ホテル宿泊記 香港34
  香港W酒店 / W香港
 W Hong Kong
1 詳細情報のあるウェブサイト 当ホテル(日本語)トリップアドバイザー(口コミ)expedia(ゲストレビュー)agoda(くちコミ)4travel.jp(クチコミ)アップルワールド(クチコミ広場)KITAGAWA Wonder Struck(2014年宿泊記)
2 宿泊時期/部屋タイプ/番号 2010年12月/ワンダフルルーム/2821号室
3 1泊料金/予約方法 19,000円(税サ込、朝食なし)/Apple World(現地での取扱いはJTBとなっていました)で即時予約
4 ホテル概要 2008年8月8日8時8分ソフトオープン(中国で幸運を意味する数字の「8」にちなんで開業)、9月グランドオープン。客室数393。高層ビルの1階(エントランス)、6~8階(受付、レストラン、会議室等)、16~38階(客室)、72~73階(スパ、ジム)、76階(プール)をホテルとして利用しており、部屋に戻るには6階でエレベーターを乗り換える必要があります。
Wホテルはスターウッドグループのメンバーで、1998年から始まった比較的新しいブランドです。先進的、革新的でスタイリッシュなデザインが特徴となっており、当ホテルはトリップアドバイザー「トラベラーズ チョイス アワード 2010」で、「おしゃれなホテル」の部門で世界第10位、アジアで第1位となっています。例えば、1階から6階に移動するエレベーターには、床に電飾でGood Morning 等のメッセージが表示されていました。また。当ホテルのウェブサイトには、「ロビーにそびえる大木のような柱から、ゲストルームを彩る大胆な「木・火・地・金・水」のデザインにいたるまで、気のパワーをシックに取り入れて都会の空間に自然のオアシスを創り上げました」と書かれています。
5 立地 MTRの九龍駅(エアポートエクスプレスと東涌線)と直結する高級ショッピングモールのエレメンツと隣接しています。ただし、九龍駅からエスカレーターを上り、エレメンツの中を通ってホテルに到着するまで、4~5分程度かかります。
エレメンツの中には高級ブランドショップのほか、スーパー、コンビニ(セブンイレブン)、ドラッグストア、カフェ(スターバックス)、レストラン等が揃っており、ホテルとエレメンツの中で大体のものは調達できると思います。
当ホテルの最寄りの九龍駅では主要な航空会社のチェックインができる(エアポートエクスプレスを利用する場合)など、当ホテルは空港との往復の点では大変便利ですが、尖沙咀の中心部や香港島に出るのは不便です。尖沙咀へは日中30分間隔で運行されるシャトルバスを使うか(「10サービス」参照)、タクシーになります。また、香港島へはMTRの東涌線が使えますが、香港駅と中環駅の乗換えはかなり大変です。
6 客室 概要 一番下のカテゴリーとなるワンダフルルームでも40㎡の広さがあり、総じて狭い香港のホテルにしてはゆったりしています。室内は清潔で、おり、けばけばしい感じはありませんでした。当ホテルのウェブサイトには、「遊び心たっぷりのウォールデザイン」「窓際にあるモダンでお洒落な長椅子」といった言葉が並んでいます。
デスク周辺は機能的で、大型のワークデスク、高機能の椅子、ボイスメール機能付きIP電話等が揃っていました。小物を置くスペース等も十分に確保されていました。
その他にも大変に便利な機能が準備されていて、最初はどこに何があるのか少し戸惑いましたが、慣れてくるととても快適でした。具体的には、ワンタッチで3パターン(Day, Night, Dream)に変更できる照明(ムードライト)、ワンタッチで開閉できるカーテン、テレビの画面上で会計が確認できるシステム等がありました。
また、AV機器も大変充実していました。ノートパソコンが接続できるAV出力がついた42インチのシャープ液晶ハイビジョンTV、5.1サラウンドサウンドシステム、DVD/CDプレーヤー、目覚まし時計 / ラジオ、iPodドッキングステーションが揃っています。特に、サウンドシステムの音のよさに感動しました。
収納も、クローゼット、引き出し、スーツケース置き場等があり、十分なスペースがありました。
ベッド ワンベッドルームのベッドはキングサイズ。当ホテルのウェブサイトとには、「ピロートップマットレスを備えたWオリジナルの羽毛ベッド」「糊のきいたスレッドカウント400のシーツ」「羽毛掛け布団と羽毛枕」を使用しているとの記載があり、実際に素晴らしい寝心地でした。柔らかすぎて体が沈んでしまう感じではなく、柔らかいのにフカフカとした感覚があり、体が布団に吸い込まれるような印象でした。
備品(あり) 無料ミネラルウォーター(500ml×2、補充あり)、セーフティボックス、冷蔵庫、湯沸し、スリッパ、歯ブラシ、ティッシュ、バスローブ(Wオリジナルのワッフル素材(テリー裏地))、体重計、アイロン、データポート回線、AM・FMラジオ付目覚まし時計、iPodドッキングステーション、42インチのシャープ液晶TV、ボイスメール及びコンファレンス機能付きコードレス電話、KEF 5.1サラウンドサウンド音響映像システム、ノーテルIP電話
備品(なし) 傘、フルーツ、FAX
エアコン 温度、風力が調節できるタイプ。音は静かでした。
ドライヤー 温風のみで、風力のみ2段階の切り替えができるタイプでした。電源が洗面台の下にあり外せないようになっているうえに、コードの長さがやや短めだったため、少し使いにくいと思いました。
浴室 浴室にはバスタブと独立型のシャワーブースがあります。浴室も斬新なデザインで、洗面スペースが凝った構造になっているほか、トイレとシャワーブースに共用の引き戸を使用しています(トイレ側の戸を閉めるとシャワーブース側が開く)。
バスタブの幅は平均的ですが、深さ、長さとも十分にあり、正面には15インチ液晶TV、天井にはスピーカーがあるので、ゆっくりくつろげました。バスタブにもハンドシャワーがあり、湯量も十分でした。
シャワーブースも広く、小物を置けるスペースが十分にあるので使いやすいです。シャワーブースにはレインフォレストシャワーとハンドシャワーがあり、どちらも湯量は大変豊富で、とても快適でした。お湯の温度も安定していました。
なお、石鹸やシャンプー等には、72FにあるBlissスパの製品が用意されていました。
ネット接続 室内にLANケーブルあり。料金はHK$40/1時間、HK$115/1日、HK$700/1週間、HK$1,800/1カ月。
Docomo Intertouchが運営しています。LANケーブルを接続しIEを立ち上げると、料金案内が出てくるので、言語を日本語に変更し、料金等について「了承する」→利用規約「承諾する」→料金を選択し「有料で利用する」→返金等の規定「了承する」の順で繋がります。通信速度は問題のないレベルでした。
窓・眺望 窓は大きく、開放感があります。ワンダフルルームの眺望はシティービュー(街の眺め)となっていますが、右端から少しだけビクトリアハーバーと香港島が見えました。また、正面には中央部分に空洞があるユニークな高層マンション(The Arch 凱旋門)が聳え立っており、眼下にはエレメンツのCivic Squareや小さな庭園が見えました。ただし、晴れているときに窓の汚れが目立っていたのは残念でした。
7 日本語/日本人 室内の日本語の表記は一部のみですが、テレビの画面で日本語の案内があります。テレビはNHKの World(英語放送)、BS1(このチャンネルのみ音声なし)、BS2が視聴できます。客層は幅広く特に欧米系と中国本土系の人が目立ちましたが、日本人も見かけした。スタッフとのやり取りは英語になると思います。
8 警備/鍵 鍵はセンサー式のカードキーです。エレベーターで客室と70階以上に行くには、カードを所定の場所に当ててから行き先階のボタンを押さないと動かないシステムです。
9 食事 朝食 レストラン「キッチン」の朝食ビュフェは利用しませんでした。
ルームサービス 数種類ある朝食セットの中から、No.2を試してみました。内容は、シリアル(7種類から選択),ジュース(同9)、パン・ペストリー(同10以上)、フルーツ、コーヒーまたは紅茶を選んでHK$140+サービス料10%でした。これに、単品でヨーグルト(HK$35+10%)を付けました。ヨーグルトは1人分にしては量が多すぎ、フルーツはやや期待はずれで、パンも格別美味しいというわけではありませんでしたが、香港の高級ホテルにしては良心的な価格で、ちょっとした贅沢を楽しむには悪くない選択だと感じました。
レストラン レストラン「キッチン」でマルゲリータピザ(+コーラ)を頼みました。(決して安くはありませんが)香港の高級ホテルにしては良心的な価格で、味も普通に美味しかったです。
10 スポーツ設備 プール 76階に屋外プールがあります。当ホテルのウェブサイトには、「世界一高い屋上にある屋外プール」と記載されており、素晴らしい眺望が広がっています。また、デッキチェアとパラソルも用意されており、ゆっくりくつろぐことができると思います。また、プールそのものも大きく、本格的に泳ぐことも可能です。このほか、プール脇の、ビクトリアハーバーに向き合う位置にジャグジーがあります。
ジム 73階に24時間利用可能なSWEATフィットネスセンターがあり、ルームカードで自由に出入りできるようになっています(深夜の更衣室の利用は不可)。ウェブサイトには「雲の上のワークアウト」と記載されており、ビクトリアハーバーと香港島を眺めながらトレーニングできる点が特徴です。個別テレビ付の有酸素運動のマシン十数台のほか、筋トレ用にはスミスマシンとダンベル、数は多くないもののマシンも一通り揃えられており、ある程度のトレーニングができると思います。また、筋トレ用のマシンは最新式で、何回ワークアウトしたか表示されるパネルが付いています。
更衣室 あります。3つのシャワーブースがあり、そのうちの1つは何種類ものシャワー設備(上×3種類の出方、横、正面)が揃えられており、大変快適でした。
その他 更衣室の中に、ジャグジー、スチームサウナ、ドライサウナがあります。ジャグジーは大きな窓に面しているので、九龍サイドの眺望が楽しめますが、お湯の温度が高めなので、長時間の利用は厳しいかもしれません。
11 サービス ホテルの規模のわりに受付が小さく、チェックイン、チェックアウトともに少し(数分間)待ちました。
1~2時間程度のレイトチェックアウトをお願いしたところ、13時まで認めてもらえました。ただ、ルームキカードが12時を過ぎた時点で利用できなくなったため部屋に戻れなくなり、受付で調整してもらいました。
ターンダウンサービスがあり、一日2個チョコレートが置かれます。
日中は尖沙咀へのシャトルバス(数人乗りのバン)サービスが30分間隔であります。コースは当ホテル→マルコポーロプリンスホテル→オーシャンターミナル→シェラトンホテルです(ホテルに戻る際の利用は不可)。
12 その他 特になし
13 総括 市内中心部との移動を考えると、香港のビギナーにはあまりお薦めできませんが、香港のリピーターでホテルの滞在時間が長い人の場合、快適で楽しい滞在ができるホテルだと思います。
              (左)バスタブの壁にはめ込まれた液晶15インチTV
              (右)レインフォレストシャワーとハンドシャワー。右側に小物を置くスペース
          (左)クローゼット内
          (右)クローゼット内の引き出し:上段は上に開けるタイプのセーフティボックス
室内の有料アルコール類 湯沸し、コーヒー等
DVDプレーヤーとスピーカー 左奥はラジオ付き目覚まし時計、手前はカーテンや照明等のスイッチ
iPodドッキングステーション デスク上の文房具等
             (左)ノーテルIP電話、AV端子
             (右)カバーを右に動かすと出てくる42インチのシャープ液晶ハイビジョンTV
眺望1:The Arch 凱旋門 眺望2
眺望3:中央手前は眼下に見えるエレメンツのCivic Square 眺望4
眺望5:ビルの向こうに見える香港島 ターンダウンサービスの時に配られるチョコレート
ドアの横にある部屋番号、Don't disturb、Make up roomの表示 エレベーター乗り場の装飾
プール1 プール2
プール3 プール4
プール脇のジャグジー。フェンスの先はビクトリアハーバーと香港島 エレベーターの床に電飾で表示されたGOOD AFTERNOONのメッセージ


(上、右横) 
外観 
     (左)ルームサービス:朝食セットNo.2:HK$140+ヨーグルト:HK$35+サービス料10%
     (右)レストラン「キッチン」:pizza margherita HK$120+coca cola zero HK$50+サービス料10%
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