| ホテル宿泊記 マニラ33 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| Crimson Hotel Filinvest City, Manila クリムゾン ホテル フィリンベスト シティ マニラ |
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| 1 | 詳細情報のあるウェブサイト | 当ホテル（英語）、トリップアドバイザー（口コミ）、agoda（くちコミ）、expedia（ゲストレビュー） | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 2 | 宿泊時期／部屋タイプ／番号 | 2014年11月／Deluxe room／1715号室 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 3 | 1泊料金／予約方法 | 7,857円（＋税サ25%、朝食なし）／agodaで即時予約 （福利厚生倶楽部で税サを除く部分のみ5%引き→実費は9,430円） |
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| 4 | ホテル概要 | 2012年12月（一部）開業（全館開業は2013年）、客室数345。フィリピンの華僑系財閥ゴティアヌン（Gotianun）一族のFilinvestグループが保有・運営する高級ホテルです。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 5 | 立地 | マニラ首都圏（メトロマニラ）南部、モンテンルパ市のアラバン地区に位置しています。アラバンの中心部にはFilinvestとAyalaの両グループが開発したモール・オフィス・住宅街等があり、街並みは美しく整然としており、治安も比較的良好です。一方、South
Station（ホテル正面入口の裏側）から高速道路周辺、フィリピン国鉄（PNR）のアラバン駅、Starmallの一帯には、庶民向けのマーケットや屋台等がひしめいており、物凄い数の人が行き来しています。危険というわけではありませんが、快適とは言い難い環境です。なお、アラバン地区はタクシーの数が少なく、自力で空車のタクシーを見つけることは困難なうえ、運転手はメーターを使わないので、タクシーでの移動を計画している人は注意が必要です。 当ホテルはFilinvest が開発中のFilinvest Cityの中にあり、向かいにはFilinvestグループのFestival Mallがあります。ホテルの1階入口からモールの入口までは徒歩3分の距離です。同モールはミドルクラス向けの大規模なモールで、スタバ等のカフェやファーストフード、スーパー等、一通りのものが揃っていますが、高級感はなく、外人観光客向けのブランドショップ等はありません。アラバン地区の高級モールとしては、Ayalaグループが手がけたAlabang Town Center（ATC）があり、同グループが開発したマカティのグリーンベルトを小さくしたような感じですが、当ホテルからATCまで歩くと20分程度かかります。ホテルからATCまではシャトルバスが運行されています（「12.サービス」参照）。 国際空港の第2ターミナル（フィリピン航空）から当ホテルまでは、早朝の時間帯で約30分でした。空港周辺は早朝にもかかわらず渋滞していましたが、高速道路（Skyway）に入ってからは順調でした。料金は空港のクーポンタクシー（定額）で740ペソ＋高速道路料金（片道164ペソ×2：帰りの高速道路料金も支払うようにいわれました。 ホテルから空港に向かう場合、ホテルの車を使うと1,400ペソ以上かかるので、ホテルのスタッフに頼んで一般のタクシーを捕まえてもらいました。スタッフによると、空港までの相場は概ね700～800ペソとのことで、実際に700ペソ＋片道の高速道路料金164ペソを払いました。日曜日の昼間で、空港までの所要時間は約40分でした。往路と同様、高速道路は順調でしたが、空港ターミナル3の前を通過してターミナル2に向かう道路が渋滞しました。 |
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概要 | 客室には、Deluxe（28㎡）、Premier Deluxe（30㎡）、Executive（33-39㎡）、Junior Suite（49-64㎡）、2 Bedroom Site（78㎡）、Presidential Suite（152㎡）があります。Executive以上のカテゴリーにはラウンジ利用特典が付きます。 自分が利用したDeluxe roomは一番安い客室ですが、バスタブがない分、その他の部分には十分なスペースがあり、使いやすいサイズでした。まだ新しいため室内はとてもきれいで、高級感もありました。家具はこげ茶系の木目、壁紙やカーペット等はオフホワイトにまとめられており、寝室と浴室の間もガラス張りではなく、総じて落ち着いた雰囲気でした。 デスクワークの環境面では、大きなワーキングデスクと高さの調節が可能な椅子がありました。また、デスクには大きな引き出しがついているほか、デスクの正面にコンセントが2つあり、大変に使いやすい設備・構造でした。また、他の部分にも空コンセントがあるので、複数の機器でも問題なく充電できます。AV機器としては、Samsung製の壁掛け液晶テレビに加え、ソニーのDVDプレーヤーがありました。機能面では、ベッド脇の引き出しの中にコンセントと入口の照明のスイッチがあり、便利でした。洋服等の収納にはクローゼットと多数の引き出しがあるほか、スーツケースを広げたまま利用できるスペースもあり、収納面はかなり充実していると感じました。 |
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| ベッド | 1ベッドルームのベッドはキングサイズ。マットや枕は平均的な硬さで、敷布団も掛け布団も程よい厚みがありました。高級ホテルにふさわしい快適さでした。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 備品（あり） | 無料飲料水（小×2、補充あり）、歯ブラシ、スリッパ、冷蔵庫（空）、湯沸し、セーフティボックス、バスローブ、ティッシュ、DVD プレーヤー、アイロン | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 備品（なし） | 目覚まし時計、iPhone/iPODドッキングステーション、フルーツ、傘、体重計 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| エアコン | 温度、風力の調整が可能なタイプで、正常に機能していました。音は強風にしない限り、あまり気にならないレベルでした。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ドライヤー | Valeraというブランドで、温風弱、冷風弱、温風強の切替があるタイプでした。浴室の壁等には固定されておらず、温風強にすると十分な風力があったので、特に問題なく使えました。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 浴室 | Presidential Suite以外では、浴室にバスタブはなく、シャワーブースのみとなります。ブースは広々としており、シャンプー等を置く場所も確保されていて、使いやすい構造でした。ブース内にはハンドシャワーとレインシャワーがあり、双方とも湯圧は良好でした。お湯の温度は不安定でしたが、許容範囲内でした（熱すぎたり冷たすぎたりして温度調整が必要なほどではない）。 トイレには、ハンドシャワー型の洗浄機能が付いていました。 |
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| ネット接続 | 室内にLANケーブルはありません。無線LANは無料で接続できます。 チェックイン時にWiFiのアクセスコードを渡されます。インターネットに接続してコードを入力するとすぐに繋がりました。通信速度はそれほど速くはないものの、概ね問題のないレベルでした。 |
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| 窓・眺望 | 窓は大きく取られており、開放感があります。自分の部屋からは前方に視界を遮るものが何もなく、いい眺めでした。正面には芝生の大きな空き地があり、その向こうには低層の建物と空が広がっていました。また、左側にはVivereホテルや高速道路等が見えたほか、右奥には（おそらく）マカティの高層ビル群も見ることができました。なお、反対側の部屋からは、遠くにバエ湖（Laguna de Bay）も見えます。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 7 | 日本語／日本人 | テレビは、NHK World（英語）を視聴できます。室内等に日本語の案内はなく、スタッフとのコミュニケーションも英語になります。客層は現地の富裕層と欧米系、アジア系のおじさんと現地の若い女性のカップルが中心で、日本人はほとんど見かけませんでした。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 8 | 警備／鍵 | 鍵はセンサー式のカードです。ただし、エレベーター内でのセキュリティ用には使われていませんでした（設備はありました）。また、ホテルエントランスのところで荷物のチェック及び車のチェックを行っています。車のチェックはきちんとやっていましたが、人の入館はそれほど厳しくチェックしている感はありませんでした。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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朝食 | レストラン「Café eight」のビュフェを利用しました。650ペソ＋税サ22.6%＝797.6ペソでした。宿泊料金と比較すると朝食料金は割高な印象ですが、品揃えが充実していたほか、十分な人数のスタッフが確保されていてサービスもそつなく行われており、高級ホテルに相応しい内容でした。メニューでは特に、サラダ類、惣菜、パン類の種類が豊富でした。オムレツ、目玉焼き、パンケーキを作ってくれるコーナーもありました。ただし、注文とは関係なくどんどん作って置いていくスタイルでした。また、フルーツ類の品揃えは限定的で、和食や定番の中華（焼きそば、炒飯、飲茶、麺類等）はほとんどありませんでした。 ルームサービスについては下記参照。 Pastry & Sandwich Cornerについては下記参照。 |
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| ルームサービス | 24時間利用可能です（深夜メニューは限定的）。朝食にアメリカンブレックファースト、夜にシェフサラダとデザートのレチェフランを頼みました。朝食は持ってくるまでに45分程度かかりましたが、夜に頼んだサラダ等は30分以内で届けられました。 アメリカンブレックファーストの内容は、卵料理から1品選択（オムレツは別メニューで330ペソ）、ハム・ベーコン等から1品選択、ポテト、パン類から1品選択、シリアルから1品選択、フルーツまたはジュースから1品選択、コーヒー・紅茶から1品選択でした。特筆すべきものはありませんでしたが、料金からすると妥当な水準だと思いました。 シェフサラダは、ローストビーフ、鶏の胸肉、ゆで卵等がトッピングされていて、美味しくヘルシーで食べ応えのある一品でした。 |
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| レストラン | 朝食用にPastry & Sandwich Cornerでサンドウィッチ（Summer Bite）とクッキーとコーヒーを買ってみました。Summer Biteの味は普通でしたが、パンが固くて大き過ぎるため非常に食べ難かったです。クッキーは甘すぎず美味しかったです。コーヒーは薄く全然だめでした。この店はサンドウィッチの値段が高く、菓子パン類やクッキーはお手頃な料金設定になっています。朝食を菓子パン類で済ませる人にはよいと思いますが、この店でサンドウィッチを頼むくらいならルームサービスのほうがお得だと感じました。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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プール | 長方形の大人用と子供用のプールが横に並ぶ形になっています。大人用のプールは十分に泳げる大きさですが、子供が隣で騒いでいることが多いうえに、水の透明度もあまり高くないので、本格的に泳ぐ気にはならないかもしれません。一方で、日当たりと風通しはよく、プールサイドにはパラソルとデッキチェアがあるほか、プール脇の広いスペースにソファがたくさん置いてあるので、ゆっくりすることは可能です。ただし、子供連れが多いので、静かにすごしたい人はあまり期待しないほうがよいと思われます。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ジム | ジムには、個別テレビ付の有酸素運動マシンが12台、ベンチプレス、スミスマシン、筋トレ用の複合マシン5台、2.5kgから25kgまでのダンベル、角度調節が可能なベンチ、腹筋用ベンチ、バランスボールがありました。ジムと同じというわけにはいきませんが、ホテルのジムとしては充実しており、かなり本格的なトレーニングも可能なレベルです。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 更衣室 | ありません。プール脇とジム内にシャワーとトイレがあるだけでした。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| その他 | ありません。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 11 | サービス | 早朝便だったため、午前6時にはホテルに到着してしまい、チェックインできるか聞いてみたところ、別料金（二千数百ペソ？）が必要といわれました。ではチェックインできるまで待つと伝えたところ、11時にならなければチェックインはできないと言われました。待っている間、また、ジムやプールを使っていいか聞いたところ、チェックイン後でなければ使えないと言われました。待っている間にジム等が使えないというのは、やや冷たい印象を受ました。その後、11時過ぎにチェックインを再度お願いしたところ、今度は問題なく部屋に入れました。 チェックアウトは問題なく終わりました。 ターンダウンサービスはありません。 アラバン地区を回るシャトルバスのサービスがあります。行き先はFestival Mall→West Gate Hub→ATC→Commerce Centerです。ホテルの出発時間は正確ですが、利用者の状況により柔軟な運行をしているようで、帰路にバスを利用するのは難しいと思います。本来は降りた場所から再びバスに乗ってホテルまで帰れるとの説明を受けましたが、自分がATCまで行ったときには他の場所に行く人がいなかったのでバスはATCに直行し、到着予定時刻より早く着いても、そこで乗車する人を時刻表の出発時間まで待つことはなく、そのまま行ってしまいました。 最初に部屋に入った際に、タオル類がバスタオルしか置かれておらず、他のサイズのタオル類やバスマットがなかったので、ハウスキーピングに頼むと、少し時間がかかりましたが持ってきてくれました。 テレビのリモコンが作動しなかったので、ハウスキーピングに頼むと、すぐに電池交換に来てくれました。 |
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| 12 | その他 | ルームサービスやPastry & Sandwich Cornerの価格表示が非常にわかりにくく、税金とサービス料が何パーセント加算されているのか、レシートをみても計算式が理解できませんでした。特に朝食は、ドアに掛かっているメニューと室内案内の冊子にあるメニューの料金・内容が異なっていたので質問したら、後から確認して連絡するとの回答でしたが連絡はないまま食事が運ばれてきました。なお、結果的には他のホテルのように20数%も加算されることはなかったので、問題にはなりませんでした。基本的には、表示価格に付加価値税は含まれていますが、サービス料と地方税は含まれておらず、これらが付加価値税を除く部分にかかってくるので、最終的には表示されている料金に10%弱が加算されるもよう。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 13 | 総括 | アラバン地区のホテルは料金がお手頃なわりに利用者の評価が高かったので、初めて利用してみましたが、（当ホテルに限らず）マニラ近郊（南部）の工業団地等に行く出張等の用途で車が確保されている人には利便性が高いと思います。一方、タクシー事情が悪く移動の利便性が低いため、活動の中心がマニラ中心部となる場合、やはりアラバン地区のホテルは避けたほうが無難だと感じました。 当ホテルは価格に見合ったサービスを提供しており、室内環境等は快適ですが、最高級ホテルの贅沢感やサービスがあるわけではないので、ホテル滞在を楽しみたい人もマニラ中心部の高級ホテルを選択したほうが無難だと思います。 |
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