| ホテル宿泊記 香港48 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 如心艾朗酒店 ／ ロテル エラン L’hotel élan |
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| 1 | 詳細情報のあるウェブサイト | 当ホテル（日本語）、トリップアドバイザー（口コミ）、agoda（クチコミ）、expedia（ゲストレビュー）、Booking.com（クチコミ）、4travel.jp（クチコミ） | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 2 | 宿泊時期／部屋タイプ／番号 | 2017年5月／ブリスフルゾーンで予約／ →1007（ブリスフルゾーン／バリアフリールーム）：すぐに変更を依頼 →1202（ブリスフルゾーン／2ベッド）：1日滞在後に変更 →2310（コムフィゾーン？／1ベッド） |
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| 3 | 1泊料金／予約方法 | 9,287円（サービス料10%をアプリ利用の10%割引で相殺、朝食なし）／ ホテルズドットコムのアプリで即時予約（木8,482円、金土9.689円） |
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| 4 | ホテル概要 | 2012年開業。客室数254。 ロテルグループは、香港で不動産開発・運営を手掛ける華懋集團（Chinachem Group）のホテル運営会社で、「ロテル」ブランドのホテルと「ロッジウッド」ブランドのサービスアパートメント兼ホテルを展開しています。2017年5月時点で香港にはロテルが4軒（牛頭角=当ホテル、荃灣=Tsuen Wan、天后、黄竹坑）ありますが、いずれも中心部から少し離れた場所にある分、手頃な価格を維持しつつ、プール等の設備を有する中・大型ホテルとなっています。 |
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| 5 | 立地 | 九龍の東側にある観塘区に位置しており、最寄り駅はMTR観塘線の牛頭角駅になります。ホテルと駅の間は地図で見ると近いですが、実際に行き来するには少し回り道をして大通り（観塘道）を横切る必要があり、4～5分かかります。ホテルの案内等では、駅のB6出口（地下道）を使う行き方が紹介されていますが、このルートは道が汚く屋根もないので、あまりお勧めしません。駅のA出口を右に進むと、屋根付きの歩道橋が観塘道にかかっており、これを使うほうが快適です。駅からホテルに行く場合、A出口を出て観塘道の歩道橋を渡った後に入るオフィスビルMillennium City（創紀之城）2の中を直進し（右に見えるエスカレーターは使わない）、階段を下りてドアの外に出ます。ドアの外の道（創業街）を右に歩くと2分程度で当ホテルに着きます。この通路は深夜まで通行可能でした（真夜中は不明）。 ホテルの周辺は古い工業ビル（工業大厦）と新しいオフィスビルが混在するエリアで、観塘道の反対側には古い団地が密集しています。昔は香港有数の工業地区だったため、工業ビルがまだ多数残っていますが、寂れた印象は否めず、その一方で工業ビルを倒した跡地にはオフィスビルが続々と建てられており、グローバルな金融機関も集まってきています。 セブンイレブン、スターバックス、マクドナルド等は、ホテルから徒歩4分程度のMillennium City1の中にあります。また、牛頭角駅の両隣の駅には、駅直結の大規模なショッピングモール（九龍湾駅：徳福広場=Telford Plaza、観塘駅：apm）があり、これらに行けば高級ブランド以外の一通りのものは揃います。 香港中心部とホテル間の移動はMTRが便利ですが、MTRの終電後は深夜バスのN293（旺角方面：15～20分間隔）、N619（香港島方面）：20分間隔）もあります。 ホテル・空港間の往復には、藍田駅が始点・終点になっているA22の空港バスが使えます。空港発は朝6:00から深夜00:10まで、藍田駅→空港は朝5:30から22:30まで、15～20分の間隔で運行されており、便利で安いです。最寄りのバス停は、空港→当ホテルが「20.牛頭角站、觀塘道（Ngau Tau Kok Station）」、当ホテル→空港が「4. 創紀之城、觀塘道（Millennium City）」になります。バス乗車時間は空港→ホテル（平日昼間）が1時間、ホテル→空港（日曜午前）が53分でした。 |
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概要 | 客室は安いほうから順にブリスフルゾーン（32㎡～）、コムフィゾーン（32㎡～、上層階）、エランスイート（60㎡、8室）、エランデュプレックス（70㎡、2室）に区分されます。ブリスフルゾーンとコムフィゾーンの客室の大きさとインテリアデザインはほぼ同じで、階層が異なるだけのようです。今回は12階の部屋（ブリスフルゾーン）から23階の部屋（コムフィゾーン？）に途中で移動したのですが、浴室等の使い勝手は23階の部屋のほうがよかった（後述）ので、当たりはずれがあるかもしれません。 当ホテルの客室は32㎡以上あるので、中心部から外れた場所にある他の主要ホテルと同様、比較的広々としたスペースが確保されており、寝室側には空間的なゆとりが感じられました。天井までも3.5mの高さがあるそうです。室内は、「現代的な木調仕上げと豪華なモダンファブリックで隅々まで設えらえた」とウェブサイトに記載されており、このクラスのホテルにしては洗練された印象を受けました。全客室に特別な化石を展示するなど、デザインにはこだわりがあるようです。また、家具や床には明るい色の木材が使用され、安っぽさはありませんでした。開業から5年程度だったので室内はきれいで、清掃も概ねきちんと行われていました。 デスクワークの環境は良好です。ワーキングデスクは、引き出し付で横に長く、とても使いやすい構造でした。椅子は「ハーマンミラー社の人間工学に基づいたセトゥチェア（当ホテルウェブサイト）」で、高さの調節ができる高機能タイプでした。コンセントの空きはデスクの正面に4カ所、ベッド脇に3カ所、浴室に1カ所の計8カ所ありました。ただし、いずれも日本とは異なる形状なので、変換プラグが必要です（客室には1個だけ変換プラグが常設されていました）。 AV機器では、壁掛け型のテレビ（メーカー不明）の他に、LG製のDVDプレーヤーがありました。また、当ホテルの特徴として、各客室に室内専用のiPadが置かれていて（Eゲストシステム）、これを利用して、デジタルエンターテイメントやニュースにアクセスできるようです。また、ホテルのサービスや案内もiPadから検索可能で、客室の利用方法をわかりやすく紹介した動画や、ルームサービスのメニュー、テレビチャンネルの一覧、支払明細等もiPadの中にありました。照明の点灯、消灯は、一部を除きベッド脇でコントロールできました。 収納面では、クローゼットがあり、中に引き出しもありました。また、スーツケースを広げたまま利用できるバゲッジラックもありました。 |
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| ベッド | 1ベッドルームのベッドはキングサイズ。2ベッドルームのベッドは（やや大きめの？）シングルサイズ。マットも枕も掛布団も標準的な仕様で、フカフカした高級感は特にないものの、快適に眠れました。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 備品（あり） | 無料ミネラルウォーター（中×4、補充あり）、セーフティボックス、冷蔵庫（庫内の飲料は無料）、湯沸し、スリッパ、歯ブラシ、ティッシュ、DVDプレーヤー | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 備品（なし） | アイロン、バスローブ、傘、体重計、フルーツ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| エアコン | 温度、風力が調節できるタイプで、よく冷えました（後述：2310号室はスタッフによる調整後）。音はわりと大きめで、温度を設定して自動にしておくと、突然大きな音がして冷風が出てくる感じでした。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ドライヤー | Vidal Sassoon のブランドで、風力は2段階、温度はcoolのボタンを押すと冷風にできる（押さないと温風）タイプでした。浴室の壁等には固定されておらず、コードの長さも風力も十分にあり、快適に使用できました。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 浴室 | 寝室側と浴室側はマジックガラスで仕切られており、通常時は透明ですが、スイッチ一つで曇りガラスに変わり、プライバシーが守られるようになっていました。また、バスルームの鏡はスライド式で、場所を移動させることができるようになっていました。 ブリスフルゾーンやコムフィゾーンの一般の客室にバスタブはなく、シャワーブースのみとなります。シャワーブースはやや窮屈な感じでしたが、小物を置くスペースも確保されていて、特に大きな支障はありませんでした。また、ブースの床が木の板になっていて、気持ちよかったです。 シャワーブースにはハンドシャワーとレインシャワーがありました。ハンドシャワーのシャワーヘッドはお湯の出し方を変えられるタイプでした。設備は同じでも部屋によって状況は異なり、最初の1202号室は、ハンドシャワーの水圧は標準レベル、レインシャワーは快適でした。双方ともお湯の温度は安定していましたが、レインシャワーとハンドシャワーの温度が異なるため、切り替える度にお湯の温度を調整する必要がありました。一方、次の2310号室の水圧はハンドシャワーもレインシャワーも快適な水準でした。お湯の温度は安定しており、シャワーの切り替えによる温度調整も不要でした。 なお、トイレに温水洗浄便座機能等はありませんでした。最初に割り当てられたバリアフリールーム（後述）にはバスタブがありました。 |
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| ネット接続 | 室内にLANケーブルはありませんが、差込口はありました（有線接続の利用の可否等は不明）。WiFiは無料で利用可能です。接続にIDやパスワードは不要で、すぐにつながりました。WiFiの速度は快適な水準でした。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 窓・眺望 | 窓は大きく開放感があります。ただし、低層階だと当ホテルの周囲に高層の建物があるので、見晴らしはあまりよくないと思います。最初の部屋（1202）からは、古い工業ビルの屋根とオフィスビルの壁しか見えませんでした。一方、次の部屋（2310）からは、正面に大きなビルがあるものの、左手には海とその向こうの九龍のビル群が見え、右には観塘道とその向こうの団地群が見えました。なお、最上階のプールやジムに行くと、素晴らしい眺望が楽しめます。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 7 | 日本語／日本人 | 室内等には日本語の案内はありません。NHKはWorld（英語放送）のみ視聴できました。スタッフとのやり取りは英語（または中国語?）になります。客層は多国籍で、すれ違う人は中国本土の人を中心とした中華系が多かったですが、大型バスでやって来る団体はいませんでした。また、朝食会場やロビー等では欧米系の人が目立ちました。日本人には会いませんでした。恐らく、平日はこの近辺のオフィスビルに用があるビジネスの利用者も多いと思われます。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 8 | 警備／鍵 | 鍵は電子カードキーです。警備等は特に行われていませんが、1階のエントランスに複数のスタッフがいることが多く、ホテルの出入りにはその前を必ず通るので、警備の役割を果たしているといえるかもしれません。また、エレベーターでは、カードキーをセンサーにあてないと客室階のボタンが作動しないシステムになっていました。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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朝食 | レストランforte（フォルテ）の朝食ビュッフェ（一般料金HK$148+サービス料10%、ホテル宿泊者は20%割引で実費HK$130.2＝約2,000円）を1回だけ利用しました。 ビュフェの品揃えはそれほど多くはありませんが、一品一品はきちんと作られていました。また、利用したのが日曜だったせいか利用者が少なく、静かな環境の中、広々とした座席でゆっくりできる点もよかったです。 メニューとして特筆するようなものはなく、生野菜、ベーコン、ポテト、チーズ、惣菜、点心、粥、パン、シリアル、パンケーキ、フルーツ、ジュース、ヨーグルト・ミューズリー等が一通り揃っていました。また、卵料理を作ってくれるコーナーはありましたが、麺コーナーはありませんでした。コーヒー等はセルフサービスでした。総合的には、香港でこの価格でこの内容ならば、滞在中に一回は試してもよいように思いました。 |
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| ルームサービス | 利用しませんでした。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| レストラン | 利用しませんでした。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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プール | 屋外プールがあります。開業時期は4月～10月、開業時間は8時～20時まででした。少し変わった形の細長いプールですが、かなり小さいので、本格的に泳ぐ人には物足りないと思います。それでも、水遊びの感覚でプールの中に入っている人は結構いました。また、水の透明度は保たれていました。また、数は多くありませんが、日除け付きのデッキチェアも用意されています。日中の日当たりは良好だと思います。最上階にあるので、眺望も素晴らしく、正面の旧空港の跡地の公園の奥には香港島側のビル群が広がり、右手には九龍半島側の高層ビルも遠くに見えました。フロントの目の前にありますが、利用者はそんなことを気にする様子もなく、くつろいでいました。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ジム | 「ツイスト」という名称のジムは24時間利用可能です。個別テレビ付きの有酸素運動のマシンが4台、1-10kgのダンベルと角度調節が可能なベンチ、バランスボール、マット、メディシンボール、詠春拳の武道用器具等がありました。筋トレをするには厳しい設備ですが、調整系や有酸素運動は普通にできるレベルです。眺望も良好で、コーヒー等の設備が置かれています。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 更衣室 | あります。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| その他 | 更衣室の中に、サウナやジャグジー等はありません。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 11 | サービス | チェックインは15時30分頃でしたが、なかなか部屋が決まりませんでした。最初の部屋（1007）は、車椅子の人が利用することを想定した構造のバリアフリールームになっていました。このため、変更をお願いしたら、次の部屋（1202）は2ベッドルームでした。もう一度、1ベッドルームに変更をお願いしたら、今日は空きがないので明日なら可能と言われ、お願いすることにしました。この点はスタッフ内で引き継がれていて、翌日の午前中に出かける際に荷物をまとめてからルームキーを1階のコンシエルジュに渡し、戻ってきたときには新しい部屋（2310）の準備ができていて、新しいルームキーをもらって部屋に入ったら荷物も移動されていました。 ただし、最後の部屋にも問題があり、エアコンの調子が悪く温度が下がりませんでした。受付に確認したところ、担当に至急チェックさせるとのことだったので、1時間近く外出してから戻ってみると状況に変化はなく、受付に戻って再確認しました。受付のスタッフはきちんと指示していたものの、担当スタッフが忙しくてまだ確認できていないようでした。このため、修理の依頼を念押ししてから再び外出し、戻ってきたら今度はようやく改善されていました。ここまで部屋が安定せず、少しイライラしました。 チェックアウト（10時40分）は問題なく速やかに終わりました。 室内のミニバーにポカリスエット、伊藤園のおーいお茶、コカ・コーラ、シュウェップスの計4本が入っており、これらは無料になっていました。補充もありました。（ミニバーのスナックは有料）。 |
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| 12 | その他 | 3Fにthe terrace（ザ テラス）という、「草木や美しい花々で飾られた庭園、この上なく落ち着ける空間を追求してデザインされた施設（当ホテルウェブサイト）」があり、多数のソファ等が置いてありました。 2310号室はコネクティングルームだったため、隣の部屋のおばさんの話し声がかなり聞こえてきました。 |
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| 13 | 総括 | 今回は部屋の割り当て等でゴタゴタしたのでその点はちょっとマイナスでしたが、基本的にはよく整備されたホテルだと感じました。立地が中心地から離れており、欧米系の郊外型ホテルと比較しても割安な料金が設定されていることが多く、今回も1泊1万円未満で宿泊できたので、その点では満足できました。一方で、最寄りの駅から4～5分歩くうえ、ホテルの周辺で気軽に食事ができるところはほとんどなく、食事の際には少なくとも隣の駅まで移動することになるため、立地はかなり不便だと思います。こうした立地条件に納得できる人で、価格と部屋の広さを重視する人にはお勧めできるホテルだと思いました。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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