ホテル宿泊記 マニラ30
  Fairmont Makati
 フェアモント マカティ
1 詳細情報のあるウェブサイト 当ホテル(日本語)All Aboutトリップアドバイザー(口コミ)agoda(くちコミ)expedia(ゲストレビュー)H.I.S.(口コミ)4travel.jp(クチコミ)
2 宿泊時期/部屋タイプ/番号 2013年2月/Fairmont room/602号室
3 1泊料金/予約方法 7,000ペソ(税サ込み、朝食付。週末3泊4日のプロモーション価格)
ねもとトラベル(フィリピン専門の現地代理店)で予約
支払いは楽天銀行の同社口座への振込になります。宿泊料金にはペソ→円換算のレートに現地でのATM引き出し手数料が含まれるため、実勢レートよりは割高になります。
4 ホテル概要 開業2012年12月3日、客室数280。Fairmontはカナダ資本の高級ホテルチェーンで、現在はFairmont、Raffles、Swissotelの3ブランドが同一グループ(Fairmont Raffles Hotels International)に属しています。当ホテルも、Raffles Makatiと同じ建物内にあり、当ホテルが3階から8階、Rafflesが9階と10階、Rafflesのレジデンスが11階から30階を占めています。両ホテルの入口は別ですが、ジム等の一部設備は両ホテルの共用になります。
5 立地 マカティの中心部にあり、周辺の高級ホテルと比較しても、立地面ではシャングリラと並んでトップクラスの利便性を有するホテルです。
ホテルを出て左に行くとAyala Avenueを挟んで最高級ショッピングモールのGreenbeltが、正面には庶民派のLandmarkが、右に行くと高級モールのGloliettaがあります。これらには徒歩で行くことが可能で、買い物や食事に不自由することはありません。ただし、Ayala Avenueは徒歩で横切ってはいけないことになっており、規則通りに歩道橋を使うと少し回り道になります。
ホテルから国際空港の第一ターミナルまでは、平日の午前8時前の時間帯で15分以内(逆方向は既に渋滞していましたがマカティ→空港方面は渋滞なし)、メータータクシーで約130ペソでした。
6 客室 概要 客室には、Fairmont room(40u)、ラウンジ特典等の付いたFairmont Gold(スイートを含む)があります。
自分が利用したFairmont roomは一番安い客室ですが、十分な広さ、高級感、清潔感があり、後述の問題(「12その他」参照。おそらく部屋次第)がなければ大変快適な滞在ができると思います。
ワーキングデスクは大きく、デスクの脇には小物等を置くことができる棚があるほか、コンセントや端子等の各種差込口が揃っており、使いやすかったです。また、椅子も高さの調節ができるタイプのものでした、テレビはSamsung製の大型液晶タイプでした。また、機能面では、ベッド脇の端末で照明、エアコン、アラームの調整ができるようになっており、便利でした。洋服等の収納には大きなクローゼットと引き出しが多数あり、バゲッジラックの上でスーツケースを広げたまま利用することもできました。
ベッド 1ベッドルームのベッドはキングサイズ。敷布団も掛け布団も程よい厚みがあり、最高級クラスの心地よさが感じられました。
備品(あり) 無料飲料水(小×2〜4、朝夕に補充あり)、歯ブラシ、スリッパ、冷蔵庫、湯沸し、セーフティボックス、(高級な)バスローブ、ティッシュ、フルーツ、目覚まし時計、アイロン、体重計、傘
備品(なし) DVD プレーヤー、IPODドッキングステーション
エアコン 温度、風力の調整が可能なタイプでした。音は静かで、よく冷えました。
ドライヤー JVDというブランドで、風力は2段階、温度は3段階の切替があるタイプでした。浴室の壁等には固定されておらず、十分な風力もあったので、大変使いやすかったです。
浴室 浴室も大理石製で高級感があり、バスタブと独立型のシャワーブースがありました。バスタブはきれいで、十分な長さ・ある程度の幅と深さがあるので、ゆっくりくつろぐことができます。また、バスタブにはハンドシャワーがありました。シャワーブースは少し狭い気もしましたが、ハンドシャワーとレインシャワーがあり、問題なく利用できました。いずれのシャワーも、お湯の出は問題ない水準で、お湯の温度も安定していました。
ネット接続 室内にLANケーブルがあります。無線LAN接続も可能。
料金は無料(チェックインの際にフェアモントの会員になると無料)。
インターネットに接続しブラウザーを立ち上げ、Connect Nowの表示をクリックすると、すぐに繋がりました。通信速度は快適なレベルでした。
窓・眺望 窓は大きく取られており、開放感があります。自分の部屋からは正面下に当ホテルのプール、右側は当ホテルの建物、左側にGreenbelt 3、その奥にマカティの高層ビルがよく見えました。
7 日本語/日本人 テレビは、NHKワールドプレミアム(日本語)を視聴できます。部屋に届けられる新聞は現地の英字新聞でしたが、朝食のレストランに日本語のまにら新聞がありました。室内に日本語案内はありません。客層は現地の富裕層と欧米系が中心でしたが、日本人もちらほら見かけました。
8 警備/鍵 鍵はセンサー式のカードです。エレベーターで客室に行くにはカードが必要です。マニラの高級ホテルはどこもそうですが、入口付近には常に複数のスタッフと犬がいて、荷物等のチェックを行っています。ホテルに入る車も厳重にチェックされます。
9 食事 朝食 レストランspectrumのビュフェを利用しました。品揃えは高級ホテルの標準的な水準で、オムレツ等を作ってくれるエッグステーションと麺を作ってくれるヌードルステーションがありました。特筆すべき料理はありませんでしたが、グラスに入った数種類のスムージーやヨーグルトが用意されており、贅沢な気分になりました。また、メニューには入れ替えがあるので、数日間であれば飽きないと思われます。同時期に利用したEDSAシャングリラには及びませんが、盛り付け、味、サービスとも高級ホテルに相応しいレベルだと感じました。
ルームサービス 利用しませんでした。
レストラン 利用しませんでした。
10 スポーツ設備 プール 4階のプールはまずまずの雰囲気で、デッキチェアとパラソルやテーブルが用意されており、それほど混雑もしていないので、のんびりできると思います。また、長方形のシンプルなデザインで一部が浅い子供用のスペースとなっている構造なので、しっかり泳ぐことも可能です。ただし、汚いというほどではないものの、新しいホテルのわりには水の透明度は低めで、時期や天候にもよると思いますが、自分が利用した2月の曇り空の時には水温がかなり冷たく感じられました。また、プールのスペースのわりにスタッフの数は多いので、サービスも行き届いていますが、その一方でわりと強く食事や飲み物を勧めてきました。
ジム ジムは、Rafflesとの共用で、24時間利用可能です。スペースは広々としていますが、設備はあまり充実しているとはいえず、ある程度のトレーニングが可能なレベルです。個別テレビが付いた有酸素運動用マシンは13台ありましたが、筋トレ用のマシンは7台のみでした。フリーウェイトも26kgまでのダンベルがあるだけで、ベンチプレス、スクワット、スミスマシン、バーベル等の設備はありませんでした。
更衣室 あります。ただし、更衣室の中にはシャワーと洗面スペースとトイレがあるだけで、ドライヤー等はありませんでした。
その他 スパの中に、「ミネラルプール」と称するジャグジーとスチームサウナがあり、ホテルの宿泊者は無料で利用することができます。
11 サービス チェックイン(12時30分頃)、チェックアウト(午前7時30分過ぎ)は問題なく終わりました。チェックインの際、フェアモントの会員になるよう勧められました(無料)。会員になると、インターネットの利用が無料になるほか、スパが10%割引になる等の特典があります。
ターンダウンサービスがあります。
オープンしてまだ間もない時期でしたが、レセプション、レストラン、ベルボーイ、プール、ハウスキーピング等のスタッフの対応は総じて素晴らしかったです。
12 その他 隣室の話し声は全く聞こえませんでしたが、「キィキィ」という金属音(不快な音)とか「コツコツ」という足音等がかなり響きました。
13 総括 マカティの高級ホテルの中で、立地と新しさを優先したい人にはお薦めできるホテルだと思います。今回は開業記念価格で宿泊できたのでよかったですが、あらゆる施設・サービスが充実しているシャングリラほどではないので、価格が同程度なら自分はシャングリラを選ぶと思います(多分シャングリラのほうが料金は高い)。
ゆったりとしたバスタブ 左がトイレ、右がシャワーブース
クローゼット内:バスローブ、アイロン等 セーフティボックス、ドライヤー等
無料飲料水、湯沸し等 グラス、コーヒー等
ミニバー1 ミニバー2
AV関連のケーブル類と差込口 ベッド脇の端末
眺望1:Greenbeltとその向こうの高層ビル 眺望2:室内から見たプール
プール1 プール2
プール3 プール4
外観1 外観2
外観3:Greenbelt内から ウェルカムフルーツ
レストランspectrumの朝食1 レストランspectrumの朝食2
レストランspectrumの朝食3 レストランspectrumの朝食4
レストランspectrumの朝食5 レストランspectrumの朝食6
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