ホテル宿泊記　香港24
  香港萬麗海景酒店 ／ ルネッサンス ハーバービュー ホテル 香港
　Renaissance Harbour View Hotel Hong Kong
1 詳細情報のあるウェブサイト 当ホテル（日本語）、アップルワールド（クチコミ広場）、トリップアドバイザー（クチコミ情報）、H.IS.（クチコミ）
2 宿泊時期／部屋タイプ／番号 2008年12月／Superior Garden Viewで予約→Harbour Viewにアップグレード／2826号室
3 1泊料金／予約方法 約HK$939（税込、朝食なし）／Marriott.comで即時予約。
Buy Two Get Third Night Freeというキャンペーンで、3泊で1泊HK$1,280（+税10%）の2泊分を支払い
4 ホテル概要 ルネッサンスはマリオットグループの高級ブランド。香港のマリオットの中では、JWマリオット（金鐘）が最高級、ルネッサンスが高級（灣仔と九龍）、コートヤードが中級（西營盤）という位置付けですが、ルネッサンスについては灣仔・九龍とも、あまり高級感はありません。灣仔の当ホテルは客室数860の大型ホテルで、開業は1989年です。2008年に改装されましたが、部屋によりばらつきがあるようです。（後述）
5 立地 灣仔の北側にあります。香港コンベンション&エキジビションセンター（香港会議展覧中心）と隣接し、同センターを挟んで反対側にGrand Hyattがあります。Grand Hyattとも建物内で繋がっています。ホテル周辺はオフィス街で、ホテルと陸橋で繋がっている向かいのGreat Eagle Centreにセブンイレブン、Pacific Coffee、Starbucksがあります。
地図で見ると灣仔駅からの距離がわかりにくいのですが、意外に便利でした。灣仔駅のA1出口からホテルの2階入口までは徒歩で約5分です。駅とホテルの間には屋根付の歩道があり、Immigration TowerとCentral Plazaの中を通ってホテルまで辿り着けるので、雨が降っても気になりません。また、尖沙咀行きスターフェリー乗り場の入口までも徒歩4分程度で、ハーバーシティに行くには便利です。銅鑼灣に行くには、Great Eagle Centre前のバスターミナル（始発）を出てそごうに停車する2Aまたは2Xのバスが便利です。
空港との往復は、エアポートエクスプレス香港駅からの無料シャトルバス（H1）が当ホテル前に停車します。
6 客室 概要 客室は2008年に改装されたそうですが、自分の部屋は改装されておらず、古びた雰囲気が漂っていました。清掃等に問題はありませんでしたが、高級感は全くありません。テレビは古いブラウン管タイプで向きが変えられず、家具等の木目の部分はかなり傷んでいました。ウェブに掲載されている改装後の室内の写真とは大きな隔たりがあり、特に自分の部屋の椅子は、動くたびにミシミシと音を立て、座り心地も悪かったです。
室内の広さは28平米。机は横に長く、使いやすい構造で、収納についても、机の横の引き出しや洋服の収納スペース（クローゼットと引き出し）、スーツケースを広げるスペースがありました。ただし、テーブルはありませんでした。全般的にあまりゆったりとした感じはしませんが、格安ホテルほど狭くはなく、窓も大きいので、圧迫感を感じるようなことはありませんでした。
備品等は一通り揃っており、このクラスの部屋にFAXが常設されているのは珍しいと思いました。また、ベッド脇の端末で照明、エアコンの強度（温度は別の場所で調整）、テレビ、目覚ましが調節できます。
ベッド ツインルームのベッドはシングルサイズ。マットは平均的な硬さで、快適でした。
ウェブサイトによると、最高級ベッディング（ダウンコンフォーター、カスタム羽毛布団、コットンリッチ・リネン、ダウン/羽毛の枕）を使用しているとのこと。
備品（あり） 無料ミネラルウォーター（500ml×2、補充あり）、セーフティボックス、冷蔵庫、湯沸し、スリッパ、歯ブラシ、ティッシュ、時計、厚手のバスローブ、フルーツ、アイロン、FAX
備品（なし） 体重計、傘
エアコン 風力、温度とも調整可能なタイプ。音は静かでした。
ドライヤー 温風のみですが、風力の切り替えはありました。
かなり古い型でしたが、壁等には固定されておらず、風力も十分だったため問題なく使えました。
浴室 浴室はきれいですが、全体的に古さがにじみ出ています。独立したシャワーブースはありません。バスタブは大理石製で、浅め、長めに作られており、足を伸ばせます。シャワーは固定式で、向きも帰られないタイプでしたが、お湯は物凄い勢いで出てくるので、その点は大変快適でした。温度も安定していました。
ネット接続 室内にLANケーブルがあります。料金はHk$60／1時間、HK$120／24時間、HK$300／3日、HK$540／5日、HK$880／14日、HK$1480／30日（税込）。LANケーブルの接続後IEを立ち上げると、料金選択の画面が出てきます。料金を選択し、指示に従ってクリックしていくと繋がります。通信速度も問題のない水準でした。
窓・眺望 窓は大きめです。自分の部屋は正面下に香港会議展覧中心の新翼、その先にヴィクトリア湾、さらにその先に九龍のペニンシュラホテルが見える絶好のロケーションで、素晴らしい眺望でした。
7 日本語／日本人 室内には日本語のディレクトリーが完備され、NHKも視聴できました。客層は欧米系がメインで、日本人はほとんど見かけませんでした。中国本土の騒がしい団体客もいませんでした。なお、ウェブサイトには、日本語スタッフ、日本語ディレクトリー、日本語新聞、日本語メニュー、日本のテレビプログラムのサービスと記載されていますが、日本語スタッフと日本語新聞は不明です。
8 警備／鍵 鍵はカード式です。警備等は特に行われていませんが、深夜11時から早朝までは、エレベーターがカードキーを差し込まないと動かないシステムになっています。ただし、カードを入れると自分の宿泊階以外の階にも行くことができます。
9 食事 朝食 利用しませんでした。
ルームサービス 利用しませんでした。
レストラン 利用しませんでした。
10 スポーツ設備 プール プールは香港の全ホテルで最大という全長48mの長さがあり、大変広々しています。デッキチェアも多数あり、子供が騒ぐような構造でもないので、のんびりできると思います。ただし、宿泊当時は隣の香港会議展覧中心の新翼が大規模な工事中で、工事が終了するまでは少し落ち着かないかもしれません。なお、温水プールなので、12月でも利用している人がいました。
ジム スペースは狭いですが、有酸素運動系のマシン（NHKが視聴可能な個別テレビ付）に加え、バーベル・ダンベルのフリーウェイト、スミスマシンをはじめとする筋トレ用マシンが揃っており、かなりしっかりとしたトレーニングができる水準です。
更衣室 プールの更衣室とジムの更衣室が別々にあり、ディレクトリーによるとプールの更衣室の中にサウナ等があるようです。ジムの更衣室の中にはシャワーとトイレがあるだけで、サウナ等はありませんでした。
その他 ウェブには総面積11,000平米のレクリエーションエリア（ワールプール、ジョギングコース、子供用遊戯場など）があると記載されています。ジョギングコースはイマイチでしたが、テニスコートが2面と、バンカーの練習もできる小さなゴルフ練習場がありました。
11 サービス チェックイン時には、1ベッドルームを希望したのですが、空室がなかったため、Harbour Viewにアップグレードしてくれました。チェックアウトは問題なく終わりました。
大型ホテルということもあり、スタッフの対応が総じて素気ないです。1Fのエントランスに誰もいないことが多く、スタッフがいるときでも丁寧にドアを開けてくれるようなことはありませんでした。
12 その他 部屋に入ったときの臭い（カビやタバコの臭いではなく、酢のような変な臭い）がしました。
13 総括 ガイドブック等にも記載されている通り、眺望とプールは素晴らしく、室内の備品も過不足なく揃っています。ただ、心のこもったサービスや贅沢感を期待して利用すると裏切られます。自分は閑散期にキャンペーン価格で利用できたので不満はありませんが通常時のコストパフォーマンスは決して高くないと思います。
（↑：ミニバー等） （↑：湯沸し、カップ等）
（↑：FAX） （↑：ベッド脇の端末）
（（↑：プール1：奥の建物が当ホテル） （↑：プール2：奥の建物がGrand Hyatt）
（↑：プール3） （↑：レクリエーションエリア1）
（↑：レクリエーションエリア2：テニスコートと右隣のゴルフ練習場） （↑：ゴルフ練習場、中央右にバンカー）
（↑：眺望1=昼） （↑：眺望2=夜）
（↑：外観：中央の建物が当ホテル） （↑：フルーツ：バナナの補充あり）
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