。左右には高層ビル(左は建設中)があり、ビルの脇からフェアモント・ラッフルズ(右側)、デュシタニ(左側)の各ホテルを見ることができました。
7 日本語/日本人 テレビはNHK World Premium(日本語)が視聴できました。また、客室には日本語の現地新聞(まにら新聞)が届けられました。一方、室内の案内、スタッフとのコミュニケーション等、その他はすべて英語になります。客層は現地の富裕層が多く、韓国、日本、中華系、及びおじさんとフィリピン人女性のカップルはほとんど見かけませんでした。
8 警備/鍵 鍵はカード式です。エレベーターはカードを差込口に入れないと客室階には行けないシステムになっていました。また、ホテルのエントランスではかなり入念な荷物チェックとボディチェックが毎回ありました(身体を入館の度に触られました)。また、スーツケースを持っていた際には、(マニラのホテルでよく見かけますが)犬のチェックを受けました。
9 食事 朝食 レストランFlavorsの朝食ビュフェは、1,284ペソ(+税サで1,500ペソ以上?「11.サービス」参照。)と言われたので、断念しました。無料のドリンク券があったので(「11.サービス」参照)、隣のCitronに行ってジュースをもらって飲んでいたら、何か食べますかと聞かれました。単品の朝食メニューがあり、値段もホテルにしてはそれほど高くなかったので、パンケーキをオーダーしました。パンケーキは、小さめながら厚みのあるフワッとしたものが3枚出てきました。これに、マーマレード、ジャム、シロップ、ホイップクリームが付いてきました。また、4種の付け合わせの中からチョコレートチップを選んだら、皿にチョコチップが散りばめられていました。とても贅沢な感じで満足できました。Flavorsの朝食ビュフェが宿泊料金に含まれていない場合は、上記のプロモーションを使うか、今回のようにCitronで単品をオーダーし、無料ドリンク券を使うのがお得だと思いました。
ルームサービス 利用しませんでした。
レストラン 利用しませんでした。
10 スポーツ設備 プール プールの利用時間は午前6時から午後8時までとなっています。長方形の大人用プールと小さな子供用のプールがありました。大人用のプールはある程度の長さがあり、水の透明度も保たれていたので、しっかりと泳ぐことが可能です。また、最上階のルーフデッキにあるので日当たりもよく、プールサイドにはソファやデッキチェアがあるので、ゆっくりできると思います。ただし、日除けの設備は限定的なので、日焼けを避けたい人は対策が必要になります。また、子供連れが多いので、あまり静かな環境ではありません。
ジム ジムは24時間利用可能ですが(深夜は通常ルームカードで自由に出入りするようになっていますが)、深夜に行ってみると警備の人がいて、部屋番号等のサインを求められました。設備としては、有酸素運動マシンが10台(個別テレビはないが、大型テレビが4台あり)、全身用の複合マシン1台、2.5kgから25kgまでのダンベル、角度調節が可能なベンチ2台、腹筋用ベンチ、バランスボール、マット等がありました。設備が充実しているというほどではありませんが、比較的重いダンベルがあるので、全身のトレーニングが一通りできるレベルだと思います。
更衣室 あります。
その他 更衣室の中にドライサウナがあり、深夜も稼働していました。
11 サービス 昼12時半頃のチェックインでしたが、受付が混雑していて、スタッフから座って待っていてほしいといわれました。数分後に呼ばれて手続を済ませ、すぐに部屋を用意してもらえました。チェックインの際、ホテル内のバーで使える無料のドリンク券をもらいました。また、「朝食+アフタヌーンティー+イブニングカクテル」セットのプロモーション(約1,550ペソ、税サ込、朝食と同料金でアフタヌーンティーとイブニングカクテルが付く)を進められましたが、今回は時間があまりなかったので利用しませんでした。また、エレベーターに近い1ベッドルームの部屋を希望していたら、その通りの部屋を割り当ててもらえました。
チェックアウト(正午前)は問題なく終わりました。
ターンダウンサービスはありません。
12 その他 スパのサービスがホテルにしてはわりと良心的な価格で提供されていました。朝10時から午後3時まではさらに30%の割引があるそうです。
エレベーターが3基しかなく、待たされることがありました。特に、プール、ジム、スパがある最上階のルーフデッキには2基しか行かないので、時間がかかりました。また、ロビー階の受付前のスペースが狭く、少し人が増えるとかなり窮屈な感じになります(その奥にソファがある)。
13 総括 特に大きな問題もなく概ね快適に滞在できました。1年前に料金をチェックした時には2万円近い金額だったので敬遠していましたが、それと比較すると割安に宿泊でき、満足度も高かったです。マカティの中心部には値の張る最高級のホテルが多く、かといって中心部を離れると利便性が低下してしまいますが、当ホテルは中心部にありながら料金も最高級クラスほど高くはないので、多くの人にお勧めできるホテルだと思いました。
シャワーブース1:ハンドシャワーと小物置き場 シャワーブース2:ドアは内側に開く
トイレはハンドシャワーの簡易洗浄機能付き クローゼット内1:セーフティボックスと棚
クローゼット内2:バスローブ、スリッパ、アイロン等 湯沸し、無料飲料水、カップ等
ミニバー1 冷蔵庫(ミニバー2)
iPhone/iPodドッキングステーション 多機能型目覚まし時計
コンセントと各種接続端子 Wifiの速度計測結果
眺望1 眺望2
眺望3 眺望4
外観1 外観2
外観3:エントランス1 外観4:エントランス2
エントランスの警備で活躍する犬  プール1:手前に子供用プール
プール2 プール3
プール4 プール5
プール6:子供用プール バー&ラウンジ「Citron Cafe」のジュース(無料ドリンク券を利用)
バー&ラウンジ「Citron Cafe」
Pancakes 250ペソ+税サ約7%
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