ホテル宿泊記　ハノイ02
  The Lapis Hotel
　ザ ラピス ホテル
1 詳細情報のあるウェブサイト 当ホテル（英語）、トリップアドバイザー（口コミ）、agoda（クチコミ）、expedia（ゲストレビュー）
2 宿泊時期／部屋タイプ／番号 2019年1月／デラックスルーム／1001号室
3 1泊料金／予約方法 10,645円（税サ込、朝食なし）／agodaのアプリで即時予約
4 ホテル概要 開業2017年、客室数70。小規模ながら一通りの設備が揃った4☆のホテルです。
5 立地 ハノイの旧市街の中心部から少し南に離れた地区にあります。ホアンキエム湖や旧市街は徒歩圏と言えなくもないですが、10分以上はかかります。
ホテルの周辺は方面毎にかなり様相が異なります。ホテルを出て左の交差点の対角線にベトナム財務省が、その隣にダイビルが運営する日系のオフィスビルCornerStone Buildingがあります。このビルにはJETROや日系企業が入居しているほか、1階には米系コーヒーチェーンのCoffee Bean & Tea Leafがあります。また、ホテルからホアンキエム湖方面に歩いていくと、おしゃれなカフェやレストランが点在しています。ホテルの周辺には有名なベトナム料理レストランもあります。一方、ホテルの裏側の道では路上で野菜や魚が売られており、庶民的な雰囲気でした。
ノイバイ国際空港→ホテルへの移動は、深夜11時を過ぎていましたが、ハノイ市内に入ると渋滞に巻き込まれ、所要時間は40分、タクシー料金は約440,000ドンでした（ぼったくられた可能性あり？）。タクシー料金がやたらと高かったので、ホテル→空港はグラブを使ってみました。時間は午前4時半過ぎで、車はすぐに到着し、乗車してからの所要時間は35分、料金は294,000ドン（予約時提示額279,000に高速道路料金?15,000を加算）でした。
6 概要 客室には、①スタンダードルーム（25㎡）、②スーペリアルーム（28㎡）、③デラックスルーム（35㎡）、④エグゼクティブスイート（50㎡）があります。
自分が利用した③は35㎡もあり、広々としていました。ベッド1台の他に、大きなワーキングデスク、ソファ、小さな丸テーブル、冷蔵庫等が入った家具、バゲッジラック（スーツケースを上に広げて使用）が配置されても、まだスペースには余裕がありました。
また、家具やカーテン等にはとてもクラシックなデザインで質の高い製品が取り入れられていて、古臭さはなく、重厚な高級感がありました。一方で、電源やスイッチ等の設備にはきちんと新しいものが用いられており、そのバランスが素晴らしいと思いました。清掃もきちんと行われ、清潔感は保たれていました。
備品（あり） 無料飲料水（小×2、補充あり）、歯ブラシ、スリッパ、冷蔵庫、湯沸し、セーフティボックス、バスローブ、ティッシュ、アイロン、目覚まし時計、体重計
備品（なし） ハンドタオル（タオルはバスタオルとフェイスタオルが各2）、DVDプレーヤー、傘（Concierge Deskにて貸出可能）、フルーツ
ベッド 当ホテルのウェブサイトには、いずれのカテゴリーの客室も、1ベッドルームのベッドはクイーンサイズと記載されています。自分の部屋もクイーンサイズでした。また、枕やマットは高級ホテル仕様で、掛け布団には厚みもあり、シーツ類の肌触りも非常に良かったです。特にマットのフカフカした感じが格別で、ベッドから出たくなくなるほど快適に眠れました。
浴室 ウェブサイトを見ると、スーペリアルームにバスタブはなく、他のカテゴリーにはバスタブがあると記載されています。自分が利用したデラックスルームには、バスタブと独立したシャワーブースがありました。浴室には大理石が用いられ、高級感が漂っていました。バスタブはしっかりとした造りで、実際に使ってみるとお湯が溢れるほどには入れられないので見た目より浅く感じられましたが、長さ、幅は十分にあり、清潔感も保たれているので、足を延ばしてゆっくりくつろげました。バスタブにもハンドシャワーが付いていました。
シャワーブースはやや狭く感じられましたが、レインシャワーとハンドシャワーがあり、小物を置く大きな棚もあって、快適に利用できました。シャワーの水圧はレインシャワーが強め、ハンドシャワーは標準的なレベルでした。ハンドシャワーのシャワーヘッドは大型で、お湯の出し方を変えられるタイプでした。お湯の温度は概ね安定していました。バスタブのハンドシャワーは、シャワーブースのハンドシャワーと同じ状況でした。
トイレには、東南アジアでは定番のホース式の洗浄シャワーがありました。また、デラックスルームの洗面台には洗面ボウルが2つあり、スペースも広々としていて使いやすかったです。
デスクワークの環境 十分な大きさのあるワーキングデスクが置かれていました。ワーキングデスクには大きな引き出しが二つありました。椅子の高さは調整できませんでしたが、座り心地はよかったので、デスクワークをするには問題のない環境だと感じました。また、室内の照明は明るく、デスクの正面に電源等も揃っていました。
ネット接続 室内にLANケーブルはありません（有線接続の詳細不明）。WiFiは無料で利用できました。ネットワークに接続する際、パスワードの入力が必要で、チェックインの際に教えてもらえます。通信速度は快適な水準でした。
電源、AV機器等 空きコンセントは、デスクの正面に1、クローゼットの中に1、浴室に1の計3カ所でした。いずれも日本のプラグがそのまま使えるユニバーサルタイプでした。なお、室内にはコンセントを占有している照明がベッド脇の2つを含め4つもあり、これらを抜いて自分の機器の充電等に使うことは可能です。また、USBポート等もありました。AV等の機能面では、Philips製の液晶テレビがあるだけでした。照明は、ベッド脇のスイッチで浴室も含め大部分の照明を一括して調整できるようになっていました。
エアコン 温度、風力の調整が可能なスイッチがありました。寒い季節だったので、冷房の効き具合等はよくわかりませんでした。暖房の設定はないようでした。
ドライヤー Kinhaoという中国メーカーのブランドで、弱風はなく、温度は3段階の切替がありました。風力は問題のない強さでした。浴室等の壁には固定されていませんでしたが、コードはやや短めで、使っている最中にコンセントからプラグが抜けてしまうことが何度かありました。ただ、それほど大きな支障ではなく、概ね快適に利用できました。
収納スペース 洋服等の収納には、クローゼットや引き出し付の棚があるほか、容量の大きいスーツケースを広げたまま利用できるバゲッジラックもあり、十分なスペースが確保されていました。
窓・眺望 眺望や窓の構造は客室により異なると思いますが、自分が利用した1001号室は10階の角部屋だったので、2方向に窓がありました。トランフンダオ通りに面した側の窓は大きく、見晴らしも良好で、窓の左側にはベトナム財務省の建物、正面下には有名なベトナム料理レストランのNhà Hàng Ngon、右側には古い低層住宅等が見えました。また、バスタブの横にも同じ向きに窓がありました。一方、別方向の窓からはヒルトンガーデンインホテルと近隣の古い建物の屋根や壁等が見えるだけでした。
7 日本語／日本人 NHKはWorld Premium（日本語）とWorld（英語）、さらにもう一つ、日本語のチャンネル（NHK G）が視聴可能になっていました。さらに、フジ、テレビ朝日、TBS、テレビ東京が視聴できました。一方、室内の案内等はほとんどすべて英語（ランドリーサービスのシートのみ日本語表記あり）で、スタッフとのやり取りも英語になりました。
小さなホテルなのであまり他の宿泊客とすれ違うことはありませんでしたが、レストランやジム等で見る限り、欧米系の宿泊客が大半を占めているようでした。その他では、中東系とみられる人もいました。日本人は滞在中に2組を見かけました。
8 警備／鍵 鍵は電子カード式です。エレベーターにセキュリティ機能はついていませんでした。日中は入口付近に常にスタッフがいますが、人の出入り等をどの程度チェックしているのか、よくわかりませんでした。
9 朝食 一日だけ、レストラン「Gambetta」の朝食ビュフェを利用しました。今回の宿泊料金には朝食が含まれておらず、料金は350,000ドン（約1,650円）でした。チェックイン時に、朝食ビュフェを利用する場合には先に受付で手続をしてくださいと言われたので、1階で支払いのサインをしてから2階のレストランに向かいました。
朝食は、価格に見合った内容だと思いました。メニューの豊富さ、味、サービス等、すべて一定のクオリティを満たしていたと思います。メニューとしては、惣菜、ソーセージ、チーズ、野菜、フルーツ、パン類、ワッフル、ヨーグルト等が一通り揃っていました。また、卵料理とフォーを作ってくれるコーナーもありました。唯一、ジュースはあまり美味しくないと思いました。
ルームサービス 利用しませんでした。利用時間は6:00~22:00で、朝食に利用してみようとメニューをみてみたところ、朝食専用のメニュー（コンチネンタルブレックファースト等）はありませんでした。
レストラン 利用しませんでした。
10 プール 小さな長方形のインフィニティプールが最上階にありました。縦幅はそれほどありませんが、横にある程度の長さがあるので、他に利用者がいなければしっかり泳ぐことができると思います。水の透明度も保たれていました。
また、プールサイドには数台のデッキチェアが置かれていて、ゆっくりくつろぐこともできるようになっていました。周囲に日差しを遮るものはないので、日当たりは良好だと思われます（日除けはなし）。見晴らしもよかったです。
欧米系の宿泊者が多いホテルなので、この環境だと夏場は彼らに占拠されてしまうかもしれないと思いました。
ジム ジムは6:00~22:00まで利用可能となっていました。設備としては、有酸素運動用マシンが3台（個別テレビ付）、1kg～25kgのダンベルと角度調節が可能なベンチ、ヨガマットがありました。設備はかなり限定的ですが、重いダンベルと角度調節可能なベンチがあるので、全身の筋トレが一通りはできると思います。
更衣室 あります。
その他 更衣室の外に、男女共用のドライサウナとスチームサウナ、ジャグジーがありました。水着を着用して利用することになります。
11 サービス チェックイン（深夜12時前）は、問題なく終わりました。チェックインの際には、朝食のこと、インターネットのことなど、丁寧な説明がありました。
チェックアウト（午前4時半頃）もミニバーの使用について聞かれただけで、すぐに終わりました。
ターンダウンサービスはありません。
12 その他 外の車の音（クラクションの音）が10階の部屋まで聞こえてきました。これは当ホテルに限ったことではないかもしれません。
13 総括 ハード、ソフトの両面で素晴らしいホテルだと思いました。利用者の口コミ評価が高いのにも納得しました。実際、ホテル内ではほとんどストレスを感じることもなく、ベッドやシャワー等の基本的な環境がとても充実していたので、快適に滞在できました。立地に納得できれば、満足度の高い滞在ができると思います。
無料飲料水、歯ブラシ等 シャンプーやソープ等はドイツのブランドECO-BOUTIQUE
トイレにはホース式の洗浄シャワーあり バスタブ
レインシャワー ハンドシャワー2
クローゼット内1：バスローブ、スリッパ、アイロン、体重計 クローゼット内2：セーフティボックス、ドライヤー
カップ、グラス、コーヒー等  冷蔵庫（ミニバー）
ワーキングデスク ワーキングデスク正面の各種差込口
目覚まし時計、テレビのリモコンとチャンネル案内、照明スイッチ ベッドの両脇にある読書灯
眺望1 眺望2
眺望3：中央の建物がベトナム財務省 眺望4
眺望5 眺望6
外観1 外観2：エントランス
外観3：高層部分 プール1
プール2 プール3
プール4 プール5
ジム1 ジム2
男女共用のジャグジー 男女共用のドライサウナとスチームサウナ
レストラン「Gambetta」の朝食ビュフェ1 レストラン「Gambetta」の朝食ビュフェ2
レストラン「Gambetta」の朝食ビュフェ3 レストラン「Gambetta」の朝食ビュフェ4
Wifiの速度計測結果 ホテル裏側の道の路上マーケット1
ホテル裏側の道の路上マーケット2 ホテル裏側の道の路上マーケット3
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