ホテル宿泊記　バンコク42
  The Quarter Ari by UHG
　ザ クォーター アリ バイ UHG
1 詳細情報のあるウェブサイト 当ホテル（英語）、トリップアドバイザー（口コミ）、agoda（クチコミ）、expedia（口コミ）
2 宿泊時期／部屋タイプ／番号 2019年2月／スーペリアルーム／2416号室
3 1泊料金／予約方法 7,774円（＋税サ17.7%、朝食なし）／Hotels.comで即時予約
新春特別クーポン（3泊以上で11%割引）を利用し、実費は約8,300円
4 ホテル概要 2018年開業、客室数180。
タイのホテル運営業者UHG（Urban Hospitality Group）が運営する4☆のホテルです。Ari Hillsという複合ビルの22階から34階が当ホテルとなっています。
UHGの前身はEvergreen Place Hotel Groupで、当ホテルの他、Evergreen Place Siam by UHG, The Residence on Thonglor by UHG, Asoke Residence Sukhumvit by UHG, Alt Hotel Nana by UHG, The Quarter Ladprao by UHGの各ホテルを運営しています。
5 立地 当ホテルは、バンコク中心部の北西側、パヤータイ区に位置しており、最寄り駅はBTS（スカイトレイン）のアリ（Ari）駅です。同駅からホテルまでは徒歩6分程度の距離で、天候によっては歩くのが大変になります。
当ホテルは大通り（パボンヨーティン通り）に面しており、通り沿いにはオフィスビルが立ち並んでいます。一方で、大通りから少し中に入ると高級住宅街があり、駅周辺や通りの一部には庶民的な屋台が並んでいるようなところもあるなど、様々な側面があるエリアです。
ホテルと同じビルにはセブンイレブン（イートインコーナーもあり広い）、スターバックス（ただし日曜定休）、レストラン等があります。また、アリ駅と当ホテルの間にマクドナルドがあります。アリ駅まで行くと、la villa（ラ ビラ）という小さなモールがあり、このモールにはスターバックスとスーパーがあるほか、人気のカフェやレストランがコンパクトに集合していて、とても重宝しました。
当ホテルからドンムアン国際空港まではグラブを使いましたが、料金は286バーツ、所要時間は真夜中の時間帯で渋滞がなかったため18分でした。
なお、ドンムアン空港から当ホテルまでは、（時期的な要因により）タクシーに乗車するだけで1時間以上かかるとのことだったので、A1のバスを利用しました。3番目のバス停で下車しモーチット駅に行き、BTSに乗り換えてアリ駅で下車し、そこから歩きました。総所要時間は1時間程度、料金はバスが30バーツ、BTSが26バーツでした。
6 概要 ホテルの客室には、①Superior Room（25㎡）、②Deluxe Room（35㎡）、③King suite room with balcony（39㎡）、④2 bedroom family suite（75㎡）があります。
自分が利用した①は、バスタブ、小テーブル等がないこともあり、25㎡にしては広々とした印象で、ベッドの周辺のスペースには余裕がありました。まだ開業してから間もないので、清潔感も保たれており、清掃もきちんと行われていました。一方で、家具や壁、窓枠、フローリング等を見ると安っぽい雰囲気で、数年後にはかなり劣化するのではないかという印象を受けました。また、フローリングや家具等の色合いが少しくすんだ白とグレー系になっていて、殺風景（安普請）な印象を強めているような気がしました。
備品（あり） 無料ミネラルウォーター（中×2、補充あり）、歯ブラシ、スリッパ、冷蔵庫（空。かなり大きめで冷凍庫付）、電子レンジ、湯沸し、セーフティボックス、ティッシュ
備品（なし） ハンドタオル（タオルはバスタオル2とフェイスタオル2）、DVDプレーヤー、目覚まし、フルーツ、傘、体重計（ジムにあり）、アイロン、バスローブ
ベッド スーペリアルームの1ベッドルームのベッドはキングサイズ（ウェブサイトにはクイーンサイズと記載されていますが、キングサイズでした）。枕やマットレス、掛布団は標準的な仕様できちんとしたものが使われており、とても快適に休むことができました。
浴室 スーペリアルームの浴室にバスタブはありませんでした（他のカテゴリーの客室は不明）。寝室と浴室の間は一部がガラス張りになっており、浴室側からブラインドを下すことができるようになっていました。
シャワーブースは十分なスペースがあり、小物を置く棚も比較的大きなものが取り付けられていました。シャワーブースのシャワーはレインシャワーとハンドシャワーで、水圧は良好な水準でした。ハンドシャワーのシャワーヘッドはお湯の出し方を変えられませんでしたが、細かい水の粒子が出るタイプで、とても快適でした。お湯の温度も安定していました。また、シャンプーやソープ等には、タイのナチュラルコスメ・スパブランドMt. Sapolaの製品が採用されていました。
トイレには東南アジアのホテルでは定番のホース式の洗浄機能が付いていました。
デスクワークの環境 デスクワークの面では、十分な環境が整備されていました。ライティング・デスクは、一枚の板が横に長く設置されているタイプで、使いやすい構造でした。デスク部分の正面には電源やUSBポートが揃っていました。また、椅子は高さの調節ができるタイプでした。部屋の照明も明るかったです。
ネット接続 LANケーブルやケーブルの差込口は室内にはなく、有線接続のサービスはないと思います（詳細不明）。WiFiは無料で利用できます。ホテルのネットワークへの接続に必要なパスワードが記載された紙はチェックイン時にもらえました。通信速度は、計測するとかなりの高速で、実際とても快適に利用できました。
電源、AV機器等 コンセントはデスクの前に3、ベッドの両脇に各3（そのうち１つは棚の裏）、湯沸かしポットの奥2、浴室2、計13の空きがありました（いずれも日本のプラグがそのまま利用できるタイプ）。また、デスクの正面にはUSBポートもありました。AV機器については、サムスン製の大型液晶テレビがあるだけでした。寝室の照明のスイッチは、スタンドやクローゼット内を除く天井の照明のみ、ベッド脇で調整できました。
エアコン 温度・風力の調整ができるタイプで、双方とも正常に機能していました。音はわりと大きめでしたが、よく冷えました。
ドライヤー ブランド不明のドライヤーで、風力の切替はなく、温度は3段階の切替がありました。風力は十分にありました。洗面室等の壁には固定されていませんでしたが、コードがかなり短く、使い難かったです。
収納スペース 洋服等の収納は、クローゼットや棚等が多数あるほか、スーツケースを広げたまま利用できるバゲッジラック（小サイズ）もあり、十分なスペースが確保されていました。
窓・眺望 窓は大きく取られています。眺望は部屋の向きによって異なると思いますが、ホテルの建物の周辺に眺望を遮るものはなく、客室は23～32階となっているので、基本的に見晴らしは良好だと思います。自分が利用した2416号室はパボンヨーティン通りの逆側に面していて、右側にはバンコク中心部の高層ビルが、中央には高速道路を走る車が見えました。また、眼下には庭付きと思われる高級住宅が点在し、プール付きの家も何軒か見えました。
7 日本語／日本人 テレビのチャンネルは少なく、タイ語のチャンネルしかありませんでした。NHK（日本語、英語）やその他の日本語放送、英語放送は視聴できませんでした。スタッフとのやり取りは英語で、室内には（日本語も含め）案内自体がありませんでした。
客層は欧米系が大半を占め、次に中華系が多いように見えました。少数ですが日本人も見かけました。中国本土からの団体客はいないようでした。
8 警備／鍵 鍵は電子カードキー式です（要返却）。エレベーターにセキュリティ機能は導入されていませんでした。エントランスにスタッフが常時いる感じもなく、セキュリティ面の対応は特に行われていないようでした。
9 朝食 レストランHilly’sの朝食ビュフェを1日だけ利用してみました。今回の宿泊プランには朝食が含まれておらず、一人当たりの料金は450バーツ（税サ込、約1,600円）でした。
朝食ビュフェの品揃えはまずまずのレベルで、料金相応の印象でした。着席からナイフ・フォーク等の準備等まで、ほとんどすべてがセルフサービスでした。
料理の面では、惣菜、野菜類がわりと充実していたほか、（飲みませんでしたが）スープも何種類かあり、その中に味噌汁もありました。また、オムレツ等の卵料理を作ってくれるコーナーもありました。また、料理はきちんと作られている印象でした。このほか、ハム・ソーセージ、チーズ、ヨーグルト、粥、フルーツ、シリアル、パン類等が一通り揃っていました。ただし、パンの種類がかなり限定的だったほか、ジュースはオレンジとアップルのみ、チーズも1種類のみ、麺コーナーやパンケーキ・ワッフル等はない、といった具合でした。
一方、マナーの悪い団体客はおらず（走り回る子供はいました）、料理の補充もわりとこまめに行われていました。また、このレストランには（暑いですが）屋外席もあり、見晴らしも良好です。食事自体に贅沢な感じはないものの、しっかり、ゆっくり食べたい人でも不満を感じることのないレベルだと思いました。
ルームサービス ありませんでした。
レストラン 利用しませんでした。
10 プール 最上階（33F）にインフィニティプールがあり、水深60cmの浅い部分と通常の部分に区切られていました。細長いので、しっかり泳ぐことは可能です。水の透明度はそれほど高くありませんでしたが、濁って底が見えないというほどではありませんでした。日当たりは午後のほうがよいようでした。デッキチェア（日除けなし）は8台ありましたが、自分が行ったときは午前も午後も欧米人に占拠されていました。欧米人の宿泊客が多いため、デッキチェアを確保するのは至難の業だと思います。チェアを確保できなかった人は、プールに隣接する屋内スペース（HILLTOPS SKY BAR）のソファに寝そべったり、プールサイドにバスタオルを敷いて横になったりしていました。単に泳ぐだけの場合も、手荷物を置く場所に苦労するかもしれません（更衣室のロッカーは利用可）。
ジム ジムは6:00～22:00まで利用可能で、とても充実していました。設備としては、有酸素運動用マシン（個別テレビなし）と筋トレ用のマシンが各々十数台、ダンベル（2.5kg～25kg）、角度調節が可能なベンチ、ベンチプレス用設備、スミスマシン、バランスボール、ヨガマット、ステップ台がありました。スクワット用のラックがない以外、ほとんど基本的な設備はほぼ揃っており、一般のジムと同程度の充実したトレーニングができるレベルです。
更衣室 あります。
その他 更衣室の中に、スチームサウナがありましたが、あまりスチームが出ておらず、稼働していない時間もありました。
11 サービス チェックイン（22:00頃）は問題なく終わりました。こちらから聞かなくても、朝食やWiFiについて説明がありました。また、禁煙に違反した場合のペナルティ？に関する誓約書への署名を求められました。
チェックアウト（深夜0時頃）も問題なく終わりました。部屋の確認をするので5分待つように言われ、ロビーのソファに座って待っていたら、しばらくしてOKですと声がかかり、無事に解放されました。
室内清掃は午前中のわりと早い時間に完了していました。
12 その他 特になし。
13 総括 1泊8,300円で、とても満足度の高い滞在ができました。ベッドやシャワー等、基本的な部分はとてもしっかりしているので、贅沢を望まず、駅から6分程度歩くこと、バスタブがないことに納得できれば快適に過ごせると思います。特にドンムアン空港を利用する場合は、空港往復の利便性が高く、中心部からもそれほど離れていないので、利用価値が高いと思いました。
歯ブラシ、ソープ等 ソープ等にはタイのナチュラルコスメ、スパブランドMt. Sapolaを採用
トイレは洗浄機能付 シャワーブース1：レインシャワー
シャワーブース2：ハンドシャワー、小物を置くスペース シャワーブース3：床は広々
クローゼット1：セーフティボックス等 クローゼット2：スリッパ等
電子レンジ、湯沸し、コーヒー、カップ等 冷蔵庫（空）：冷凍庫付きの大きなサイズ
ベッド脇の棚、コンセント等 眺望1
眺望2 眺望3
眺望4 眺望5：プール付きの家が点在
眺望6：レストランHilly’sの屋外席から1 眺望7：レストランHilly’sの屋外席から2
外観1：当ホテルが入居する複合ビルAri Hills 外観2
外観3：エントランス  プール1
プール2 プール3
プール4 プール5：水深60cmの部分
レストランHilly’sの朝食ビュッフェ1 レストランHilly’sの朝食ビュッフェ2
レストランHilly’sの朝食ビュッフェ3 レストランHilly’sの朝食ビュッフェ4
レストランHilly’sの屋外席1 レストランHilly’sの屋外席2
Wifiの速度計測結果 当ホテルが入居する複合ビルAri HIlls内のカフェ、レストラン等
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