ホテル宿泊記 マニラ03
  Hotel Jen Manila
 (旧Traders Hotel Manila)
 ホテル ジェン マニラ
1 詳細情報のあるウェブサイト 当ホテル(日本語)トリップアドバイザー(口コミ)agoda(くちコミ)expedia(ゲストレビュー)楽天トラベル(お客様の声)4travel.jp(クチコミ)H.I.S.(口コミ)ホテリスタ(クチコミ)
2 宿泊時期/部屋タイプ/番号 2016年6月/Deluxe room/608号室
2004年12月/不明(一番安いシングルルーム)/1618号室
3 1泊料金/予約方法 2016年6月/US$87(+クレジットカード手数料4.1%、税サ込、朝食付)/
      ディスカバリーツアーで予約(米ドル換算は市場実勢レートに4円程度上乗せ)
2004年12月/US$52(税込、朝食なし)/現地Infoで予約
4 ホテル概要 開業1975年、客室数312。シャングリラ・グループの4☆ホテルです。
長らくトレーダーズホテルとして運営されていましたが、シャングリラ・グループが2014年8月に公表した「トレーダーズホテル」から「ホテルジェン」へのブランド変更戦略に伴い、当ホテルの名称も2014年11月20日から変更されました。
「ホテルジェン」は、生活や旅行、新たな場所の発見の冒険をこよなく愛するプロのホテル経営者であり仮想の人物である「ジェン」からアイデアを得ているとのことです。清潔でフレンドリー、手間がかからないという3つのコンセプトを掲げ、自立した精神を持つ新世代のビジネスやレジャーの旅行者を対象に、ユニークなブランドスタイルやサービスを提供していくことを表明しています。
5 立地 当ホテルはロハス大通り沿いに位置しています。住所はパサイ市ですが、マニラ市マラテ地区も徒歩圏内にあります。ロハス大通りを挟んでマニラ湾側にはフィリピン文化センターがあり、ロハス大通りを北に向かうとすぐにフィリピン中央銀行があるものの、ホテルの周辺はかなり庶民的なエリアで、ホームレスも見かけました。
また、ホテルから外に出ると日差しを遮るものが何もなく、わずかな距離でも歩くと季節によってはかなり暑いです。コンビニはオカンポ通り沿いにミニストップがありましたが(ホテルから徒歩3分程度)、炎天下だと汗がかなり出ました。また、オカンポ通りをもう少し進むとビレッジスクエア、ハリソンプラザといった庶民的なモールがあります。
ウェブサイトによると、国際空港からは車で20分、マカティまでは30分と記載されていますが、渋滞次第でかなり時間は変わってくると思います。自分は平日の真夜中0時過ぎに黄色の車体のメータータクシーでT1からホテルに行きましたが、所要時間は約10分、料金は260ペソでした。
6 客室 概要 客室にはDeluxe Room(36u、212室)、Deluxe Baybiew Room(同、18室)、Club Room(同、45室)、Club Bay Biew Room(同、9室)、Executive Suite(72u、24室)、Premier Suite(同、4室)があります。Club Room以上のカテゴリーにはラウンジ利用特典が付きます。
自分が利用したDeluxe roomは一番安い客室ですが、ゆったりとしており、クイーンサイズのベッド2台にソファとテーブル、大きなワーキングデスクが置かれてもまだスペースには余裕がありました。また、改装されているうえ、清掃も概ねきちんと行われており、清潔感も保たれていました。家具等に高級感はないものの、室内は落ち着いた雰囲気で、過ごしやすい印象でした。
デスクワークの環境面では、大きなワーキングデスクと高さの調節が可能な椅子がありました。また、デスクには大きな2つの引き出しがあるほか、デスクの正面にコンセントが2つあり、大変に使いやすい設備・構造でした。また、これに加えて、コンセントの空きは寝室内に2カ所、浴室に2カ所ありました。AV機器としては、Samsung製の液晶テレビがあるだけでした。その他の機能面でも、新しいホテルのようにボタン一つで調節できるようなものはなく、点灯・消灯時には室内のスイッチがある場所を回る必要があり、やや面倒でした。洋服等の収納にはクローゼット、スーツケースを広げたまま利用できる台があるほか、その台自体が収納スペースになっていました。
ベッド 1ベッドルームのベッドサイズはキングサイズ、2ベッドルームのベッドはクイーンサイズ。マットや枕は平均的な硬さで、敷布団も掛け布団も程よい厚みがありました。高級ホテルと同様の快適さでした。
備品(あり) 無料飲料水(中×4、補充あり)、歯ブラシ、スリッパ、冷蔵庫(空)、湯沸し、セーフティボックス、バスローブ、ティッシュ、アイロン、目覚まし時計
備品(なし) ハンドタオル(バスタオルとフェイスタオルはある)、DVDプレーヤー、iPhone/iPODドッキングステーション、フルーツ、傘、体重計
エアコン 温度、風力の調整が可能なタイプで、正常に機能していました。音は強風にしない限り、あまり気にならないレベルでした。
ドライヤー スイス製のValeraというブランドで、温風弱、冷風弱、温風強の切替があるタイプでした。浴室の壁等には固定されておらず(ただしコードはやや短め)、温風強にするとある程度の風力があったので、特に問題なく使えました。
浴室 浴室にバスタブはありましたが、独立したシャワーブースはありませんでした。バスタブはある程度の長さ、深さ、幅があり、清潔感も保たれているので、お湯を溜めてゆっくりすることは可能だと思います。また、シャンプー等を置く場所も確保されていました。ただし、バスタブには半分だけガラスの仕切りがあり、シャワーカーテンはなかったので、シャワーを使うときは注意しないとバスタブの外の床がかなり濡れてしまいました。
シャワーはハンドシャワーでした。水圧は強く快適なレベルで、お湯の温度も安定していました。ただし、お湯が出てくるまでにかなり時間がかかることがありました。また、シャワーを手で持って使う分には問題なかったのですが、シャワーをフック?にかけたまま両手をフリーにして使おうとすると、シャワーを掛ける部分がしっかりと固定されていなかったのでグラグラして、使い難かったです。
トイレには、ハンドシャワー型の洗浄機能が付いていました。
ネット接続 室内にLANケーブルがあります。WiFiも利用可能です。WiFiは無料です。(有線接続は不明)。WiFiを利用する際にパスワード等の入力は不要で、インターネットに接続してHotel Jenを選択するとすぐに繋がりました。通信速度は問題のないレベルでした。
窓・眺望 窓は大きく取られており、開放感があります。当ホテルの建物は周囲に視界を遮るものがないので、多くの部屋からマニラ湾を眺めることができると思います。6Fの自分の部屋からも、ロハス大通りを挟んだ緑地とロハス大通りを行きかう車、その向こうにマニラ湾、さらにその奥に小さくマニラ港が見えました。
7 日本語/日本人 テレビはNHK World Premium(日本語)が視聴できました。室内等の一部に日本語の案内がありますが、スタッフとのコミュニケーションは英語になります。客層は現地の富裕層と欧米系、アジア系のおじさんとフィリピン人女性のカップルが多く、日本人も見かけました。
8 警備/鍵 はカード式です。エレベーターはカードを差込口に入れないと客室階には行けないシステムになっていました。また、ホテルのエントランスでは空港にあるようなシステムで荷物のチェックを厳重に行っているほか、(マニラのホテルでよく見かけますが)犬も活躍していました。
9   食事 朝食 レストラン「ラティテュード(Latitude)」の朝食ビュフェを利用しました。あまり贅沢な感じはしませんでしたが、4☆ホテルとして十分なメニューが揃っていると思いました。惣菜類、豚肉のアドボ(酢煮込み)やパンシットカントン(焼きそば)といったフィリピン料理、日本食では巻き寿司、その他に生野菜、サラダ、ハム・チーズ、パン類・シリアル、粥・スープ(日によって味噌汁もある)、ヨーグルト、フルーツ、ジュース等があり、フィリピンらしくフルーツではマンゴー(皮付き)がありました。また、オムレツ等の卵料理を作ってくれるコーナーもあり、オムレツは自分の席まで持ってきてくれました。惣菜類はメニューの入れ替えもあったので、2〜3日であれば飽きずに利用できると思います。
ルームサービス 利用しませんでした。
レストラン 利用しませんでした。
10 スポーツ設備 プール 正方形の大人用プールと子供用のプールがありました。大人用のプールはある程度の大きさがあり、水の透明度も保たれていたので、本格的に泳ぐことが可能でした。また、日当たりもよく、プールサイドにはパラソルとデッキチェアがあるので、ゆっくりできると思います。ただし、子供連れが多いので、子供用のプールは賑わっていました。この他、大通り沿いなのでかなり車の音が聞こえてくるほか、隣の高層ビルも工事中で、建設作業の音が時々聞こえました。隣には空地もあって新しいビルが建つ可能性もあり、静かな環境は期待しないほうがよいと思います。
ジム 当ホテルのウェブサイトを見ると、ジムは24時間利用可能となっていますが、実際には6時から21時まででした。設備としては、有酸素運動マシンが5台(個別テレビはないが、大型テレビが数台あり)、上半身の筋トレ用複合マシン2台、21ポンドから50ポンドまでのダンベル、軽めのバーベルとバー(スクワットやベンチプレスの設備はなし)、角度調節が可能なベンチ、TRX、バランスボール、マット等がありました。設備が充実しているというほどではありませんが、比較的重いダンベルがあるので、全身のトレーニングがひととおりできるレベルだと思います。
更衣室 更衣室はありませんでしたが、ジムエリアにロッカーがありました。
その他 特になし
11 サービス 深夜12時半頃のチェックインでしたが、問題なく終わりました。1ベッドルームを希望していたのですが、禁煙だと2ベッドルームしかなく、喫煙なら1ベッドルームもあると言われました。最初に喫煙の1ベッドルームをお願いしたら、かなり煙草のにおいがしますが大丈夫ですかと聞かれ、結局2ベッドルームにしました。
チェックアウト(午前11時過ぎ)は数秒で終わりました。
ターンダウンサービスはありません。
ホテルとモール・オブ・アジア間で無料のシャトルバスのサービスがあります。ホテル→モールへは1日3便、モール→ホテルには1日2便があります。時刻等は当ホテルのウェブサイトに掲載されています。
12 その他 (2004年宿泊時)
チェックインの時に部屋をアップグレードしてくれました。また、ゴールデンサークルメンバーへの入会を進められ(無料)、入会したら朝食(コンチネンタル)が付きました。うっかりしてビュフェにしたら追加料金が170ペソかかりました。
13 総括 12年ぶりの宿泊でしたが、客室は綺麗にリノベーションされており、特に問題もなく概ね快適に滞在できました。料金のわりに満足度は高かったです。ただし、徒歩圏には国際水準のモール等がなく、何をするにしても移動の際にタクシーを頻繁に使うことになるので、その点には注意が必要です。一方、渋滞のない時間であれば、国際空港から比較的距離の近いホテルの中では、料金と質の両面で安心して利用できるホテルだと思いました。
(↓:2016年6月)
             (左)クローゼット内:バスローブ、スリッパ、セーフティボックス、アイロン等
             (右)無料飲料水、湯沸し
大きな引き出しが2つ付いたワーキングデスク ベッド脇のテーブル
眺望1 眺望2:遠くに見えるマニラ港(拡大)
プール1 プール2
プール3 プール4
プール5 プール6
外観1 外観2:裏通りから
外観3:エントランス エントランスの警備で活躍する犬
レストラン「ラティテュード(Latitude)」の朝食1 レストラン「ラティテュード(Latitude)」の朝食2
レストラン「ラティテュード(Latitude)」の朝食3 レストラン「ラティテュード(Latitude)」の朝食4
レストラン「ラティテュード(Latitude)」の朝食5 レストラン「ラティテュード(Latitude)」の朝食6
レストラン「ラティテュード(Latitude)」の朝食7 WiFIの速度計測結果
(↓:2004年12月)
無料ミネラルウォーター、ミニバー等 エントランスの警備で活躍する犬
眺望 朝食
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