ホテル宿泊記　香港39
香港沙田萬怡酒店 ／ コートヤード香港沙田 　Courtyard Hong Kong Sha Tin
1	詳細情報のあるウェブサイト		当ホテル（日本語）、トリップアドバイザー（口コミ）、agoda（くちコミ）、expedia（ゲストレビュー）、4travel.jp（クチコミ）
2	宿泊時期／部屋タイプ／番号		2014年8月／プレミアムルーム／2535号室
3	1泊料金／予約方法		HK$1,100（＋サービス料10%、朝食なし）／マリオットのウェブサイトで即時予約 Culinary Retreat（2連泊以上でプレミアムルームへのアップグレードとHK$400の食事代が付くプラン）
4	ホテル概要		2013年3月開業。客室数539。コートヤードはマリオットが1983年から展開している中級ホテルのブランドで、当ホテルは香港では2軒目となります。なお、当ホテルのエントランスは建物の2階にあり、歩いてエントランスまで行く場合、正面には階段しかありません。大きな荷物等がある場合、建物の裏に回ってマックカフェの手前にある入口を使うと、エスカレーターを利用することができます。
5	立地		郊外の住宅街、新界・沙田（Sha Tin）に位置しており、最寄り駅はMTR馬鞍山線の石門（Shek Mun）駅になります。ホテルから駅までは徒歩5分程度ですが、香港の中心部に電車で出るには何度か乗り換える必要があり、短期の旅行者や観光客にはあまり便利な立地ではありません。 ホテルの周辺は、香港の典型的な郊外の住宅街で、観光客向けの施設等はほとんどありません。ホテルと同じ建物の1階にスーパーのWellcomeとドラッグストアのMannings、マックカフェがあります（建物内ではつながっていません）。コンビニはホテルの向かいの建物内にサークルKがあります。なお、石門駅周辺にはコンビに等も含めショップ等はほとんど何もありません。沙田駅まで出ると、大きなショッピングモール（新城市廣場=New Town Plaza）もあり、一通りのものが揃っています。 当ホテルからの移動は、バスをうまく使いこなせればコストを抑えて快適に行うことができます。当ホテルのシャトルバス（後述）のほか、一般の路線バス網も充実しています。最寄りのバス停は当ホテルの正面の大通り沿いにある濱景花園（Ravana Garden）で、ホテルからは徒歩2～3分の距離です。使えるバス路線としては、沙田駅方面＝284／85K／86K、旺角・油麻地・尖沙咀方面＝87D／81C／281B／N281、香港島方面＝680／680N等があります。 ホテル・空港間の往復は、A41Pの空港バス（日中は概ね35分間隔で運行）が便利です。濱景花園のバス停は、空港→ホテルの場合、沙田で2つ目のバス停になります（所要40分弱）。このほか、沙田の中心部を通るA41のバスは20分間隔で運行されています（沙田市中心バスターミナルを利用。同ターミナルと当ホテル間はタクシーまたは濱景花園を通る84番バスを利用）。なお、ホテルのウェブサイトによると、空港からタクシーを使うと推定でHK$280と記載されています。
6		概要	客室は安いほうから順にデラックス（27㎡）、プレミアム（27㎡、高層階）、エグゼクティブ（27㎡）、スタジオ（50㎡）、エグゼクティブ・スイート（54㎡）、チェアマン・スイート（54㎡）、プレジデンシャル・スイート（164㎡）に区分され、エグゼクティブ以上の部屋にはラウンジ利用特典が付きます。 自分が宿泊したプレミアルームと、デラックス及びエグゼクティブの客室内の構造はおそらく同じで、客室は香港の中心部にある同価格帯のホテルと比較するとゆったりとしていました。まだ開業から1年半程度なので室内はきれいで、清掃もきちんと行われていました。明るい木目調の家具類と黄緑の冷蔵庫等がマッチして、室内は爽やかな雰囲気でした。また、窓際にクッションが置かれているほか、壁際には座れるスペースもあり、くつろぐための工夫がなされていました。総じて贅沢感はないものの、安っぽいわけでもなく、ある程度の高級感はあると思います。 機能面では、L字型の引き出し付き事務机があり、使いやすかったです。椅子は高さの調節ができる高機能タイプでした。この他、デスクの上に電源等の空きが2箇所、その他も含めると多数の空きがあり、充電等は問題なくできました。 AV機器では、サムソンのテレビの他に、フィリッップスのiPod・iPhoneドッキングステーションがありました。ベッド脇のスイッチでは、照明の調整が可能でした。 収納面ではクローゼットと引き出しがあるほか、中サイズのスーツケースを広げられるスペースも確保されていました。
		ベッド	ワンベッドルームのベッドはキングサイズ。マットも枕も高級ホテル仕様でフカフカした感じがあり、大変心地よく眠れました。
		備品（あり）	無料ミネラルウォーター（700ml×2、補充あり）、セーフティボックス、冷蔵庫、湯沸し、スリッパ、歯ブラシ、ティッシュ、フルーツ、体重計、アイロン、アラーム及びラジオ付きiPod／iPhoneドッキングステーション（Philips AJB7038D）
		備品（なし）	バスローブ、傘、DVDプレーヤー
		エアコン	温度、風力が調節できるタイプでした。ただ、温度調整の仕方がよくわからないタイプのパネルだったので、ハウスキーピングが来たときに少し温度を低めに設定してもらいました（やり方を聞いたがスタッフの英語力の問題で説明はなし）。通路と比較すると室温は低かったので、冷えないというわけではなく、急いで部屋を冷やしたいときだけ少し不便でした。音は静かでした。
		ドライヤー	ブランドは不明ですが、風力の強弱、温度の高低を調整できるタイプでした。コードは短めで少し使いにくかったですが、浴室の壁等には固定されておらず、風力も十分にあり、大きな支障はありませんでした。
		浴室	浴室にバスタブはありません。シャワーブースのスペースも少し窮屈な感じがしました。浴室と寝室の間はガラス張りの仕切りになっており、浴室側からブラインドを下ろすことが可能な構造になっていました。 浴室のシャワーはレインシャワーとハンドシャワーで、双方とも湯量は問題のないレベルでした。ハンドシャワーのシャワーヘッドがお湯の出方を調節できるタイプだったので、強くしたり柔らかくしたりすることができました。お湯の温度も安定していました。
		ネット接続	室内にLANケーブルがあります。無線LANも使用可能です。料金は双方とも無料です。 インターネットに接続してIEを立ち上げると、部屋番号と生年月日の入力、規約等のページ（英語）が出てきました。案内に従って情報入力等を行うとすぐにつながりました。通信速度は問題のないレベルでした。
		窓・眺望	窓は大きく開放感があります。25階の自分の部屋からは、正面に城門河、その向こうに香港体育学院の運動施設、その奥に高層マンション群と山並みが見えました。城門河に面した高層階の部屋からは同様の眺望が楽しめると思いますが、逆側の部屋（部屋数は少ない）だとあまり眺望はよくないと思われます。
7	日本語／日本人		室内等には日本語の案内はありません。テレビはNHK World （英語放送）が視聴できるだけで、日本語放送はありませんでした。スタッフとのやり取りは英語（または中国語?）になります。客層は、日本人も少し見かけましたが、朝食会場やロビーではインド人や中国人のツアー旅行客と見られる人たちがたくさんいました。
8	警備／鍵		鍵は電子カードキーです。警備等は特に行われていませんが、エレベーターでは、カードキーをセンサーにあてないと客室階のボタンが作動しないシステムになっていました。
9		朝食	MoMo Café の朝食ビュッフェ（HK$198+サービス料10%）を利用しました。今回の宿泊はHK$400のホテル内食事代が付くパッケージで予約したので、初日は朝食ビュフェを利用してみましたが、メニューがあまり豊富ではなくリピートする気にならなかったので、2日目は↓のルームサービスを利用しました。宿泊料金に食事代が含まれておらず、コストを抑えたい人はマックカフェに行くことをお勧めします。 ビュフェの品揃えとしては、惣菜類が貧弱だと思いました。その他はホテルの一般的な朝食ビュフェと同じようなメニューでしたが、あまり高級感はありませんでした。卵料理と麺を作ってくれるコーナーがあり、オムレツを頼んだらかなり大き目のものを作ってくれました。特に特筆するようなメニューはありませんでしたが、和食では巻き寿司がありました。個人的にはコーヒーマフィンが美味しかったです。
		ルームサービス	アメリカン・ブレックファースト（HK$168+サービス料10%）に低脂肪アプリコット・ヨーグルト（HK$48＋サービス料10%）を付けてオーダーしました。部屋のドアに夜中にオーダー表をかけて時間を9:00-9:30で指定していたら、ほぼ9時ちょうどに持ってきてくれました。 アメリカン・ブレックファーストのメニューは、コンチネンタルブレックファースト（HK$108+サービス料10%）の①ジュース（3種から選択）、②パン類（6種から4品選択）、③フルーツ、④コーヒー・紅茶等（選択）、の他に、追加で⑤卵料理（卵2個分）またはオムレツ、パンケーキ、フレンチトースト、ワッフルから1品が選択できました。⑤ではパンケーキを選びましたが、②のトーストと共に少し冷めていたのが残念でした。その他の味は普通でしたが、量は十分にありました。コーヒーはやや薄めでしたが、ポットで持ってきてくれたので量を気にせず飲めました。
		レストラン	利用しませんでした。
10		プール	屋外プールがあります。開業時期は4月～10月。大きなプールで本格的に泳ぐことが可能です。水の透明度もまずまずの水準でした。大きなプールの横に幼児用の浅いプールもありました。また、数は多くはありませんが、デッキチェアが用意されているほか、見晴らしもよいので、ゆっくりくつろぐこともできると思います。日当たりも抜群でした。ただし、日除けのパラソルはあるときとないときがあったので、頼めば出してくれるのだと思います。
		ジム	ジムは24時間利用可能で、このクラスのホテルにしては比較的充実していると思いました。個別テレビ付きの有酸素運動のマシンが10台、複合型を中心とした筋トレ用のマシンが7台、スミスマシン、1-20kgのダンベル、角度調節が可能なベンチ、バランスボール、マット等がありました。筋トレも含め、ある程度のトレーニングが可能なレベルだと思います。
		更衣室	あります。
		その他	更衣室の中に、ドライサウナとスチームサウナがあります。
11	サービス		チェックイン（14時頃）、チェックアウト（正午）は問題ありませんでした。 ターンダウンサービスはありません。 シャトルバスのサービスがあります。チェックインの際、時刻表（紙）がもらえます。予約は不要ですが、ルームキーまたはMoMo Caféのレシートを乗車時に提示する必要があります。ルートは3つあり、①沙田駅行き（平日16本、土日15本）、②大学駅・科学園行き（平日のみ1日2本）、③九龍駅・尖沙咀中間道（1日2本）があります。 朝食に行っている間にハウスキーピングがすばやく部屋の掃除をしてくれていて、好感がもてました。
12	その他		特になし
13	総括		中心部から離れている分、比較的手頃な料金で「寝るだけ」ではない滞在も可能なホテルです。香港のリピーターで、①時間に余裕があるか、ホテルと香港の中心部を1日に何往復もする必要がない、②路線バスを使うことができる、③バスタブがなくても構わない、といった人にはお勧めできるホテルです。
浴室：左が洗面、右奥がトイレ、右手前がシャワーブース 洗面スペース トイレの脇になぜか雑誌用ラック レインシャワーとハンドシャワー 無料飲料水、歯ブラシ等 クローゼット内：セーフティボックス、薄いスリッパ、アイロン ミニバー、湯沸し、コーヒー、お茶等 冷蔵庫 デスクの上：緑のボックスは収納用。中身は空 iPod／iPhoneドッキングステーション（Philips AJB7038D） 眺望1：窓の傍にクッション 眺望2：中央は城門河 眺望3：ホテルの向かいにある古い高層マンション「濱景花園」 眺望4 プール1 プール2 プール3 プール4：大人用プールの横にある幼児用プール プール5：プール入口にあるシャワー プール6 シャトルバス エントランス 外観1 外観2：中央の木の下に正面入口へ続く階段。エスカレーターは裏側 室内のフルーツ レストランMoMo Café の朝食1 レストランMoMo Café の朝食2 レストランMoMo Café の朝食3 ルームサービス：アメリカンブレックファースト=HK$168＋低脂肪アプリコット・ヨーグルト=HK$48＋サービス料10%：右は拡大写真 ルームサービス：アメリカンブレックファース：パンの拡大写真 ホテルの近くにある水上レストラン明星海鮮舫 Star Seafood Floating
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