ホテル宿泊記　マニラ31
F1 Hotel Manila 　F1ホテル マニラ
1	詳細情報のあるウェブサイト		当ホテル（英語）、トリップアドバイザー（口コミ）、agoda（くちコミ）、expedia（ゲストレビュー）
2	宿泊時期／部屋タイプ／番号		2013年12月／Deluxe room／1402号室
3	1泊料金／予約方法		10,133円（＋税サ23%、朝食付）／Expediaで即時予約 （福利厚生倶楽部で税サを除く部分のみ8%引き→実費は9,322円+税サ2,331円=11,653円）
4	ホテル概要		2011年9月（一部）開業（全館開業は2012年）、客室数243。Bonifacio Global City（BGC、後述）で最初にオープンしたホテルです。開業当時は世界最大級のホテルチェーンであるベストウェスタン・グループが運営するBest Western Premier F1 Hotelでしたが、2013年に入ってから同系列を離れ、現在のホテル名となっています。
5	立地		米軍基地の跡地を再開発した、フィリピンで最先端の街並みを誇るBGCの中にあり、BGCはマカティよりもさらに洗練された、安全な印象があります。 ホテルの周辺にはビルと駐車場、空き地しかありませんが、ホテルを出て正面に徒歩5分程度歩くと、High Streetというユニークなショッピングエリアがあり、レストランやカフェ等が揃っています。一方、ホテルの裏側の32nd St.に出て左に進むと、マクドナルドとドラッグストアのMercury Drug（ともに24時間営業）があります（Mercury Drugまで徒歩3〜4分程度）。コンビニやスーパーに行くにはもう少し歩く必要があります。 国際空港第2ターミナル（フィリピン航空）から当ホテルまでは、空港の周辺を周るような感じになりました。平日の午後3時前後の時間帯だったのでかなり渋滞し、約1時間かかりました。料金は空港のクーポンタクシー（定額）で440ペソでした。 また、マカティ方面からホテルまでタクシーで戻ってくる場合、ほとんどのドライバーがメーターを使いたがらず、BGCから外に出ると戻るのが面倒になる点には注意が必要です。
6		概要	客室には、Deluxe Room、City Suite、Fort Suiteの3タイプがあります。 自分が利用したDeluxe roomは一番安い客室ですが、十分な広さがあり、ソファとテーブルが置かれていました。角部屋でしたが、ドアを開けると廊下のようなスペースがあり、その正面に浴室、廊下の突き当たりの右側にベッドルームがありました。床はフローリング、家具も木目でこげ茶系にまとめられており、落ち着いた雰囲気でした。高級感はあまりなく、開業からの年数のわりに劣化が目立つ部分もありましたが、清潔感は保たれていました。 ワーキングデスクは大きく、デスクには引き出しがついているほか、デスク周辺にコンセントの差込口も揃っており、使いやすいと思います。テレビはLG製の液晶タイプでした。機能面では、ベッド脇のスイッチで照明を全部一度に点灯・消灯することができました。洋服等の収納には大きなクローゼットと引き出しがあり、中程度のスーツケースを広げたまま利用できるスペースもありました。
		ベッド	1ベッドルームのベッドはキングサイズ。マットはやや硬め、枕は平均的な硬さ・厚みで、敷布団も掛け布団も程よい厚みがありました。快適でした。
		備品（あり）	無料飲料水（小×1〜2、補充あり）、歯ブラシ、スリッパ（薄い）、冷蔵庫、湯沸し、セーフティボックス、バスローブ、ティッシュ、目覚まし機能付きIPODドッキングステーション（memorex製）、アイロン、体重計、消火器
		備品（なし）	ハンドタオル、DVD プレーヤー、フルーツ、傘
		エアコン	Samsung製の大型ルームエアコンで、温度、風力の調整が可能なタイプでした。音は静かでしたが、室内全体を一気に冷やすほどのパワーはありませんでした。
		ドライヤー	imarflexというブランドで、温風のみ、風力は2段階の切替があるタイプでした。浴室の壁等には固定されておらず、十分な風力もあったので、使いやすかったです。
		浴室	Deluxe roomの浴室にバスタブはなく、シャワーブースのみでした。ブースは広々としており、ブース内にはハンドシャワーとレインシャワーがありました。ハンドシャワーの水圧は極めて強く、体が痛いほどでした（もちろん調整可能）。レインシャワーの湯量は標準的な水準でした。お湯の温度は概ね安定していました。ただし、シャワーを使うとブースの隙間から少し水が外に染み出しました（水浸しになるほどではないので問題にはならない程度）。 また、トイレには、ハンドシャワー型の洗浄機能が付いていました。
		ネット接続	室内にLANケーブルはありません。無線LAN接続は可能。料金は無料。 チェックインの際にWiFiのIDとパスワードを渡されますが、パスワードを入力しなくてもすぐに繋がりました。通信速度は概ね問題のないレベルでした。
		窓・眺望	窓は大きく取られており、開放感があります。自分の部屋からは右側に視界を遮る高層ビルがありましたが、左と正面は視界を遮るものもなく、正面奥に高層ビル、正面にHigh Streetの端の建物、眼下に駐車場が見えました。
7	日本語／日本人		テレビは、NHK（日本語）を視聴できます。室内等に日本語の案内はなく、スタッフとのコミュニケーションも英語になります。客層は現地の富裕層と欧米系が中心で、日本人はほとんど見かけませんでした。
8	警備／鍵		鍵はセンサー式のカードです。エレベーターで客室に行くにはカードが必要です。マニラの高級ホテルの多くは、入口付近に常に複数のスタッフと犬がいて、荷物等のチェックを行っていますが、当ホテルに犬はおらず、荷物のチェックも高級ホテルと比較すると甘いように感じました。
9		朝食	レストラン「F」のビュフェを利用しました。品揃えは高級ホテルの標準的な水準で、当ホテルの他のサービスと比較すると食事は充実している気がしました。オムレツ等を作ってくれるエッグステーションがあったほか、特に惣菜類が充実していました。このほか、野菜、フルーツ、ハム・チーズ、パン・デニッシュ等、一通りのメニューがバランスよく揃っている印象を受けました。メニューの入れ替えについては、惣菜類は日替わり、その他は毎日同じでした。 なお、9時過ぎ当たりから、あまり食事の補充が行われなくなるので、早めに行くほうがよいと思います。また、曜日や時間帯にもよりますが、（利用者と比較してスタッフが少ないせいか）コーヒー等のサービスはこちらから申し出ないと出してくれないことも多く、全般的に最高級の至れり尽くせりの贅沢感はありません。
		ルームサービス	24時間利用可能なことに加え、深夜も全メニューが選択可能（それほどメニューが豊富なわけではない）で、価格もホテルのわりに良心的な点は素晴らしいと思いました（ただし、同一メニューの場合、レストランのほうが割安）。 パンプキンスープ、焼きそば、テョコレートケーキを頼みましたが、30分以内で持ってきてくれました。いずれも量が1人分にしては多過ぎるほどありました。スープは少しぬるくなっていましたが、味はよかったです。焼きそばは濃い目の味付けで、個人的にはかなり美味しいと思いました。ケーキはチョコレートが濃厚で、甘党の自分でも半分で飽きてきました。
		レストラン	レストラン「F」でべジタリアンピザとマンゴージュースを頼みました。ピザは生地が薄くパリっとした食感があり、トッピングの野菜も程よく焼けていて、海外で食べるピザとしてはかなり美味しいと思いました。マンゴージュースも、朝食のときのものとは全然違う「フレッシュ」ジュースでした。
10		プール	3つのプールがあります。このうち、�@丸いプールと�A正方形のプールは小さく、子供が水遊びをするにはよいと思います。�B長方形の細長いプールは、あまり利用している人もいないのでしっかり泳げると思います。ただし、�@�A�Bとも、水の透明度はあまり高くないように見えました。 また、�Aの傍にデッキチェアが2つありましたが、スタッフ等の行き来が多い場所にあり、チェアの数も少ないので、ゆっくりくつろぐことは難しいと思います。また、�B（少し高いところに造られている）の壁の横にはテーブルと椅子、ベッドのようなものが置かれていますが、プールそのものは見えず雑然とした雰囲気なので、こちらもくつろぐ感じにはならない気がしました。一方で、プールエリアには心地よい風が吹き抜けていたので、横になってくつろぐのではなく、食事等をしながら（座って）話をするには悪くないかもしれません。
		ジム	ジムは24時間利用可能で、有酸素運動のマシンが6台（うち5台は個別テレビ付）、筋トレ用の複合マシン、2.5kgから25kgまでのダンベル、バランスボール、ヨガマットがありました。設備はあまり充実しているとはいえませんが、ダンベルが揃っているので、ある程度のトレーニングは可能なレベルです。
		更衣室	ありません。ジム内にシャワーとトイレがあるだけでした。
		その他	上記トイレの反対側に鍵がかかったガラス戸があり、サウナ等が使用停止になっている可能性があります（要確認）
11	サービス		チェックイン（15時40分頃）、チェックアウト（正午→1時に延長を依頼し承諾した後、それを知らないと思われる別のスタッフから電話があり、再度説明）は問題なく終わりました。ただし、チェックアウト後の荷物の保管を依頼し、1時間後に戻ってきたとき、1階に荷物が届いておらず、実際に荷物が出てくるまで20分近く待たされました。 ターンダウンサービスはありません。 最初に部屋に入った際に、バスタオルとフェイスタオルが一枚ずつしか置かれておらず、バスマットもなかったのですが、ハウスキーピングに頼むとすぐに持ってきてくれました。また、2日目には、不足はないか確認の電話がありました。 スパがありますが、2種類のマッサージ（オイルまたは指圧）メニューしかなく、本格的なスパを期待しているとがっかりします。一方、明け方5時まで営業しており、料金も1時間980ペソ（税サ込）なので、マッサージを受けるには悪くないかもしれません。
12	その他		室内に入った瞬間に少し不快な臭いがありましたが、室内にいるとすぐに気にならなくなりました。 （以下は他のクチコミで指摘されていた問題点についての感想） エレベーターについては、待ち時間が長い等のコメントを見ましたが、自分が宿泊した際には4基が普通に動いており、長時間待たされることはほとんどありませんでした。ただ、1〜4まで番号が付けられたエレベーターのうち、M3階のジム・スパに行けないもの（3〜4番）、3階のレストラン・プールには行けないもの（1番）があり、その案内の英語表記が極めてわかりにくく、状況を把握するのに少し時間がかかりました。さらに、ボタンを押すと全部のエレベーターが反応するので、効率が悪い（3階に行く際に3階には泊まらない1番が来てしまう、等）動き方になっていました。 車寄せがなく、ホテル前にタクシーが待機していないので、タクシーはベルボーイに依頼するか、自分で探す必要があります。時間帯にもよりますが、St.Lukes Medical Center側の32nd St.は比較的タクシーが多く走っていました。 自分が宿泊した際には周辺の工事は一段落しており、工事の音で悩まされることはありませんでしたが、ホテル周辺にまだ空き地が多く残っており、開発が始まると眺望や騒音には注意が必要です。
13	総括		BGCの中だけで過ごす出張等の用途には問題ないと思いますが、マカティと比較すると移動等の利便性が低く、最高級ホテルの贅沢やサービスがあるわけでもないので、アクティブに活動したい人やホテル滞在を楽しみたい人には別のホテルを選択したほうが無難だと思います。
客室のドアから続く通路1 客室のドアから続く通路2：ドアを開けると正面に浴室、左に寝室 クローゼット内：セーフティボックス、バスローブ、アイロン、消火器 目覚まし機能付きIPODドッキングステーション（memorex製） 無料飲料水、湯沸し、グラス等 ミニバー 眺望1 眺望2：中央はSt. Luke's Medical Center 外観1：中央が当ホテル 外観2：エントランス。車寄せはない プール1：�@丸いプール プール2：プール脇のソファとテーブル プール3：�A正方形のプール1 プール4：�A正方形のプール2 プール5：�B長方形の細長いプール1 プール6：�B長方形の細長いプール2 　　　　（左）ルームサービス：Curried Pumpkin Soup※：200ペソ）※Roasted Pumpkin Seeds ,Roasted Garlic 　　　　（右）ルームサービス：Wok-fried Tofu & Egg Noodles※：420ペソ）※Carrots, Young Corn, Fried Noodles ルームサービス：Chocolate Cake190ペソ レストランF：Vegetarian Pizza 350ペソ、Mango Juice 300ペソ 朝食1 朝食2 朝食3 朝食4 わかりにくいエレベータ4基のの案内標示
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