ホテル宿泊記　クアラルンプール20
  Holiday Inn Express Kuala Lumpur City Centre
　ホリデイ・イン エクスプレス クアラルンプール シティ センター
1 詳細情報のあるウェブサイト 当ホテル（日本語）、トリップアドバイザー（口コミ）、agoda（クチコミ）、expedia（口コミ）、4travel.jp（クチコミ）
2 宿泊時期／部屋タイプ／番号 2018年11月／クイーンベッド・スタンダードルーム／2217号室
3 1泊料金／予約方法 5,364円（税サ込、朝食付）／IHGのアプリで即時予約
4 ホテル概要 2016年6月開業、客室数383。
ホリデイ・イン エクスプレスは、英国インターコンチネンタルホテルズ（IHG）グループのホテルです。「スマートでシンプルな滞在」「ゆっくりリフレッシュでき、少し仕事をすることも可能」というコンセプトの下、低価格ながらも無料の朝食やWiFi、上質の寝具、ベッド周辺の電源等を備え、1990年のスタートから急成長を遂げているブランドです。当ホテルはマレーシア初のホリデイイン エクスプレスとなります。
5 立地 当ホテルは、クアラルンプールのゴールデントライアングル地区の中にあり、最寄り駅はモノレールのラジャチュラン駅となります。同駅からホテルまでは徒歩3分程度で便利な立地ですが、駅とホテルの間に屋根がある通路はほとんどないので、炎天下での移動やスコールの際には注意が必要です。
当ホテルは大通り（ラジャチュラン通り）に面しており、周辺はオフィス街となっています。ホテルの隣のビルの1階には比較的品揃えの充実したファミリーマートがあり、その少し先にスーパーのような店もありました。また、ホテルと同じ建物の1階に出店しているO’Briensというサンドウィッチショップはわりと遅くまで営業していました。クアラルンプール最大のモール、パビリオンも徒歩圏内です。
このほか、当ホテルの近くには、マレーシア政府が提供している無料の市内巡回バスGo KLの4路線のうち、3路線のバス停が揃っています。具体的にはパープルラインのKL20バス停（Wisma Lim Foo Yong）がホテルを出て左側すぐ、パープルとブルーラインのKL9バス停（WIsma Boustead）が通りを渡った反対側、また、グリーンラインのKL22バス停（Monorel Raja Chulan）がラジャチュラン駅の下にあります。
クアラルンプール国際空港（klia1）から当ホテルまではクーポンタクシーを利用しましたが、1時間30分もかかりました（平日の夜6時頃に移動）。高速道路は順調でしたが、一般道に降りてからインビ通りとスルタンイスマイル通りの交差点のところ（パークロイヤルクアラルンプールの手前）で車がほとんど動かなくなり、ここを抜けるだけで30分程度を要しました。料金はRM84.3でした。ホテルから空港に行くのは、KLセントラル駅までモノレールかタクシーで行き、そこからKLIAエクスプレスを使うのが時間の面からは無難です。
6 概要 ホテルの客室には、スタンダードルームしかありません。ベッドの数により、1ベッド（定員2）、2べッド（同）、2ベッド＋ソファベッド（定員3）の3タイプがあります。
定員2のスタンダードルームは、広さが表示されていないので正確にはわかりませんが、かなり狭く感じました（日本の狭いビジネスホテルより若干広い程度）。クイーンサイズのベッドの両側に家具が無駄なくはめ込まれ、ベッドの端と壁の間は人が通るだけのスペースしかありませんでした。まだ開業してから2年程度なので、あまり経年劣化は感じられず、清掃もきちんと行われていました。一方、家具や壁、窓枠、入口のフローリング等を見ると安っぽい雰囲気で、宿泊料金に見合った部屋だということが実感できました。
備品（あり） 無料ミネラルウォーター（中×2、補充あり）、歯ブラシ、スリッパ、冷蔵庫（空）、湯沸し、セーフティボックス、ティッシュ、ラジオ時計付き iPodドッキングステーション
備品（なし） ハンドタオル（タオルはバスタオル2とフェイスタオル1）、DVDプレーヤー、フルーツ、傘、体重計、アイロン（2Fのコインランドリー内に2台あり）、バスローブ
ベッド 1ベッドルームのベッドはクイーンサイズ。2ベッドルームのベッドはシングルサイズ。枕はホリデイインの共通仕様で、softとfirmの2種類が用意されていました。マットレスや掛布団にもきちんとしたものが使われており、とても快適に休むことができました。
浴室 浴室にバスタブはありません。
シャワーブースは十分なスペースがあり、小物を置く棚も比較的大きなものが取り付けられていました。また、据付型のシャンプー兼ボディソープがありました。
シャワーブースのシャワーはハンドシャワーで、水圧は極めて良好な水準、かつシャワーヘッドが大きくお湯の出し方を変えられるタイプだったので、とても快適でした。お湯の温度も安定していました。
トイレには東南アジアのホテルでは定番のホース式の洗浄機能がありました。
なお、浴室のドアとシャワーブースのドアが兼用になっていて、浴室のドアを押し込むとそれがシャワーブースのドアになりました（シャワー使用時には浴室のドアは開いた状態になるが、2人で滞在する場合は一人がシャワーを使用している時にもう一人がトイレを利用しても問題ない）。
デスクワークの環境 デスクワークの面では、十分な環境が整備されていました。ライティングデスクはある程度の大きさがあり、正面に電源やUSBソケット、隣に棚やセーフティボックス、冷蔵庫等があるので、とても使いやすいと思いました。また、椅子は高さの調節ができるタイプでした。部屋の照明も明るかったです。
ネット接続 LANケーブルやケーブルの差込口は室内にはなく、有線接続のサービスはないと思います（詳細不明）。WiFiは無料で利用できます。ホテルのネットワークへの接続にパスワードは不要（セキュリティで保護されていない）ですが、ネットワークに接続するとIDとパスワードを入力する方式になっていました（チェックイン時に英語で説明あり）。通信速度は、計測するとそれほど高速ではありませんでしたが、特に支障なく利用できました。
電源、AV機器等 コンセントはデスクの前（＝ベッドの横）に1、ベッドの反対側に1、寝室の壁1、計3の空きがありました（ベッドの両脇は日本のプラグがそのまま利用できるタイプ）。AV機器については、シャープ製の液晶テレビ、スマホ（市内通話及び日本等6か国への国際通話、モバイルインターネットが無料）、フィリップス製のラジオ時計付きiPodドッキングステーション（ブランド不明、機種名S1-BT）がありました。寝室の照明のスイッチは一カ所には集約されていませんでした。
エアコン 温度・風力の調整ができるタイプで、双方とも正常に機能していました。音はわりと静かで、よく冷えました。
ドライヤー swissmannというブランドのドライヤーで、温風のみ、強風･弱風の切替があり、強風にすると十分な風力がありました。ただし、洗面室の壁に固定されていて、コードも短めだったので、かなり使い難かったです。
収納スペース 洋服等の収納は、クローゼット（扉なし）や棚等があり、一人での滞在なら問題ないと思います。また、スーツケースを広げたまま利用できるバゲッジラックはありましたが、大型サイズのスーツケースは広げたままでは置けませんでした。スーツケースを広げられるのは、ベッドの上、または部屋の入口近くの通路となります。
窓・眺望 窓は大きく取られています。眺望は部屋の向きによって異なると思いますが、自分が利用した1227号室はラジャチュラン通りに面していて、正面と右側には高層ビルが見えるだけでした。ただ、距離は少し離れているので、圧迫感はありませんでした。一方、窓から左側を見ると、ホテルイスタナやパビリオン、モノレール等が見えました。
7 日本語／日本人 テレビのチャンネルは全部で15しかなく、NHK（日本語、英語）やその他の日本語放送は視聴できませんでした。スタッフとのやり取りは英語で、室内に日本語の案内もありませんでした。
客層はマレー系、中華系、インド系、欧米系など多様な印象でした。ただ、日本人は見かけませんでした。
8 警備／鍵 鍵は電子カードキー式です（要返却）。エレベーターはカードをセンサーに当ててから行先階を押すタイプで、客室階は自分が宿泊している階にしか行けない仕組みになっていました。エントランスにスタッフはいますが、荷物チェック等の警備は特に行われていません。
9 朝食 ホリデイ・インエクスプレスはどこも、無料の朝食が付いています。当ホテルでは、朝食ビュフェの「エクスプレス・スタート・ブレックファスト」、またはテイクアウトが可能な「グラブ＆ゴー」の選択が可能です。
朝食ビュフェの品ぞろえはかなり限定的ですが、卵、ソーセージ、ヨーグルト、惣菜、粥、フルーツ、シリアル、パン類等が一通りそろっていて、宿泊料金を踏まえると妥当なレベルだと思いました。ただ、人手が足りておらず、食事に加え、カップやフォーク等の補充が遅れ気味になっていました。タイミングが悪いとあまり料理が残っていないといったことになるかもしれません。
ルームサービス 利用しませんでした（客室には、当ホテルと同じ建物の1FにあるO’Briensのデリバリーメニューが置かれていました）。
レストラン 利用しませんでした。
10 プール ありません。
ジム ジムは24時間利用可能になっていました。スタッフは不在で、ルームキーで自由に出入りする方式でした。設備としては、有酸素運動用マシン5台（個別テレビなし、吊下げ型の大型テレビあり）、ダンベル（2.5kg～25kg）、角度調節が可能なベンチ、バランスボール、ヨガマットがあるだけでした。設備はかなり限定的ですが、比較的重いダンベルとベンチがあるので、なんとか全身の筋トレができるレベルだと思います。
更衣室 ありません。
その他 ありません。
11 サービス チェックイン（19:30頃）は問題なく終わりました。チェックイン時に宿泊税MYR10を現金で払うように言われました。
チェックアウト（正午前）も問題なく終わりました。
有料のコインランドリーがありました。洗濯機と乾燥機が各3台、アイロンとアイロン台が2組、設置されていました。洗濯がMYR10、乾燥がMYR10で、受付でMYR10のトークンを購入して利用する方式になっていました。洗剤は洗濯機内で自動的に投入されるようになっており、追加や調整はできないシステムでした。
朝食会場の近くに自動販売機がありました。
12 その他 それほど気にはなりませんでしたが、ホテルに面した大通りを走る車の音が時折聞こえてきました。
13 総括 1泊5,400円未満で特に不自由もなく滞在できたので、満足度はかなり高かったです。立地、シャワー、ベッド等の基本的な部分がとてもしっかりしているので、コストは抑えたいが一定のクオリティを確保したいという人にはお勧めできるホテルだと思いました。
トイレは洗浄機能付 シャワーブース1：ハンドシャワー
シャワーブース2：シャンプー兼ソープ、小物を置くスペース シャワーブース3：床は広々
クローゼット1 クローゼット2＋バゲッジラック
無料飲料水、コーヒー、湯沸し、カップ等 冷蔵庫（空）
セーフティボックス スマホとラジオ時計付き iPodドッキングステーション
デスクワークの環境は良好 Wifiの速度計測結果
眺望1 眺望2：窓から下を見るとこんな感じ
眺望3 眺望4
外観1 外観2
外観3：クリスマスの飾りつけ  外観4：エントランス
コインランドリー1 コインランドリー2：アイロン設備あり
洗濯機、乾燥機の料金案内（MYR10、受付でトークンをもらう） 「洗剤・柔軟剤は不要」との表示
ジム1 ジム2
ジム3 自動販売機
レストランの朝食ビュッフェ1 レストランの朝食ビュッフェ2
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