| ホテル宿泊記 香港45 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 九龍維景酒店 ／ メトロパーク ホテル カオルーン Metropark Hotel Kowloon |
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| 1 | 詳細情報のあるウェブサイト | 当ホテル（日本語）、香港ナビ、トリップアドバイザー（口コミ）、agoda（クチコミ）、expedia（ゲストレビュー）、4travel.jp（クチコミ） | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 2 | 宿泊時期／部屋タイプ／番号 | 2016年12月／スーペリア→クラブルームにアップグレード／1826号室 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 3 | 1泊料金／予約方法 | 12,700円（税サ込、朝食なし）／JHCで即時予約 福利厚生倶楽部で10%割引→実費は11,430円 |
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| 4 | ホテル概要 | 1989年にThe Metropole Hotel（京華国際酒店）として開業、2006年に現在のホテル名となり、2014年には大規模な改装（7、8、9、10、11、12、14、18階）を行っています。ただし、外観、ロビー、レストラン、エレベーター等の公共エリアはかなり年季が入っていました。客室数は487。 香港には、「メトロパーク（維景）」ブランドのホテルが当ホテルの他に旺角維景酒店、銅羅湾維景酒店の2軒あり、いずれも当ホテルと同時に旧名から現在の名称に変更されています。メトロパークは、中国本土系の中國港中旅集團公司（China National Travel Service (HK) Group Corporation）が運営するホテルで、グループ内では4星のビジネスホテルと位置付けられています。一方、（旧）湾仔維景酒店（メトロパークホテル ワンチャイ）は、2016年11月28日にKew Green Hotel Wanchai Hong Kong（キューグリーンホテル ワンチャイ）に名称が変更されています。 |
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| 5 | 立地 | 旺角の東側、行政区分では（油尖旺区の旺角ではなく）九龍城区の何文田に位置しています。MTRの旺角駅（荃湾線・観塘線）、旺角東駅（東鉄線）、何文田駅（観塘線）、油麻地駅（荃湾線・観塘線）から徒歩圏内にありますが、いずれの駅にも歩くと10分以上かかるので、中心部に近いわりには不便な立地です。 このため、移動にはホテルの無料シャトルバス（11「サービス」参照）か、路線バスを使うと利便性が高まります。主な路線バスとしては、7・81C・208・270A・271等（油麻地・尖沙咀方面）、103（銅鑼湾方面）、113（金鐘・中環方面）、緑のミニバス74・74S（油麻地・九龍駅方面）があります。これらはホテル前の横断歩道を;渡った左手にあるバス停「萬基大廈」で乗車となり、戻りは当ホテル名のバス停「九龍維景酒店」で下車となります。また、緑のミニバス27M・27MS・28Mを使うと旺角駅B2出口付近の快富街（始発）から「九龍維景酒店」のバス停まで戻ることができますが、自分が利用した時には長蛇の列ができていて、乗車まで結構待たされました。旺角中心部とホテル間のバスがあまり効率的でないのが難点です。 ホテルの周辺は下町ですが、旺角の中心部と比較すると人は少なく、落ち着いた雰囲気になっています。ホテルに面した窩打老道（Waterloo Road）を挟んで当ホテルの向かいにスーパーのウェルカム、当ホテルを出て右方向に1分歩いたところに759阿信屋（日本の食品を豊富に扱うスーパー）、2分歩いたところにセブンイレブン、その数軒先に香港スイーツの許留山があります。さらに、その先を進み勝利道に入るとスターバックスがあります（ここまで当ホテルから徒歩3分程度）。勝利道は長い通りではありませんが、わりと小奇麗なローカルフードの店やペットショップが集まっており、歩くとおもしろいです。 ホテル・空港間の往復には、エアポートエクスプレス（空港⇔九龍駅）と九龍駅からの無料循環シャトルバスK5を利用するのが効率的です。当ホテルは九龍駅から2番目のバス停で、九龍駅に行く際には3つのバス停（ホテル）を経由するので、乗車してから九龍駅に着くのに32分かかりました。なお、自分は今回、深夜到着のフライトだったため空港からはタクシーを利用しましたが、当ホテルまでの所要時間は27分、料金はHK$233でした。 |
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概要 | 客室には安いほうから順にスタンダード（20㎡）、デラックス（26㎡）、ファミリーツイン（同）、クラブ（24㎡、15~18階、ラウンジ利用特典付）があります。これらの客室の他にクラブスイート（約50㎡）、メトロパークスイート（約92㎡）があるようです。なお、当ホテルのウェブサイトで紹介されている客室の区分と当ホテルのサイトでオンライン予約をする際に示される客室の区分が異なっており、正確な区分は不明です。 自分が宿泊したのは18階だったので、2014年に改装されたクラブルームにアップグレードされたことになります（特に説明はなし）。広さは24㎡で、香港の中心部に近いこのクラスのホテルの中では広いほうだと思います。広々としているわけではありませんが、テーブルやソファ等はないので、窮屈な感じもありませんでした。改装された室内はきれいで、清掃もきちんと行われていました。また、改装されたとはいえ、家具や室内の構造はオーソドックスな落ち着いた印象で、過ごしやすい感じでした。 デスクワークでは、大きめのワーキングデスクがあり、引き出しが付いていました。デスク上の中央部分はガラスになっていたので、引き出しに何が入っているのは見える点は便利でした。コンセントの空きはデスクの脇に2カ所、ベッドの脇に2カ所の計4カ所でした。また、USB用の充電設備もありました。 AV機器では壁掛け型のテレビ（ソニーのBRAVIA）の他に、android携帯電話が客室に備え付けられており、ホテル滞在期間中は自由に持ち出すことができます。また、このスマホから香港・中国・米国・英国・カナダ・オーストラリアへの国際電話は料金が無料になっていました（残念ながら日本へは有料）。照明の点灯、消灯は一部を除きベッド脇でできるようになっていました。 収納面では、クローゼットと引き出しがありました。また、バゲッジラックの上で、中サイズのスーツケースを広げたまま利用できました。 |
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| ベッド | ツインルームのベッドはシングルサイズ。高級ホテルのような贅沢感はありませんでしたが、マットも枕も標準的な硬さで、枕は4種類から選択できるようになっていました。季節柄、掛布団が薄く感じられ少し寒かったのですが、使っていないほうの掛け布団と2枚重ねにして寝るとちょうどよかったです。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 備品（あり） | 無料ミネラルウォーター（小×2、補充あり）、セーフティボックス、冷蔵庫（空）、湯沸し、スリッパ、歯ブラシ、ティッシュ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 備品（なし） | アイロン、バスローブ、傘、体重計、フルーツ、DVDプレーヤー、iPhone／iPodドッキングステーション | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| エアコン | 温度、風力が調節できるタイプで、よく冷えました。音は強風にしない限り、気にならない水準でした。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ドライヤー | ブランド等の記載がないドライヤーで、風力のみ強弱の切り替えがありました。浴室の壁に固定されていましたが、コードの長さも風力も問題なく、普通に使用できました。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 浴室 | 浴室にバスタブはありませんでした。シャワーブースは香港のホテルとしてはわりと広めで、小物を置く大き目の棚も設置されていました。シャワーはハンドシャワーで、シャワーヘッドはお湯の出し方を変えられるタイプでした。ただし、ハンドシャワーの水圧は弱めで、一時的に強くなることもありましたが、総じて物足りない水準でした。お湯の温度は安定していました。 なお、トイレに温水洗浄便座機能等はありませんでした。 |
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| ネット接続 | 室内にLANケーブルはなく、客室に有線接続の設備はないようでした。WiFiは無料で、チェックイン時にパスワード等は教えてもらえます。客室毎にネットワークが割り振られていました。接続時には自分の部屋の番号が入ったネットワークを選択しパスワードを入力するとすぐに繋がりました。WiFiの速度は快適な水準でした。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 窓・眺望 | 客室にはわりと大きな窓があります。当ホテルに面した窩打老道（Waterloo Road）の逆側にある18階の自分の部屋からは、正面に高層マンション、左側に当ホテルの建物（奥に突き出した部分）が見えましたが、右側には少し緑も広がっていて、旺角東駅と隣接するロイヤルプラザホテルや、その向こうには獅子山の山並みも見えました。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 7 | 日本語／日本人 | 室内等には日本語の案内はほとんどありません。テレビはNHK World Premium（日本語放送）とNHK World（英語放送）が視聴できました。スタッフとのやり取りは英語（または中国語?）になります。客層は中国本土からとみられる中華系が過半を占め、欧米系もちらほらと見かけましたが、日本人には会いませんでした。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 8 | 警備／鍵 | 鍵は電子カードキー（チェックアウト時に回収）です。ただし、警備等は特に行われておらず、地上階から客室階まで（部屋のカードキーがなくても）（受付の前を通らず）誰でも行けるようになっていました。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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朝食 | レストランPalm Court（棕櫚閣）の朝食ビュッフェ（通常はHK$168＋サービス料10%、チェックイン時に渡されるHK$50の割引クーポンを利用しHK$134.8=約2,000円）を1回だけ利用しました。 ビュフェの品揃えとしては一通りのものが揃っており、惣菜、点心、粥、ハム・ソーセージ、野菜、フルーツ、ヨーグルト、パン・シリアル、ジュース等がありました。また、卵料理を作ってくれるコーナーもありました。ただし、一品一品の質がそれほど高いわけではないこと、レストランは一部を除くと薄暗く通路も狭いうえ、中国本土からの宿泊客も多いのでざわついていて落ち着かないこと、卵料理を作るスタッフの調理が雑で態度も極めて悪かったこと、これらの点を踏まえるとクーポンを利用してもあまりお得な感じはしないこと、などから、宿泊料金に朝食が含まれていない場合にわざわざ利用する価値はないと思いました。 |
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| ルームサービス | 利用しませんでした。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| レストラン | 利用しませんでした。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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プール | 屋外に温水プールがあります。開業時期は3月～12月、開業時間は7時30分～22時まででした。写真だとプールの大きさが分かりにくいのですが、正方形に近い形でかなり小さく、本格的に泳ぎたい人には物足りない長さです。水の透明度は保たれていました。プールの入口にはスタッフが2人いて、プールの周りには多数のデッキチェアも用意されていましたが、リゾート的な雰囲気はほとんどなく、くつろぐ気分にはならないかもしれません。日除けはありませんでした。自分が昼過ぎに行ったときには晴天で、日が当たる部分と当たらない部分があり、日が当たる所では西洋系の老夫婦が2組、昼寝をしていました。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| ジム | ジムはプールの脇にあり、こちらも利用時間はプールと同じでした。設備としては、個別テレビが付いていない有酸素運動のマシンが5台と複合型の筋トレ用マシン1台があるだけでした。有酸素運動以外のトレーニングは期待しないほうがよいと思います。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 更衣室 | ありませんでした。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| その他 | ありませんでした。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 11 | サービス | チェックイン（深夜2時半頃）、チェックアウト（10時40分）は問題なく速やかに終わりました。チェックインの際に朝食やレストランの割引券が付いてきました。また、1ベッドルームを希望したのですが、空きがないと言われてツインになりました。2ベッドを寄せて1ベッドのようにすることはできると言われましたが、深夜なのに時間がかかりそうだったので、諦めました。 当ホテル→旺角（降車のみ）→尖沙咀→当ホテルのルートで無料のシャトルバスが運行されています。当ホテル発は8:00から12:00まで30分間隔、14:00から22:00まで60分間隔で、尖沙咀発は8:30から12:30まで30分間隔、14:30から22:30まで60分間隔となっています。 |
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| 12 | その他 | 隣の部屋の声や音はあまり聞こえませんでした（筒抜けではない）が、ドアの外の話し声や廊下で掃除機をかける音、扉を閉める音がかなり聞こえてきて、特に朝はうるさく感じました。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
| 13 | 総括 | MTRの駅から遠い分、（好立地のホテルと比べて）部屋が広くなる点、スマホがある点はプラスですが、当ホテルと旺角中心部の間の移動に時間がかかること（特に夏場に歩くのは厳しい。バスも渋滞があるので時間がかかる）はマイナスです。その他、プールやジム、朝食のレストラン等もあるにはあるが積極的に利用したいと思える水準には至っておらず、やや中途半端な印象が残りました。個人的に強くお勧めできるホテルではありませんが、上記のマイナスポイントがあまり気にならない人なら問題なく宿泊できると思います。 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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