ホテル宿泊記 杭州01
  杭州香格里拉飯店 / シャングリ・ラ ホテル 杭州
 Shangri-La Hotel, Hangzhou
1 詳細情報のあるウェブサイト 当ホテル(日本語)、トリップアドバイザー口コミ)agoda(くちコミ)expedia(ゲストレビュー)
2 宿泊時期/部屋タイプ/番号 2013年5月/ウェストウィング・ガーデンビュールーム/461号室
3 1泊料金/予約方法 1,120人民元(税サ込、朝食付)/協力先の中国の会社がコーポレートレートで予約
4 ホテル概要 当ホテルは、前身の「杭州飯店」(1956年開業)及び「西冷賓館」をシャングリラ・グループが買収し、リノベーション後に中国初の「シャングリラ・ホテル」として1984年に開業したもの。建物自体は歴史を感じさせる佇まいですが、メンテナンスはしっかりとされている感じがします。客室数は382。
建物はイーストウィング(EW:旧杭州飯店)、ウェストウィング(WW)とヴィラで構成され、広大な敷地の中には庭園が広がっています。EWとWWはかなり離れており、チェックインも別々になります(ホテルのスタッフから予約はEWかWWか聞かれました)。
シャングリラはマレーシアの華人富豪、郭鶴年(ロバート・クォック)氏が展開するクォックグループ(郭氏集団)のホテルで、アジア太平洋地域を代表する高級ホテルグループです。同グループにはシャングリラの他に中級ホテルのトレーダースがあります。
5 立地 西湖北岸に面しており、ホテルを出てすぐに西湖を散策することができます。ホテル周辺の詳細は不明ですが、ホテルを出て正面の道を渡って右方向に歩いていくとすぐに売店等があり、徒歩3分程でKFC、同5分でスターバックスがありました。周辺に銀行等はありませんが、ホテル内にATMがありました。
ウェブサイトには、空港からホテルまで車で45分と記載されており、実際にそれくらいかかったと思います。
6 客室 概要 客室には安いほうから順に、ヴィラスタンダードルーム(33u)、ヒルビュールーム(EW37u、WW36u)、ガーデンビュールーム(同)、レイクビュールーム(EW37uのみ)、プレミアルーム(EW58u、WW51u)、各種スイート(52u〜)があります。また、ラウンジ(ホライゾンクラブ)はEWにあり、EWの部屋ではラウンジ利用特典を付けることができます。
自分が宿泊したWWのガーデンビュールームは36uで、十分な広さがあり、(浴室が狭い分)ややだだっ広い感じもしました。清掃等に問題はなく、清潔感は保たれていました。木目の家具を中心にクラシックな雰囲気でまとめられており、古さは否めませんが高級感も感じられました。
仕事面では、引き出し月付の大きなワーキングデスクがあり、デスクの正面に電源が2個あったので、仕事はやりやすい環境が整っていました。
AV機器としては、Samusung製の薄型テレビがあるだけで、機能面で特筆すべきものはありませんでした。
収納スペースは十分に確保されており、大き目のクローゼットや引き出し、大きめのスーツケースを広げたまま利用できるスーツケース置き場もありました。
ベッド 1ベッドルームのベッドはキングサイズ。マットも枕も掛け布団も上質なやわらかさがあり、フカフカした感触で、寝心地は素晴らしかったです。
備品(あり) 無料ミネラルウォーター(中×2、補充あり)、歯ブラシ、スリッパ、冷蔵庫、湯沸し、セーフティボックス、バスローブ(厚手)、目覚まし時計、ティッシュ、アイロン、トマト
備品(なし) フルーツ、DVDプレーヤー、傘、体重計
エアコン 温度・風力の調整が可能でした。音は静かでした。
ドライヤー Conairというブランドで、温風のみ、風力は2段階の切り替えがあるタイプでした。デスクの引き出しの中に固定されていましたが、風力もコードの長さも十分にあり、問題なく使用できました。
浴室 浴室は寝室と比べると狭く感じられました。バスタブはありましたが、独立型のシャワーブースはありませんでした。バスタブは十分な幅があり、高級感もありますが、かなり浅めなので、日本人には使い難いかもしれません。バスタブのシャワーは固定式です。お湯の出は良好で、お湯の温度も安定していました。
ネット接続 室内にLANケーブルがあります。無線LANも可能です。料金は無料。
接続しIEを立ち上げると、英語の画面が出てくるので、規約に承諾する部分にチェックをつけてLog Inをクリックすると、すぐに繋がりました。通信速度は快適な水準でした。
窓・眺望 部屋には大きな窓とベランダがあり、ベランダの外には庭の緑が広がっているので、低層階でしたが快適な環境でした。なお、部屋から西湖は見えませんでした(西湖が見えるのはEWの高層階のみで、料金がかなり高くなります)。
7 日本語/日本人 テレビはNHK(日本語)が視聴できます。客室案内等には日本語の表示もありました。ただし、客層は国内の富裕層が中心で、日本人は見かけませんでした。
8 警備/鍵 鍵はカード式です。入口やロビーにはスタッフがいますが、特別な警備等は行われていませんでした。
9 食事 朝食 レストランCoffee Gardenの朝食ビュフェを利用しました。メニューの種類やクオリティは高級ホテルの朝食ビュフェとして十分な水準でしたが、他国のシャングリラと比較すると、豪華さには欠ける気がしました、中華系の惣菜や点心が充実していたほか、パン、シリアル、チーズ、ヨーグルト、野菜、フルーツ、ジュース等が揃っていました。卵料理や麺料理をオーダーできるコーナーがあり、毎日ではありませんが、朝からステーキが出ている日もありました。メニューの入れ替えも行われていました。ただ、全般的にフルーツがあまりおいしくなかった点は残念でした。
ルームサービス 利用しませんでした。
レストラン 利用しませんでした。
10 スポーツ設備 プール 18mの屋内温水プールがあります。水も綺麗なので、本格的に泳ぎたい人には最適だと思います。子供用のスペースもあります。また、プールサイドにはデッキチェアや椅子があります。ただし、全般的な古さは否めず、あまりのんびりくつろぐような雰囲気ではないように感じました。
ジム ジムエリアは狭いですが、個別テレビ付の有酸素運動のマシン、ベンチプレス、スミスマシン、バーベル、ダンベル、(種類は少なめですが)筋トレ用のマシン、ヨガマットがありました。ジムと同レベルというわけにはいかないものの、かなりのトレーニングができる水準です。
更衣室 あります。
その他 テニスコートがあります。また、更衣室の中にジャグジー、スチームサウナ、ドライサウナがあります。ただし、こちらも老朽化してきていて、あまり高級感はありませんでした。
11 サービス チェックイン、チェックアウトは問題なく終わりました。帰りのフライトが夕方発だったので、レイトチェックアウトをお願いしたところ、14時まで延長してくれました。その際、部屋のカードキーが12時までしか使えない設定になっていたので、新たにキーを発行してくれました。
ターンダウンサービスがあります。
自転車の貸し出しサービス(有料)があります。
12 その他 特になし。
13 総括 杭州では他のホテルを利用したことがなく比較はできませんが、やはりシャングリラなので、何の問題もなく滞在できました。ただし、香港等の豪華なシャングリラと比較すると、全般的な古さは否めず、最高級クラスの贅沢を期待すると失望すると思います。
浅いバスタブ シャワーは固定式。水周りは古い
クローゼット内 コーヒー・ティーセット、湯沸し等
ミニバー1 ミニバー2
ドライヤー、LANケーブル等 フルーツの代わり?のトマト
眺望1:ベランダ越しに広がる緑 眺望2:ベランダから見た庭
プール1 プール2
(左上)
外観1:ウェストウィング=旧「杭州飯店」1

(右上)
外観2:ウェストウィング=旧「杭州飯店」2

(左横)
外観3:庭園の奥にあるイースト・ウィング
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