ホテル宿泊記　香港06
  香港盛貿飯店 ／ トレーダース ホテル 香港
　Traders Hotel, Hong Kong （旧 Novotel Century Harbourview→Hotel Jen→現在）
1 詳細情報のあるウェブサイト 当ホテル、香港ナビ、アップルワールド（クチコミ広場）、楽天トラベル（お客様の声）
ホテルトラベルドットコム（口コミ情報）、H.I.S.（クチコミ）、トリップアドバイザー（クチコミ情報）
2 宿泊時期／部屋タイプ／番号 （2011年2月にホテル名変更について加筆）
2008年5月／Jen Room／2303号室（2008年5月、Hotel Jen当時）
2003年12月／不明／1802号室（2003年12月、Novotel Century Harbourview 当時）
3 1泊料金／予約方法 2008年5月／HK$765（＋税サ13%、Sky Loungeでの朝食と無料インターネット付）／WorldHotelsで即時予約（当ホテルのオンライン予約がうまく機能しなかったため）
2003年12月／6,700円（税込、朝食なし）／JHCで予約
4 ホテル概要 1999年の開業からわずか11年で3回のホテル名変更があり、現在はシャングリラ系列のトレーダース・ホテルとなっています。ホテル名は、Century Harbour（1999年開業時〜）→Novotel Century Harbourview（2001年11月〜。フランスの大手ホテルチェーン、アコーグループとの提携）→Hotel Jen（仁民飯店。2008年3月〜）→Traders Hotel, Hong Kong（2010年8月〜）の順で変わっています。なお、2008年3月にHotel Jenが開業した際には、大規模な改装が行われましたが、2010年8月に誕生したトレーダースの写真を見る限り、室内の設備等はHotel Jen当時のままのようです。
近隣のラマダやアイランドパシフィックと同クラスの中型ホテルです（280室）。ホテルには車寄せ等もないうえ、建物の1F部分にはローカルのケーキショップがあるので、外観だけだとホテルの入口がどこにあるのか分かりづらいです。館内に入り、エスカレーターで1F（日本の2Fに相当）に上がるとロビーがあります。
5 立地 香港島の西部、上環や西營盤よりさらに西側の石塘咀にあります。ガイドブックの詳細地図（香港島中心部）からはみ出しており、正確な場所と距離感がわかりにくいです。
空港からホテルに向かう場合、エアポートエクスプレスで香港駅まで行き、そこからタクシーを使うのが一番スムーズですが、コスト重視の場合、A10のバス（運行間隔は30分、乗車時間37分程度）があります。ウェスタンハーバートンネルを抜けて香港島に入ってから3番目のバス停（石塘咀市政大廈）で下車し、バスの進行方向に歩くと30秒ほどで着きます。このほか、A12のバス（20分間隔の運行）も使えます。A12の場合、香港島側の最初の停留所となる嘉安街（Ka On St.）で下車し、バスの進行方向とは逆向きに歩くと2〜3分で高架の道路（Hill Road：山道）と交わります。そこを左折し、Hill Roadに沿って1〜2分歩くと右手にホテルがあります。空港に戻る際は、Hill Roadを海側に下って大通り（Des Voeux Road West：徳輔道西）を横断し、左側に歩くとA10のバス停（ホテルから徒歩3分）があり、右側に歩くとA10とA12の共通のバス停（Des Voeux Road West：徳輔道西343、ホテルから徒歩5〜6分）があります。このバス停から空港までは約30分でした。
バスとトラムの停留所までは徒歩数分で、上環、中環方面に出るのは簡単です。ホテルの周辺は下町で、すぐ近くにセブンイレブン、マクドナルド、KFC、吉野家、PARKnSHOP（スーパー）があります。ただし、スタバ等のカフェはありませんでした。また、ホテルから上環駅→スターフェリー→香港駅／IFC→金鐘駅→ホテルの定期シャトルバス（平日は1日13便、土日祝日は同7便）があります。これを使うと香港駅まで約15分でした。
6 客室 概要 改装直後だったので館内、室内とも大変きれいで、高級感はありませんが洗練された印象に変わっていました。Jen Roomの広さは25〜28平方メートルで、スタンダードルーム（24〜26平方メートル）より少し大きく、香港のこのクラスのホテルでは広めだと思います。ただし、広々としているわけではありません。限られたスペースを効率的に活用する工夫も見られ、出窓部分に座ったりモノを置いたりできるスペースがあり、中央には小物を置くトレーのようなものもあり、便利でした。洋服をかけるスペースやスーツケースを広げるスペースも確保されています。机もそれほど大きくはありませんが、PC等を使用するのに支障はありませんでした。また、テレビの画面で、支払内容が確認できるようになっています。
ベッド 1ベッドルームのベッドは、クイーンサイズでした。マットはSimmons製（香港ナビ参照）で、ベッドに横になると通常のベッドとの違いがわかる心地よさでした。
備品（あり） 無料ミネラルウォーター（500ml×2本）、セーフティボックス、壁掛け時計（目覚まし時計はなし）、冷蔵庫、湯沸し、スリッパ、歯ブラシ、ティッシュ、アイロン、フルーツ、バスローブ、DVDプレーヤー、IPodケーブル（以上Jen Room宿泊時）
備品（なし） 体重計、傘、FAX
エアコン 風力、温度とも調整可能なタイプですが、音はやや大きめでした。
ドライヤー 温風のみで風力の切り替えもないタイプでした。洗面台の横に固定されており、やや使いづらいです。
浴室 スタンダードルームにはバスタブがありますが、Jen Roomにはバスタブはなく、シャワーブースのみです。シャワーはハンドシャワーで、お湯の出は良好でした。温度も安定していました。
ネット接続 LANケーブルがあります。無線LANも可能です。Jen Roomの場合、料金は無料でした（スタンダードルームは香港ナビ参照）。ネットに接続するには、受付でまずUser IDとPasswordをもらいます。PCをネットワークに接続後IEを立ち上げると、それらの入力画面が出てきます。通信速度は良好でした。
窓・眺望 窓は大きめです。前回は海側ではなかったので、高層マンションの間を走り抜けていく車が見えましたが、今回はハーバービューで、海と船と対岸のコンテナターミナルが見えました。ただし、香港の中心部のようなきらびやかな夜景は期待できません。
7 日本語／日本人 NHKが視聴できます。室内の一部に日本語表示があります。部屋に配られる新聞は現地の英字新聞でした。客層は欧米人が多く、日本人や中国からの団体客は見かけませんでしたが、インドからの団体客がいました（「11その他」参照）。
8 警備／鍵 警備等は特に行われていません。鍵はカード式（要返却）です。
9 食事 Jen Room宿泊者には、Sky Loungeでの無料の朝食が付いています。高級ホテルのような品揃えではありませんが、Buffet形式になっており、朝食を簡単に済ませる人には十分な水準です。雰囲気も良く、海を見ながら落ち着いて食べられます。
10 スポーツ設備 プール 最上階に16mのプールがあります。高級ホテルのような優雅な雰囲気はありませんが、海側と山側（香港大学と高層マンション）の両方の景色が楽しめます。デッキチェアに加えてテーブルが2つありますが、デッキチェアの部分にはパラソルがないので紫外線対策が必要です。
ジム 有酸素運動のマシンが数台と軽めのダンベル、筋力トレーニング用のマシンが少しある程度です。簡単なトレーニングしかできないレベルですが、最上階にあり海を見ながら運動できます。
更衣室 なし
その他 なし
11 サービス 17時頃にチェックインしましたが、特に問題はありませんでした。1F（日本の2階に相当）のLobbyに行くと、Jen Roomの宿泊者は28Fでチェックインをするとのことで、28Fに移動しました。ただし、荷物は自分で持っていきました。
チェックイン時に宿泊料を精算したので、チェックアウトはすぐ終わりました。
ターンダウンサービスがあり、毎日チョコレートが枕の上に置かれていました。
12 その他 マナーの悪いインド人の団体客がチェックインし、大量の荷物を部屋に運んでいた時間帯に、エレベーターが来るまで10分くらい待たされたことがありました。
13 総括 香港のリピーターでバスやトラムを乗りこなせる人、コスト重視の人、中環・金鐘周辺を中心に活動する人にはお薦めできるホテルだと思います。個人的には近隣のラマダやアイランドパシフィックよりもこのホテルのほうが気に入りました。なお、トレーダースホテルは都市によりホテルのランクにかなり差があり、当ホテルはシャングリラ系列だからということで期待しすぎると裏切られることになると思います。
（↑：入口のすぐ傍に洗面台） （↑：左奥にシャワーブース、中央にトイレ、手前にハンガー等）
（↑：ミニバー） （↑：DVDプレーヤー）
（↑：電話の下にあるLANケーブルとiPodケーブル） （↑：小さいが、眺めのよいジム）
（↑：プール1） （↑：プール2）
（↑：プール3） （↑：プールからの眺望1=香港大学）
（↑：プールからの眺望2=プールを見下ろす高層マンション） （↑：ホテル入口=右手前）
（↑：眺望1=2303号室） （↑：眺望2=1802号室=2003年12月）
（↑：ホテル近くにある街市の入口） （↑：A10及びA12空港行きバスの共通バス停）
（↑：Sky Lounge での朝食） （↑：ウェルカムフルーツ）
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