ホテル宿泊記 香港13
  香港康得思酒店 / コーディス 香港
 Cordis, Hong Kong
 
(旧Langham Place Hotel/香港旺角朗豪酒店/ランガムプレイスホテル)
1 詳細情報のあるウェブサイト 当ホテル(英語)香港ナビトリップアドバイザー(口コミ)楽天トラベル(お客様の声)H.I.S.(口コミ)agoda(くちコミ)expedia(ゲストレビュー)4travel.jp(クチコミ)
2 宿泊時期/部屋タイプ/番号 2011年2月/Sweet Place/3719号室
2004年12月/Executive Room(現Essential Place)/2938号室
3 1泊料金/予約方法 2011年2月/HK$1,999(+サービス料10%、クラブラウンジ特典付※)
        /当ホテルのウェブサイトで即時予約
※クラブラウンジ(Club L)特典:
24時間利用可能(飲料・スナック)、朝食、アフタヌーンティ(3:00-5:30pm)、
イブニングカクテル(6:00-8:00pm)、Sweet Treats(8:00-9:00pm)、NightCap(9:00-11:00pm)。
室内及び館内での無料インターネット、アイロン無料(3品まで)、
60分間の無料パーソナルトレーニング、等
ラウンジ内にマッサージチェアもありました)
2004年12月/HK$745(税込、朝食なし)/現地Infoのサイトで予約。
4 ホテル概要 2004年にLangham Place Hotelとして開業。2015年8月26日より現在のホテル名に変わっています。客室数は668。オフィス・ショッピングモール・ホテルの複合施設として開発されたランガムプレイスの一角をなしており、旺角では異彩を放つ高級5星ホテルです。当ホテルのエントランスは1階、ロビーは4階にありますが、1階から客室まではエレベーターを乗り換えることなく移動することができます。
当ホテルを含むランガムプレイスは、香港の大手不動産会社Great Eagleグループ(鷹君集團)が保有・運営しており、当ホテルは尖沙咀のThe Langham, Hong Kongや佐敦のEaton, Hong Kong等と同グループになります。
また、Cordisは同グループの新しいホテルブランドで、ラテン語の「heart」を意味し、intuitive service(感性豊かなサービス)、connectivity(つながり)、sophistication(洗練)、a sense of community(親近感)をブランドコンセプトの中核としていくそうです。

(以下はLangham Place Hotel当時のコメント)
5 立地 九龍の下町、旺角にあり、ショッピングモールのLangham Place(朗豪坊)と直結しています。さらに、ホテルからモール経由でMTRの旺角駅まで、外に出ないで行くことができます(ホテルからは徒歩5分程度)。モール内にはスーパーマーケット、ワンタン麺で有名な池記やデザートで人気の満記甜品、モスバーガー、Starbucks、Italian Tomato Jr.、吉野家なども出店していて、飲料の購入、軽食やコーヒータイムに使えます。また、ホテルの傍にセブンイレブンもあります。なお、ホテルとショッピングモールの外に出ると、かなりディープな雰囲気が漂っており、大勢の人でごった返しています。
タクシーでホテルから空港までは30分未満で到着し、料金は約HK$235でした。空港との往復には、A21のバスも使えます(バス停が旺角駅にあります)。
6 客室 概要 (Sweet Place)
600平方フィート(56u)の広さがあります。寝室と浴室のほか、リビングルーム、簡易キッチンがあり、洗面・トイレは浴室内に加えて別の個室もありました。室内はとても清潔で、清掃に問題はありませんでした。また、寝室やリビングはクラシックな雰囲気で品よくまとめられていて、高級感も漂っています。
AV及びIT機器にも力が入っていて、リビングの壁には42インチのプラズマテレビ(Haier)があり、DVDプレーヤー(東芝)も設置されていました。寝室の壁には少し小型の薄型テレビ(Haier)があり、こちらにもDVDプレーヤー(東芝)が設置されていました。さらに、ベッド脇にはiHome MP3 プレーヤーもありました。電話はモニター付きの多機能型です。また、ホテル内で利用できる携帯電話もありました。このほか、テレビの画面上で会計が確認できるシステム(英語)も導入されていました。照明等はベッド脇のスイッチで調整が可能でした。
デスクは標準的な大きさですが、横の棚の上にかなりのスペースがあるので、小物等を並べやすく、デスクワークはやりやすいと思います。収納スペースもクローゼットに加えて引き出しがいたるところにありました。スーツケースを広げて置ける場所も確保されています。
(Executive Room=現Essential Place)
下から2番目のランクの部屋で、広さは310平方フィート(約28u)です。ウェブサイトによると、天井まで3mもあるそうです。このクラスの部屋には、上記のSweet Placeと同様のAV、IT機器が揃っています。
ベッド ワンベッドルームのベッドはキングサイズ。当ホテルのウェブサイトとには、Signature Dream Big Bedを使用しているとの記載があり、実際に素晴らしい寝心地でした。柔らかすぎて体が沈んでしまう感じではなく、柔らかいのにフカフカとした感覚があり、体が布団に吸い込まれるような印象でした。
また、枕については室内に詳細な案内(日本語)があり、標準装備のヨーロッパ式枕とランガムプレイス特製枕に加え、セラピー枕、コージー枕、香り枕、マタニティー枕を選択することもできます。
備品(あり) (Sweet Place)
無料ミネラルウォーター(500ml×2〜3、補充あり)、セーフティボックス、冷蔵庫、湯沸し(保温機能付ポット)、コーヒーメーカー、スリッパ、歯ブラシ、ティッシュ、バスローブ(厚手で肌触りが最高)、体重計、アイロン、傘、フルーツ、目覚まし時計とラジオ付iHome MP3 プレーヤー、42インチのプラズマTV(リビングルーム)、薄型テレビ(ベッドルーム)、DVDプレーヤー(リビングルームとベッドルーム)、シスコIP電話、ホテル内専用コードレス電話
備品(なし) FAX
エアコン 温度、風力がタッチパネルで調節できるタイプ。音は静かでした。
ドライヤー スイス製のValeraというブランドで、風力は2段階、温度は3段階の切り替えができるタイプでした。壁等には固定されておらず、風力も十分だったので問題なく使えました。
浴室 (各部屋共通)
浴室にはバスタブと独立型のシャワーブースがあります。バスタブとベッドルームの間はガラスで仕切られており、浴室側に電動のブラインドがあります。バスタブは大きく、幅、深さとも十分にあるほか、かなりの長さがあるので思い切り足を伸ばしてゆっくりくつろげます。また、洗面スペースにも小物を置くスペースが十分に確保されて折り便利ですが、凝ったデザインになっていて少し使い難く感じる部分もありました。
シャワーブースにはレインシャワーとハンドシャワーがあり、どちらも湯量は大変豊富でした。ただし、自分の宿泊した部屋は時間帯によってお湯の温度が不安定になることがありました。
ネット接続 室内にLANケーブルはありませんが、有線、無線の双方が利用可能です。
料金はHK$80/1時間、HK$120/1日、HK$700/1週間。ただしClub L利用特典付の部屋は無料です。
LANケーブルを接続しIEを立ち上げると、英語の登録ページが出てくるので、日本語に変更し、「当ホテルにご宿泊の方」をクリック→利用時間を選択し、「続行する」をクリック→「接続する」をクリック(その他に初回は部屋番号と名字を入力)するとすぐに繋がります。なお、インターネットの使用料が無料の場合も、いずれかの料金を選択しておく必要があります(課金はされない)。通信速度は問題のないレベルでした。
窓・眺望 窓は天井から床まで大きくとられており、開放感があります。
(3719号室)
旺角を中心とした九龍の下町が一望できたほか、右側にはヴィクトリア湾と香港島を見ることもできました。また、眼下にはランガムプレイス(ショッピングモール)の巨大な屋根が見えました。
(2938号室)
コンテナターミナルの船と高層マンション群、左側にセントラルが少し見えるという香港らしい構図でした。
7 日本語/日本人 室内の一部に日本語の表記があります。毎朝、朝日新聞の配達がありました。また、レストランThe Placeに日経新聞も置いてありました。テレビはNHKの World(英語放送)、Premium(日本語)が視聴できます。客層は幅広く特に欧米系と地元香港の人が目立ちましたが、日本人も少し見かけました。スタッフとのやり取りは英語になると思います。
8 警備/鍵 鍵はカードキーです。警備等は特に行われていません。
9 食事 朝食 Sweet Place の宿泊者は、36FのラウンジもしくはレストランThe Placeでの朝食が付いています(毎日選択可能)。
ラウンジの朝食の品数は少ないですが、点心、ソーセージ、ポテト、チーズ、ベーコン、ヨーグルト、野菜、フルーツ、パン、シリアル、ジュース等が一通りあるほか、オムレツ等の卵料理をオーダーできます。ラウンジでは落ち着いた雰囲気で静かに食事をとることができますが、毎日だと飽きるかもしれません。
The Placeの朝食は、高級ホテルの一般的な朝食ビュフェです。卵料理のコーナーがあるほか、惣菜、点心、和食、パン、シリアル、ヨーグルト、フルーツ、パン、ジュース等が揃っていました。ただし、品数は少なめで、特筆すべきメニューはありませんでした。過度の期待をしなければ、ちょっとした贅沢を楽しめると思います。
ルームサービス 利用しませんでした。
レストラン 広東料理の明閣(Ming Court)を利用しました(写真なし)。ウェブサイトによると、ミシュランで2星とのことで、店内は落ち着いた雰囲気でした。料理も洗練されており、どのメニューも美味しくいただけました。「6品+デザート+ビール+茶」(4人)で約HK$1,700でした。
10 スポーツ設備 プール 屋外プールは42階にあり、素晴らしい眺望が楽しめます。温水プールなので、冬場でも利用が可能です(利用時間は6:30〜23:00)。プールは20mの長さがあり、水の透明度も高いので、本格的に泳ぐことが可能です。また、全体の雰囲気も洗練されていて、プールの周りにはデッキチェアが置かれており、のんびりくつろぐにも最適だと思います。プールサイドにはジャグジーもありました。
ジム ジムは24時間利用可能です(深夜23時以降の更衣室の利用は不可)。41階にあり、香港らしい眺望を楽しみながらトレーニングができます。当ホテルのウェブサイトには、 有酸素運動のマシンが12台(個別テレビ付でした)、筋トレ用のマシンが10台(ただしスミスマシンはなし)、フリーウェイトのダンベルとバーベル(1-20kg)の設備があるほか、パーソナルトレーナーのサービスもあると記載されています。実際、通常のジムと同様のトレーニングが可能な設備が揃っていました。
更衣室 あります。
その他 更衣室の中に、スチームサウナ、ドライサウナ、温泉タイプのお風呂(ジェットバス機能付)があります。
11 サービス ラウンジ利用特典付の部屋を予約すると、チェックイン、チェックアウトを36階のClub Lで行うことができます。飲料等を出してくれるので、ゆったりとくつろいでチェックインができましたが、総じて時間がかかるので、急ぐ場合はロビー階で行ったほうが効率的だと感じました。
ターンダウンサービスがあり、ベッドの上に毎日違う小物が置かれていました(初日はジェリービーンズ、2日目、3日目はグッズ、4日目はジェリービーンズ)。
リビングルームの箱(CHECK OUT MY GOODIES)の中に、チョコレート(多分無料)、有料映画の無料視聴券(1回)、冷やして使うアイマスクがあり、その横の箱(PLAY WITH ME)の中にヨーヨー(持ち帰り不可)がありました。
別の部屋に宿泊した同僚の話も踏まえると、ハウスキーピング等のレベルにばらつきがあるようで、夕方になっても部屋の清掃が終わっていないことや、自分の部屋には置かれているものが同僚の部屋にはない、といったことがありました。また、1回だけですが、トイレットペーパーの交換が途中のままになっていることがありました(なぜか洗面台の中にトイレットペーパーが放置されていました)。
12 その他 特になし。
13 総括 旺角という場所柄のため、香港島や尖沙咀と同レベルの高級ホテルに割安な料金で宿泊できる点は魅力的です。特に、今回利用したClub Lは、他のホテルの一般的なラウンジよりもはるかに充実しており、予算に余裕があればラウンジ特典付のプランを選ぶことをお薦めします。
(↓:2011年2月)
ベッドルーム1 ベッドルーム2
ベッドルーム3 ベッドルーム4
リビングルーム1 リビングルーム2
リビングルーム3 リビングルーム4
簡易キッチン 入口部分
シャワーブースのレインシャワーとハンドシャワー 洗面・トイレ:浴室内とは別の個室
クローゼット1:中にセーフティボックス クローゼット2:中にバスローブとアイロン
キッチンの備品1 キッチンの備品2
ミニバー1 ミニバー2
  (左)目覚まし時計とラジオ付iHome MP3 プレーヤー
  (右)リビングルームの箱=CHECK OUT MY GOODIES:左からチョコレート、有料映画の無料視聴券(1回)、アイマスク、
     その横の箱=PLAY WITH ME:中にヨーヨー)
ターンダウンサービスでベッドに置かれた小物1:初日=右と2日目=左 ターンダウンサービスでベッドに置かれた小物2:3日目
眺望1=九龍 眺望2=旺角の人ごみ
眺望3=ランガムプレイスの屋根 眺望4=奥にヴィクトリア湾と香港島
室内のフルーツ クラブラウンジ(Club L)のアフタヌーンティ
プール1 プール2
外観1:エントランス部分:右が4Fにあるモールへの通路 外観2:エントランス部分
1Fのエントランス 当ホテルとLangham Placeを直結する4Fの通路
(↓:2004年12月)
それほど広くはない室内 バスタブから見た室内と室外
洗面スペース 浴室の凝った照明
独立したシャワーブース レインシャワーとハンドシャワー
多機能電話 DVDプレーヤー
眺望1=昼 眺望2=夜
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