ホテル宿泊記 高雄02
  高雄福華大飯店ハワード プラザ ホテル 高雄
 Howard Plaza Hotel Kaohsiung
1 詳細情報のあるウェブサイト 当ホテル(日本語)台北ナビ旅々台北トリップアドバイザー(口コミ)agoda(クチコミ)expedia(口コミ)楽天トラベル(お客様の声)
2 宿泊時期/部屋タイプ/番号 2019年6月/デラックスルーム/2414号室
2003年7月/不明/1902号室
3 1泊料金/予約方法 (2019年6月、以下同様)
7,096円(+税サ15%、朝食なし)/Hotels.comで即時予約。
(木=6,385円、金=7,096円、土=7,806円。10%割引クーポンを利用し、実費は税サ込みで7,450円)
4 ホテル概要 1998年開業、2012年改装、客室数305。台湾の大手ホテルチェーンであるハワードホテルグループが運営するホテルです。同グループは、ハワードプラザホテルを高雄の他、台北、新竹で運営しているほか(台中はハワードプリンスホテル)、台湾国内にリゾートホテルも展開しています。また、宿泊特化型のフォルテオレンジホテルは同グループの姉妹ホテルです。同グループはさらに、JR東日本ホテルズと業務提携を行っており、日本向けの営業活動を強化しています。
5 立地 当ホテルは高雄市の中心部に位置していますが、MRTの駅からは離れており、美麗島駅と信義國小駅の中間地点にあります。両駅までは徒歩で10分前後を要するので、特に夏場は厳しいと思います。駅とホテルの間はタクシーを使うと初乗り料金(NT$85)で着きますが、MRTに乗る際にはホームまでかなり歩くので、ホテルから市内中心部の移動は目的地までタクシーで移動するほうが効率的かもしれません。
ホテルの周辺は、地元向けの店や住宅が立ち並ぶ静かなエリアです。ホテルを出て右に進むとすぐにコンビニ(ファミマ)があり、さらに少し進むとスタバがあるので、その点は便利です。
高雄空港→ホテルはタクシーで所要時間15分、料金はNT$340でした。ホテル→高雄空港はタクシーで所要時間23分、料金はNT$270でした。空港→ホテルは、新しく開通したとみられる高速道路(?)を利用したせいか、時間が短縮されました。ホテル→空港はいつものルートでした。
6 概要 客室には、①クラシックルーム(5-6坪、シングル/ツイン)、②スーペリアルーム(9坪、シングル/ツイン)、③デラックスルーム(10-11坪、シングル/ツイン)、④エグゼクティブシングルルーム(14坪)、⑤デラックススイート(20坪)、⑥エグゼクティブスイート(24坪)があります。
自分が利用した③は10坪(約33㎡)以上の広さで、料金のわりに室内は広々としています。ワーキングデスクの他に椅子や小テーブル、ソファベッドのような家具等が置かれてもスペースにはまだ余裕がありました。開業から20年以上が経過し、室内の古さは否めませんが、メンテナンスが行き届いているほか、日々の清掃もきちんと行われており、清潔感、快適性の面で問題はありませんでした。室内はひと昔前の高級ホテルの雰囲気で、落ち着いた印象でした。
備品(あり) 無料飲料水(中2、補充あり)、歯ブラシ、スリッパ(薄い)、冷蔵庫(空)、湯沸し、セーフティボックス、ティッシュ、浴衣、体重計(2414号室の体重計は故障中)
備品(なし) 目覚まし、バスローブ、DVDプレーヤー、フルーツ、アイロン、傘
ベッド 上記①~⑥の客室タイプ別に、①②のシングルはクイーンサイズ、ツインはシングルサイズ、③のシングルはキングサイズ、ツインはクイーンサイズ、④⑤⑥(いずれも1ベッド)はキングサイズとなります。
自分が宿泊した③のシングルは上記のとおりキングベッドでした。マットは少し柔らかめでしたが、その分、フカフカとした感触があり、個人的にはとても気に入りました。枕は標準的な仕様、掛布団にはしっかりとした厚みがあり、シーツ等の肌触りも良好でした。総じて上質の寝具が導入されていると思われ、快適に休むことができました。
浴室 浴室にはバスタブとシャワーブースがありました。バスタブの長さと深さは十分にあり、清潔感も保たれていましたが、幅が狭いため、ゆったりとした感じにはならないかもしれません。バスタブにはハンドシャワーが付いており、水圧は標準的なレベルでした。シャワーヘッドはお湯の出し方を変えられるタイプでした。ただし、バスタブにはシャワーカーテンがなく、このシャワーを立ったまま普通に使うと浴室の床が水浸しになるので、シャワーを使うのはシャワーブースになると思います。
シャワーブースは標準的な大きさで、小物を置く棚がありました。シャワーは固定式で、シャワーヘッドはお湯の出し方を変えられないタイプでした。水圧は問題のない水準で、お湯の温度は安定していました。シャワーブースのお湯が外に出ないよう、シャワーブースのドアにはしっかりとした仕切りが設けられていました。
トイレには洗浄便座機能(TOTOのウォシュレット、表示は中国語)が付いていました。
デスクワークの環境 ライティングデスクは十分な大きさがあります。その隣に同サイズのデスクが並べられ、それにはテレビが置かれているだけなので、広々としたスペースが確保されていました。デスクの正面にはコンセントがありました、椅子は高さの調節ができないタイプでしたが、座り心地はよかったです。
ネット接続 LANケーブルは室内にありませんが、客室の案内を見ると有線接続も可能と記載されています(詳細不明)。WiFiは無料で利用できます。ネットワークは客室ごとにあり、自分の部屋番号のネットワーク(セキュリティで保護されていないタイプ)を選択すると、すぐにつながりました。通信速度は問題のない水準でした。
電源、AV機器等 コンセントはデスクの正面に2(うち1つは差込不可の状態)、ベッドの横に2、寝室の壁等に4、浴室に1、計9の空きがありました(日本の機器はそのまま使えます)。AV機器については、パナソニックの液晶テレビがあるだけでした。照明の調整は一か所に集約されておらず、ベッドの片側のスイッチで調整できるのはベッド周辺の照明だけでした。
エアコン 温度・風力の調整ができるパネルがあり、正常に機能していました。音は強風にしない限り静かで、よく冷えました。
ドライヤー パナソニック(2017年・タイ)製で、冷風弱、温風弱、温風強の切替がありました。温風強にすると十分なレベルの風力がありました。浴室の壁に固定されていましたが、コードは十分な長さがあり、音も軽やかで、快適に使用できました。
収納スペース 洋服等の収納については、クローゼット、引き出し等があったほか、スーツケースを広げたまま利用できる台もあり、十分なスペースが確保されていました。
窓・眺望 当ホテルの周囲には視界を遮る高い建物がないので、低層階でなければ見晴らしは良好だと思います。自分の宿泊した2414号室からも高雄らしい景色が広がっていて、中央左側に高雄85大楼がよく見えたほか、左奥には高雄港付近の船舶や水平線も見えました。また、眼下には当ホテルのプールがありました。
7 日本語/日本人 テレビは、NHKの日本語放送が3チャンネル(World Premiumと衛星放送?)視聴できました。室内の案内にはほぼすべて、日本語の翻訳が付いていました。自分が話したスタッフの中には片言の日本語を話す人はいましたが、すべて日本語でやり取りできるスタッフには会いませんでした。
客層は台湾人が大半とみられ、中国本土の団体客は見かけませんでした。日本人や欧米人はかなり少数派でした。
8 警備/鍵 鍵は電子カードキー式(要返却)です。エレベーターにセキュリティ機能は導入されていません。エントランス付近にスタッフがいて、ホテルの出入りの際にはサポートをしてくれますが、警備を厳しく行っている感じはありませんでした。
9 朝食 レストラン「麗香苑 シャンゼリゼ」の朝食ビュフェを1回だけ利用しました。今回は朝食が宿泊料金に含まれておらず、料金はNT$500+10%でしたが、チェックインの際にもらった15%割引クーポンを利用したので、実費はNT$475(微妙に計算合わず。約1,700円)でした。
朝食ビュフェは、全体的には値段相応だと思いました。豪華さはそれほどありませんが、卵料理や麺コーナーがあったほか、惣菜等も(メニューが豊富というほどではないものの)一通り揃っていて、きちんと調理されている感じでした。特筆すべきメニューとしては、ハーゲンダッツのアイスクリームがあるほか、瓶に入ったジャムが10種類くらい置かれていました。台湾式の朝食や日本食では味噌汁がありました。ジュースもまともな味でした。
一方、9時45分(朝食は10時まで)にフルーツを取りにいったら何も残っていませんでした。特に土曜日と日曜日は台湾の家族連れ等で混雑するので、感じ方が変わってくるかもしれません(落ち着かない、料理の補充が追い付かない、等)。
なお、当ホテルの近くで気軽に朝食を食べられる場所はスタバくらいしかないので、それほど割高感がなければ朝食付きの宿泊プランにしたほうが便利かもしれません。
ルームサービス 利用しませんでした(利用可能時間は10:30-23:00)。
レストラン 利用しませんでした。
10 プール 10階にあり、利用時間は7:00~22:00です。ただし、月~金は11:00~14:00まで利用不可となっていました。プールは長方形で、水の透明度も保たれていたので、しっかりと泳ぐことができます。また、プールサイドに子供用のプールとジャグジーもありました。
日当たりは極めて良好で、直射日光が真上から差し込んでくる感じでした。デッキチェア9台(日除けなし)と、屋根のあるスペースに椅子とテーブル等が置かれていました。リゾートのような雰囲気ではありませんが、のんびりくつろぐことも可能だと思います。
ジム ジムの利用時間はプールと同じでした。設備は限定的で、有酸素運動のマシンが6台(個別テレビなし。大型の壁掛けテレビがマシンと逆向きに1台)、筋トレ用マシン6台(いずれも複合型ではなく、腹筋、背筋用の各1を含む)、3~20ポンド(1.4~9kg)のダンベル、角度調節が可能なベンチ1台があるだけでした。筋トレはマシンの構成やダンベルの重さ等が残念なレベルで、ヨガマットやバランスボール等もなく、有酸素運動以外ではあまり利用価値がないと感じました。
更衣室 更衣室はトイレのマークのあるドアを開けるとありました。小さなロッカーとシャワーもありました。部屋にバスローブがないので、ここで着替えてプールに行くことになると思います。
その他 ありません。
11 サービス ホテルに到着したのは23時前でしたが、スタッフがタクシーまで来てくれ、荷物をチェックインカウンターまで運んでくれました。チェックインも問題なく終わりました。チェックインの際には、WiFiと朝食についての説明があり、また、ホテル内のレストランで使用できる15%の割引クーポンももらいました。朝食レストランで使えるか質問したら、わからないので朝食レストランに聞いてほしいと言われました(→利用できました)。
チェックアウト(午前9時45分)は問題なく終わりました。
ターンダウンサービスはありません。
12 その他 25~26階の全客室の改装工事を5/5~7/31まで行うとの通知がデスク上に置かれており、24階の自分の部屋にも日中は工事音が響いてきました。夜は静かでした。
13 総括 特に問題もなく、快適に滞在することができました。当ホテルは、開業から年数が経過し最寄り駅からも離れているせいか、設備のわりにはかなり手頃な料金で利用できることが多く、今回もかなりお得感がありました。移動にはタクシーを使うと割り切れば、特に暑い季節には中途半端に歩くよりも楽で、駅近の新しい高級ビジネスホテルよりも、移動も含めた総コストは抑えられるかもしれません。1泊7,000円~8,000円程度であれば十分に元が取れると思います。
洗面台 シャンプー、歯ブラシ、綿棒等
トイレはTOTOのウォシュレット バスタブはきれいだが幅は狭い
バスタブのシャワーはハンド式 シャワーブースのシャワーは固定式
シャワーブース内の小物置き場 クローゼット1
クローゼット2:セーフティボックス、引き出し 体重計(故障中)
無料飲料水・茶、カップ、湯沸かし等 冷蔵庫(空)
極薄のスリッパ 浴衣、懐中電灯等
デスク正面 ベッド脇の電源、USBポート、照明のスイッチ
眺望1 眺望2
眺望3 眺望4:←の写真の左奥を拡大(遠くに海が見えます)
外観1  外観2
外観3:エントランス  プール1:2414号室から撮影
プール2 プール3
プール4 プール5
プール6:ジャグジー プール7:子供用
プール8:屋根のあるスペース プール9
 レストラン「麗香苑 シャンゼリゼ」の隣にある「児童遊憩區」  ホテル内の結婚式場
 レストラン「麗香苑 シャンゼリゼ」の朝食ビュフェ1  レストラン「麗香苑 シャンゼリゼ」の朝食ビュフェ2
 レストラン「麗香苑 シャンゼリゼ」の朝食ビュフェ3  レストラン「麗香苑 シャンゼリゼ」の朝食ビュフェ4
              (左)レストラン「麗香苑 シャンゼリゼ」の朝食ビュフェ5:ハーゲンダッツのアイスクリーム 
              (右)Wifiの速度計測結果
(↓:2003年7月)
(左上、右上)
浴室

(左横)
眺望

(左下)
フルーツ

(右下)
朝食
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