ホテル宿泊記 マニラ23
  EDSA Shangri-La, Manila
 エドサ シャングリ・ラ マニラ
1 詳細情報のあるウェブサイト 当ホテル(日本語)、トリップアドバイザー(口コミ)agoda(くちコミ)expedia(ゲストレビュー)
2 宿泊時期/部屋タイプ/番号 2013年2月/タワーウィング・スーペリア/818号室
2006年1月/タワーウィング・スーペリア/1406号室
3 1泊料金/予約方法 2013年2月/6,000ペソ(税込、朝食付)/ねもとトラベルで予約(支払いは楽天銀行の同社口座への振込になりますが、ペソ→円換算のレートに現地でのATM引き出し手数料が含まれるため、実勢レートよりは割高になります。)
2006年1月/11,900円(税込、朝食なし)/Apple Worldで予約
4 ホテル概要 開業1992年、客室数632。オルティガス地区の最高級ホテルで、タワーウィングとガーデンウィングの2棟から構成されています(タワーウィングは2013年第3四半期まで、全440室の改装工事を段階的に実施)。
シャングリラはマレーシアの華人富豪、郭鶴年(ロバート・クォック)氏が展開するクォックグループ(郭氏集団)のホテルで、アジア太平洋地域を代表する高級ホテルグループです。メトロマニラには当ホテルの他にマカティ シャングリラがありますが、当ホテルよりもマカティのほうが高級です。
5 立地 オルティガス地区にあり、空港とのアクセスはあまりよくありません。渋滞すると1時間以上見ておく必要があります。第一ターミナルから空港専用のメータータクシーでホテルまでは約700ペソかかりました。
オルティガスの中では、高級ショッピングモールのShangri-La Plazaと隣接しているほか、SMメガモールへも徒歩3分程度で、買物・食事等には大変便利です。また、ガーデンウィングとShangri-La Plazaを結ぶ連絡通路があり、さらにShangri-La PlazaはShaw Boulevard駅と直結しているので、ホテルから屋外に出ないで駅まで行くことができます。
6 客室 概要 客室には、スタンダード、ホライゾンクラブ、スイートのカテゴリーがあります。スタンダードはさらに、タワーウィングとガーデンウィングに分かれ、前者にはスーペリア(34u)、デラックス(34u)、エグゼクティブ(63u)、プレミア(46u)、後者にはデラックス(34u)とデラックスプールビュー(34u)があります。ホライゾンクラブは、ラウンジ利用特典付の客室で、ガーデンウィングにあります。
自分が利用したタワー/スーペリアは一番安い客室になります。改装直前の部屋なので古さはありますが、清掃感、高級感は保たれていました。広さも十分にあり、家具等が余裕を持って置かれていました。
ワーキングデスクは大きく、デスクには大きな引き出しが多数あり、デスク上には電源の差込口も2つあり、使いやすかったです。洋服等の収納にはクローゼットと引き出しがあり、バゲッジラックの上でスーツケースを広げたまま利用することもできました。一方、最新の機能等は導入されておらず、テレビはPhilipsのブラウン管型、その他にAV設備はありませんでした。照明を一箇所で調整することもできませんでした(この点は改装後に期待)。
ベッド 1ベッドルームのベッドはキングサイズ。敷布団も掛け布団も程よい厚みがあり、ウェスティンのヘブンリーベッド等の最高級クラスには及ばないものの、心地よさは十分に感じられました。客室案内を見ると、枕は7種類から選択可能になっていました。
備品(あり) 無料飲料水(小×2〜4、朝夕に補充あり)、歯ブラシ、スリッパ、冷蔵庫、湯沸し、セーフティボックス、バスローブ、ティッシュ、フルーツ、目覚まし時計、アイロン
備品(なし) 体重計、傘、DVD プレーヤー、IPODドッキングステーション
エアコン 温度、風力の調整が可能なタイプでした。音は静かでした。
ドライヤー VIDAL SASSOONのブランドで、風力のみ強弱の切替があるタイプ。強風にすると十分な風力がありましたが、ライティングデスクの引き出しに固定されており、やや使いにくかったです。
浴室 浴室は少し年季が入っている感じで、独立型のシャワーブースはありませんでした。バスタブはきれいで、十分な長さ、一定の深さがあり、浴室内でテレビの音声を聞くこともできるので、ゆっくりくつろぐことは可能です。ただし、シャワーカーテンもあり、あまり高級感はありません。バスタブのシャワーは固定式で、お湯の出は問題ない水準でした。お湯の温度も安定していました。(改装後に期待)
ネット接続 室内にLANケーブルがあります。無線LANもあります。料金は無料でした。インターネットに接続しブラウザーを立ち上げると、規約のようなものが出てくるので、I agree(承諾する)をクリックすると、すぐに繋がりました。通信速度は快適なレベルでした。
窓・眺望 (2013年2月)窓は大きく取られており、開放感があります。自分の部屋からは正面にメガモールの横側、右側にビールで有名なサンミゲルの本社、左側にはMRT3が、眼下には当ホテルのテニスコートが見えました。
(2006年1月)窓は大きいのですが、前方にいくつか高層ビルがあるため、見晴らしはあまりよくありませんでした。
7 日本語/日本人 テレビは、NHKワールドプレミアム(日本語)を視聴できますが、ブラウン管の古いテレビのせいか画像の状態が極めて悪く、見る気になりませんでした(音声は問題なし:改装後に期待)。新聞は現地の英字新聞に加え、初日は日本語のまにら新聞も部屋に届きました。室内に日本語案内は特にありません。客層は幅広く、現地の富裕層、欧米系、中華系など多国籍な印象ですが、日本人はほとんど見かけませんでした。
8 警備/鍵 鍵はカード式です。エレベーターで客室に行くにはカードが必要です。マニラの高級ホテルはどこもそうですが、入口付近には常に複数のスタッフと犬がいて、荷物等のチェックを行っています。ホテルに入る車も厳重にチェックされます。
9 食事 朝食 レストラン「HEAT」のビュフェを利用しました。シャングリラの朝食はどこもそうですが、当ホテルも本当に素晴らしいと感じました。料理の種類が豊富なだけでなく、料理の質、丁寧な盛り付け、スタッフのサービス等、あらゆる面で申し分ない水準でした。メニューは2〜3日では食べきれないほどの種類があり、卵料理や麺類のコーナーがあるほか、クレープを焼いてくれるコーナーがあったのには驚きました。また、アジア各国の料理も充実しており、フィリピン料理のほか、中華やインド、和食(ちょっと風変わりなまき寿司)もありました。このほか、パンケーキやパン類も充実しており、甘党の人も満足できると思います。
ルームサービス (2006年1月)やや時間がかかりましたが、メニューは豊富で味もまずまずでした。
レストラン (2006年1月)ホテル内に多数のレストランがあり、HEATのBuffetはデザートの種類が豊富でした。
10 スポーツ設備 プール マニラのホテルの中でも、プールの充実度はトップクラスだと思います。木々に囲まれたプールはリゾートのような雰囲気で、デッキチェアやパラソル、テーブル等も多数あるので、ゆっくりとくつろげます。また、スタッフの対応も洗練されており、プールに行くとチェアを整えてくれます。プールの形は細長い曲線ですが、十分な大きさ・長さがあり、水の透明度も保たれているので、しっかり泳ぐことができます。また、深い部分と浅い部分が区切られていました。なお、大人用のプールのほかに、子供用のプールとスライダーもあり、家族連れでも楽しめるようになっています。
ジム とても充実しています。個別テレビが付いた有酸素運動用マシンが多数あるほか、筋トレ用にはフリーウェイトでベンチプレス、スミスマシン、バーベル、ダンベルがあります。また、マシンも種類が豊富で、ジムと同様のトレーニングが可能です。スタッフもいろいろと丁寧にサポートしてくれました。
更衣室 あります。
その他 ジム内にかなり大きめのスタジオがあります。また、あまり高級感はありませんが、更衣室の中にジャグジー、ドライサウナ、スチームサウナがありました。
11 サービス ターンダウンサービスがあります。
(2013年2月)チェックイン(17時頃)、チェックアウト(12時頃)は問題なく終わりました。
(2006年1月)チェックインの際、2ベッドルームを希望したところ無料でエキストラベッドを入れてくれることになり(部屋が狭くなるので結局断りましたが)、すぐにベッドのセッティングに来てくれました。また、チェックアウトタイムの延長をお願いしたところ、空室状況を確認した後、30分のみ延長してもらえました。また、滞在中にアンケート用紙が配布され、記入して提出するとホテル内の全レストランで利用できる715ペソ分の食事券が貰えました。また、チェックアウトの際、代理店(今回はApple World)経由で支払済みの宿泊料が請求書の中に含まれていたので指摘したところ、すぐに修正してくれました。
12 その他 (2013年2月)改装中だったため、時々シンナーのような臭いが廊下に充満していましたが、室内は大丈夫でした。
13 総括 客室内の設備の古さは改装を経て改善されると思われますが、その分料金も上がると思われます。ただ、行き届いたサービス、食事やプール等の充実、オルティガス地区における立地等の総合力も踏まえると、料金次第でまたリピートしたいホテルです。また、日本人には会いたくない人にも当ホテルは好都合です。
(↓:2013年2月)
眺望1 眺望2
外観1 外観2
プールに続く中庭1 プールに続く中庭2
プール1 プール2
プール3 プール4
プール5 プール6
レストランHEATの朝食1〜7
(↓:2006年1月)
眺望1 眺望2
警備の犬 ウェルカムフルーツ
 (左)レストランGarden Cafe : Trio Salad 300ペソ+Iced Coffee 155ペソ+サービス料10%+VAT10%+地方税1%=約550ペソ
 (右)ルームサービス:Pancit Canton 330ペソ+Chilled Mango Juice 160ペソ+サービス料10%+VAT 10%+Local Tax=約596ペソ
レストランHEATのデザート1 レストランHEATのデザート2
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